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2010年9月26日 (日曜日)

ベーム/アラベラ

P1110478 R・シュトラウス:歌劇「アラベラ」
マリア・ライニング(アラベラ)
リーザ・デラ・カーザ(ズデンカ)
ロゼッテ・アンダイ(アデライデ)
ハンス・ホッター(マンドリーカ)
ホルスト・タウプマン(マッテオ)
ユリウス・パツァーク(エレメール)
ヨゼフ・ヴィト(ドミニク)
アルフレート・ポエル(ラモラール)
ヘルマ・ハンドル(フィアカーミリ)
その他
カール・ベーム指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団・合唱団

(1947年ザルツブルグ音楽祭)

過去記事:R・シュトラウス・アラベラ

(あらすじは過去記事を参照のこと)

ご覧の通りのすげえつまんないジャケット。これはレコードである。レコードを買うという情緒のかけらもない。CD出始めにレコード屋で余ったレコード輸入盤を投げ売りしており(レコードとしては新品)、ベームのシュトラウスシリーズを何種類か売ってた。私が初めて聴いたアラベラである。ちょっと前までCDで売ってたのに、HMVのネットショップで見かけないので廃盤になってしまったのであろうか。

最初に聴くべき音源ではないと思った。やはりシュトラウスは最初はいい録音で現代に近い歌手で聴くべきである。ヤノヴィッツとか・・・ヴァラディとか・・・ねえ。好みの問題だが。

何と言うか、このレコードで聴くこの曲はとても落ち着かない印象を受けた。昔の白黒アニメーションみたいな。くるくる落ち着かなく登場人物が動き回る。そんな印象を受けたので、あんまりこの曲は始め好きでなかった。(今はシュトラウスのオペラではかなり上位)

どうしてそんな印象を持ってしまったんだろう。今は色々なシュトラウスのオペラになじんだもので聴く耳を持てたというか、久しぶりに聴いてさすがはベーム、いい演奏であると思った。音は悪いけれども(仕方ない、古いんだもん)。

しかし、このレコード(録音)にもいろいろ問題はある。

・まず何よりも、デラ・カーザがアラベラでなくズデンカなこと。主役のライニングは当時ウィーンを代表する歌手の一人で(たぶん)デラ・カーザはまだ若かったんだろうと思う。でも・・・どうしてもズデンカのほうに耳が行ってしまう。ライニングも悪くないんだけど、ポップやヴァラディに慣れているとやや歌唱が古く個性も希薄に感じる。

・二つ折りのしょぼい解説書がついてて、写真はたくさん載ってるのに何故か別に美人でもないライニングの写真がいっぱいでデラ・カーザの写真がないこと。おそらくこの役のデラ・カーザの写真が残ってなかったんだろう。可愛かっただろうなあ、デラ・カーザのズデンカ。

・フィアカーミリの声がキチ○イじみててコワイ(コワカッタ)。でも今回聴きなおしてみてそんなに怖くなかった。慣れたんだろうか。

一方このレコードのよいところは。

・ベーム指揮ウィーン・フィルであること。録音がモノラルでイマイチ貧相だが(かなり頭の中で補うことが必要)第2幕などやはりこの曲はウィーン・フィルじゃないとダメだとまで思ってしまうほど美しい演奏。まさに作曲者直伝というか。そういえば上演時にまだ作曲者は生きてたんだね。

P1110476_2  ・まだ若いハンス・ホッターのマンドリーカ。あのマンドリーカが最初に登場するときの(何か有難い感じの)音楽は、ホッターよりも似合う歌手はいないと思う。ヴォータンとは違う、神じゃないホッターが聴けて珍しい。あのホッターが観客の笑いを取るなんて(爆)夢のようだ。

・デラ・カーザのズデンカはやっぱり可愛い(まあ、声だけだが)。つか、ズデンカって役自体が好きだ、私はw。

で。

ご存じのとおりこの曲がもうすぐ新国立劇場で上演されるんだが、この曲の実演を聴くのは私は本当に久しぶり(前回の新国のは行かなかったんで)。伝説のサヴァリッシュの公演を超えることはまずないと思うが、かなり期待しています。

あと、新国常連の妻屋さんがまともな人間の役で初めて見られるのでそれも楽しみ(だって・・・巨人役とかマッドドクター役しか見たことないんだもん)。

(演奏とは関係ないけど。私はこの曲の最後が大好き。終わると同時に間髪いれず幕が閉まるとカッコイイんだよね。)
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最後に・・・やっぱりレコードでオペラってとってもめんどくさい。

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2010年9月25日 (土曜日)

語るほどでもない話2

食いしん坊なので音楽以外はついつい食べ物の話ばかりになってしまう。

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<家で焼き肉の話>

家のお米が切れたので、新米を求めに近所の商店街へ。「茨城県産こしひかり」を買いに。

(私はこしひかりは茨城県産か滋賀県産と決めている。一般的に一番よいとされる「新潟県産」とか「魚沼産」は何故かウチの土鍋で炊くと水っぽくなりすぎてあんまり芳しくない。水加減を工夫してもダメ。ちなみに滋賀県産は滋賀県アンテナショップがつぶれたので近所で手に入らなくなってしまった。アレは本当に美味しかったなあ。)

