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2010年3月13日 (土曜日)

バルビローリ/幻想交響曲

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ベルリオーズ:幻想交響曲
サー・ジョン・バルビローリ指揮/ハレ管弦楽団
(1947年)

どこかで書いているが、私は会社から帰ってから11時頃まで(お笑いなどよっぽど観たいテレビがなければ)ポーランドラジオ第2を聴いている。だいたい食事がひと段落ついた頃にはじまる「太陽の下で3時間」(ウチのポーランド語直訳ソフトではこう出てくるが、実際は「昼さがりの3時間」くらいの題名なんだと思う)という番組を聴いている。

「太陽の下で3時間」は大体はオーケストラや演奏家のライブ収録を中心にやってくれる(真ん中辺でかなり長いしゃべくりがあるがもちろんさっぱりわからん)ので、CD化されてない演奏が多いだろうし、普段全く聴かない古典~近代のポピュラー名曲をやってくれるので楽しい。

今週一週間くらいはロリン・マゼールお誕生日記念特集だったので、毎日マゼールの演奏ばっかりやってた。田園とか幻想交響曲とか牧神の午後とか。マゼールはあんまり好きな指揮者でないが(ファンの方すいません)、自分のテリトリー外な作品ばっかりだったので「結構いいなあ」とか思いながら聴いていた。マゼールは作曲家なもんで、彼のこさえたチェロとオーケストラのための曲もやった。何故か日本でのライブ。作曲者指揮でハンナ・チャンのチェロ。普通の現代音楽だった。もっとヘンな曲ならいいのに。

で。

思うのは、ポーランドラジオ第2って何故か「幻想交響曲」のかかる率がすごい多い。このラジオ局聴き始めて4~5回は聴いたかと(またかよ~的な)。ポーランドではそんなに人気があるのか? 嫌いな曲ではないけどベルリオーズって「ファウストのごう罰」のほうがしょっちゅう聴いてた気がするし(そっちのほうがヘン?)。ちなみに「ファウストのごう罰」はこの局では一回聴いた。

で、この曲に出てくる鐘の音がどこかのオケではピアノの音になってたので、「あら、このオケってあまりに貧乏で鐘も借りれないのね」とか思ってた。そしたら、実は作曲者自身が「もし(指定通りの低い音の)鐘が用意できへんのなら、いっそピアノの使用がようおまっせ」ということを言っているようなのであった。じゃあ今まで私が聴いてた「カーンカーンコーン」(「キテレツ大百科」の「お料理行進曲」冒頭と同じ)てデフォルトじゃないの?本当はもっと「ごおおおおん」っていう音なの? その辺は詳しくないのでようわからへん。低い音の鐘を使った演奏を聞いたことがないし。(そういえば、「パルシファル」でたまに鐘を使ってない時があるね。それと同じ事情?)

で、やや幻想交響曲慣れをしたので本日はウチにある唯一の(!)幻想交響曲のCD。カラヤンとかミュンシュじゃなくてバルビローリっていうのがいかにもウチらしい。エルガーゲロ夢ライブの余白。死の幻想につつまれた楽曲という点では似ているかと(他は共通点はない?)。

ネットのどこかで「バルビローリの幻想はヘンタイ演奏」みたいなことを書いてあったんで、ちょっと期待して聴いたが・・・べつに普通である。何かオカシイのか?バルビローリ特有の唸り声に包まれたゲロ夢とは違い、別に唸っている様子もない。ただ、彼特有の「タメ」は時折聴かれるのとハレ管がたまに「ヘタだなあ」と思うこと・・・くらい。ちなみにハレ管は、鐘を使ってた。いやあ普通の鐘ですわ、NHKのど自慢のカンカンいうやつね。

それでは、作曲者指定の「低く深い音」の鐘使用の演奏にめぐり合うまで、ポーランドラジオを聴き続けるとしよう。じゃ、また。

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コメント

 「おもちゃの交響曲」がハイドン作曲といわれていた頃、「新世界より」は交響曲第5番といわれていて、昼下がりは「情事」で、太陽の下は「十八歳」だった。わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ。イェ~。

