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2010年6月27日 (日曜日)

演奏会のお知らせ

演奏会のご案内のはがきを頂きましたので、一応ブログに載せさせて頂きます。

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ザ・シンフォニカ 第48回定期演奏会

2010年7月25日(日)14:00開演 (13:30開場)
場所
すみだトリフォニーホール 大ホール
指揮:三石 精一

曲目
グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
Mikhail Glinka/"Ruslan and Ludmilla" Overture
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第2番ハ短調 作品18 ピアノ独奏 小川 典子
Sergei Rachmaninoff/Piano Concerto No.2 in C minor, Op.18
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
Igor Stravinsky/The Rite of Spring
チケット価格
自由席:2,500円
チケット取扱い
チケットぴあ(Pコード106-693) 0570(02)9999
トリフォニーホールチケットセンター 03(5608)1212

http://symphonica.hp.infoseek.co.jp/concert/sym48.html

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(小川典子さんのラフ2には非常に惹かれるものの、大の苦手のハルサイ・・・。うーーーん困った。)

アマチュアながら、大変素晴らしいオケさんですので、皆さまお誘い合わせの上お出かけ下さいませ。

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ネットラジオでポーランド音楽を聴く26

(関係ないけど)このところのW杯関係番組を見るとたまーに出てくるパンツェッタ・ジローラモさんの顔が暗くて、気の毒で見てられない。仕事なので仕方ないが、出さないであげてほしい。嬉々としている日本人の中、可愛そうでしかたない。まあ、もう少しの辛抱だけんども。

・ヴァウルジニエク・ジュワフスキ? Wawrzyniec Żuławski(1916~1957)ピアノ五重奏曲
20で登場。
登山家で作曲家という変わり種。この曲は結構よかったのでもう一度聴けてうれしい。第3楽章のアダージョっぽいところが何か坂本龍一っぽいのだ。あとはわかりやすいベルクといったところ。

・ロマン・パレスター Roman Palester (1907~1980)
セレナーデ
ダブルフルート協奏曲といった風情。ちょっとフランス風・・・またはブリスっぽいかな。

・エドワルド・シエリツキ Edward Sielicki(1956~)
プレリュード
ピアノとオーケストラのための曲。出だし何かに似てる~と思ったらシマノフスキの交響曲第4番だ。似すぎだろ。後半ジャズっぽくて面白い。

・タデウシュ・ジクフリド? Tadeusz Zygfryd(1904~1957)
ソプラノと管弦楽のための協奏曲 Koncertna sopran i orkiestrę
なんか昔話の童話(夕鶴、雪女もしくは雪の女王)みたいな感じの音楽。コロラトゥーラソプラノがとてもファンタジックで涼しげ。歌唱も見事。ただ、少し「ロジェ王」のロクサーナのアリアっぽいな。

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昨日、ザレンプスキの五重奏曲の映像を見ていたら、他に演奏しているライブ映像を発見。ブルガリアのクワルト・クワルテットという団体のようである。演奏はなかなかよい。へえ、こんな風に演奏するんだ、って思った。

http://www.youtube.com/watch?v=3sElKKXKong

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2010年6月26日 (土曜日)

ネットラジオでポーランド音楽を聴く25

会社のPCが調子が悪い(起動に5分かかるほど遅い)。そのせいもあり毎日残業。PCストレスのせいで体調まで悪い気がする。

けっして早くないウチのPCが快適に感じる不思議。

さて、2週間ぶり?のポーランド音楽。日本はサッカーでもりあがっているが(ウチの会社以外な)、ポーランドは今回予選敗退しているので出場しておらず寂しいものである。ラジオのホームページでもどこの国が勝つかなぁ?みたいな予想をして云々という感じである。まあそうだろうなあ。つまんなそうで何かかわいそう。あたし日本人でよかったわ。

・タデウシュ・シェリゴフスキ(1896~1963)
4幕のオペラ Bunt żaków 「反乱のザコフ」かな?
このブログでは何回目かの登場、シェリゴフスキ。もちろんポーランド的(ロシア的?)な色も濃いが、ナディア・ブーランジェとデュカに学んだとあって音楽的に少しおフランスな雰囲気もあるのが特徴。内容については・・・さっぱりわからない。中心となるファンファーレはカッコイイが、この曲期待してたわりには「こ、これは!」ってほどの音楽ではなかった。うーん。

・ヘンリー・オピエニスキ(1870~1942)交響詩「ジーグムント・アウグストとバーバラ」Zygmunt August i Barbara
R・シュトラウスもどきキターーー。つか、なんとなく題名がカルウォーヴィチの曲ぽいのだが・・・。聴きやすいことは聴きやすいけんどもこりゃあまりにも。中間はちょっとエルンスト・ペッピングの交響曲を思い出すところもある。

・ボレスワフ・ヴォイトヴィチ(1899~1980)フルート・ソナタ
蝶々がひらひら飛んでるみたいでなんかチャーミング。ちょっと印象派~現代曲っぽくてとっても聴きやすい。中間楽章はちょっとサティみたい。サティはクリアランスバーゲン中。

・ヘンリク・チズ(1923~2003)結婚カンタータ(ブルーノ・ヤシエンスキーの歌詞による?)作曲者指揮。 
ちょっと前に話題にしたチズ(シズ、アナウンサーによればチュズ。ウィキペディアではクジツ)。シェリゴフスキの生徒でアントニ・ヴィトの指揮の先生。前回の管弦楽の曲はなかなか良かったんだが、今回は声楽曲。ふふ、これもなかなかよいぞ。プロコフィエフっぽく力強く始まるが中身はロマンティック。

・ボレスワフ・シャベルスキ(1896~1979)ピアノ協奏曲
すでに登場済みの作曲家。シマノフスキの弟子。近代的だがまあまあ聴きやすい。

・グラジナ・バツェヴィチ ピアノ五重奏曲第1番
女だてらに近現代ポーランドを代表する作曲家の一人、バツェヴィチ姐さんの曲。クルカ先生(ワルシャワ五重奏団)が弾いてる、超お気に入りザレンプスキのCDに入ってるがこの曲はあんまり聴いてない(すいません)。名手揃いだから演奏はもちろん極上よ。

(そういえば、久しぶりにYoutubeのぞいてみたら、ザレンプスキの五重奏曲が全楽章UPされてたんで、室内楽秘曲好きな方は是非聴いてみてねええ。明記されてないけど、あたしの持ってるクルカ先生の演奏と思われ)

↓まずは第一楽章から入って、あとは探して。

http://www.youtube.com/watch?v=X3367pk7wk4&feature=related

・シマノフスキ ヴァイオリン・ソナタ
まだシマノフスキ臭は少ないながら、ロマン的で普通にとってもいい曲。
しかし、時間の関係か途中で終わらせてしまった。あくまでテキトーポーランドラジオ。

・ヴォイチェフ・キラール ピアノ協奏曲 反復が心地よく、ただただふつくしい。あたしのイライラが癒される。

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2010年6月25日 (金曜日)

やっぱりW杯は盛り上がらない@会社。

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過去記事:W杯は盛り上がらない@会社。

昨日は11時に寝ました。で、3時に目覚まし時計で起きてテレビをつけました。なんだか勝てる気はしないのでおふとんで半分眠りながら耳で聴いていました。

1点取りました・・・が、まだまだ。

2点目取って・・・さすがに起き上がってテレビを見ました。でもどうしても信じられない。「多分、私は夢を見ているんだわ。」とほっぺたをパシパシしてみる。つねってみる。痛い。確かに痛い。これは夢ではないのね? 