で、ふと見ると新しい肉屋さんがいつの間にか開店しており。今日開店らしくセールをしていて人々でにぎわっていた。そんなにすごく大きな店でもないのだが、店内がほとんど肉(あとは調味料とかハムとか惣菜)なのは壮観である。とくに牛肉の充実は近所の肉屋感がぶっとぶほどで「5等級」って高級食料品屋以外で普通に売ってるの初めて見た。神戸牛とか松坂牛とかの部類なんだろうか。

私は「あー」とか「おー」とか(心の中で)大騒ぎしながら見ていた。こんなに心が騒いだの、初めてワーグナーのオペラを観に行った時以来(そんなアホな)。肉食系男子だったら鼻血を出してしまいそうだ。

で。

店の外では開店セールの「ステーキ弁当」と「焼き肉弁当」と「とんかつ弁当」を売っていた。ボリュームたっぷりで美味しそうだったし500円前後と安価だったので飛ぶように売れていた。でも。せっかく新米を買うのだし、お肉を買ってウチで焼き肉定食をしたほうが安上がりじゃないの?

とふと見たら。店内の量り売りで100g99円という味付け牛肉があった。あとは焼くだけって感じで厚くて大きくてなんだか凄く美味しそうだ。でも焼くと堅くなっちゃうかも?とか考え、ちょっと控えめに200gほど計ってもらって購入。

家に帰って新米を炊き、買ったうち半分だけ肉を焼いた(フライパンでw)。サンチュのサラダも作った。赤貧なウチにしては豪華なランチができた。

P1110475_3   

食べてみたら・・・何でもっと買わなかったんだろうと思った。とても柔らかくてジューシーなお肉だった。厚さ2~3ミリはあったような。あたしの中ではこの肉は「焼肉」じゃなく、「ステーキ」と言ってもいいくらいだ。たくさん買って冷凍しておけば会社のお弁当にでもできそうである。(春巻き一本とか)貧相なことで有名なあたしのお弁当が、一気にセレブにランクアップすること間違いなしである。

明日もう一回行ってみようかなあ・・・。

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大喜びで翌日も肉屋に行って、沢山買って実家にまで持っていったが・・・調べたら「ハラミ」って内臓だった。なんか安いと思った。美味しいからいいけど。

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2010年9月23日 (木曜日)

エルガー/生命の光 グローヴズ

エルガー:「生命の光」
マーガレット・マーシャル(盲目の男の母)
ヘレン・ワッツ(語り手)
ロビン・レゲイト(盲目の男)
ジョン・シャーリー=カーク(主イエス)
サー・チャールズ・グローヴズ指揮/ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団、リヴァプール・フィルハーモニック合唱団


未来記事:エルガー/生命の光 大友直人/東京交響楽団

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来月日本初演されるという「生命の光」である。おそらく聞きに行くものと思われるが(まだ券買ってない)、来月実はコンサートやオペラの予定がほぼ毎週あるので(ぎょえ~)、恐らく予習をする(気持ちの)余裕はあまりないと思われる。なので本日は雨の休日を利用してじっくりと?予習。

だが。

何かを書こうにも私の入手した音源には日本語解説&対訳(歌詞もw)がない。珍曲なのでまあ当然なんだけど、結構これって苦しいんだが。うああああ。ただ聴いてるぶんにはいいんだけど、全然頭が曲の内容を受け止めてくれないです、ハイ。

で、ネットにあった英語の解説を見ながら自分の印象をちらほらと。海外旅行から離れてン年。相変わらず怪しい中華料理屋の日本語メニューみたいな訳ですいません。違ってるかもしんね。

つか、オラ仏教徒だもんでキリスト様の言葉がわかんねえだ。

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「生命の光」は、65分ほどのオラトリオである。テキストは E. Capel-Cure牧師による。初演は1896年のウースター音楽祭。

このオラトリオは、聖書における盲目の男性に起こった奇跡を描いたものである。
配役は  盲目の男の母親(ソプラノ)、語り手(コントラルト)、盲目の男(テノール)、主イエス(バリトン)

<1> 曲は管弦楽のための「瞑想」で始まる。ブラームスっぽい神秘的な雰囲気からすぐに滋味深いエルガーらしい旋律へ。

<2> 最初の声楽は寺院でレビ人が歌う男声合唱("Seek Him")であり、それに続き盲人が光を祈願する短いテノールソロ ("O Thou, in Heaven's Dome")に至る。

<3> コントラルトによる短いレシタティーヴォに始まり、「その人は罪を犯した」の合唱に至る。

<4> 表情豊かなソプラノのソロ("Be not extreme")で、盲人の母は彼女の息子が他の罪によって罰せられたことはないと断言する。

<5> イエス(バリトン)が「どれもこの男の起こした罪ではない」と歌う。シャーリー=カークが大変素晴らしい。やはりイギリスものはこの人でなくては(個人的にはファンなので)。

<6> 合唱による輝かしい「暗闇からの光」。来るべき奇跡を予感させる。(ここは結構クル。)

<7> 盲人の目には油を塗られ、シロアムの池で洗うように言われる。(シロアムの池とは良く知らんが聖書に出てくる奇跡の池らしい。ルルドの泉みたいなものか)

<8~9>「父の慮りを疑うなかれ」("Doubt not thy Father's Care") ソプラノとアルトのための表現力豊かな合唱。並みはずれたインストルメンタルのアンサンブルが続く。盲人が奇跡に関して彼の隣人によって質問される。

