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2010年1月31日 (日曜日)

ネットラジオでポーランド音楽を聴く8

夕べの11時過ぎ、ポーランドラジオを聴きながら「オカルト板」をしみじみ読んでいたら、ショパンの演奏史みたいな番組だったようで、突然すごい昔のSP盤?の「葬送」ソナタ(針音たっぷり思い入れたっぷりの演奏)が流れてきて悲鳴を上げそうなくらい怖かったです。ポーランド語だから何が出てくるかわかんないしね。

・シマノフスキ 6つの歌曲 Sześć pieśni do słów Tetmajera
シマノフスキのテノールで歌う曲っていいよね。

・ノスコフスキ 演奏会用序曲「モルスキー・オコ」 Morskie Oko
この人はベートーヴェン+北欧ものっぽい感じなので、日本のシンフォニストさんたちには聴きやすい作曲家かなと思う。

・ザレンプスキ ポロネーズ組曲
ザレンプスキのピアノ曲は初めて聴くが、ショパンとはまた違う感じだ。

・エウゲニウシュ・モラフスキ Eugeniusz Morawski-Dąbrowa(1876~1948) バレエ「愛」(ハイライト)
「愛」なんて、だっせぇバレエ曲を想像してたらところがぎっちょん、前衛SF映画みたいなカッコイイ音楽。バレエなのに合唱が入るのもカッコイイ。わかりやすいブルムダールといったところか(余計わかんない?)。

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2010年1月30日 (土曜日)

Let's 鱚(キス)。

通いの魚屋さんでお買い得品を買い、予想外に調理が大変だったことなどを報告するこのシリーズも第2弾。

過去記事:Let's あん肝。

P1110333 今日も魚屋さんでは色々売っていたが(カワハギのバカ顔にちょっと笑った)、鱚が安かった(一般的な値段は知らないが)ので、「なんかてんぷらにでもするか」と軽い気持ちで購入。まあ、キラキラしてなんて綺麗なんでしょ。

あの。

私、何か間違えてた。これ、このまま天ぷら粉つけて揚げれば美味しく食べられるものだと思ってしまってた。

あれは・・・ワカサギだった。ネットで調理法を見たら、鱚はそんな簡単な食べ物でなかった。小さいのにウロコと背骨が妙にしっかりした魚なのであった。

まず。ウロコを取ることから。遠い昔に買ってあまり使ってなかった「ウロコ取り器」を探して、ウロコをガンガン取りまくった。

で。

「三枚おろし」にしろと。こんな小さな魚にこんなに手がかかるなんて。そんなことなら買った魚屋さんで「三枚おろしにしてください」と頼めば「お安い御用」とやってくれたはずなのに。ああ、後悔。

仕方なく、戸棚の奥にしまってあった関敬六・・・じゃなくて名刀・関孫六を引っ張り出して、ぶすぶす切り始めた。

あ。

なんか違う。なんかぐちゃぐちゃ。こんなはずでは。ああああれ?ネットでよくみたら「背開き」って書いてあるし。間違えておなかから切ってしまった。で、背中から切ってみたら、なかなか綺麗に切れるものなのね。そういうふうになってるのね、鱚さんは。

P1110334 ←うむ。なかなか綺麗にできたじゃないか(一番左のは腹から切った失敗作)。

で、調理。実は、私はあまり天ぷらは家では作らない。何故かというと。

「天ぷらはお店で揚げてもらって食べるもの」

と思っていたのである。遠い昔に母と?天ぷら屋さんに入って目の前で板前さんが説明しながら一品一品揚げてくれた天ぷらを食べた時から、自分で作ろうと思ったことは一度もない。お寿司と一緒で、天ぷらは板前さんが作るもんだと思ってたんだわな。あの揚げたてさくさくの天ぷら、おうちじゃ作れない。

でも。買ってしまったものは食べなきゃならんので、ここは考えられる限りベストを尽くした。
・小麦粉ではなく、100円ショップで売ってる「コツのいらない天ぷら粉」的なものを使う。衣を付ける前にビニール袋で粉の状態のものを魚につけておくといいみたいよ。
・揚げ油は新しいものを使う。今回はキャノーラ油を使用。
・ル・クルーゼで揚げる。

