ムイナルスキ/ヴァイオリン協奏曲・ポロニア交響曲
エミル・ムイナルスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 Op.16
交響曲 へ長調「ポロニア」Op.14
コンスタンティ・アンジェイ・クルカ(Vn)
カジミエシュ・コルト指揮
ワルシャワ・ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団 (MUZA PNCD-074)
また、新たにポーランドの作曲家を発見してしまった。
「M」の項のなんか別の作曲家のCDを探してたんだが、また「L」にななめ45度の棒線引っ張ったのを発見してしまった(扉閉まりま~す)。アレを見ると「この人ポーランド人だ」と思い、生まれた年代を確認するとどうしても聴いてみたくなるのであった。
エミル・ムイナルスキ(1870~1935)ヴァイオリニスト、指揮者、作曲家。ワルシャワ・フィルハーモニーの創設者の一人。ワルシャワ・オペラの芸術監督も務めた。ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団の首席指揮者であったこともあった(1910年~1916年)。
日本のウィキペディアにはこの作曲家の項目がない(ロイヤル・スコティッシュのとこに名前だけ出てる)。ポーランドのウィキペディアにだって2行くらいしか記述がない。どうなのこの冷たい扱い。
で、曲ですが。
ヴァイオリン協奏曲。クルカが弾いているだけあって、滅法うまい。さすがポーランドの至宝。・・・というか5割増しくらいにものすごくいい曲に聴こえる。いやホントいい曲なんですけど。
クルカは「しゅるしゅるしゅる~」と本当にあれよあれよと鮮やかに弾き切ってしまうので、あ~~~~っというまに終わってしまう。まあ、本当に曲が短いのであるが(24分くらい)。感じとしては、カルウォーヴィチの協奏曲がロシア寄り?な感じに対し、アメリカ・ハリウッド映画音楽寄りである。華やかで聴かせどころも多く、コルンゴルトやバーバーのヴァイオリン協奏曲がお好きな方ならばハマりそう・・・かな。(第2楽章のメロディーに「めだかの学校」の「♪か~わ~の~なか~」の部分が頻発してちょっと笑える)
交響曲。Poloniaと名付けられているが・・・ポロニアって。シベリウスのフィンランディアを思い出してしまった。曲は、やっぱり華々しくてハリウッド映画音楽っぽい。(えーと、私はそもそも映画音楽好きであるから、ここでいう「映画音楽みたい」は褒め言葉である。あしからず) 普通に4楽章あり、全部で40分弱だが、聴かせどころ満載である。カルウォーヴィチよりも増して聴きやすいかと。
※協奏曲をどうしても聴いてみたい方へ。ナイジェル・ケネディのプロモーション・ヴィデオでほんのちょっとだけ聴けます。できればクルカで聴きたいものだが。
(41秒くらいから。後半はカルウォーヴィチの協奏曲)
http://www.youtube.com/watch?v=dGklQNoQAg0
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コメント
こんばんは、ご無沙汰です。
そして、後れ馳せながら、2010年あけましておめでとうございます。
また一つ、CDショップで極マイナーなポーランド人作曲家を発掘されたみたいで・・・自国語(ポーランド語)版ウィキペディアすら簡潔に書かれているだけというあたり、ほぼ完全に歴史に埋もれてしまった作曲家って印象ですね。
アーティストもオール・ポーランドであるあたりがコテコテなところなのですが、作風が何故かアメリカ=ハリウッド風というあたりが面白いですね。
あと、どうでもいいことかも知れませんが、本文中の「扉閉まりま~す」にピクッと反応してしまった私です(自爆)
今年1年がnaopingさんにとりまして良き1年となりますように!