いやいや。

最近、私はそうやって夢の中でほっぺたをつねったりたたいたりして「あ、痛いから夢じゃないのね!」と思ったら本当に夢だったってことが何回かあったのである。だから信じてなかった。友人にメールしてみた。本当だったら起きて見ているに違いない・・・とメールを打ち始めてすぐ、彼女からメールが。「もうだめ、見てられない」と。いやいや、本当みたいである。

・・・という感じで観戦していたが、もう勝ったとたんに外に出て(近所の飲み屋にでも)行きたくなったわ、すでに夜も白み始めていたというのに。でも会社があるから、すぐ寝た。びっくりするくらい7時くらいまでぐっすり寝た。

朝起きて、やっぱり夢じゃないかな?と思ってテレビを見たけど、本当みたいだった。

でも。会社に行く道すがら、別にいつもと変わらない風景。大手町駅構内で見知らぬビジネスマン同士でハイタッチしてたりとか、もちろんない。ただ、コンビニやキオスクの新聞の広告と、電車の中の寝不足な人々のこっくりこっくりしている姿だけが現実である。

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そんな感じで。

会社に着いたが、やっぱり会社はいつもと変わらぬ、淡々とした人々が席に座っている。何時間か前に日本中が歓喜にわいたことなど、全く関係ないことのようだった。

別に・・・って感じ。

「実は表情に表わさないだけで、みんな本当は嬉しくってしょうがないに違いない。隠さなくてもいいのにさ~」とか思い、おもいっきりさりげなく隣の席の男の子に

「まさか・・・夕べ日本が勝ったことは知ってるよね」

と、訊いてみた。そしたら

「昨日、夜中にふと目が覚めたのでテレビつけたらたまたまやってたっす。一点目を入れたのは観たっす。」

「で?」

「そのあとすぐ寝たっす。」

「・・・」

そうですか。でも、いいです。ちょっとでもナマで見たのなら。ずいぶんの進歩です。

前の席の女性にも「サッカー見ました?」と思いっきりさりげなく訊いてみたら、

「ハア?見るわけないじゃない。naopingさんは見たの?全部? ハ!!まったく物好きな。」

と、また前回と同じ反応。

・・・・。

この雰囲気じゃ、優勝でもしない限り何の話題にもなりそうもない、恐ろしい会社である。こんなんでいいのか。つか、つまんねー。

サッカーニッポン代表のすべらない話

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2010年6月19日 (土曜日)

ちょっと昔のレビュー(10)*1996年・インバル/マーラー6番*

先日N響で6番を聴いたのでそれにちなんで、かなり前に行ったインバルの感想を。日本でも今も元気にマーラーを振っているインバルは、当時はどんな指揮をしてたんでしょうかね。

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マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
エリアフ・インバル指揮/NHK交響楽団

(1996年5月22日(水) NHKホール)

先日、レコ芸の広告を見て驚いた。「このかっこいい指揮者は誰だろう?」と。よくみたら「エリアフ・インバル」とある。そ、そんなばかな。禿げあがったあのオッサンが、そんな美青年なわけは・・・れれ? これはもしかして、若いときのインバルなの?うっそー。それは今から17年前の、彼がまだ40代の頃のインバルなのでした。

それにつられてってわけでもないけど、突然私はインバルのコンサートに出かけてまいりました。今日のコンサートの素直な感想は、「近頃こんなに笑えるコンサートはなかった」という感じ。

何か可笑しいかというと、まず始めにあんなにカッコイイ写真を見た後、現実の彼を見たこと。いや、あんなに人間て変わってしまうもの? 人間の外見てあんなに儚いものなのね、という感動というか絶望というか。

次に可笑しかったのは、彼の指揮ぶりだ。普通指揮者というもんは、合わせる所さえ合っていればあとは適当に手を抜くもんだと思っていたが、ヤツは違う。オケから出る音は全部振るのだ。もうちょっと手を抜かないかあ?おい。その上一挙一動が激しい。私は燕尾服の後ろが切れちゃうんじゃないかと心配でした。その上凄い唸るし。そこで思い出したのは、マーラーの指揮ぶりを描いたカリカチュアです。マーラーってもしやこんな風に指揮したんじゃないかなと思ったりして。

そして、オケの一番の見ものは、ビオラの弦が切れたことだ。生では初めてみた。ビオラの人が後ろを振り向いて何してんだろ?と思ったら、後ろから次々と楽器が送られてきた。やった!初めて見たぞ、楽器のリレー。

てなわけで、いろんなことが気になって肝心の演奏は?というと、これが凄かったのだよ。弦が切れるくらいだもの。こんなに燃えてる指揮者はこの頃は久しぶりだった。鬼気迫るというか。前から2番目だったからかしら、余計そう思ったのかもしれませんね。

私がこの曲を初めて聴いたのはカラヤン盤で、ドライな演奏でした。そのあとベルティーニとアバド盤を聴いていたわけですが、やっぱりややドライでさわやかな感じ(細かいところはそれぞれ全然違うけど)。今日のように燃えていて、テンポの動かし方一つ一つに意味を持たせるような行き方の演奏はすごく好きなので(最近ずっとフリッチャイの悲愴を聴いていた影響もある)、よかったと思う。

  最後はブラボーの嵐でしたが、オケに対してのブーはありました。インバルさんはやけに上機嫌で、なんだかオーケストラの一人一人に握手を求めたり、立たせたりしていてそれがやけに長くて、なんか・・・怖そうに見えて本当はいい人なのかもしれないと思いました。でもあの体型を見て、「甘いものは控えたほうがいいよ、インバルさん」と心の中でつぶやいた私でした。

(後注:当日のフィルハーモニー誌に「インバルさんはチョコレートが大好き」という記述があった気がする)

P1110424_4

↓2008年のインバルさん 
http://www.youtube.com/watch?v=trS0-NXFUMk

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マーラーの6番には指揮者を魅了する何かがあるのかなあとか思う、今日この頃。

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ゲルギエフ マーラーを振る!

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W杯は盛り上がらない@会社。

いよいよ本日はオランダ戦だが、私の部署では恐ろしいほど盛り上がってない。20代の男の子が多い事務所なのに不思議でしょうがない。(私もそんなに燃え上がってないが、日本以外の試合でも暇があれば見ている)

大会が始まってすぐ、社販で日本代表のレプリカシャツが回ってきたのだが、買ったの事務所でたったの一人。一昨日早々と届き(日本がとっくに敗退してから届くんじゃね?みたいな冷ややかな意見だったので驚きの早さ)Tシャツではなくユニフォームのすごくちゃんとしたもので市価では一万円以上するものが三千円。まあ、私はそんなもの買うよりCDでも買うかなみたいな感じなので買わなかったけんども。

こないだ日本が勝った次の日も。

前の席の女性は「そんなに一生懸命見てるのnaopingさんだけだ。翌日結果だけわかりゃいいの。最後まで見てた? はー、好きだねえ」とか言うし。

横でそれを聞いていた23歳の男子社員なんかもっとひどくて。

「ええええ!日本勝ったんスか??まじっスか??それはいつの話??」とか叫んでるし。

あんたんち、テレビないのか??

あきれかえって私、「あなた・・・男の子なのに、サッカー興味ないの??」と聞くと(彼は野球ファンなのだが)、すかさず前の席の女性が「naopingさん、それは男女差別だと思うわ!!」とぴしゃり。

まあ、今日の試合が勝とうが負けようが、月曜に会社に行っても何の話題にもならないんだろうなあ、ウチの部署。

ということで、番狂わせの多い今大会、日本も世界を驚かせてやれ!!私もメンゲルベルクのマタイ受難曲を聴きながら(オランダが受難しすすり泣くように?)日本を応援するぞ・・・と思ったら、アレレCDが実家だった。

日本ガンバレ!!

