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2010年1月26日 (火曜日)

ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲1  ミルシテイン&バルビローリ

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ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』
ドビュッシー:小組曲
ドビュッシー:第1ラプソディ ※ベニー・グッドマン(クラリネット)
ラヴェル:ラ・ヴァルス

ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
ジョン・バルビローリ指揮
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1940年代[モノラル]

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若き日のバルビローリの写真がりりしい、ニューヨーク・フィル時代の録音を集めた一枚。某大手輸入盤屋さんで490円で入手。言っとくけどジャケ買いではないぞ。最近、「お料理やお裁縫をしながらBGMにヴァイオリン協奏曲を聴く」ことに何故だかはまってしまい、カルウォーヴィチやムイナルスキなんて異常にレアものを聴いてて、そのうち昔から持ってるコルンゴルトやバーバーも引っ張り出して聴いてたけどあきたらず、「超有名どころも聴いてみるかな」と思ったところでこのCDを見つけたのだ。なんて遠回りな。

実のところ、この曲はこないだご紹介した「タダで昔の録音がダウンロードできる貧乏人には嬉しいサイト」でちょっと前にDLして聴いてみたんだけど、クーレンカンプのは録音が古いせいか「まあ・・・こんなもんかなあ」って思ったくらいだった。

ブルッフって・・・ドイツ人だったのか。調べてみたらこの作曲家の事を名前しか知らないことが判明。人生で全く関係ない作曲家で終わるとこだった、もう少しで。

マックス・クリスティアン・フリードリヒ・ブルッフ(Max Christian Friedrich Bruch, 1838年1月6日 - 1920年10月2日)はケルンに生まれベルリンで没したドイツの作曲家。教師で有名な歌手であった母親から教育を受け、音楽、特に作曲に早くから才能を示した。ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調が、ロマン派の協奏曲として特に有名でよく演奏される。他にもヴァイオリンと管弦楽のための『スコットランド幻想曲』や、チェロと管弦楽のための『コル・ニドライ』がしばしば演奏される。(ウィキペディアより)

音楽史に残るヴァイオリン協奏曲では、有名度で・・・大相撲で言えばチャイコフスキーとメンデルスゾーンが横綱ってとこなんだろうな。あ、ベートーヴェンも入るのかしら。で、ブルッフは大関くらいなのかしらん。そのくらい有名なんだな、多分。

私の聴いているカルウォーヴィチやムイナルスキなんかは、突然現れた外人力士って感じなのかなあ。「なんでこんなとこからお相撲さんが???」みたいな外人力士ってたくさんいるじゃないですか、アルゼンチンから星安出寿(ほしあんです)とか星誕期(ほしたんご)とか。あと、グルジアから黒海とか、エストニアから把瑠都(ばると)、ブルガリアから琴欧州は有名だよね。あー、あとで思い出したけどロシア出身の大露羅(おおろら)もいたなあ。

そんで考えてみると、ポーランドから外人力士が来たっておかしくないじゃない。そしたらしこ名は何になるのかな。ポーランドって言ったら、まずショパンでしょ、あと思い浮かぶのはアウシュビッツしかないな、私は。しこ名でアウシュビッツは使い辛いから、やっぱりショパンかな。「初藩錦(しょぱんにしき)」とかどうでしょ、なんか可愛くないですか? チェコからの力士「ぷらは」「もるだう」もいいなあ。オーストリアからは「わるつ」「どなう」とか・・・。相撲界が超らぶりーに、クラシカルに変身するかもよ。

・・・あーっと、脱線した。今日はブルッフの協奏曲の話だった。


第1楽章「前奏曲」アレグロ・モデラート

第2楽章 アダージョ

第3楽章「終曲」アレグロ・エネルジコ

この曲は異例なことに第一楽章は「前奏曲」ってことらしい。ふむ、そう言われてみるとそんな感じもする第2楽章への繋がり方だよね。

まあ、誰でも聴いたことがあると思う有名な曲なもんでそんなに詳しい説明はええっちゅうことで、演奏は。

私はあんまりヴァイオリニストの細かい違いがわからんのだが(昔の有名な人は大体うまい・・・くらいな感じだ)、さすがにミルシテインの演奏は夕飯の肉じゃがを作りながらでも「ホロッ」と来るものがある。豊かなとってもいい音である。そうそう、この録音はとても古いんだけれども(1942年)いつもながらマイケル・ダットンはいい仕事してる。私はダットンのCDはあんまり年代はキニシナイで買ってる。モノラルながら本当にいい音である。

