ブルーメン・フィル 第33回定期演奏会
ワーグナー/歌劇「リエンツィ」序曲
ハンス・ロット/田園前奏曲(日本初演)
ブラームス/セレナーデ第1番ニ長調
寺岡清高指揮/ブルーメン・フィルハーモニー
(杉並公会堂)
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過去記事:ハンス・ロット/交響曲第1番
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ブルーメン・フィル。今回聴きに行くのは初めて。ブルーメンといっても青い人が3人出てきて打楽器をたたくわけではない(節子、それはブルーマンや!)。アマチュア・オケさんである。ネットで見たら「ネットで申し込めば無料です」的なことが書いてあったので、2日前に申し込んだ。
そう言えば、杉並公会堂も初めて。どんなんだろうと思ってHPを見たら、随分新しそうなキレイそうなホール。でもカメラマンのマジックで実際はすっごいコキタナイかもしれない・・・とか思って覚悟してた。
でも、行ってみたらやっぱり綺麗なホールであった。敷地が小さいせいなのかとてもこじんまりとして通路とかとてもせまいんだけれど、白くて全体的にカクカクしていて、正方形好きな私からしたらとっても居心地がよい感じであった。(写真は大ホールの横の通路のガラスの装飾。可愛かったので。)
本日使用の大ホールは、シューボックス型で色といい形といい初台のオペラシティコンサートホールが小さくなったような作りである。長方形。二階席もオペラシティっぽい感じ。客席数は1190とややコンパクトなのがまた良い。好きなホールの一つになる予感。
で。
今日は何と言ってもハンス・ロットの「田園前奏曲」の日本初演を聴きに行く、それが目的。正直、他は何でもいいやって思ってた。もちろんワーグナーは好きだけども。
で、パンフを貰ってみたら、こんな感じなことが書いてあった。
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ワーグナー リエンツィ序曲(12分)
ハンス・ロット 田園前奏曲(15分)
* 休憩20分 *
ブラームス セレナーデ第1番(50分)
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ブラームス50分??
何で「セレナーデ」で50分かかるの?普通セレナーデって10分くらいで終わるんじゃないの?そして(曲によっては苦手な)ブラームスを50分耐えなきゃならないの?交響曲だって50分もかからないんじゃないの?
・・・と恐怖に(ちょっぴりですが)怯えながら席に着くと「ロビーで開演前のコンサートがあります」的なことをアナウンスしたので、2階に昇っていく。金管のアンサンブル1曲、ファゴットのアンサンブル1曲。何このN響並みのサービス精神。タダなのにごめんなさい。
で、やっと本当の演奏会が始まった。どんな指揮者なのかさっぱり見当がつかなかったが、ワーグナーを聴き始めて・・・多分この指揮者は好きかもとオモタ、直観的に。熱い指揮者だ。そしてなんと楽しそうに振るのだろう。
そして、このホールはとてもいいホールだと思った。一階の前から10番目で聴いたが、音にまとまりがあってとても聴きやすい。残響もいい具合。
このホールのせいなのか何なのか(非常に失礼な事書きます、すいません)、アマオケさんにしては弦がとても上手に感じる。いや本当にお上手なのだろう。音がうまく溶け合っていて普段聴いているようなオケと遜色ない。特にヴァイオリンはお上手に感じた。(たまーに、アマオケさんだと弦が微妙に合ってなくてハーモニカっぽく聴こえる時がありまして・・・なんて書くと「もしかしてウ、ウチですか??」とか言うアマオケの方がいらっしゃるかもしれんのですけど・・・気にせんといて)
ワーグナーから本気モードで生演奏の迫力を堪能いたしました。「来てよかった」って思いました、一曲目からブラヴォー出た。私も言いたかったくらいだ。
で、わたくし的にはメインのロット。CD持ってないので聴くのは全く初めてな曲である。最初は静かな感じで始まる。田舎の田園風景?小鳥がたくさん鳴いていてなんてのどか。マーラーっぽさはやっぱり随時に感じる。しかし、途中からやっぱりロットらしくがんがん盛り上がって最後のほうは私の大好きなロットの世界(あまり色々聴いてないのでわからんのだがとりあえず)。いい曲だ。やはりブラヴォーが出て、とてもよい演奏。この指揮者(とこのオケ)で交響曲第1番が聴きたい。
休憩。そしてブラームス。パンフの曲紹介を読んだら結構楽しそうな曲だったので「だ、大丈夫かもしれない・・・」と思ったけど、第1楽章からあたしの知ってるブラームスそのものだった。(6楽章もあんの、コレ。)
こ、これは・・・。
で、途中でちょっとうとうととなる。これは仕方ない。演奏が悪いのではない、曲が私と合わないだけなの。ごめんね。第5楽章のスケルツォでやっと正気を取り戻した。ああ良かった。そして終曲。ブラームスの交響曲を2曲聴いたようなボリューム感。そして大拍手。ブラヴォーはこの時はなし。
