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2010年2月 4日 (木曜日)

カルウォーヴィチ「寄せては返す波」「永遠の歌」他

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ミェチスワフ・カルウォーヴィチ:交響詩集第2集
寄せては返す波 Op.9
悲しい物語(永遠への前奏曲) Op.13
永遠の歌 Op.10

アントニー・ヴィト指揮/ニュージーランド交響楽団

過去記事:カルウォーヴィチ/オシヴィエンチモフ夫妻、スタニスワフとアンナ・他

最近、ポーランドラジオばかり聴いているせいか、夢もポーランド語で見るようになってしまった。全然わかんないんだけど、ところどころ「ポルスキエーゴ~」とか言ってるからポーランド語だってわかる(そんだけ~)。

でも、実際のところ別に私はポーランドという国自体には深い愛情を持ってるわけではない。とくにすごく行ってみたいとか思ってないし。ふと、日本から行くならどうやっていくんだろうかと思って調べたら、ワルシャワ・フレデリック・ショパン空港に行くにはどうも直行便はなくて、ウィーン(とかパリとか)から乗り換えて行くみたい。・・・ということで、もし出かけたら私はウィーンからポーランドなんか行かずにそのままウィーンにとどまってしまうだろう。だってウィーン大好きなんだもん。

なんか、ポーランドって観光地としては私はあんまり。昨年お昼間に「白い巨塔」の再放送をやってて、財前教授がポーランドの医学学会?に発表に行くとこをたまたま見たんだけど、なんかロケは冬だったせいか物凄く寒そうで黒木さんとか息が真っ白で可愛そうだった。財前教授が「何か楽しい観光を」と現地係員に頼んだら、当然のようにアウシュビッツに連れていかれて、本当にヘコむ感じだった(人間として一度は見るべきだとは思うけど)。なんかどう考えても楽しめない感じがするんだけど・・・どうでしょ?周りにポーランド旅行に行った人って誰もいないんでね。

ということで、私は純粋にポーランド音楽だけが好きなんだなあとか思いつつ、カルウォーヴィチの交響詩集第2集を。個人的にはシュトラウスもどきブリブリの第1集よりも内向的な音楽なのでこっちのほうが親しめる。「あらぁ、あたしは明るい曲のほうが好きだわ」って方は第1集をお求めになられたほうが。

「寄せては返す波」Powracające fale
全体的に悲しげな調子で始まり、途中明るくもなったりするが、また悲しく静かに消えていく。

「悲しい物語」Smutna opowiesc
漆黒の闇を思わせる・・・ポーランド音楽のいいところが満載な感じである。とても暗くて美しく、心にしみるいい感じ。途中にやはり光は見えるものの、また闇の中へ戻っていく。

「永遠の歌」Odwieczne pieśni
私がカルウォーヴィチに出会った最初の曲なので、思い入れも一番ある。3楽章ありどれもいいけれど、長調で静かな中に素直な明るさが見える第2楽章が一番いいなと思う。第3楽章はやや壮大な感じで、作曲者が愛したタトラ山脈を思い浮かべながら聴くとよい(あんまり知らんが)。

なお、第1集はワルシャワ・フィルなのに対し、第2集はNZ交響楽団なんて全くカルウォーヴィチには関係ない南半球の楽団だけど、意外とさほど差は感じない。まあ演奏がどうのというより曲がこっちのほうが好きなので、私は第2集を聴くほうが多い。

まあ、「こんな説明だけじゃさっぱりわからん」という方は一度お聴きになられたらどうでしょう、ナクソスだから安いし。私はここでむやみやたらに奇曲・珍曲をばかりを紹介しているのではない(そう見えるかもしれんが)。このCDはドイツ・オーストリア系後期ロマン派オケ曲好きなら、普通に違和感なく親しめる曲ばかりである。


↓第1集

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コメント

ヴァイオリン協奏曲を買うとこのあたりの交響詩がちょっと付いてたりするので、このシリーズはまだ様子見です。カルウォーヴィチには七つの交響曲があるそうで、それが出るようなら買おうかな。
そうそう、紹介いただいた「復活交響曲」はオーダーしてみました!来週初めには来るかな。楽しみです。クルカ先生の協奏曲の方はまだ入荷しません…。

投稿: ぜん | 2010年2月 4日 (木曜日) 23時39分

>>ぜんさん
おお、ヴァイオリン協奏曲だけでなく、交響曲も・・・お互いハマってしまってますね。皆でこの作曲家の名前を広めなくてはです。
しかしカルウォーヴィチは残念ながら交響曲は「復活交響曲」一曲しか残せなかったんですね(交響詩は6つ)。長生きしたらもっといっぱい書いてたと思うんですが。「復活交響曲」は第2楽章が出だしがちょっとチェロ協奏曲みたいな風情なので特に好きです。

投稿: naoping | 2010年2月 5日 (金曜日) 23時21分

おお。ウソを書いたようです。どこかで「七つの交響曲」と読んだ覚えがあったので。それがどこだったか…早世してるのに七つは多いなとは思ったんですが。「交響詩を含め、交響的な作品が七つ」ということでしょうか。

ときにクルカのヴァイオリン協奏曲は入荷難航してるのかもしれませんが、データが入ったばかりなので、「ユーザー同時購入商品一覧」に自分の買ったものばかり出てきて恥ずかしい…と思ったら、買ってないCDもちらほら。自分以外にオーダーした人が出たのでは。布教活動に成功したのかも。(笑)

投稿: ぜん | 2010年2月 6日 (土曜日) 00時57分

>>ぜんさん
カルウォーヴィチに限らず、ポーランドの無名どころの情報って本当に少なくて、実際ポーランドのサイトを参考に(むちゃくちゃな翻訳ソフトで)書いている状態なので、結構私の文章もウソが多いかもしれない・・・と思います(ハテナマークで逃げてますけど)。

HMVでカルウォーヴィチの項目が心なしか増えたような・・・気のせい? しかし、HMVでCDが売れても私には一銭も入ってませんから。ぶっちゃけここのサイトからHMVに飛んで買って頂かないとダメなんでね。
まあブログは趣味でやってるので・・・いいんですけども。やっぱり不景気なんですかね。

投稿: naoping | 2010年2月 7日 (日曜日) 12時01分

はじめまして!
私はワルシャワにピアノ留学をしていました。
とても興味深く読ませていただきました。
ネットラジオでポーランドのラジオがきけるのですね!
探してみます!もし分からない場合は教えてくださいませ。。
ちなみに、polskiego「ポルスキエゴ」はポーランドの、という意味です^^
また遊びにきます♪

投稿: Kana | 2010年2月24日 (水曜日) 01時04分

あ、polskie radioのところから聞けたのですね!
嬉しいです♪
ありがとうございます^^

投稿: Kana | 2010年2月24日 (水曜日) 01時07分

>>Kanaさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
ポーランドにピアノ留学!!なんか羨ましいです。私もウィーンに留学したかった(音楽でなく絵で)。・・・ってことは当然ポーランドのアナウンスも全部おわかりなのですね。私は作曲家と演奏家の名前とポルスキエーゴしか聞き取れません。これでも随分進歩しました。

ポーランド第2ラジオでは、私は主に土日朝10時からのファンタジア・ポルスカと、ウィークデイ夜9時から放送の
Trzy godziny pod Słońcem って番組を聴きます。「太陽の下で3時間」って翻訳ソフトで出ますがヘンですね。

投稿: naoping | 2010年2月24日 (水曜日) 23時41分

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