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2010年6月16日 (水曜日)

N響定期 マーラー交響曲第6番 アシュケナージ

マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
ウラディーミル・アシュケナージ指揮/NHK交響楽団

(サントリーホール)

さっき帰ってきたばかり。7時にコンサートが始まり、家にちんたら帰ってきたのが9時。
いやいや、「うちはこんなに六本木に近いんでっせ」と自慢しているわけでは別になく・・・本当に演奏会が短かったのである。プログラムには演奏時間80分ってあったけど、そんなになかった気がする。終わったとたん時計を見たけど8時20分だったし。歌舞伎じゃないので7時きっかりに演奏が始まったわけではない。正味75分弱だったんじゃないかな。もっと短い気が。

で。

今日のコンサートは突然行かれなくなった方から急きょ回して頂いた貴重な券である。会員券なのか、とにかく一階のかなりいい席である。普段貧乏席ばっかりなので感動もひとしおである。

んは~、すげ~、サントリーの一階席ってこんななんだなあ~

とか心の中で叫びつつ、着席。券はすでに売り切れていたはずだったのだが何故か空席もちらほら。私の隣もあいていた。で、そのまた隣の席の紳士が「この席、空いていますからもしよければどうぞカバンをおいて下さい」と声をかけて下さった。なんて素敵。さすがN響会員席だ、レデェーの扱いも違うぜ。

というわけで、N響の人々が舞台に入ってきた。で、初めて指揮者のアシュケナージ氏をナマで見たのだが。

小さい。

なんと小さい人なのだろう。私とあんまり変わらないかもしれない(そんなアホな)。指揮する姿も短い腕をぶんぶん振りまわして、何かとてもカワイイ。カワイイ・・・か?

で、とりあえず業務連絡。

1.演奏は次の順序で行われた。

第1楽章 アレグロ・エネルジコなんちゃらかんちゃら
第2楽章 アンダンテ・モデラート
第3楽章 スケルツォ
第4楽章 終曲

・・・という感じで普通の演奏での第2楽章と第3楽章が入れ替わっている。これはアシュケ氏の意向によるものです・・・とちっちゃいメモがはさんであった。

2.第4楽章のハンマーは2つ。

以上、業務連絡終わり。

第2楽章と第3楽章が入れ替わることについてはどっちが正しいんだか本当のところ謎なのでどっちでもいいことになっている。でも。アタシは普通の形に慣れているのでどうも違和感が。古い時代の女なのよ、アタシ。やっぱり1・2楽章で激しくしておいて、第3楽章で第4楽章に備えてゆっくり一息つきたいっていう女ごころなのよね~。

で。まあそろそろ演奏のことについて手短に。

N響はうまい。近頃いろんなことを言われている気がするがやっぱりうまい。安心して聴いていられる。そしてサントリーホールは本当にいいホールである。凄くよく聴こえる。

しかしアシュケ氏については思った通りに書かさせて頂く。とにかくテンポが早い。まあただ早いだけではなく。

この指揮者には・・・曲の緩急というものが全くないような気がする。(ピアノ演奏はどうだったんだろうか)

まあ、もちろんスケルツォ楽章とアンダンテの楽章は全くテンポが違う。当たり前である。小学生でもそんなのわかる。

だが。

具体的に言えば。第1楽章で「ずん、ずん、ずん、ずん」と始まり、怒り狂ってるようなやりきれないような感じからちょっと静かになり、あの「アルマの主題(アルマが勝手に書いているだけで本当はマーラーは「え?何のこと?」とか墓の中で思ってるのかもしれんが)」が輝かしく、華々しく入ってくるのだが。

今日の演奏、そこらへんほとんど全部テンポ同じだった。

・最初にゆっくりやって、アルマの主題のところから急に早く演奏するか(ベルティーニがそうだった気が)。

・最初に早くガンガンやって、アルマの主題のところはゆっくり存分に歌うか。

どっちかにしてほしいと思うのは私だけだろうか。全く同じなのはこの曲に対して萌えない。(まあそれは人の好みなのだが)

楽章中間の、カウベルが鳴ったりちょっと高原の岩清水的な雰囲気を醸し出している部分も同じテンポだったし。

あと、どことは言い難いが、ちょっと次の部分に移るときに軽くリタルダンドしてほしいなと思うとこでも全く普通。オケが歌ってほしいと思うところでさらさらと流れてしまう。N響はもっと表情豊かにできる子なのに惜しい。(それとも、最近のマーラー演奏のトレンドはコレなのよ、とかなのかなあ。もしかして、あたしの頭がヒストリカル?)

第4楽章は、(私の勝手なイメージで申し訳ないが)始めのほうの影のように暗い部分は(作曲時点では幸福の絶頂のはずだったのに)、マーラー夫婦が夜穏やかに眠る可愛い子供たちの姿を眺めながら・・・何かこれから迫りくる暗いイヤな予感を察して、「見てはいけない・・・」「いや、これから何か起こるのを見なければ・・・」みたいな精神の葛藤みたいなものを表してるような気がする。するんだが普通は。

今日の演奏は。なんだかあっさりと流されてしまい。まるで星飛雄馬の練習を陰からちらちらと眺めるお姉ちゃんくらいの心配事にしか聴こえなかった。

演奏は本当に素晴らしく、とにかくこの第4楽章後半の超特急の早さの演奏についていくN響はやっぱりうまいんだな、と思った。ソロヴァイオリンもさすがっ、凄く聴かせる。でもマーラーの「悲劇的」な要素はどこにいってしまったんだろう。この曲をナマで聴くと思う、胸倉をつかまれるような、ガツンとくるようなあの感じがあんまりない(インバルん時は随分凄かった記憶があるんだが)。明日の仕事にも響いてしまうようなものが、ない(ウィークディなのでありがたいことなのかもしれんが)。ハンマーの音はガツンときたけど。他の観客の人はどう感じていたのだろうか。

とはいえ、よい演奏であった(のであろう)。アシュケ氏はとても大満足な表情で観客に応えていた(何かすごく嬉しそうだった。きっと大好きなんだなマーラー指揮するの)。ブラボー、あったのかな。私のところからは聴こえなかったが。

ということで、この日はカメラが入ってたので(何かオンドマルトノとかの不思議な楽器なのかと思ったら、黒い布をかぶせたテレビカメラだった)放送はされるのであろうな。ふむ。

と、こんな感じで正直に書かせて頂きました(すいません)。色々書きましたが本当に楽しかった。楽しませて頂いて本当にありがとうございました。

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2010年6月13日 (日曜日)

ル スコアール管弦楽団 第28回演奏会

P1110423_3 マルティヌー:交響曲第1番
マーラー:交響曲第1番「巨人」

大井剛史指揮/ル スコアール管弦楽団

(すみだトリフォニー・ホール)
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ご存じのとおり、このところアマオケさんのコンサートに通っている。団体によって結構色々な特色があって面白いし、何よりあまりお金をかけないで楽しめるのがよい。タダで聴かせてくれるところもあるし。まあ、観客の半数かそれ以上は出演者の知り合いなのかもなあと思う。

本日のコンサート。(入場料千円とあるが、ぶっちゃけ)タダで入れるとは言え、こんなに人が入るのは凄いなあと思う。ほぼ満員である。

ところで(うだうだ考えた)。

私の仲のいい友人のお友達がとある有名アマオケ(ルスコさんではなく)に入っていて、アマオケながら演奏会は有料なのだが、友人経由で指定席券をタダで頂いて2回ほど出かけた。そこで不思議に思ったのが。

