ルクー/ヴァイオリン・ソナタ メニューイン
ギョーム・ルクー:ヴァイオリン・ソナタ
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
マルセル・ガゼル(ピアノ)
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過去記事:バイロイトで気絶した作曲家・ルクー
レコード・シリーズ。
このところなんでレコードばっかりなんか?というと、レコードは演奏時間が短いので、会社から帰ってきても結構気楽に聴けるというのはある。まあそんだけでもないんだけど・・・。レトロなジャケットをブログに飾りたいっていうのもあるな。これが一番の理由かもしれん。
今日は大好きなルクーのソナタ。妹さんとのデュオの古い録音はナクソスから出ているが(1938年?)、この録音はそれとは別のもの。1955年頃の録音と思われる。モノラルである。ウチのレコード針がなじんできたのかなかなか鳴りが良い。そしてなんとなくレコードで聴くのがふさわしい味わいの深い曲&演奏である。まあ、古い録音はなんでもそうなのかもしれんが。
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↑古いほうの録音。 このレコードは中古屋さんで入手したものである(ジャケットに演奏者の写真がないものは結構安い気がする・・・気のせい?)。別にレコードであろうとCDであろうとどうでもよかったのであるが、ジャケットがなんとなく素敵だなと思って。でも愛聴しているのはCDのグリュミオーなんだけど(アレレ?)。メニューインはグリュミオーの芳醇なワインの味わいに対してさわやかというか清新な感じがする・・・って私の印象なだけなんだけども。
余白に収められた、ディーリアスの「ハッサン」からのセレナーデ、ハンデルのPRAYER、ニンのグラナディナ、ベートーヴェンのメヌエット、そして熊蜂の飛行もなかなかいいわ、なんだかわからないバラバラな選曲が(ピアノはジェラルド・ムーア)。ていうか、こんな素敵な音楽を流してくれるワインバーがあったら通ってしまうわ、私。何で私の好きな渋谷ワイン酒場はマイケル・ジャクソンばっかりなの・・・?ポウ!!
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レーベルも何気にカッコイイ。
これ12600円もするのか。すげえな。(8ページめ)
http://sendai-record.com/pdf/classic/soku110208v.pdf
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コメント
ひゃー。こんなのがあるとは。ジャケットもいいなぁ、なんかルオーみたい。ルクーじゃなくて。<?
古いほうの録音は別レーベルで持ってますが、二度も録音するなんて。お気に入りだったのかな。いい曲ですよねぇ。
グリュミオーのステレオ録音があまりに美しくて断トツだなと思ってたんですが、最近遅いテンポのモノラル盤や、柔らかなボベスコ盤もなかなかいいなと思うようになりましたよ。
投稿: ぜん | 2010年6月11日 (金曜日) 00時05分
>>ぜんさん
そうそう、なるほどルオーっぽいですね。このブログに映えるというか(自画自賛)、気に入っているジャケットの一つです。しかし、この録音のCDをネットで探したんですが見つかりません。てことは結構これって貴重盤なのかも・・・と思うと嬉しくなってしまいます。
ぜんさんもこの曲お好きですか?(当然ですね)
隠れた人気曲だけに色々CDは出ていますが、グリュミオーのモノラル盤もボベスコ盤も聴いたことないです。聴いてみましょうかね。
で、私の希望としては、うんと上手な人で一度は生演奏で聴いてみたいです。感動しすぎてしまいそう・・・。
投稿: naoping | 2010年6月11日 (金曜日) 20時31分
こんばんは。
師匠。
ルクーは琴線にきます。なかでもモルト・アダージョはたまりません。シュピーゲルが素敵です。タンクレディの予習もしなくては。時間がない。
投稿: Mie | 2010年6月11日 (金曜日) 22時26分
>>Mieさん
そう・・・ルクーはいいですね。 モルト・アダージョ。泣けます。と、ところでタンクレディどこでやるんだろう・・・(ロッシーニとモツにとっても疎い私。)
投稿: naoping | 2010年6月11日 (金曜日) 22時56分
すごい偶然ですけど、今月末に国内盤が出るんですって。ジャケットもそのまま。
http://greendoor.jp/products/products.php?pnum=GDCL-0046
HMVサイトにはまだ出てないようなので、リンクできませんね…。
投稿: ぜん | 2010年6月12日 (土曜日) 09時27分
>>ぜんさん
おおおおお!そうなんですか。
全く同じ曲目で、同じジャケットでなのですね。
CD復刻でもナクソスとかからでなく、コレクターズ・アイテムっぽい扱いなので何か嬉しい感じです。
投稿: naoping | 2010年6月12日 (土曜日) 13時34分