<10~11> 盲人は質問に答えて語る。それに関してバリサイ人の活発な対話が続く。

<12> コントラルトの語り手のためのアリエッタ。 ("Thou only hast the Words of Life")

<13> 奇跡を疑っているユダヤ人が母と盲人に質問する光景がドラマティックな管弦楽によって効果的に描かれる。

<14> 女声の美しいソロと合唱("Woe to the Shepherds of the Flock") 。

<15> 主イエスの彼が癒した男との対話。("I am the good Shepherd")。

<16> 合唱による輝かしい終曲 ("Light of the World")。

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まあ、はしょって言えば 「キリスト様が盲人を見えるようにして下さった、ああ有難や有難や」 という話である。それさえわかればもう半分は曲を理解したと思っていい(かな?)。まあ、あたしみたいに聖書に無縁の仏教徒には親しみやすいとは言えぬ内容だが、曲自体はとても親しみやすくドラマティック。「生命の光?何それ新興宗教??」とかちょっと恐れていたけどいい曲でした。

icon ←グローヴズ盤は廃盤のようなのでヒコックス盤。 icon

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2010年9月20日 (月曜日)

語るほどでもない話

「友人に語るほどでもないけど誰かに話したい」という別に面白くもない話のシリーズを設けようととっさに思ったので第一回。でもこのシリーズ続くのかどうか未定。

<送別会の話>

先日、会社の隣の男の子が急に辞めるっていうので(上司には前から言ってあったようだがあたしは知らなかった。結構仲良かったんだが)、送別会を開くことになった。

で、課長が「何かいい店ないかなあ~~~。うううう」とかネットを見ながら頭をかかえて悩んでたので、あたしはぐ○なびでちらちらと見て「こ、この中華料理屋なんかいいんじゃないですか?飲み放題で2980円なんて安いし。」とか適当に半ば冗談で言ってみたら「あ、それがいいや、それにしよう」とか言って間髪いれずに電話をかけて予約しちまった。

なんかイヤな予感。

で、当日。あたしのいやな予感は少し当たってしまった。そのお店はなんか全体的にちょっと不衛生な感じがした。ビールをついでもらうのにグラスをあげようとしたら小皿にひっついて一瞬取れなかった。なんか皿がベトベトしてるし。

何このキタナシュラン。

ああ、どうしよう。あたしが選んだお店。大丈夫かなあ。
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しかし。

ウチの部署の人はみんな優しいので、なんかちょっと固まってる私を楽しませようと気を使ってくれた(のか??)。中国の方の経営してるお店なもんで、飲み物メニューに「サイダ」とか「カルビス(カルスじゃなくてよ)」とか書いてある。それを見て「きゃー、あたしはこの『さいだ』って飲み物にする~~~」とか、「この『かるびす』という飲み物は肉でも入っているのかな?」とかみんな大ウケしてくれた。『こんなことくらいでホントにこんなに受けてるんだったら、ロンドンの中華料理屋のメニュー見たら悶絶ものだな』とか思った。

おまけに、そのメニューの紙は半分油で字が滲みきってて、なんだかちょっとおどろおどろしいものになっていた。部長が「な、なんかこれ『本当にあった怖い話』みたいなメニューだな、あはは」とか笑ってくれてた。

みんななんて優しいんだ。

しかし。

幸か不幸か(いや幸だろう)、料理はなかなか美味しかった。こんなに安いのにエビチリソースとかも出たし(エビでっかかったぞ)。餃子なんかジューシーで美味しい餃子だった。何故かチャーハンは食べ放題だったので(しかも笑えるほど盛りが多い)、みんなおかわりしていた。美味しいんだけど何というのだろう、昔懐かしい味の素ごっちゃりの中華料理屋さんのチャーハンであった。付け合わせによくついてくるスープが凄く飲みたくなった。残念ながらついてなかったけど。

というわけで、はちきれんばかりに食べて飲んで何か知らんがゲラゲラ笑えてとってもいい送別会だった(のか??)。まあ、次の宴会で使うことはないと思うけど、個人的にはもう一回餃子とチャーハン食べに行きたいなあと思った。店の名はナイショだ。

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2010年9月19日 (日曜日)

ネットラジオでポーランド音楽を聴く31

更新という名の雑談。

昨日は、高校のブラスバンド部のOB会(いったい何年ぶりなのやら)だったのだが、高校に向かう道の商店街はずいぶん変わってた。私の通ってたレコード屋(!)はもうとっくに消滅。なんだか懐かしい感を通り越して・・・本当にこの道を3年間歩いてたのかなあ・・・と不思議な気分がした。

OB会(飲み会)は盛り上がり、騒ぎすぎて今日は肉体疲労。会社でも友達とでも飲み会の翌日の疲労は半端ない。私は普段はおとなしいんだけど酒が入ると普段の倍くらい声がでかくなり5倍くらい良く喋る。まあ、愚痴ばかりで周りを暗くしてしまうよりはいいのかもしれんが。外見にとくに問題はないのにとうとう嫁にいけなかったのはこのせいではないかと思う今日この頃(しょぼーん)。誰か紹介してくれ。
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・ベネディクト・コノワルスキ Benedykt Konowalski(1921~)フルートと管弦楽のための協奏曲
まあ・・・現代音楽っぽいのだが結構聴ける。が、途中で「アレ?これハルサイ?」。「ジャン!ジャン!ジャン!ジャン!」みたいに弦がリズムを刻むとこが出てくる。盗作はだめだよコノワルモノスキ。