連れてってくれた友人が「ここの席はあんまり友達が見えないな。まあ管楽器だから仕方ないか~。弦楽器だったら見えるのにね」などと発言していたことだ。

オケに見える、見えないが関係あるのか? 昔のパユみたいなカッコイイ団員がいて、それが好きで見に行っているのならまだ話はわかるが、(同性の)友人が演奏している雄姿をそんなに見たいのだろうか。(まあ私も、オケ自体を眺めるのは好きなのだが、別の意味で)

今日だって。私は一階席の真ん中よりちょっとうしろの「自分的にはうまいこと聴こえる席」をゲットしたが、私のすぐ前の列に座っていた人々は、他の知り合いの人に
「2階席のほうがよく見えるから移ろう」と言われて、私の前から姿を消した。大体は演奏を聴くのではなく、見に行っているのだ。

私だって、今日は知り合いが2名ほど出演した。でも、見に行っているわけではない。あくまで聴きに行っているのである。

そんなことを長々と書いていてもしかたないので、演奏会について。

本日の指揮者さんは、先日「ザ・シンフォニカ」さんを指揮していた大井さんという方である。お若い方である。こないだはカルウォーヴィチなんか振ったものだがら、かなり印象がよい。それだけではないけど。マーラーの第9番を振ったのだが、なかなか熱血な指揮で見てて面白かった。演奏もなかなか印象に残った。

で、今日のプログラムはマルティヌーの1番とマーラーの1番である。マルティヌーは実はあんまり得意な作曲家ではない、私。

過去記事:マルチヌー/交響曲第3番&6番

オペラも2曲ほど手に入れたが、全く理解できなかった。

だもんで、今日は「まあ大好きな巨人だけ聴くつもりで行こう」と出かけたんだわな。しかし。

結構面白かった、マル。

このところ、ポーランド音楽のわけのわからない曲をたくさん聴いているので、そのへんから耳が寛容になったり慣れたりしたのかもしれない(国は違うが)。それと。

かなりディープな話になるが、私は以前にマルティヌーの生徒で親密な関係だったカプラローヴァという女流作曲家に凝ってたことがある。まあCD一枚しか持ってないんだがなかなか好きであった。結局25でこの女性は亡くなってしまうんだが、そのへんのマルティヌーとの関係がすごく興味があった。

作風もやっぱり彼女は師匠の影響をずいぶん受けていたのだな、と思った、初めて聴いたんだけれど1番。

私の(CD2枚買っただけだが)マルティヌーの曲の印象は・・・顕微鏡をのぞいて小さい虫みたいのがうじうじうごめいていたり、またはなんだか渦巻きがくるくる回っているような・・・頭の中はそんな感じ。ヘン?

今日もまあ同じ印象だったが、ナマで聴いたせいもあって色々な発見があった。この曲はピアノがオケに入っていたりして色彩的にとても面白い曲だな、と思った。キライじゃないぜ。

で、メインのマーラー。マルティヌーと違って、こっちは初めて聴くのではない。普通に全部知ってる。よおおく知ってる。

マルティヌーは演奏するのはとっても難しいんだろうなと思った。あんまり馴染みないし。でも、マーラーを聴いてたら「やっぱりマーラーのほうが難しいのかも」とか思った。

マーラーは・・・巨人はとくに冒頭は「音楽を奏でる」というよりは、何か「空気を表してる」みたいな感じがする。

たとえば(突然だが)、ブルックナーとかブラームスとかのドイツ・オーストリア系音楽は、絵でいうと「下地をたっぷり塗ったキャンバスに色々な色を何回も塗り重ねてる」みたいな感じの音楽だと思う。最初から最後まで。

マーラーは、それに対し薄い色の絵の具を重ねて塗ったり。または鳥の写真を貼ったり軍隊の写真を貼ったり、色々な材質のものをコラージュしたりとかその上にまた色を重ねたり。絵というよりはその空気感を表したい・・・みたいな。そんな(当時としては斬新な)今までにない色んな手法が取られているような気がする。初演を聴いた当時の人はさぞびっくりしたんじゃないかと思う。

ぶっちゃけ何が言いたいのかというと・・・一つ一つの楽器の音の風通しがとてもよい曲である。

ということは、楽器一人ひとりの音がよく聴こえてしまう。だから奏者は油断ができない。うう、とても大変な曲だったのである。(・・・ということをこの楽団さんの演奏会に来るたびに思ってしまう。前のアルペンのときも。)

何を書いているのかよくわからん・・・。が、やはり好きな曲なのでとても楽しめた。指揮者もこないだに続きとっても頑張ってた。っていうか指揮姿を見ながらたまに「くすっ」とか笑ってしまったりした(すいません)。頑張って指揮していて気分がいい。私は結構好きだな、この指揮者。

オケは文句なく爆音を響かせてキモチイイ。マーラーはこのくらいやってくれないとね。
最後はブラヴォーが出て、大拍手。アンコールはなし。

終わったあと、速攻トイレに。向う途中で、腰の曲がった白髪頭のお婆ちゃんが二人。リュックしょって近所のお散歩がてらみたいな服装。嬉しそうにお話をしていた。

「いい曲だったねえ」「そうねえ」

おおお。
1889年にブダペストで初演されて121年。今やヨオロッパから遠く離れた東洋の島国のお婆ちゃんたちにもマーラーは受け入れられた!! よかったなマーラー!! 「いつか私の時代が来る」という作曲者の予言はこうして当たったのである。

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おお、今日のN響アワーは千人か!!

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2010年6月12日 (土曜日)

Let's 鰈(カレイ)。

ここの読者の皆様は(大体)ワーグナーとR・シュトラウスくらい、魚が大好き。
このところ音楽ネタが続いたので、今日は久しぶりに魚ネタで。
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久しぶりに大好きな魚屋さんへ。やっぱり混んでる。

今日のお買い得はウニ。やや大き目のハコにウニがいっぱい入って580円くらい。普段のスーパーでは「誰が買うの?」みたいな感じでただ置いてあるウニだが、今日は何人か手に取って「今日は手巻き寿司にしようか?」とか話し合っている。

それじゃ私も。

今日はご飯(デフォでこしひかりである)を炊いて「うにいっぱいどんぶり」にしようか、とか一瞬頭をよぎった。よぎったが・・・これを作るにはいいワサビ(チューブじゃダメダメ)といい海苔が必要。そっちを買うほうが高くつく。

なので、やめた。やめたが・・・今これを書いていてやっぱり買えばよかったな、と後悔。だって最近ウニ食べてないし・・・とにかく美味しそうだったんだもん。

で。

相変わらず貧乏魂は健在で、130円のカレイを一匹(安~)。大衆魚感満載である。

P1110415 A面。
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P1110416 B面。

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P1110417 まず、A面のウロコをぶりぶりと取る。

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P1110418 B面からお腹の内臓を取る。火が通りやすいように背にバッテンの切れ目を入れる(これを入れると「カレイの煮漬け」感がバッチリである)。
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水、減塩だし醤油、酒、みりん、砂糖を煮たてて、戻しておいた干しシイタケと生姜の薄切りを入れる。カレイ、結構大きくてルクルーゼに入らず、二つに切る。ただ煮るだけ、簡単である。とろみがつくまで煮汁は水分を飛ばしたほうが美味しいかと。