 私が自腹を切って最初に買ったのは「幻想」、小学校の音楽室に世界の楽聖の絵が並んでいたが、フランス代表はビゼーくらいだった頃。「幻想」スタートっていうので変わり者と言われていた。レコードを買ったのは中学生になっていたけど。ベルリオーズの名前を知るのはクラスで我一人だったかもしれない。前にも書いたけど入り口はラコッツィ行進曲だから、ベルリオーズ。
 ケンペ、ベルリンフィルで、当時、指揮者の名前は誰一人知らない。レコード店のおじさんにケンペはいい指揮者ですといわれて、こちとらもベルリンといえば音楽の本場だしと思ったのだが、ベルリオーズは仏人、本場ならパリ音楽院管弦楽団だよね。しかし、ケンペ贔屓はこのときに始まり、CDでローエングリンはケンペで購入。
 ケンペの幻想、鐘の音は、低い。ミュンシュはちょうしっぱずれに聞こえるぐらい高いから、とすればベルリオーズはケンペの響きに満足しているかもしれない。

 俳句を作った。
 ニューイヤー カラスのツバメ プレートル
 わかるかなぁ~、わかんねぇだろうなぁ~

投稿: 面久院滅多坊 | 2010年3月13日 (土曜日) 22時40分

>>面久院滅多坊さん
へへへ~い いぇい。(懐かしいですね)
うーん、カラスのツバメだったのでしょうかプレートル。

私もケンペは好きな指揮者で、最近はリングはもっぱらケンペ盤を聴いています。録音悪いけど一番私の思っているテンポに近いのでしっくりくるのです(ハイティンクの実演を思い出します)。故人なので全く不可能ですがナマで聴きたいと思ってしまいます。
で、幻想。ほほ~、ケンペ&BPOの演奏では低い鐘なのですね。テスタメントから発売されてます(同じものなのかは不明ですが)が、ちょっと聴いてみたい気もします。テスタメント安くないんでアレですが。

投稿: naoping | 2010年3月14日 (日曜日) 20時40分

あ、自分も同じ演奏のCD持ってます。いぇ~。<?
レーベルはDuttonの。カップリングがフォーレとヴァーグナーと、ちょっと妙ですが。

バルビローリの「幻想」がヘン、というのは読んだことがあったんで、手元の本を調べたら、そこでは南西ドイツ放送響との海賊盤が挙がってました。他にステレオのスタジオ録音もあるはずなんで、どっちかが「ヘンタイ演奏」なのかも。ちなみに南西ドイツ放送響との演奏では、「鐘+ピアノ」が鳴らされてるそうな。

さてさて。相変わらずポーランドにどっぷりハマってますねぇ。自分もやっと、クルカ先生のカルウォヴィチ入手しました。ちょっとトラブルがあったようで、入荷がずいぶん遅くなりましたが。
これ、すごくいいです!ソロはもちろん、オケも録音もすごく良くて、どっしり安定した素晴らしい演奏。王道というか、スタンダードというか。曲の格がさらにランクアップするような名演。待った甲斐がありましたわ。

投稿: ぜん | 2010年3月16日 (火曜日) 00時53分

>>ぜんさん
こんにちは。いぇ~(??)。同じ演奏をお持ちですか、ダットンで出てるのですね。

私、よっぽどヘンタイ演奏でないとヘンタイとは認めないようで(ゴロヴァノフのスクリャービンに慣れているせいか)、きっとちょっとやそっとじゃヘンタイに聞こえないのかもなあと思います。

クルカ先生、やっとお手元に届いたのですか!でも入手不可能になってなくて良かった良かった。私も注文してみようかなあ。でもまた長い道のり・・・? 塔で探してなかったら犬で注文してみましょう(塔は、ない気がする)。まあ、このクルカ&コルトの演奏だったら(ムイナルスキのコンチェルトを聴いた耳なので言える!)間違いないでしょう。もし注文することになったら、サルヴァロフスキの指揮した交響詩集(DUX盤)もついでにぽちっとしてしまいそうです。

投稿: naoping | 2010年3月16日 (火曜日) 21時27分

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