・ロムアルド・トウァルドウスキ Romuald Twardowski(1930~)ポーランド人の詩による五つの歌曲「海の顔」
テノールとピアノによる曲。ポーランド人特有のテノールの声(リリックでやや軟弱な感じ)で素晴らしい。。

・ザレンプスキ ポーランド組曲
ラジオを聴き流してて、てっきりショパンかと思ったらザレンプスキ先生だった。「全然聞いたことない新発見のショパン」みたいな感じ・・・でもこれは盗作ではないよ。何というか少し印象派の入ったような独特のリリシズムはこの作曲家独特のもの。

・スタニスワフ・ウィスウォツキ Stanisław Wisłocki (1921~1998)ピアノ協奏曲
ポーランド版ウィキペディアでは指揮者姿の写真なんで指揮者で有名なのかな。ショスタコーヴィチプラスラフマニノフみたいな感じだがなかなかよい。

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お買いもの話。略して買いバナ。

隣町の惣菜屋「末広屋」は(前にも書いたけど)非常にポイント高いお店である。「こうべや」の「ゆだね」って食パンが普通に一斤60円で売っている。賞味期限切れでもないし特に問題もないので不思議。まあ早く買いに行かないと売り切れるけど。あとは「にほんハム」の業務用薄切りロースハム500gが450円くらいで売ってたんでゲット。賞味期限は12月とまだまだよ。最近社販がないので冷凍庫で切れて困ってた。(まあ社販だともっとべらぼうに安いんだが)

スイーツ好きにはお馴染み?の「お早う乳業」のプリンが2個105円で売ってたので二種ゲット。もちろんどっちも美味しかったけど「もちっと食感なんちゃら」のほうがさっぱりしててもちもちしてて美味しい。好みだわ。

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2010年9月12日 (日曜日)

二期会/魔笛 (実相寺昭雄演出)

Mateki2010_thumbモーツァルト:歌劇「魔笛」
小鉄和広(ザラストロ)
小貫岩夫(タミーノ)
多田羅迪夫(弁者)
塩入功司(第1の僧侶)
加茂下稔(第2の僧侶)
安井陽子(夜の女王)
増田のり子(パミーナ)
桑田葉子(第1の侍女)
磯地美樹(第2の侍女)
金子美香(第3の侍女)
青木雪子(第1の童子)
金原智子(第2の童子)
北村典子(第3の童子)
鈴木江美(パパゲーナ)
友清 崇(パパゲーノ)
羽山晃生(モノスタトス)
吉見佳晃(第1の武士)
小田川哲也(第2の武士)
寺田 農(魔木)
ピグモン、メトロン星人、ジャミラ、シーボーズ、テレスドン、カネゴン その他

テオドール・グシュルバウアー指揮/読売日本交響楽団・二期会合唱団
演出:実相寺昭雄



二期会HP
http://www.nikikai.net/lineup/mateki2010/index.html

昨日(11日)鑑賞。私が舞台やコンサートで実演に接した歌手の方が多く出演しているため、モーツァルトにも関わらず券をゲット。まあウルトラ怪獣が見たいというのもあったにはあったが。

飯守さんの「ワルキューレ」その1
(増田のり子さん、小鉄和広さん、桑田葉子さん)

あらかわバイロイト・パルシファル
(小貫岩夫さん)

ワーグナー「妖精」東京オペラ・プロデュース
(羽山晃生さん)

アルミンク/七つの封印の書
(増田のり子さん)

飯守さんのカルミナ・ブラーナ
(安井陽子さん)
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Pa0_0505_2←ロビーに飾られた、ウルトラマン。出演は無し。

  場内に入ると。意外とお子さん連れみたいな方は少ない。もっと子供がうじゃうじゃ走り回っているのを想像したんで拍子抜け。まあ、子供席5000円て高いよね。ディズニーシーにでも連れてったほうが喜びそうである。

まあ、そんで二階席に上がろうとしたら主婦様たち一団に遭遇。「このお姉さん(案内係)についてったらちゃんと案内してくれるわよ!」と大声で騒いでる子供・・・じゃなくて女性。一瞬「オペラパレス観光ツアー」かなんかでガイドさんが先導してんのかと思った。
その後その方は「○○さ~ん!!こっちよこっち~~!!」と階下に向かって叫び始めた。大人の社交場?のはずのオペラハウスがイオンのバーゲン会場に変身した瞬間であった。

さすがはモーツァルト・オペラだ。違うか。

で、席ですが。B席とケチったわりにはいい席。二階席の一番目のはしっこだったが舞台がほとんど切れることなく見ることができた。こんな席でも結構アリなのね。今度からここらへんで見よう(空いていればだが)。土曜だというのに結構空席があった。私の前はほとんど空いてたのでそれもありがたかった・・・が、二期会的にはどうなんだろう。

で。演出については詳しく書くとトンでもなく長くなるのであんまり書かない。随所随所に出てきて怪しいダンスを踊る怪獣さんたちには癒される感はあったものの、よくよく考えると「ナンデ?」感はあった。面白かったけんども。

出てくる怪獣はどれも「あんまり悪さをしない友好的な怪獣」と記憶する。というかウルトラQ世代でもウルトラマン世代でもないので薄い記憶しかないが。カネゴンは画学生のときヲタのクラスメートからウルトラQのビデオを借りて見た。メトロン星人というのはあんまり記憶がないが、ウィキペディアによると