で。

P1110422 ありゃりゃ。煮ているうちに身がなくなってしまった感じである。しかし煮詰めた汁がしっかりと絡んでとても美味しかった、ある意味前回の金目よりも。ビールよりも白いご飯がぴったり。

しかし、見るからにうすっぺらいカレイ。一匹丸ごととはいえ、食べるとこ少ねえ。

ケチらず2匹買えばよかった、と激しく後悔した。煮魚って本当にしみじみ美味しいね。

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ネットラジオでポーランド音楽を聴く24

番組冒頭、アナウンサー?のオッサンの「ぎゃはは!」という声が間違って入る。ポーランドでは真夜中放送なので「誰も聴いてねーし」ってゆるーい感じでやっている。だがそこがいい。

・アントニ・ヘンリク・ラジヴィウ(1775~1833)ゲーテのファウストによる音楽 Faust – muzyka do dramatu Goethego

アントニ・ヘンリク・ラジヴィウはポーランド・リトアニア共和国およびプロイセンの貴族、音楽家、政治家、公(帝国諸侯)。1813年よりネスヴィジ(現在のベラルーシ)とオルィカ(現在のウクライナ)のオルディナトを相続した。1815年から1831年まで、ポーランド分割によりプロイセン領となった自治地域、ポズナン大公国の総督職を務めた。(ウィキペディアより)

ふむ、ポーランドには音楽家で政治家になる人が結構いるってことかな・・・と思ったらどっちかっつーとそもそも政治家だったみたい。お金持ちの貴族の生まれで音楽家や芸術家のパトロンとして有名だったみたいね。音楽は趣味? 

でも今日初めて聴いた限り、意外と本格派だ。なかなか力強い。さすが政治家だ。形式的にはオペラではなく声楽曲でシューマンの「ファウストからの情景」とかベルリオーズの「ファウストのごう罰」なんかと同じジャンルな感じだが(独唱者が6人、合唱、ポーランド語の男女ナレーションまで付く)、音楽的にはちゃんと自身の作風が確立してる感じはする。凝っている作り。そしてなげえ(1時間かかる)。

なんたって、ドエライ人なのでゲーテは「ファウスト」でラジヴィウの作品を戯曲に反映させたって言うことだよ(ど、どうゆうこと?)。こういう珍曲が聴けるからこの番組は楽しい。

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2010年6月11日 (金曜日)

レコードで聴く!フルトヴェングラーのトリスタン第一幕

P1110414ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』(第一幕)
イゾルデ:キルステン・フラグスタート
トリスタン:ルートヴィッヒ・ズートハウス
ブランゲーネ:ブランシュ・シーボム
マルケ王:ヨーゼフ・グラインドル
クルヴェナール:ディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウ他
コヴェントガーデン王立歌劇場合唱団(合唱指揮:ダグラス・ロビンソン)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

録音:1952年6月10-21日、23日、ロンドン、キングズウェイ・ホール(モノラル)
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またもやレコードである。不朽不滅の名盤、フルヴェンのトリスタン。何でレコードなの? 変にこだわっちゃってさすがクラヲタね、とか思われるかもしれんが。

何のことはない、単にCDで持ってないだけである。今やブリリアントからでも安価で出ているので買っちゃってもいいんであるが。まあ、他に欲しいものもあるんでな。

このレコードを買ったのはまだ高校生だったか、高校出たばっかりかそのへんだったと思う。当時はオペラの全曲盤は高価なものだったと思うが、お年玉をため込んで買ったか年末年始に細々とアルバイトをして買ったのだろう。私の3番目のトリスタンである。

1.クライバーDG盤
2.バーンスタイン・フィリップス盤
3.フルトヴェングラー盤

これを聴いていた頃(10代末期)はまだお子ちゃまだったので、フルトヴェングラーのワーグナーを聴くのはそれだけで大変「ツウな」クラシック・ファンだと思っていた。そしてフラグスタートを神のように崇めていた。

(今だから告白するが、小中学生の頃はレコ芸などで読んでておぼろげにフラグスタートって歌手は半分か4分の1くらいは神様なのかとおもっとった。純粋に人間だったんだってのを知ったのはもうちょっとあとになってからである。サンタクロースはいないって幼稚園くらいからわかってたのに。ちなみに、ヘンデルは小学生くらいまで女だと思ってた。)

で。

このEMIは・・・一生懸命聴いたものの、そしてフルトヴェングラーは素晴らしいと思いつつも・・・最初はやっぱりズートハウスはとてもテノールの声とは思えなかったし、フラグスタートはすでにすっかりお年を召していて、若い声のほうがいいよな、とか思ってた。フルヴェンの指揮と相まってどんより重い空気が立ち上る不思議なトリスタン。当時はクライバー盤を愛してやまなかったかったから、全然違う曲のようにも思えた。

その後少し経って、フルトヴェングラーのトリスタンのライブの断片をレコードで入手、トンでもない大熱演のズートハウスとフルトヴェングラーを聴くことになる。これはCDでも復刻されたから聴かれた方もいらっしゃると思う。こんな演奏をナマで聴いたら私は失神してしまうかもしんね。ということで、少しズートハウスのことを見直して。

過去記事:フルトヴェングラー/トリスタンとイゾルデ・断片(1947年)

今は。ずーっと色々トリスタンを聴いてきていると、意外と重いトリスタンもいいかな~?などと思ったりもする。重いテノールでもラモン・ヴィナイなんか好きだもんね、今。

で。

すまぬ、今日はこれからワールドカップが始まるもんで第一幕だけを聴く。

CDを持ってないため、CDで音がどのくらい良くなったのかわからん(ずいぶん聴きやすくなったんだろうなあ)。しかし、前奏曲はレコードからでもロンドンの外の車の通る音が聞こえる(気のせい?)。当時は相当優秀録音だったに違いない。

しかし、調子に乗って聴いているとクルヴェナールの「Darf ich die Antwort sagen?(私がお答えしてもかまいませんか)」トリスタンの「Was wohl erwidertest du?(どう答えるのだ)」のあと、ぷっつりと音が途絶える。残念でした!盤面チェンジです!! 今は大体トリスタンは一幕まるまるCD一枚に収まっているような気がするが(フルヴェンはそうでもないのかな?)、もうなんというか・・・昔はこんなのを我慢して聴いていたのだな10代の私は。それにしてもF=Dの声の若さよ。それに続きテキトーな合唱(なんかバラバラじゃねえか?)、そのあとのフラグスタート大先生の素晴らしい歌唱。しなやかで、なんと神々しいのであろう。やっぱりちょびっとは神様なのかもしれない。そして薬を飲んでから魔法にかけられたようなフルヴェンの指揮。なんだか別世界のようである。まあ、もしこれがドイツのオケだったらもっと凄かったのかな・・・と思わんでもないが。

(ヴァルナイもイゾルデをこんなふうにスタジオで録音を残してほしかったな~。年食ってからでも。)

・・・と、まあずっと聴いているうちにわかるが、第一幕だけで3回も盤をチェンジするのである。ああ、みなみイライラする!!途切れないで聴いてみたい。そしてやっぱり埃が溜まれば針は飛ぶ!! やっぱりこのさいブリリアントしちゃう??とか考えてしまったブリリアントな午後であった。がんばれニッポン!・・・ま、まだか。

icon icon

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2010年6月10日 (木曜日)

ルクー/ヴァイオリン・ソナタ メニューイン

P1110410 ギョーム・ルクー:ヴァイオリン・ソナタ
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
マルセル・ガゼル(ピアノ)