大拍手にこたえて、アンコールは指揮者が「ブルックナー」と言って演奏を始めたが、もちろん全く知らん。弦楽の綺麗な曲だった。弦うまいにょ。(ブルックナーの合唱曲を編曲したものらしい。)このコンサートでロットの先生のブルックナーを最後に演奏したのは意義のあること。
ロットが尊敬したワーグナー、そして間接的にはロットの狂気の原因となったブラームス。ロットの短い生涯を音で聴いたような、面白い曲構成のコンサート、でした。いい演奏をありがとうございました。
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全く関係ない話だが、日高屋のタンタンメンは何故オペラシティ店だけが美味しいのだろう。他のお店は思ったよりあんまり美味しくなくて、いつもガッカリする。
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コメント
こんにちは~
これまた、おもしろそうなコンサート行かれましたね。
杉並公会堂は、いまを去ること35年前に、わたしが初オーケストラを聴いたホールです。
どんだけ昔だろ
当時も木製の音のなかなかのホールでして、たしか岩城&N響の録音の数々もこちらだったかと。
そのホールの建替えバージョンがいまのものなんです。
私も一昨年、ここでブルックナー聴きましたが、最高にいいホールですね。場所も荻窪でいい店やラーメン屋もたくさんあるし・・・。
でもって、ロット初演を真ん中にはさむ、考えぬかれたコンサートですね。
どんな曲なんだろ。
ブラームスは好きですよ。のどかだし。眠くなるのもやむなしだしね。
投稿: yokochan | 2010年6月 6日 (日曜日) 11時42分
はじめてコメントさせていただきます。
ワーグナーとR.シュトラウスが好きなものでずいぶん前から楽しく読ませていただいてはいたのですが。
表題の演奏会、私出演してました。ご来場ありがとうございます。過分なお褒めの言葉(?)もいただきまして恐縮です。
プログラミングの意図も充分理解していただいて、特にロットの日本初演は楽しんでいただけたようで何よりです。演奏者も取り組み始めるまでは「何?この曲?」「聴いたことない」状態だったのですが、非常に楽しく本番を迎えられたように思います。
ワグネリアンとしては足元にも及ばないヒヨッコですが、これを機会にまたコメントさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
投稿: Fukky | 2010年6月 6日 (日曜日) 14時34分
杉並公会堂はオーケストラ・エレティールというアマオケの演奏会で比較的良く行きます。駅からの間、路地に入ると色々面白い店がありますよ。
投稿: 蜜 | 2010年6月 6日 (日曜日) 21時41分
>>yokochanさん
こんばんは。
面白いコンサートでした。最近はアマチュアオケさんの演奏会のほうが冒険プログラムが多いのでは自分に合ってる気がします(お金がないというのもありますが)。
杉並公会堂・・・そんなに昔から。なるほど録音に使われるくらいいいホールって感じはしました。荻窪といえばラーメン屋ですが、よくわからないのでめんどくさくて日高屋入ってしまいました(失敗)。(電車から見えた「立呑風太くん」の看板がどうも気になります)
もしや、ロットの曲はまだお聴きではないのでしょうか。だとしたら・・・大いにオススメします(まあ、私も交響曲一枚だけしか持ってないですけど)。今回の曲は、やっぱりマーラーっぽかったです。とくにマーラー初期交響曲好きならロットは外せません。
投稿: naoping | 2010年6月 7日 (月曜日) 20時16分
>>Fukkyさん
おお、このブログを読んで頂いてた方だったのですね。なんだか嬉しいです。アマオケの方(プロの方でも)からコメント頂けるととてもうれしいです。しかも・・・何か無料でというのが申し訳ないようないい演奏を聴かせてくださってありがとうございます。お金払って帰ってもいいくらいでした。お世辞ではないです。
まあ、ブラームスは私ちょっとぼんやりしてしまいましたけど(すいません)、コンサート前半はとっても楽しく聴けました。
ロットは、やはり初演とあって前半やや手探り状態だった気がしましたが、後半はノリノリな感じで聴いていて楽しかったです。
また是非、ご遠慮なくコメント頂きたく。都合が合えばコンサートにも行かせて頂きますね。
投稿: naoping | 2010年6月 7日 (月曜日) 20時32分
>>蜜さん
オーケストラ・エレティール?東京にはたくさんのアマオケさんがありますね。
杉並公会堂は気にいったのでまた他の団体の演奏会に行こうかなと思います。 散策もしてみたいです。
投稿: naoping | 2010年6月 7日 (月曜日) 20時39分