宇宙の彼方にある紅い星メトロン星から地球に侵入した宇宙人。狡猾な戦略で知られる宇宙人で、地球だけでなく、これまでにも幾つかの星を侵略している。地球上では北川町のとある安アパートを拠点として、人間に変身し活動していた。潜入したダン(ウルトラセブン)と、宇宙人の姿で対面。朗らかな口調で語りかけ、ちゃぶ台を挟んであぐらをかくという人間社会にすっかり馴染んだ姿を披露した。

ということである。なかなかひょうきんな怪獣さんね。

パンフレットに写真入りで載っている怪獣さんのほかに、パパゲーノが毒ガス銃?で撃ち落とした怪獣(ペギラかな?)とか、胴にダダみたいな顔がある複雑な作りの怪獣(いかにも装着して踊るのは苦しそうだ)などが登場。見たことあるけど名前がわからない。

・・・いや、もう怪獣の話はいいって?では出演の歌手について。

タミーノの小貫さん。前に聴いた時はパルシファルだったけど、やっぱりこのお声の本領を発揮できるのはタミーノであろう。相変わらずの美声。そしてハンサムなのでこの役にぴったり。インチキサムライっぽい衣裳はちょっと最初びっくりしたけんども。日本の王子だもんでな。

パパゲーノの友清さんは芸達者な方で(役柄的に当たり前なんだけど)セリフのところも随所笑いを誘ってたしよかった。いざアリアを歌いだすと声が素晴らしいので「あ、この人オペラ歌手だったんだ」って思いだす感じ。昨年の「カプリッチョ」に出演されてたようだが、私は別の回だったので残念見てない。

同様に芸達者だったのがモノスタトスの羽山さん。ヒーロー役だって似合ってしまう羽山さんなのにエロの化身みたいなモノスタトス。エロカッコイイというか。

パミーナの増田さんは、今や「彼女が出てたら絶対このパートは安心」という絶大なる信頼を持っている(私がw)。今回も安心して聴いていられるリリックでチャーミングなパミーナを歌唱。青色ピーチ姫?って感じの衣裳はどうかと思うが。

で、まあ「魔笛」では大抵の人がこの役のアリアを聴きに行くんであろうと思う注目の夜の女王であるが、安井さんはいつものようにキュートなお声で高い声をガンガン響かせていた。すすすごい。やっぱりナマで聴く夜の女王は素晴らしい。しかし、母親の情愛みたいなのも存分に感じられたので「あ、こういう役なんだなあ」とか感心した。常々「コロラチュラの役なのになんで母親なのよ?」と思ってたもんで。

P1110473 パパゲーナ役の鈴木さんは、それこそ萌え系のピンク衣裳で大変可愛らしく・・・というかなんだか知らんが、パパゲーナがおばあさんの衣裳を取ってカワイイ女の子になるシーンが(ビデオとかでも)結構私は泣きどころなんである。「ええ~??なんで~??」と思われるかもしれんが。今回も「ああ、ダメだ、来るな~~~」みたいな感じでこらえるのがやっとだった。「パパパのアリア」も結構ダメだ、クル。何でだかわからん。

(同様に「何故か泣けるシーン」として。
・「ホフマン物語」のアントーニアのお母さんが出てくる場面。
・「ボエーム」のムゼッタのアリアの最後。
・トーキョー・リングの「ジークフリート」の森の小鳥さんがかぶり物を脱いで歌い始める所。
以上、もっとあるのかもしれないけど。)

話戻って。意外とこのオペラでは目立たぬところで面白い僧侶二人の役の人々もとてもよかった。片方は美形の塩入さんと、もう片方はなんだかタモリ倶楽部とかにでも出てきそうな容姿の加茂下さんのコンビネーションが妙によかった。

P1110471 それと。最後のほうで日本を代表する俳優の一人であり、ムスカ大佐の声でお馴染みの寺田農さんが樹木の着ぐるみを着て登場。パパゲーノに首つり自殺を迫る。この名優(岡本喜八監督映画「肉弾」など。何故か大谷直子さんのヌードを覚えている)がこんなカッコで舞台に登場するのか不思議な感じだが、楽しそうだったす(実相寺監督の関係で出演)。キャプテンウルトラの小林稔侍さんを何故か思い出した。

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音楽面について。モーツァルトのオペラを見るのがたった2回めの私なので何ともいえないんだけれど(前回は遠い昔にサヴァリッシュが振った魔笛)、ウィーンの名匠グシュルバウアーの指揮は「ああ、これがモーツァルトなんだなあ」という美しい音楽づくりであった(気がする)。それにしてもセリフは日本語で歌唱はドイツ語という上演だもんで、セリフが終わったかどうかってわかるもんなんだろうか・・・と少し心配した。全く心配には及ばなかった。それどころかパパゲーノを制止する日本語のセリフまであった。ライトセーバーを振り上げて「トマレ~~~」みたいな(よく聴き取れなかったけど)。

Pa0_0504 とても面白かった。演出も素晴らしかったけど、こういった演出でなくとも十分音楽面だけでも高いレベルにあった公演だと思いました。

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←終演後のウルトラマン。「オレも出たかった・・・」

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そういえば、似たようなコンセプトでワーグナー「ジークフリート」の演出なんかも見たかったと思った。今はもう叶わぬ夢だが。
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Pa0_0503 終演後に行ったお好み焼き屋の看板娘「とみこ」。料理の写真はなし、スマヌ。