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過去記事:バイロイトで気絶した作曲家・ルクー

レコード・シリーズ。

このところなんでレコードばっかりなんか?というと、レコードは演奏時間が短いので、会社から帰ってきても結構気楽に聴けるというのはある。まあそんだけでもないんだけど・・・。レトロなジャケットをブログに飾りたいっていうのもあるな。これが一番の理由かもしれん。

今日は大好きなルクーのソナタ。妹さんとのデュオの古い録音はナクソスから出ているが(1938年?)、この録音はそれとは別のもの。1955年頃の録音と思われる。モノラルである。ウチのレコード針がなじんできたのかなかなか鳴りが良い。そしてなんとなくレコードで聴くのがふさわしい味わいの深い曲&演奏である。まあ、古い録音はなんでもそうなのかもしれんが。

ベートーヴェン/フランク/ルクー:ヴァイオリン・ソナタ集(メニューイン)(1936 - 1940)

↑古いほうの録音。



このレコードは中古屋さんで入手したものである(ジャケットに演奏者の写真がないものは結構安い気がする・・・気のせい?)。別にレコードであろうとCDであろうとどうでもよかったのであるが、ジャケットがなんとなく素敵だなと思って。でも愛聴しているのはCDのグリュミオーなんだけど(アレレ?)。メニューインはグリュミオーの芳醇なワインの味わいに対してさわやかというか清新な感じがする・・・って私の印象なだけなんだけども。

P1110413
余白に収められた、ディーリアスの「ハッサン」からのセレナーデ、ハンデルのPRAYER、ニンのグラナディナ、ベートーヴェンのメヌエット、そして熊蜂の飛行もなかなかいいわ、なんだかわからないバラバラな選曲が(ピアノはジェラルド・ムーア)。ていうか、こんな素敵な音楽を流してくれるワインバーがあったら通ってしまうわ、私。何で私の好きな渋谷ワイン酒場はマイケル・ジャクソンばっかりなの・・・?ポウ!!
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P1110627
レーベルも何気にカッコイイ。


これ12600円もするのか。すげえな。(8ページめ)
http://sendai-record.com/pdf/classic/soku110208v.pdf

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2010年6月 9日 (水曜日)

ブラームス・二重協奏曲 バルビローリ

P1110408ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
大学祝典序曲
アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン)
アンドレ・ナヴァラ(チェロ)
ジョン・バルビローリ指揮/ハレ管弦楽団
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今日もレコードで。ブラームスはどちらかというと苦手だがこのレコードはウチではお宝なの。この子が私のもとにやってきたいきさつは過去記事で。

過去記事:拾われたフルトヴェングラーのLPなど

中古で聴きこまれた感じなのであんまりコンディションはよくないけれど、カンポーリとナヴァラの演奏がなかなか味わい深くて気にいっている(とくにナヴァラはカッコイイと思った)。「パイ」ってレーベルも何かとてもマニアックな感じがする(私だけかもしれんが)。しかも国内盤。日本ウェストミンスターから発売。

メインのドッペル・コンチェルト。
格調高い第一楽章も素敵だが、なんといっても抒情的な第二楽章が好きなのである。だのに・・・レコードというものの宿命なのか、このレコードのコンディションが悪いのか、かなり内側まで録音されているので第二楽章のあとのほうは凄く音が悪い。これは私のせいではない。(CDではダットンで出てるものと思うが、特に買いなおす気もない。)

余白(って言ってもわりと長い)の「大学祝典序曲」も格調高い演奏。何もバルビローリじゃなくても・・・って思うかもしれんけど、好きだからいいのさっ。(解説によるとブラームスはこの曲を作曲したときに「とっても楽しい序曲を書いた」みたいなことを手紙で書いているが、楽しい・・・のか? そこらへんのブラームスさんの感覚があたしにはよくわからん。)

P1110409_3

このレコード、録音年月日が書いてないのがなんとも不親切。(1959年らしい)

それにしても、昔のレコードの入っている紙のジャケットの薄さよ。こんなのに入っていたのかととても不思議に思う。ぺらんぺらんである。

ところでこれはステレオ最初期のレコードのようなのであるが、「ステレオ録音」についての説明が素晴らしい(そ、そこから?っぽくて)。

今までのレコードは音が一か所からしか出てこないために音の立体感はありませんでした。ところがステレオ[立体]レコードは、演奏を左右におかれたマイクロフォンで録音してそれを一本の音溝の外側に右の、内側に左の音をカッティングしてあります。立体用ピックアップで別々に取りだされた音は私達の左右二つの耳によって合成されて方向感を生じるわけです。
したがって、立体演奏器で再生しますと、素晴らしい立体音を楽しむことができます。

そうだったのか!!ステレオってそういう仕組みだったのか!つか、そんな説明でみんな「ほほ~なるほど」とか思ってたんだろうか。この画期的さは(?)今で言えば3Dの映画みたいなもんかな。

レコードってなんだかしみじみと懐かしい。

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ハイフェッツ&フォイアマン盤はナクソスから出てる。

ブルッフ/グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲/ブラームス:二重協奏曲 (ハイフェッツ)(1934, 1939)

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2010年6月 7日 (月曜日)

プーランク/典型的動物

P1110406_2サン=サーンス:動物の謝肉祭
プーランク:典型的動物

ジョルジュ・プレートル指揮/パリ音楽院管弦楽団
アレクシス・ワイセンベルク、アルド・チッコリーニ(ピアノ)他

録音:1965年5月、1966年6月(ステレオ)

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レコード針が手に入ったので、今日はレコードで。でもなかなかレコードって始めはうまく鳴ってくれないのね。新い針は慣らしが必要。・・・というかプレイヤー自体がもう寿命なのかもしれん。

でもって、このレコードはCD時代に入ってから輸入盤で買ったもの。「動物の謝肉祭」には実はあんまり興味ないのでほとんど聴いてない。B面(ってわかりますか?10代20代の方!)のプーランクばっかり聴いていた。プーランクに一時期凝っていたってのは以前にも書いた(気がする)。しかし、「カルメル派修道女の対話」というトラウマ・オペラに出会ってからすこ~しずつ距離を置いていった。だってこわいんだもん。

この「典型的動物」(「模範的」ってするところもあるな)って組曲については実は全くわからない(ずっと調べようともしなかった)。このレコードの解説がすべてフランス語だからである。英語もないの。でも、とーっても大好きな曲である(1~2曲目が)。全体的にプーランク特有の軽妙洒脱な感じがとてもよい。プーランクってこうゆう面だけだったらずっと好きだったかもしれんな。んなことないか。

(何年だか前にミューザ・サマーフェスタでこの曲を演奏すると聞いて「行かなきゃ!」って思ったんだがなんだか行かなかったな。残念でした。)

ここでは6曲収録。8曲入ってるCDもあるようだがよく知らん。

1.夜明け
2.恋するライオン
3.中年男と二人の愛人
4.死ときこり
5.二羽のおんどり
6. 昼の食事

こんな題名(なの?)・・・子供向けではないような気がするな。動物と名がつくだけで「動物の謝肉祭」とカプリングなのは不思議だ。

この中では1曲目の「夜明け」がふつふつとお腹に来る。あと2曲目の「恋するライオン」。つか、大好きで始めのほうばっかり聴いてしまう。でもあとの曲もなかなかいいよ。そしてこのレコードのいいところはこのジャケット。なかなか気に入っていて、実家にいたときも今も飾ってる。