これで美味しくなかったら、もう鱚の天ぷらなんて二度としない、と思った。正直さばくのめんどくさいし。

で。

P1110336_2 まあ、なんとなくちゃんとできた。周りはさくさく、中はふっくらほくほく。ジュウシイ。いい魚屋さんだから鮮度もいいのだな、きっと。

たまたまお弁当のおかず用に買ったししとうも一緒に揚げてみた。

お店みたいに塩とレモンで食した。最近の天ぷら粉の威力は凄いな。んは~、本当に美味しかったでした。また売ってたら買って作りたいです、鱚。安いし。

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すっかり天ぷらにはまってしまい、翌日家にある野菜を片っぱしから揚げて食べました。何でも美味しいですが、とくに菜の花は美味でした。ふきのとうとかも美味しいだろうなあ。



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ネットラジオでポーランド音楽を聴く7

夕べ、残業で家帰ったの夜12時過ぎ・・・・(泣)。ニンジンぽりぽり食べて寝て起きたらもう「ファンタジア・ポルスカ」(日本時間10時~14時・毎週土日)の時間が迫っていた。

番組始まる前のジャズ番組でマーラーの5番の第1楽章やアダージェットをジャズにした(ちょっとポーランド・ジプシー音楽風?)のをやってて、先週もそれ聴いたんだけどいいな、と思った。

今日は掘り出し物が多かった。

・マチェイ・マウェスキ? Maciej Małecki (1940~ ) 古いスタイルの2つのハープと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ
現代ものとは思えない、典雅な音楽である。バッハからモーツァルトの時代の音楽にちょっと現代風味もありといった感じでとても聴きやすい。

・アンジェイ・クリレヴィツ Andrzej Kurylewicz(1932~2007) カミル・ノルヴィトのテクスト「ヴェローナ」による合唱曲の何か?
んーと、「歌」じゃなくて合唱団が好き勝手にざわざわ喋ってるので始まり、オケ伴奏による「呼びかけ」である。まるで毎朝の社訓の読みあげ?みたいだ。現代もの苦手だけどこれは聴きやすくなかなか面白い。

・モーリッツ・モシュコフスキ Moritz Moszkowski(1854~1925)ヴァイオリン協奏曲
また!!ポーランドは素晴らしいヴァイオリン協奏曲を隠しているな! (タスミン・リトルがCDでカルウォーヴィチとのカップリングで弾いてる曲。)メロディはカル君同様とっても綺麗だし、なんかどっかで聴いたことある感じ(実は私が知らないだけで有名?)。CD買おうかな。

・アンジェイ・ニコデモヴィチ Andrzej Nikodemowicz(1925~) ヴァイオリン・ソナタ
どこでもドア?みたいな名前である。美しいような・・・わからないような。つかみどころのないところがとても魅力的。

・マチェイ・マウェスキ? Maciej Małecki (1940~ )
ロンド
作曲者本人のピアノ・ソロによる演奏。ガーシュイン+プーランクといったジャズ風なピアノ協奏曲で、とても魅力的。もしかして本国では人気のある作曲家なのかもしれん(知らんが)。

・グラジナ・バツェヴィチ Grażyna Bacewicz(1909~1969)弦楽オーケストラのための協奏曲
塔にも普通に項目のある、ポーランド作曲家としてはメジャーなバツェヴィチ姐さんの曲。ポーランド国家賞を取った曲なんだって。バルトーク系な感じ。

・マチェイ・マウェスキ? Maciej Małecki (1940~ )オッフェンバッキアーナ・バレエ組曲「パリのブラジル人」
まあ・・・この題名から想像できるような感じの曲。上演したらとても楽しいステージになりそうね。
この作曲家のHP。
http://www.malecki.art.pl/index_eng.html

P1110331 社販。激安で箱買いしたベーコン。(ウチは肉屋でもスーパーでもコンビニでもないんだが・・・)
もともとベーコン大好きでスーパーで安く手に入れては、冷凍してちょっとづつちぎって使ってたが、今日からは思う存分使うことができる(もちろん、今回もすぐに冷凍庫へ)。今日はベーコンエッグ、カルボナーラを作ってウマウマ。白菜と煮ても美味しいね。(肉の原産地が何故かポーランド・・・)

しかし・・・こんなんじゃぶくぶく太りそうだ。気をつけよう。

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2010年1月27日 (水曜日)

ゴロヴァノフのスクリャービン・交響曲第1番

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スクリャービン:交響曲第1番 ホ長調Op.26「芸術讃歌」
リュドミラ・レゴスタエヴァ(Ms), アナトーリ・オルフェノフ(Ten)
ニコライ・ゴロヴァノフ(指)モスクワ放送響&合唱団

(ジャケット写真は1番のみ収録)

過去記事:ゴロヴァノフのスクリャービン(3番と4番)