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2010年9月10日 (金曜日)

貰いもん。

最近貰いもんが多い。今いる会社はただでさえ社販が多く、安価で半ば強引に買わされた(倉庫で余った)揚げエビ春巻きが(一時期)大量にウチの冷凍庫にあり、毎日お弁当のおかずはエビ春巻きという生活が一か月。まあまあ美味しいのが救いだが、それでももう当分春巻きは食べたくない。まだあるんだが。

で。

今週頂いた、桃。大きな桃である。といっても平均的な桃の大きさをすっかり忘れているんだけど。測ったら直径9センチあった。これって大きいのか?

P1110468
桃が4つ。桃は決して嫌いではない。どっちかっつーと好き。桃というと高校の時ブラスバンドの合宿で行った、長野の善光寺の前で売ってたネクタリンという小さい桃の美味しさに感動したのを今でもとてもよく覚えている。あれは美味しかったなあ。

でも、今回貰ったのは普通の桃。今年は果実系が異常気象のせいで不作だとテレビで言ってた。ということはずいぶん高いものに違いない。有り難い。

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有り難い・・・か?

4つも貰うとどうも途方に暮れてしまう。土日の前とかだったら実家に持っていくという術もあるんだが、もらったの月曜日。ウィークディに実家に届ける元気がない。

しかも。結構すでに充分熟れている。熟れ度は色々で、食べごろなものから人間でいうとサッチーくらいのもある。毎日夕飯後に桃を一個づつ食べるって結構苦行。日に日に痛んでくるし。

月曜にサッチーから食べ始めて、木曜日にやっと完食した。なんだか凄い到達感があった。食べ物を粗末にしなかったという充実感で溢れていた。桃は美味しいとこもあれば水っぽくて「うーん」と思う部分もある。今年は不作であるっていうのがよくわかった。

やっと食べ終わったと思ったら、今度は別のジャンルの食べ物を頂いた。

「生ハム」である。

でも。たったの一パックだったので、余ったら冷凍にしておけばいいやとか軽い気持ちで頂いたのであった。

しかし。

生ハムって美味しいんだよね。こんな美味しいと思わなかった。ヤバイよ。

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何がヤバイかっつーと。パスタにしてみたんだけど。

P1110470
作り方は超簡単。

1.大きなフライパンに水を沸かし、塩少々とパスタ100gをブチ込み(パスタは半分に折る)、説明書通りの時間茹でる。

2.茹でている間に生ハムを細切りにする。ボール(またはどんぶり)にエキストラバージンオリーブオイルを大匙2杯、粉チーズを大匙一杯、塩小さじ半分(ハムの塩分で調整)、黒こしょうをたっぷり入れて混ぜておく。

3.茹であがったパスタをボールに投入、混ぜる。生ハムと家にたまたまあった万能ネギの小口切りを入れて更に混ぜる。お皿に盛って出来上がり。

えー?こんなに簡単? 卵かけご飯くらい簡単よ。

(本当は、万能ネギはルッコラやバジル、イタリアンパセリだったりするともっと本格イタリアン。イタリアン高橋。さらにチーズはパルミジャーノ・レッジャーノだったりすると至福の味に・・・なるはずだが、これ以上美味しいとデブの元になるから薦めない。)

ホントに食べすぎ注意である。

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2010年9月 7日 (火曜日)

フェリアー/四つの厳粛なる歌

P1110469 ブラームス:四つの厳粛なる歌(サージェント編曲)
カスリーン・フェリアー(コントラルト)
サー・マルコム・サージェント指揮/BBC交響楽団
(1949年1月12日)

過去記事:バルビローリ&フェリアーの愛と海の詩

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9月だというのにまだまだ暑い。何か頭がどうにかなりそうだ。

今日、会社の事務所のドアをふと見たら、どっかからもらったと思しき温度計が貼ってあった。カード式の液晶の(数字が並んでる何か昔懐かしいタイプ)だったんだが、びっくりしたのが「34度」までしか表示がないということであった。今日は東京だって35度くらいあったはずだ。

この温度計を作った会社の人は「まあ日本では34度くらいまであれば十分十分楽勝楽勝」とか思ってたのかもしれんが、35度越えがごく日常の今年の異常な夏。今日は埼玉は38度まで上がったようだが、もし40度くらいまで行ったらこの温度計は壊れてしまうのだろうか・・・よくわからんのだが。

ということで、まだまだ気象は夏なのだが、心の中では秋を感じてみましょうということで、今日はブラームス。ブラームスって秋って感じしませんか?どの曲を聴いても秋って気がするんだが・・・・それってあああたしだけ?

