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2010年7月22日 (木曜日)

としや!!(仮名)

毎日暑いので、今日は心ナマ暖かくなる?お話を。

先日。会社でのお昼休みでのこと。

不意に私の携帯が鳴った。昼間に携帯に電話かかってくるなんてほとんどないんで、不審に思いつつ出てみた。番号に見覚えなし。

「もしもし?」

「あ、もしもし、としや~~?(仮名) あのね~~、今会社~~?」

「あの、どちら様でしょう?」

「としやじゃないの?」

・・・私は女だってば。電話出た時点で「としや」じゃない。かけてきた声はご高齢のおばあちゃんである。想像するに、おそらく結婚して別居している息子にかけているのだろう。

「あの・・・どちらの番号におかけですか?」

「ええっと・・・090-○○○○-○○○6。」

「ああ~~、最後だけ違いますね。この電話は○○○5なんで。おかけ直し下さいね。」

「○○○5ね、すいません。ごめんなさいね~」

おばあちゃん、納得して電話を切った。で。
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正しい番号が○○○5だと信じ切って、もう一回かけてきた。

「ち、ちがいますよ。この番号は違いますよ。○○○5にかかってます。正しいのは○○○6です。」

「ああ、ごめんなさい。またまちがえちゃったわ。すいませんね。」
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そのあと休み時間は終わってしまったので、私は仕事を始めた。
ふと気になって3時ごろ携帯を見たら、留守電が入っていた。

あのあばあちゃんからだった。

留守電聞くだけでもお金がかかるというのに、つい気になって聞いてしまった。もし「誰か亡くなった」とか緊急事態だったら「としや」とやらに知らせる義務があるかと思ったのである。

しかし。内容はビミョ~であった。

「としや?あのね、こないだ連れてってもらった健康ナントカセンターが凄く良かったんで、今度の○○日にまた連れてってもらえないかしらね~と思ったんで電話しました。もし都合がよかったら電話ちょうだいね~~」
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これ。緊急でもない。しかし。息子の電話を首を長くして待っているおばあちゃんの姿を想像すると、黙っているのはなんだか「いと罪深き女」のような気がする。どうしよう。

おばあちゃんにもう一回かけてみるってのもまた同じことの繰り返しのようだし。

「としや」の電話番号は知っているのでかけてあげようか。
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しかし。

自分に置き換えて考えてみよう。見ず知らずの人から携帯に電話がかかってきて、「お宅のお母さん?らしき人から私の携帯に何回も電話がかかってくるんですけど、電話してあげてくれませんか?」とか言われたらどんな気がするだろう。

何かすごく気持ちわるい。何か自分の親に悪いことがあったかもとか思ってしまう。

もしくはすごくおせっかいな気もするし。

もしくは新しい「オレオレサギ」かもしんね~とか思われそうである。親切のつもりが「ワレふざけとんのか!!」とか怒られたらコワイ。
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・・・ということで半日考えたんだけど、仕事忙しかったので何にもしなかった。昨日くらいまでずっと忘れてたんだけど、ふと思い出してブログに書いているという次第。
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みなさんだったらどうしますか?




↓書いてたらなんか大っきらいなACのコマーシャルを思い出してしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=d1qnKasetyU

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