現在はHQCD (Hi Quality CD)として同じ組み合わせ・同じジャケットで売ってるようだ。つかそんなに名盤だったのか。知らんで聴いてた。プーランクって言えばやっぱりプレートルだな。

icon icon

で。

このレコードの解説の写真を見て。みんな若いわね~(いや、下の段は作曲者と雄鶏だから関係ないけど)。プレートルも今はニューイヤーコンサート振っちゃって「巨匠!」って感じだけど、若い頃はこんな感じのコワモテ(!)だったのよね。昔の写真のほうがなんか私は近しい感じがするんだけどね。
P1110407













icon icon現在のプレートル。なんか丸くなったな。

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2010年6月 6日 (日曜日)

ネットラジオでポーランド音楽を聴く23

見たことも聞いたことない、ホグワーツ魔法魔術学校の怪しい呪文のように難しい名前の作曲家の音楽を聴き、テキトーかつ一方的に印象を書きなぐるというこの人気の?このシリーズもいつの間にか20を超えた。これを参考にポーランド音楽を聴き始めた方がもしかしたらいらっしゃるかもしれない。もしかして聴いたこともないのにCDをぽちっとな、してるかもしれない。恐ろしい。非常に危険である。怖い。責任は取れない。

・グレツキ 三つのダンス
一曲目は本当にグレツキ?というほどショスタコ(プロコ?)っぽい攻撃的なかっこいいダンス。二曲目はやっぱりグレツキっぽい癒し系。3曲目は最初ひょうきん、次第に攻撃的なダンス(ストラヴィンスキーっぽい?)。フムラ先生頑張ってる。

・ヴワディスワフ・ジェレンスキ 二つのポーランドの踊り ポーランドっぽいナツカシスやぼったい踊りの音楽。いいねえ。

・エウゲニウシュ・モラフスキ Eugeniusz Morawski-Dąbrowa(1876~1948)バレエ「愛」Miłość
既にで登場済み。ふふ、「愛」なんて言って油断してはイカン、この曲はカッコイイのだ。オルガンや合唱も入りなんだか宇宙的。内容はさっぱりわからん。そして長い。後半飽きる。

・プロニスワフ・カジミエルシュ・プシビルスキ Bronisław Kazimierz Przybylski(1941~)   Cztery nokturny kurpiowskie
ギターとオケのための夜想曲といったところか。北国のクロード・チアリといった風情。ムーディ。

・タデウシュ・パチオルキエヴィチ?Tadeusz Paciorkiewicz (1916~1998) ヴィオラと弦楽オーケストラのための協奏曲
時代的に前衛的な感じもあるが、なかなか聴きやすい。

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・・・・と思ったら、電気屋さんから電話が。レコード針が届いたという。良かった、これで「影のない女」ベーム=デッカ盤が聴ける(喜)・・・4500円もするのか(泣)。

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2010年6月 5日 (土曜日)

ブルーメン・フィル 第33回定期演奏会

Pa0_0488ワーグナー/歌劇「リエンツィ」序曲
ハンス・ロット/田園前奏曲
(日本初演)
ブラームス/セレナーデ第1番ニ長調

寺岡清高指揮/ブルーメン・フィルハーモニー
(杉並公会堂)

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過去記事:ハンス・ロット/交響曲第1番
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ブルーメン・フィル。今回聴きに行くのは初めて。ブルーメンといっても青い人が3人出てきて打楽器をたたくわけではない(節子、それはブルーマンや!)。アマチュア・オケさんである。ネットで見たら「ネットで申し込めば無料です」的なことが書いてあったので、2日前に申し込んだ。

そう言えば、杉並公会堂も初めて。どんなんだろうと思ってHPを見たら、随分新しそうなキレイそうなホール。でもカメラマンのマジックで実際はすっごいコキタナイかもしれない・・・とか思って覚悟してた。

でも、行ってみたらやっぱり綺麗なホールであった。敷地が小さいせいなのかとてもこじんまりとして通路とかとてもせまいんだけれど、白くて全体的にカクカクしていて、正方形好きな私からしたらとっても居心地がよい感じであった。(写真は大ホールの横の通路のガラスの装飾。可愛かったので。)

本日使用の大ホールは、シューボックス型で色といい形といい初台のオペラシティコンサートホールが小さくなったような作りである。長方形。二階席もオペラシティっぽい感じ。客席数は1190とややコンパクトなのがまた良い。好きなホールの一つになる予感。

で。

今日は何と言ってもハンス・ロットの「田園前奏曲」の日本初演を聴きに行く、それが目的。正直、他は何でもいいやって思ってた。もちろんワーグナーは好きだけども。

で、パンフを貰ってみたら、こんな感じなことが書いてあった。
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  ワーグナー リエンツィ序曲(12分)

  ハンス・ロット 田園前奏曲(15分)

      * 休憩20分 *

  ブラームス セレナーデ第1番(50分)

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ブラームス50分??
何で「セレナーデ」で50分かかるの?普通セレナーデって10分くらいで終わるんじゃないの?そして(曲によっては苦手な)ブラームスを50分耐えなきゃならないの?交響曲だって50分もかからないんじゃないの?

・・・と恐怖に(ちょっぴりですが)怯えながら席に着くと「ロビーで開演前のコンサートがあります」的なことをアナウンスしたので、2階に昇っていく。金管のアンサンブル1曲、ファゴットのアンサンブル1曲。何このN響並みのサービス精神。タダなのにごめんなさい。

で、やっと本当の演奏会が始まった。どんな指揮者なのかさっぱり見当がつかなかったが、ワーグナーを聴き始めて・・・多分この指揮者は好きかもとオモタ、直観的に。熱い指揮者だ。そしてなんと楽しそうに振るのだろう。

そして、このホールはとてもいいホールだと思った。一階の前から10番目で聴いたが、音にまとまりがあってとても聴きやすい。残響もいい具合。

このホールのせいなのか何なのか(非常に失礼な事書きます、すいません)、アマオケさんにしては弦がとても上手に感じる。いや本当にお上手なのだろう。音がうまく溶け合っていて普段聴いているようなオケと遜色ない。特にヴァイオリンはお上手に感じた。(たまーに、アマオケさんだと弦が微妙に合ってなくてハーモニカっぽく聴こえる時がありまして・・・なんて書くと「もしかしてウ、ウチですか??」とか言うアマオケの方がいらっしゃるかもしれんのですけど・・・気にせんといて)

ワーグナーから本気モードで生演奏の迫力を堪能いたしました。「来てよかった」って思いました、一曲目からブラヴォー出た。私も言いたかったくらいだ。

で、わたくし的にはメインのロット。CD持ってないので聴くのは全く初めてな曲である。最初は静かな感じで始まる。田舎の田園風景?小鳥がたくさん鳴いていてなんてのどか。マーラーっぽさはやっぱり随時に感じる。しかし、途中からやっぱりロットらしくがんがん盛り上がって最後のほうは私の大好きなロットの世界(あまり色々聴いてないのでわからんのだがとりあえず)。いい曲だ。やはりブラヴォーが出て、とてもよい演奏。この指揮者(とこのオケ)で交響曲第1番が聴きたい。

休憩。そしてブラームス。パンフの曲紹介を読んだら結構楽しそうな曲だったので「だ、大丈夫かもしれない・・・」と思ったけど、第1楽章からあたしの知ってるブラームスそのものだった。(6楽章もあんの、コレ。)

こ、これは・・・。

で、途中でちょっとうとうととなる。これは仕方ない。演奏が悪いのではない、曲が私と合わないだけなの。ごめんね。第5楽章のスケルツォでやっと正気を取り戻した。ああ良かった。そして終曲。ブラームスの交響曲を2曲聴いたようなボリューム感。そして大拍手。ブラヴォーはこの時はなし。

