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2010年1月23日 (土曜日)

カルウォーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲

P1110328 ミェチスワフ・カルウォーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.8
ピオトル・プワヴネル(ヴァイオリン)
チェスワフ・グラボフスキ指揮/ジェロナ・グラ・フィルハーモニー管弦楽団
(DUX0540)

このブログで再三「いい曲でっせ」と紹介した(ような気がする)、カルウォーヴィチのヴァイオリン協奏曲。あ、ホントマジであなた、普通に日本の定期演奏会で演奏したってブラヴォー出ると思う。みんなきっと好きになっちゃうと思うよ。

何かと色々ここでポーランドの作曲家の曲をご紹介してきたけど(まあ、まだ始まったばかりだけどさー)、ただ物珍しいだけで聴いてるわけじゃないんだわさ。本当にかなりの確率の高さで「おお!こんないい曲があるのか!」と驚いてる・・・カルウォーヴィチに限らず。

この曲も「出会って良かった」と思える曲のひとつ。できればポーランドの名手アンジェイ・クルカ先生の演奏で聴きたいとこだが・・・売ってなかったのでコレで。この若手のプワ・・・プワヴ?全然知らないんだけど。大体読めないし。

日本の輸入盤取扱HPによりますと。

ピオトル・プワヴネルは1974年ウーチに生まれ、1991年のヴィエニャフスキ国際コンクール、1995年のミュンヘン国際音楽コンクール等で優勝を果たしたポーランドの天才若手ヴァイオリニスト。

ほほ~若いんだな。まあ、YouTubeで見聞き出来るクルカ先生の貫録たっぷりの演奏と比べちゃうとどうしてもアレだけれど(楽器も違うだろうしな)、なかなかどうしてたっぷりとロマンティックな演奏を繰り広げている・・・と思う。がちゃがちゃした所は全然なく、綺麗な音である。グラボウフスキ(私が初めて買ったカルウォーヴィチのCDの指揮者)のサポートもよい・・・というか名前は知られてないけどこの指揮者(兼作曲家)結構いいんじゃないかと思う(顔おっかないけど)。ポーランド人演奏家はなかなか日本まで名前が伝わってこないね。

P1110329 ←指揮者の写真。

曲は3楽章あり。

第1楽章 アレグロ・モデラート
ホルンの前奏がちょっとチャイコン(ピアノのほう)を思わせるけんども(カルウォーヴィチはチャイコフスキー信仰者じゃけん)・・・華やかな楽章。

第2楽章 ロマンツァ アンダンテ
第1楽章に続いて演奏。カルウォーヴィチの本領発揮の超美しい楽章。出だしの不協和音が美しすぎて死ぬ。それに続くヴァイオリンのメロディにも心ひかれる。マオちゃんにこの曲ですべらせてえ~。

第3楽章 フィナーレ ヴィヴァーチェ・アッサイ
チャーミングで軽やかな楽章。可愛らしいヴァイオリンの主題メロディに合いの手のトランペットがまた可愛い。続くちょっと哀愁を帯びたメロディもよい。この楽章もかなり好き。

(このCD、カップリングがシマノフスキ1だが、一曲目とのあまりの作風の違いにちょっと違和感。やっぱりシマノフスキ・・・人並み外れてるぜ)

icon ←購入はこちらから(HMVへ)。 icon

以前コメント欄で紹介しましたが、クルカの演奏はこちらから聴けます。(何故か)しかめ面でバリバリ弾きまくるクルカが見られます↓。

http://www.youtube.com/watch?v=f1514fo-ogg&feature=related


・・・ということでクルカ先生のCDの購入はこちらからね。
Violin Concerto, Eternal Songs, Stanislaw & Anna: Kulka(Vn)Kord / Warsaw Po icon

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コメント

をっ、いよいよ登場しましたね、真打!
お待ちしてました。
ポーランドの大家のnaopingさんが取り上げるのを待ってました。
これで、私の方は、しばらく間をおいて応援記事を出しますね。
ロシアの女流(名前忘れちゃった)とコンドラシンのLP復刻盤です。