で、うちにあるブラームスの音源はとっても少ない。その数少ない中の一つ「四つの厳粛なる歌」。子供の頃フェリアーの大ファンだったのでこの曲のレコードは2種類持ってる。一つは普通にピアノ伴奏のもので、今日取り上げるのはサージェント編曲のオケ版である。レコードで初出の時はあのバルビローリとのショーソンのウラ面(B面・・・て今の若者はわからんか)であった。高校生だったあたしはそれはもう心ふるわせながら、涙ながらにこの2曲を聴いたものである。

ずいぶん前にショーソンのほうはこのブログに書いたので、今日は(その時ちょこっとだけ触れたけど)ブラームスのほう。三浦先生の大変有難い解説を(恐れ多くも)のっけてしまおう、でも自分でPCで打つのは大変だな、ぶるぶる。
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サージェントがブラームスの<四つの厳粛なる歌>の管弦楽曲版を編んだのには、悲しい物語が秘められている。サージェントの一人娘パメラは快活で利発、誰からも愛される女学生だった。しかし彼女は7年間もの間、ポリオに悩まされていた。1944年の初め、彼女の病状は悪化し、主治医はサージェントにパメラの余生が幾ばくもないことを告げた。悲しみをこらえて帰宅したサージェントはバスルームへ入り、タオルで顔をおおっていつまでも泣いていた。「パメラはもう見込みがない」といってむせび泣いた。パメラは自分が長く生きられないということを知っていた。しかし、死という観念が彼女を怯えさせることはなかった。その生涯が短い人たちがよくそうであるように、彼女はおとなびて思慮深かった。彼女の生来の信仰が揺らぐことはなかった。

彼女が眠っている間、サージェントはベッドの傍らでブラームスの<四つの厳粛なる歌>の伴奏部のオーケストレーションをつづけた。その聖書から採られたテクストは『伝道の書』の暗さとすべて塵に帰る人間のむなしさから『コリント人への第一の手紙』の偉大な肯定へ至っている:「いつまでも、もちこたえられるのは、信仰と希望と愛の三つである。だが、最も偉大なのは愛である」。

(中略)

1944年8月23日、パメラ・ステファニー・サージェントは突然息を引き取った。その悲しい知らせをリヴァプールで受け取ったサージェントは、かねてからその日の来ることを覚悟し、心の準備をしているつもりだったが、駄目だった。彼は悲しみと絶望に打ちひしがれた。

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フェリアーはこの編曲版の演奏会で二回目の演奏(初演はナンシー・エヴァンス)を歌ったのだそうである。で、元はと言えばもちろんドイツ語なんだが、この録音では英語である。実はこれはドイツ語歌唱に慣れていると最初はキモチワルイ(「マスト・ダイ」とかさー)。なんかやっぱりブラームスはドイツ語で歌ってほしいものである。しかし、聴いてるうちに段々慣れてくる。第3曲目「死よ、苦痛な死よ」など、管弦楽も荘厳で美しく(何か後半はまるでエルガーみたいである、ほんとに。)、フェリアーの歌唱も神々しくて結構胸にクルものがある。とくに高音が美しい。

さて。

私はこのレコードがあまりに好きすぎて、もちろんCDまで買ってしまった。CDの余白にはレコードの時にはなかったファーガソンやワーズワースやらラッブラやらかなりシブイ歌曲が収録されている。中学だか高校のときだかにこれらもレコードで持ってたので、おそらくこれが私のイギリス音楽との最初の出会いだったのかなあと今考えると思ふ。あまりに選曲が渋すぎて、おこちゃまの私はここから発展しなかったけんども。(今聴いてもかなり・・・シブイがな)

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iconこれはブラームス録音集。アルト・ラプソディも収録。

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2010年9月 5日 (日曜日)

なぜか赤羽

甥の誕生パーティと称して姉夫婦に連れて行かれた(甥は未成年で全く飲めないのに・・・ただ何か理由をつけて行きたかっただけでしょうそうでしょう)。何故赤羽まで。赤羽そういえば用事がないので降りるの初めてだ。「すごいところに連れてってあげる」とな。何だろう、すごい所って(わくわく)。

Pa0_0500_2
飲み屋街の入口はなんかすげえ門構え。ドイツで言えばブランデンブルグ門くらいの期待感。「1番街」ってことは「2番街」とかあるのか?五番街のマリー。

通りは何だか昭和っていうか、ちょっと何これ戦後?みたいな感じでレトロ。ちょっと上野の飲み屋街に近い雰囲気かな。

で、わざわざ行った店がこれだ~。

Pa0_05021
屋根が暗くて写らん。「鯉とうなぎのまるます家」という店みたいですよ。店の中は本当に昭和初期みたいな感じ。二階に通された。二階は畳の部屋で落ち着く。くるまだんきちさんのとか有名人のサインがたくさん貼ってある。寅さんの映画に出てきそうな風情。店内写真は撮らなかったすいません。

タイトルロールの一つである「鯉のあらい」が名物みたいだけど、あたしはあんまり・・・。どっちかっつーと脇役の「馬刺し」と「ナマズの唐揚げ」のほうが滅法ウマかった。もうひとつのタイトルロールのうなぎの蒲焼は食べなかった。うなぎのアラ?か何かの酢の物みたいなのは食べた。美味しかった。

ここ有名みたいだな赤羽界隈では。

「あたしたちはすごく呑みます」という匂いを察したのか、グレープフルーツサワーを頼んだらサワー(酒がすでに入ってる)を一瓶とグレープフルーツ二つ分(半分に切ってある)と氷いっぱいが出てきた。こんなダイナミックな出方は初めてだ。

全体的に安く、なんでも美味しい。私の愛する上野市場といい勝負かも。しかし一階は(比べると)上野市場がお上品に見える感じがするほど・・・アレだな。女だけではあたしは入れない。