大拍手にこたえて、アンコールは指揮者が「ブルックナー」と言って演奏を始めたが、もちろん全く知らん。弦楽の綺麗な曲だった。弦うまいにょ。(ブルックナーの合唱曲を編曲したものらしい。)このコンサートでロットの先生のブルックナーを最後に演奏したのは意義のあること。

ロットが尊敬したワーグナー、そして間接的にはロットの狂気の原因となったブラームス。ロットの短い生涯を音で聴いたような、面白い曲構成のコンサート、でした。いい演奏をありがとうございました。

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icon ←田園前奏曲を収録のCD icon

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全く関係ない話だが、日高屋のタンタンメンは何故オペラシティ店だけが美味しいのだろう。他のお店は思ったよりあんまり美味しくなくて、いつもガッカリする。

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ネットラジオでポーランド音楽を聴く22

先日、レコード針を近所の電気屋さんに注文しておいたが待てど暮らせど連絡がこない。もう売ってないのかな、ナガオカの針なんだけど。久しぶりに「影のない女」のベーム=デッカ盤が聴きたいにょ。あれは自分的には一番好きな演奏だ(気分によって変わるが)。

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・ジグムント・ストヨフスキ Idylle polskie 「ポーランド牧歌」とかそんな感じなんだろうか。すっかりここではお馴染みのストヨフスキ。レコード放送で針音が懐かしい。音楽も親しみ易くてなんだか懐かしい感じがする(初めて聴くと思うんだが)。そんな懐かしさが好きでポーランド音楽を(そしてこの番組を)聴いているのかもしれない。

・シモン・ラクス Szymon Laks(1901~1983)ヴァイオリンと管弦楽のための詩曲  Poemat
ヴァイオリン協奏曲というか。アウシュヴィッツ強制収容所に送られたが収容所オケの指揮者兼編曲家として生き延びた人のようだ。良かったな・・・というか、あんな非人道的なことをしたナチスなのに収容所にオケがあった事自体うすら寒いものを感じる。この曲はやや現代的な感じもあるのだが、調性もあり聴きやすい。ちょっとジャズぽい要素もあり。タンスマンのお友達なんだって。

・ピオトル・モス(1949~)I Bóg zakrył swoją twarz
「神は彼の顔を隠した」(でいいのかな?)
ヤドヴィガ・ラペのアルトとピアノと器楽アンサンブルの伴奏。調性があんまりなくシェーンベルクっぽいかなと。ちょっと怖い。

・カルウォーヴィチ 永遠の歌 Odwieczne pieśni – poemat symfonicznyop
今日はこれが聴きたくてパソコンの前にずっと鎮座していたわけです。ポーランド音楽へ私をいざなった曲で大好きです。マクシミウクの指揮シンフォニア・ヴァルソヴィアの演奏。曲も演奏もしみじみと内向的な感じがとても素晴らしい。みんなこの曲をもっと愛そうぜ。

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・フレデリック・フランソワ・ショパン Fryderyk Franciszek Szopen(1810~1849) ピアノ協奏曲第1番 クリスティアン・ツィメルマンのピアノ・指揮、ポーランド祝祭管弦楽団。この超有名曲を全曲聴くのは本当に久しぶり。冒頭は相変わらず「北の宿から」に似ている。

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こないだ某旅行会社から「ショパン・コンクールを聴きに行きませんか?」というツアーの営業メールを頂いた。ポーランドに行ってみたい気持ちはすっごくあるのだが、言うまでもなくカネがない。しかもせっかくのポーランドなのに、毎晩ショパンばっかり聴くのはとっても勿体ない。もし行くとしたらの話だが、最終決戦?だけ聴いて他の日は別のコンサートが聴きたいな。
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2010年6月 2日 (水曜日)

ミトロプーロス/「影のない女」交響的幻想曲

Mitpu R・シュトラウス:「影のない女」交響的幻想曲
ディミトリ・ミトロプーロス指揮/ニューヨーク・フィル
(1954年NY)
(HUNTレーベル)
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今週の月曜日、誘おう誘おうと思った友人から飲みの誘いがあり、二人で渋谷ワイン酒場に行った。その友人に用事があったのは、他でもない、

「グシュルバウアー対カネゴンの戦いを見に行かないかい?」と、チラシ持参で行ったんだが。

過去記事:二期会の魔笛に行ってみたい。

意外なくらいに「行く行く~!!」と二つ返事でオッケーだった。「この指揮者はとっても有名な人で」とか「この歌手はこないだ見たけどすごく上手だった」とかの説明も用意してたんだが・・・別にどうでもいいことだった、彼女にとっては。

モーツァルトなら。魔笛なら。そして怪獣が出れば。

ということで、酒も進み酔っぱらうにつれ私はやっぱりこないだの「影のない女」について熱く語ってしまったのだが、しようと思ってた話が半分もいかないうちに(私が大きなカリフラワーを口に入れてもぐもぐしているあいだに)、話はいっぺんに方向転換され、なんだかガールズトークな感じになってしまった。興味ねー。あたしの何年も前の恋愛など、どうでもえー。

などと思いながら、赤ワインを一本あけた。週初めからこれはキツイわ~。でもアウトレットワインのせいで格安。さすがワイン酒場。

ということで、いまだに私の中から抜けきらない「影のない女」の管弦楽曲を。もちろんシュトラウスのオペラの中では最も壮大な音楽だから(とあえて断言)歌なしでも結構聴けてしまう。

内容は・・・ざっと私の耳で聴いたところ。

第一幕の前奏から始まる・・・とそのまま普通に続くかと思ったら(アレレ?)、バラクの妻に対する気持ちを表したしみじみとしたメロディ(お前が普通とは違うことを受け入れるよ、的な)。そのあとそれに答えるような妻の不満を表すメロディ。

乳母登場、「らんららっ、はっはっはっは~」と夢のような場面の音楽がやってくる(こないだの公演では視覚的にはそんなに夢のような世界でもなかったけどな)。そのあと、また妻の不平不満を述べるようなメロディが続き、「あなたの傍にいるようで、実は私は遠くにいて・・・」と歌い、外へ出ていく場面の音楽~そしてあの美しい第3幕のバラク夫妻の二重唱(何度も何度も何度も言うが、私がシュトラウスの音楽の中で最も美しいと思う音楽である)。

そのあとアルトの声の出てくる「道は開けた!」の音楽が輝かしくなる部分。そのあとちょっと前に戻って2幕の最後のほう、妻の「私はそれをしてないのです」の部分(バラクにほれなおすとこ)。それからまた第3幕の二重唱の音楽・・・そして乳母と霊界の使者とのシーン、乳母が半分狂いながら歌う、舞台ではカットされてしまう部分、ここが聴けるのはいいな。そして間髪いれず最終場面の音楽が結構長く聴ける。

ここで聴ける音楽は大変壮大である。もちろん録音は古くモノラルで冒頭は音も割れてしまっているが、多分ナマで聴けばあまりのド迫力に圧倒されてしまうのではと思う(VPOでないのが惜しいがNYPも凄い)。R・シュトラウスを大得意としていたミトプーだが、この曲の全曲の録音は残してなかったのかな。大体舞台で全曲演奏したことあったんだろうか。(それと・・・ここでミトプーのシュトラウスを紹介するとほぼ無風状態なのだが、やはりあまり人気ないのだろうか。あたしは結構好きなんだがミトプー)

この管弦楽曲は他に録音はいくつか出ているようだが、他は全く聴いたことがない。ティーレマンとかよさそうな感じもするがどうなんでしょ。コンサートなんかで生で聴いてみたいな。飯守さんあたり・・・やってくんないかな。

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