ブルッフの記事の人気のなさに嫉妬。

先日、ゴロちゃんのスクリャービン交響曲全集(3枚組)を購入した。すでに3番と4番は持ってるのに、これじゃ重なっちゃうじゃないのって? まあ・・・いいじゃないの。3枚組で490円(←ケタ間違ってないです)は破格のお値段である。もうこれを逃したら買わないんじゃないかと思ったんで。

正直、スクリャービンはゴロちゃんの演奏しか聴いたことがない(いまだに)。恐らく、他のノーマルな指揮者の演奏だったら(ムーティとかあ?)もっと全く違うものなんだと思う。でも・・・まあいいじゃないの。なんか好きなんだもん、この独特のおどろおどろしい雰囲気、録音の悪さ、音のつぶれ具合。昔のB級SF映画とかの映画音楽に近い(3番と4番は)。

まあ、それに比べたら交響曲第1番は曲はまだノーマルである・・・たぶん。普通の後期ロマン派のねっとりとしたロマンティシズムにあふれた曲なんだろう・・・と思う、たぶん。

ゴロヴァノフだと・・・ちょっと違うんだけど。可憐な音楽のはずの(たぶん)第4楽章のヴィヴァーチェもなんだか象がよたよたと走り回ってるようだし、第5楽章の最後など、荒れ狂う恐竜たちの戦いのようである。首長竜とかの大きなしっぽが「ぺしん!ぺしん!」と地面にたたきつけられるのを想像。トリケラトプスの咆哮が聞こえる(←テキトー)。

で、ご存じのように?この交響曲第1番には最後に合唱と独唱者の歌が入る。正直、詩の内容などどうでもいいのであるが、一応ウィキペディアにはちょびっと書いてある。

「おお、神と崇高なる芸術と調和の至高の象徴よ、そなたの前にわれわれは捧げものとして賛辞を送る」「地上の全能の支配者よ、そなたは人を揺り動かして栄えある行いをせしむる。万人よ来たれ、芸術の許に。われら芸術賛歌を歌わん」
とかいう感じらしい。

はあそうですか。

二人の独唱者はいかにも昔のロシア人歌手の発声で、すごく古臭くていい。こういうのが大好きだ、私は。テノールなど藤山一郎先生をほうふつとさせる(ウソ)。それと、オケの伴奏(っていうのか?)が怖くてたまらない。突然爆発する金管。「ばああああん!!」「じゃあああああん!!」

もう、何を表してる曲なのか、もうあとのほうなどどうでもよくなってくる。最後に入る合唱団も、あたしの脳裏ではもうすごい厚化粧の男女が歌ってる映像が浮かんでくる。

素晴らしい交響曲である(←え)。他の指揮者の演奏ではきっともっと普通の曲なんだろうな。

・・・で、私の買ったCDではこの曲のあとには例の「プロメテウス」(交響曲第5番)が続けて入っている。なんか・・・作風がまた違うんだな。もうどうにでもしてくれって感じだ。

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2010年1月26日 (火曜日)

ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲1  ミルシテイン&バルビローリ

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ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』
ドビュッシー:小組曲
ドビュッシー:第1ラプソディ ※ベニー・グッドマン(クラリネット)
ラヴェル:ラ・ヴァルス

ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
ジョン・バルビローリ指揮
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1940年代[モノラル]

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若き日のバルビローリの写真がりりしい、ニューヨーク・フィル時代の録音を集めた一枚。某大手輸入盤屋さんで490円で入手。言っとくけどジャケ買いではないぞ。最近、「お料理やお裁縫をしながらBGMにヴァイオリン協奏曲を聴く」ことに何故だかはまってしまい、カルウォーヴィチやムイナルスキなんて異常にレアものを聴いてて、そのうち昔から持ってるコルンゴルトやバーバーも引っ張り出して聴いてたけどあきたらず、「超有名どころも聴いてみるかな」と思ったところでこのCDを見つけたのだ。なんて遠回りな。

実のところ、この曲はこないだご紹介した「タダで昔の録音がダウンロードできる貧乏人には嬉しいサイト」でちょっと前にDLして聴いてみたんだけど、クーレンカンプのは録音が古いせいか「まあ・・・こんなもんかなあ」って思ったくらいだった。

ブルッフって・・・ドイツ人だったのか。調べてみたらこの作曲家の事を名前しか知らないことが判明。人生で全く関係ない作曲家で終わるとこだった、もう少しで。

マックス・クリスティアン・フリードリヒ・ブルッフ(Max Christian Friedrich Bruch, 1838年1月6日 - 1920年10月2日)はケルンに生まれベルリンで没したドイツの作曲家。教師で有名な歌手であった母親から教育を受け、音楽、特に作曲に早くから才能を示した。ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調が、ロマン派の協奏曲として特に有名でよく演奏される。他にもヴァイオリンと管弦楽のための『スコットランド幻想曲』や、チェロと管弦楽のための『コル・ニドライ』がしばしば演奏される。(ウィキペディアより)