また、ニューヨーク・フィル時代は楽員とあんまりあわなくて不遇だったと聞いているバルビローリだが、やっぱりここでもジェントルで心のこもったいい伴奏をつけている(と思う)。なかなかお気に入りで何回も何回も聴いているが・・・なんて短いのこの曲。すぐ終わっちゃうんだけど(苦情)。

他に、収録の演奏もみんないい(炊事のおともに)。ベニー・グッドマンのソロのドビュッシーとかアメリカらしくて珍しい。

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コメント

 こんばんは。

 バルビローリといえば、今回の紹介曲から離れてしまいますが、ブラームスの第1シンフォニーを思い出します。
 というか、そのブラームス1番に演奏として初めて接した際の指揮者がバルビローリだったのです《ちなみに管弦楽はウィーン・フィル》───この演奏は、EMI「セラフィム・スーパー・ベスト」シリーズの中の1枚として購入し、聴いていたものです。
 その演奏自体はというと、全般的にゆったりとしたテンポで、それが終始続くような感じでした《ちなみに当該ブラームス第1シンフォニー演奏の収録年月日は「1967年12月4~8日」となっていました》。

 で、後日に別の指揮者によるブラームス1番が収録されたCDを購入して聴いた際、特に終楽章の第1主題が展開されているところに於いて、ある箇所から急にテンポが速くなったことに違和感を覚えたものでした。

 バルビローリの音楽解釈がある種独特であることを思い知らされた瞬間でもありました。

投稿: 南八尾電車区 | 2010年1月27日 (水曜日) 23時40分

超お久しぶりです、Dowlandです。
たまにわたしの持ってるのが出ますねぇcat
ウチの場合ヒストリカルを別コーナーに置いているのでつい忘れがち。これは2004年リリースのバルビ&ニューヨークの4枚シリーズの1枚でした。ブルッフはそれまで持っていた有名女性演奏家の演奏より凛々しくて、それでいて十分ロマンチックで、驚いたものです。naopingさん、これ聴いて泣きながら包丁握ってるんですか(。>0<。)

Dowlandは最近フィンランドしてまして、こないだノルドグレンのチェロ協奏曲の第1楽章と第2楽章が「前奏曲」になってるのを発見。ブルッフ作品を思い出していたところです。

投稿: Dowland | 2010年1月29日 (金曜日) 17時13分

>>南八尾電車区さん
こんばんは。
バルビローリのブラームスは交響曲全集を持っていますが、ほぼ死蔵状態ですね・・・。
バルビローリとかボールトやサージェントなど、日本でイギリスの指揮者が軽く見られがちなのは、昔売っていたセラフィムなどのEMI廉価盤シリーズのせいじゃないかなあと私は睨んでいます(バルビローリは今は比較的人気ありますけど)。安価で手に入りやすいから。正直サージェントなんて廉価盤御用達の三流指揮者だと思ってましたし。大人になってからここらへんの指揮者の見方がずいぶん変わりました。
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>>Dowlandさん
大変お久しぶりです。お元気でしたか?
そう、泣きながら玉ねぎ切ってます。うう。
エルガーのコンチェルトとかイタリアオペラとか、バルビローリは伴奏もの(っていうのは少し語弊がありますが)はいいなあ、うまいなあと思います。なんとなくソリストへの思いやりが感じられるというか。

フィンランドですか。北欧作曲家もなかなか奥が深くて今のところスウェーデン止まりなのですが、シベリウスだけじゃなくて色々いい作曲家がいますよね。

投稿: naoping | 2010年1月30日 (土曜日) 18時39分

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