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2010年7月 4日 (日曜日)

飯守さんのカルミナ・ブラーナ

550120100425164048_2メンデルスゾーン:詩篇第42番
オルフ:カルミナ・ブラーナ

安井陽子(ソプラノ)
高橋淳(テノール)
萩原潤(バリトン)
学習院OBブラームス合唱団
学習院初等科合唱部
飯守泰次郎指揮/東京シティ・フィルハーモニー管弦楽団

(東京オペラ・シティコンサートホール)

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本日、またしても急に行けなくなった方からまわして頂いた券です。本当にありがとうございます。
飯守さんのオッカケ(曲によるけど)である自分の席の定位置をゲットするために、開演一時間前から並ぶ(3階席自由席のため)。しかしやはり同じような志の方がいらっしゃり(アアアアーー)、ちょっと後ろにずれてしまった。まあいいか。

2枚頂いたので、友人と鑑賞。クラシックは(あたしの影響で)まあまあ好きだが決してクラヲタではない友人のため、以下のような誘い文句で。

「曲はカルミナ・ブラーナっていう、バラエティ番組やCMでお馴染みの楽しい声楽曲です(聴けば絶対知ってます)。」

これで、彼女は食いついた。ラッキー。急な事ながらちゃんと券を無駄にせずに良かった良かった。短調なのではたして「楽しい」のか?という疑問は少々残るが。

さて、最初のメンデルスゾーンの宗教曲。私の人生においてほとんど関係のないメンデルスゾーン。普段邪悪な音楽しか聴いてないあたしの耳は「何これ?何これ?」と半ばパニック状態。メンデルスゾーン、そういえばウチに一個もないわな。強いて言えばねーちゃんのファニー・ヘンゼルのCDがあるくらい。ごめん。

でも、なかなか清らかでいい曲だった。安井陽子タンの清らかな声もとってもよかった。友人も「とても癒されるいい曲ね」と言っていた。ぶっちゃけハレルヤ系なんだが、よかったな。

休憩のあと、メインのカルミナ。ああ、あたしそういえばこの曲ナマで聴くの初めてだったわねえ。

いやあ、ホント、素晴らしい演奏だった。

まずは独唱者全員パーフェクト。私がもし日本人でキャスティンクするんだったらこの3人選ぶでしょうね。そのくらい凄い。完璧。

そして、飯守さんの指揮。最初は「どんなかなあ」と思ったけど、テンポとか間合いとか、ホント完璧。

この曲の大事な所って(私からすればだけど)、間合いだと思ってる。それがわかってない指揮者が振ってたりすると曲と曲の間がすごく空いちゃったりしてる。これじゃイカン。とにかく間とかテンポがものすごく大事な曲だと思う。

今日の合唱団の方々は(忌憚なく言わせてもらえば)年齢的には決してこの曲にぴったりな方々とは思えなく(青春・・・性春?の素晴らしさを歌ったこの曲はできれば若者に歌ってもらいたい)、ごくたまーに飯守さんの完璧な間合いについていけなかったりしたときもあったけれど、ずいぶん健闘してらっしゃった。飯守さんは相手がどんな合唱団だろうが容赦しない。早い所は鬼のように早い。それがいい。

学習院初等科の少女たちは・・・本当に可愛くて萌え~としか言いようがない。最後のほうヒマだったのか暑かったのかスカートをパタパタしている子がいて、それもまた萌えた。

独唱者の男性二人は既に他の演奏会やオペラで接してるので実力は知ってる。ことに高橋淳さんは(私が勝手に)「日本のツェドニク」と思ってる。もうね・・・本当にそう言ってもかまわないくらい今日も凄くて。例の焼かれる白鳥さんの曲を歌うだけにキャスティングされてるわけなんですけど。

登場から焼かれる白鳥のような顔で出てきた(←?)。

まあ、この曲は声楽曲なので普通は直立不動で歌うのしか映像では見たことないんですけど(他はどうなんでしょ)、高橋さんは演技たっぷりで本当に死にそうな感じで歌った。体中力いっぱい。まるでミーメみたい。すげえ。

それにつられて、萩原さんも力いっぱい酩酊した感じでシャックリ?も入ったようなべろんべろんな歌唱で歌った。すげえ。さすが日本のベックメッサー。

そのあと登場した安井陽子タンも期待通り、大変清らかな歌唱で惹かれた。最後の凄い高音も完璧に決めた。さすが日本の夜の女王。彼女が歌うと会場の空気が透明になるような気がする。

鬼のような無限ループの曲だが、それが大変心地よい。最後は最初の曲が再現されて、おしまい。

終わったあとはたくさんのブラヴォー。あたしも言いたかったくらいだ。もう・・・ホント、シティ・フィルがもう飯守さんのテンポをわかってらっしゃるというか、とくに打楽器の熱演はすごかったわ。友人も「あんな物凄い迫力の打楽器を初めて聴いた」と言っていた。

(いつも)いい演奏をありがとうございます、シティ・フィルの方々。
飯守さんもずっとお元気でネ申演奏を聴かせてくださいね。

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コメント

いやあ、このコンサート、チェックしてたのになあ。すっかり忘れてました。
高橋さんの「カルミナ」はまさにはまり役ですね!

投稿: 白夜 | 2010年7月 6日 (火曜日) 01時17分

こんにちは。
メンデルスゾーンの詩篇第42番「鹿が谷川の流れを慕いあえぐように」(早口言葉か)は
作曲者の新婚旅行中に作曲されたそうです。
新婚旅行中にシコシコ作曲にいそしむ新郎って・・・。
なにかの嫌がらせか?
奥さんに含むものでもあったのかな?
それはともかくとして、この曲けっこう好きです。

42番というから、1番から41番までの曲があるのかと思ったら
そうじゃないみたいです。

投稿: 木曽のあばら屋 | 2010年7月 6日 (火曜日) 23時20分

>>白夜さん
おお、お忘れになってしまったのですね。残念。逆に私はチェックしてなくて券頂いて初めて知ったくらいなのですが、本当によかったです。歌手三人とも良かったです。(本当に正直言わせて頂くと)合唱を東京オペラシンガースかなんかにしてもらって録音してほしいくらいでした。

投稿: naoping | 2010年7月 6日 (火曜日) 23時38分

>>木曽さん
そういえば詩はそんなややこしい題名だったような・・・まあ内容については私は完全スルーでした。音楽はろ過しまくって完全に毒気を抜いたベルリオーズのような感じでした。新婚旅行中ですか。まあ合ってるんじゃないですかね内容は。肢体喘ぐような(?)。

投稿: naoping | 2010年7月 6日 (火曜日) 23時43分

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