Pa0_0501

鯉とうなぎのまるます家
http://r.tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13003778/

帰りに酔っぱらって買ってもらったパン屋は結構美味しかった。
http://www.edmont.co.jp/delica_bakery/index.html

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2010年9月 2日 (木曜日)

アルミンク&新日本フィル/抒情交響曲

ブルックナー作曲:4つの管弦楽小品
望月 京作曲:ニグレド *世界初演
ツェムリンスキー作曲:抒情交響曲 op.18


ソプラノ:カリーネ・ババジャニアン
バリトン:トーマス・モール
指揮:クリスティアン・アルミンク/新日本フィルハーモニー交響楽団
(サントリーホール)
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会社をサボって参戦。いや、別に会社に行ってからでも全然間に合うんだけど、この暑さ続きでどうしても会社に行ってからサントリーに向かう元気がなかった。どっちかっつーと本拠地のすみとりに近い会社だからさ。

で。

券取ったのがつい2週間前くらいだったもんで、安い席は売り切れてた。そしてそこそこ(B席)の席を買ったわけだが、オケを真横から見下ろす席。いつもなら大好きな席で喜ばしいことだが、今日は違う。抒情だもんで独唱者がつく。あんまり芳しくない・・・芳しくないことを承知でゲット。

P1110466 で、結果的には斜め30度から指揮者のアルミンクのふつくしさを心ゆくまで鑑賞するという結果に。(別にファンでもないが)

(←家に帰ってからチラシの裏にブリブリ書いてみたもの。あたしの席からはこんなふうに見えた)

ふつくしい。なんとふつくしい指揮者なのだろう。たまに髪の毛をかきあげるしぐさもまことにふつくしい。まあ、自分の美しさを意識はしているのであろうが。

(あたしにとっては指揮者はべつに美しくなくていい存在。幼少の頃からテレビで見てた指揮者はホルスト・シュタインとかサヴァリッシュとか美しさとは無縁の指揮者だったもんで。)

とはいえ、今日は結構期待してた。アルミンクという指揮者は常々「もうちょっと燃えてほしい」とか「情熱的にやって欲しい」とかちょっとあたし的には不満が残ることが多かった。まあ、そういう行き方もあるのかとは思うが、音楽の内面の美しさにこだわるあまり、少し「うーん」と思うことがあった。ワーグナーとか、こないだのフランツ・シュミットとか。

でも。ツェムリンスキーはこの指揮者の資質にとっても合ってるって気がしてた。繊細で、内面の美しさに深く切り込んでいく感じはこの抒情って曲にぴったりである。

というわけだが、まず前半のプログラムについて。

まず、打楽器の数が凄い(望月女史の曲で使う)。R・シュトラウスやマーラーが軽くヒクほど。これだけでもこの席取ってよかったと思えた。よく見えるぜ。

まずブルックナー。初期の作品だという(初期って言っても38歳)。なんだろう、やっぱりブルックナーっぽい感じはしたな。

そして望月さんって女性の新作。私は、美術をやってた頃は日本の現代アートに慣れ親しんでいたもので、なんだかこういう曲を聴くととっても懐かしい。絵画(というかアート)の世界と現代音楽の世界は実はボーダーレスな感じがする。アートと称して音を発する作品が多くみられるのは言うまでもない。今日聴いた曲もまるで映像が頭の中で浮かんでくるよう。メロディーというものはほとんどないのだが、さまざまな楽器の音が色々な想像を掻き立てる。

また、見たこともないような楽器がたくさんあり(あたしが知らないだけか?)、傘の骨だけみたいな楽器をヴァイオリンの弓で弾くやつがあってなんだろうと思ったけど、ウォーター・フォンっていうんだって。面白いね。

しかし。やっぱり現代音楽は気持ちが持たないっていうか。私の周りの人は結構半分退屈そうだった。かくいうあたしも曲の後半は全然違うこと考えたり(AKBの腰痛と喘息で脱退した子はなんであんなことになっちゃったの?腰痛余計悪くならない?とか)してしまってた。

で。

後半。メインの抒情である。独唱者の女性のばばじゃにあん?とかいう人はなんだか(インド人が詩を書いた)この曲にぴったりなエキゾティックな容姿(アルメニアンということで)。お胸の谷間を強調したベージュのドレスもなんだかこの曲にぴったりである(まあ、あんまり見えない席だったが)。バリトンの人は後ろのポニーテールが気になる。

歌唱は前半あんまり聴こえなかった、オケにかき消されて。でも第2楽章が終わった(というか楽章は繋がってるんだが)あたりから結構耳も慣れてきて違和感はなくなった。というかオケがこの曲になじんできたという感じもした。後半は本当に美しい音楽を聴かせてくれた。この指揮者のいいところが発揮され、この曲の内面から出てくるような、絹のような美しさが感じられた。

なんと美しい、そして切ない曲なのだろう。官能的、と一言では片付けられない、何か人間の哀しい性(さが)というか。人間の孤独みたいな何か。愛し合ってもそもそも人間は独りぼっちみたいな。この曲は何かとてもいとおしい。そして深い・・・聴くたびに難しいと思う曲である。

曲が終わり、しばしの沈黙。こんな瞬間が好きであたしはコンサート会場に通ってるんだな。「まだ・・・まだまだこの美しい瞬間を・・・拍手はまだ待って」と、皆が思ってる。いいお客さんであった。

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