投稿: 南八尾電車区 | 2010年1月 7日 (木曜日) 01時00分
>>南八尾電車区さん
あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
うーん、ポーランドの作曲家って多分日本においてはショバンだけが超有名で、あとはシマノフスキと・・・せいぜいグレツキ、ペンデレツキあたり以外はほとんどマイナーで、知名度は全部一緒なんじゃないかなあとさえ思います。これから色々聴こうと思ってる私でさえ、名前と作風がまだ結びつかないです。最近物忘れが激しい・・・。名前が長い・・・。
「扉閉まりま~す」は、誰かがつっこんで下さるといいなあと思いましたが・・・やっぱり鉄ヲタネタだけあって 南八尾電車区さん登場ありがとうございます。
投稿: naoping | 2010年1月 7日 (木曜日) 21時01分
ほほー。
ケネディのカルウォーヴィチに2番の協奏曲がカップリングされてた(H○Vの表記では「ムリナリスキ」って、なんだか無理やりな表記になってた)んですが、こっちの方は聴かずじまいでした。面白そうなんで、ぜひ聴いてみます。
クルカ、やはり上手いですか。彼のカルウォーヴィチ、より聴いてみたくなります。CD Accord盤、手に入らないかな…以前は国内盤もあったんですけどね。
投稿: ぜん | 2010年1月 9日 (土曜日) 14時09分
>>ぜんさん
こんにちは。
「ムリナリスキ」って・・・声出して笑ってしまいました。いまだにスクロヴェチェフスキの最初の名前を「スタニスラフ」って書いてあるのをみかけますけど、そろそろ「スタニスワフ」にちゃんと表記してもらいたいです(サントリーホール!)。
クルカのカルウォーヴィチ、YouTubeでは聴けるんですが・・・やっぱりすごいいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=f1514fo-ogg&feature=related
投稿: naoping | 2010年1月 9日 (土曜日) 17時36分
わー、こんな動画があったんですね!ありがとうございます。クルカさん、ポーカーフェイスですらすら弾いてます。やはり上手い。
(クルカ&ロヴィツキ/ワルシャワ・フィルのブラームスをCDで持ってますが、やはり上手い。でも肝心のポーランドものを持ってなくて…)
コルトの指揮は、ちょっと飯守さんを思わせるような。そんな似てるってわけじゃないけど。
ともかく貴重なものを観れて、とてもうれしいです。
投稿: ぜん | 2010年1月 9日 (土曜日) 20時22分
>>ぜんさん
おお、お役に立てて良かったです。
クルカ氏は、2007年に来日されたようですが・・・名前を知ったのは(ポーランド音楽聴くようになった)つい最近です。本当に弦楽器に疎いもので(恥)。
コルトって指揮者も勿論最近知りました。ラジオやCDで結構最近聴くことが多い指揮者です(まあ、私だけ・・・ですが)。そういえば飯守さんにヘアスタイルちょっと似てますね。
投稿: naoping | 2010年1月 9日 (土曜日) 21時10分
こんばんは。
もしかしたらお邪魔するの今年初かも。
本年もよろしくお願いします!
またまた秘曲を見つけ出しましたね~
初耳の作曲家です。
こうして拝見してると、ポーランドはドイツとスラブのはざまにあって、独特の音楽が生まれているのですね。
クルカ氏は、私は若かりしころ、ちょっとしたアイドル的なヴァイオリニストでして、日本でもとても人気があったのですよ。
ミュンヒンガーの四季でもソロを弾いてまして、メジャーレーベルにも録音がいくつかあります。
そしてコルト氏も、現代音楽を中心に盤暦は長い人です。
そんな組み合わせのムイナルスキ(書きにくぅ・・・)。
よさそうじゃありませぬか!
投稿: yokochan | 2010年1月 9日 (土曜日) 23時36分
>>yokochanさん
こんにちは。こちらこそ宜しくお願いいたします。
(タワレコの関係で、この3連休はブログのメンテナンスでつぶれそうです。昔のTB再度送ってしまってるかも・・・すいません。)
そうそう、ポーランド音楽は民族音楽っぽいと思いきやドイツ・オーストリア音楽寄りな感じの面白い曲がたくさん眠っています。歴史的な経緯から作曲家が埋もれているのかなとも思います。
それにしてもクルカがアイドル的って・・・あのしかめっ面のおっさん(←失礼)がですか? まあ考えてみたら若い頃はハンサムだったのかなあという端正なお顔ではありますね。
ムイナルスキは最近は夕飯支度中のBGMにしたりしてます。
投稿: naoping | 2010年1月10日 (日曜日) 11時58分