ネットラジオでポーランド音楽を聴く24
番組冒頭、アナウンサー?のオッサンの「ぎゃはは!」という声が間違って入る。ポーランドでは真夜中放送なので「誰も聴いてねーし」ってゆるーい感じでやっている。だがそこがいい。
・アントニ・ヘンリク・ラジヴィウ(1775~1833)ゲーテのファウストによる音楽 Faust – muzyka do dramatu Goethego
アントニ・ヘンリク・ラジヴィウはポーランド・リトアニア共和国およびプロイセンの貴族、音楽家、政治家、公(帝国諸侯)。1813年よりネスヴィジ(現在のベラルーシ)とオルィカ(現在のウクライナ)のオルディナトを相続した。1815年から1831年まで、ポーランド分割によりプロイセン領となった自治地域、ポズナン大公国の総督職を務めた。(ウィキペディアより)
ふむ、ポーランドには音楽家で政治家になる人が結構いるってことかな・・・と思ったらどっちかっつーとそもそも政治家だったみたい。お金持ちの貴族の生まれで音楽家や芸術家のパトロンとして有名だったみたいね。音楽は趣味?
でも今日初めて聴いた限り、意外と本格派だ。なかなか力強い。さすが政治家だ。形式的にはオペラではなく声楽曲でシューマンの「ファウストからの情景」とかベルリオーズの「ファウストのごう罰」なんかと同じジャンルな感じだが(独唱者が6人、合唱、ポーランド語の男女ナレーションまで付く)、音楽的にはちゃんと自身の作風が確立してる感じはする。凝っている作り。そしてなげえ(1時間かかる)。
なんたって、ドエライ人なのでゲーテは「ファウスト」でラジヴィウの作品を戯曲に反映させたって言うことだよ(ど、どうゆうこと?)。こういう珍曲が聴けるからこの番組は楽しい。
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