私は、この曲とオケ曲くらいしか知りませんが、ほんとコレ普通に名曲ですよねぇ。
メロディアスで、誰もが親しみを覚える音楽だと思います。しいて言うと、ブルッフとチャイコフスキーをたして割ったような感じでしょうか。
それにしても、ポーランドの親善大使状態ですな。
 じゃがいも主体で節約術にも叶うポーランド料理なんぞも極めて、記事にしてみてくださいよう。

追伸)シリングスの「モナリザ」のCPO盤を格安に手に入れました。聴きやすいオペラですね。

投稿: yokochan | 2010年1月23日 (土曜日) 13時22分

あら偶然。
実は自分も先日から「クルカのカルウォーヴィチ欲しいなぁ…」と思い続けて、遂に某大手ウェブショップに「このCD、輸入元のリストにはあるんですけど、オーダーできるようにしてもらえませんか?」とリクエストしたところ、早速データを入れてくれました!ついさっき注文したところ。無事に入るといいなぁ。わくわく。

これ、ホントにいい曲なんでぜひ聴いてください。わたしからもお願いします。<?

そうそう、クルカ先生ってミュンヒンガー指揮の「四季」(新録音の方)でソロ弾いてたりするんですね。いろいろ検索して知りました。まあポーランドものばかり弾いてるわけではないけど、ヴィヴァルディってのはちょっと意外。

投稿: ぜん | 2010年1月23日 (土曜日) 13時39分

こんな所に書くのもナンですけど、諸般の事情でスポンサーが「塔」から「犬」に変わりました。ご利用頂けると張り切って記事書いちゃうぞ~~って感じです。
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>>yokochanさん
大変お待たせ致しました(というかお気を使わせてすいません)。なんかこの曲好き過ぎて何から書こうかなあと考えてしまっていました。yokochanさんはコンドラシン盤をお持ちなのですね。一度ネットで見かけたことはありますが、かなりレア物ですね。感想楽しみにしております。トラバって頂きたく。

この曲は、ポーランド出身のヴァイオリニストは必ず取り上げるくらい現地ではメジャー曲だってどこかで読みましたが・・・ホントかな。一度ナマで聴いてみたいです。できればポーランドのヴァイオリニストで(おととしの広島交響楽団のコンサートみたいに現地のソリストがはるばる来てくれたらいいのに!)お願いしたいです。

そういえば、ポーランドの料理ってどんなんでしょう。調べてみようかしらん。

「モナリザ」!あれはいいですね。題材はいいし音楽もなかなか(渋めのシュトラウス?)なのでもっと知られてもいいオペラだと思います。東京オペラプロデュースでやってほしいです。
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>>ぜんさん
こんばんは。
おお、クルカ盤をいよいよ入手されるのですね!というか、手に入るといいですね。私も某大手犬ショップで注文してみようかなあ・・・と考えております。でも・・・このプワヴネル君の演奏もなかなか気に入ってますけど(オケもいいです)。DUX盤今のところハズレなしです。

わたくしもこの曲の普及に努めて、是非日本の演奏会でも演奏されるように頑張ります・・・別にカルウォーヴィチ君の親戚縁者でもないですけど。

私はクルカ先生って存在は最近知った次第ですが、本当に昔はイケメンだったのでしょうかね。昔のレコードとか中古で買ったら写真出てないかなあとか思います。

投稿: naoping | 2010年1月23日 (土曜日) 22時17分

>諸般の事情でスポンサーが「塔」から「犬」に変わりました。

ありゃ。そうとは気付かず。気を遣って「某大手」などと書いたのに。(笑)

その犬のマークのサイトで、クルカのカルウォーヴィチのデータを入れてもらいました。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=3761847
皆さんもぜひ奮ってどっさりオーダーして、担当の人をびっくりさせましょうねー。<?

投稿: ぜん | 2010年1月24日 (日曜日) 22時24分

>>ぜんさん
そうなんですよ、塔が広告を撤退しちゃったんで・・・(でも、そんなに気を使わなくとも大丈夫ですよ、すいません)。

ということで、記事のほうで急遽リンクを貼りましたのでこれから買われる方は是非そちらから・・・。ぜんさん、情報ありがとうございますm(_ _)m

投稿: naoping | 2010年1月24日 (日曜日) 22時39分

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