音楽史に残るヴァイオリン協奏曲では、有名度で・・・大相撲で言えばチャイコフスキーとメンデルスゾーンが横綱ってとこなんだろうな。あ、ベートーヴェンも入るのかしら。で、ブルッフは大関くらいなのかしらん。そのくらい有名なんだな、多分。

私の聴いているカルウォーヴィチやムイナルスキなんかは、突然現れた外人力士って感じなのかなあ。「なんでこんなとこからお相撲さんが???」みたいな外人力士ってたくさんいるじゃないですか、アルゼンチンから星安出寿(ほしあんです)とか星誕期(ほしたんご)とか。あと、グルジアから黒海とか、エストニアから把瑠都(ばると)、ブルガリアから琴欧州は有名だよね。あー、あとで思い出したけどロシア出身の大露羅(おおろら)もいたなあ。

そんで考えてみると、ポーランドから外人力士が来たっておかしくないじゃない。そしたらしこ名は何になるのかな。ポーランドって言ったら、まずショパンでしょ、あと思い浮かぶのはアウシュビッツしかないな、私は。しこ名でアウシュビッツは使い辛いから、やっぱりショパンかな。「初藩錦(しょぱんにしき)」とかどうでしょ、なんか可愛くないですか? チェコからの力士「ぷらは」「もるだう」もいいなあ。オーストリアからは「わるつ」「どなう」とか・・・。相撲界が超らぶりーに、クラシカルに変身するかもよ。

・・・あーっと、脱線した。今日はブルッフの協奏曲の話だった。


第1楽章「前奏曲」アレグロ・モデラート

第2楽章 アダージョ

第3楽章「終曲」アレグロ・エネルジコ

この曲は異例なことに第一楽章は「前奏曲」ってことらしい。ふむ、そう言われてみるとそんな感じもする第2楽章への繋がり方だよね。

まあ、誰でも聴いたことがあると思う有名な曲なもんでそんなに詳しい説明はええっちゅうことで、演奏は。

私はあんまりヴァイオリニストの細かい違いがわからんのだが(昔の有名な人は大体うまい・・・くらいな感じだ)、さすがにミルシテインの演奏は夕飯の肉じゃがを作りながらでも「ホロッ」と来るものがある。豊かなとってもいい音である。そうそう、この録音はとても古いんだけれども(1942年)いつもながらマイケル・ダットンはいい仕事してる。私はダットンのCDはあんまり年代はキニシナイで買ってる。モノラルながら本当にいい音である。

また、ニューヨーク・フィル時代は楽員とあんまりあわなくて不遇だったと聞いているバルビローリだが、やっぱりここでもジェントルで心のこもったいい伴奏をつけている(と思う)。なかなかお気に入りで何回も何回も聴いているが・・・なんて短いのこの曲。すぐ終わっちゃうんだけど(苦情)。

他に、収録の演奏もみんないい(炊事のおともに)。ベニー・グッドマンのソロのドビュッシーとかアメリカらしくて珍しい。

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2010年1月24日 (日曜日)

オペラパレスからの手紙

P1110330_2  あら~、また来ちゃったよ。こないだセット券買ったばかりかと思ったらもう1年経ったのね。早いわね、時の経つのは。まだ2演目残ってるんだけど、私。

はあ~~、今度の演目はどうなんだろう、(赤貧の)アタシ的には。あらー、ごあいさつの写真がオタカさんになってるわ、写真がぴか~って輝いてるし。あれれ、ピーター・グライムズやんないの?私、夢でも見たのかしらん。

・アラベラ(シルマー指揮)
主役姉妹が美しければ行くかな(それにかかってるんだこのオペラは)。衣裳は森英恵さんだそうです。

・フィガロの結婚(ギットラー指揮)
伯爵夫人役のパパタナシュという名前が面白い。そんだけだが。

・アンドレア・シェニエ(シャスラン指揮)
シェニエの有名なアリアと最後の場面だけ鼻血ブーの超カッコイイオペラ。あとはあんまり・・・なのでどうかな。

・トリスタンとイゾルデ(大野さん指揮)
ツィトコーワたんがブランゲーネ役で出演。しかし彼女にはオクタヴィアンをやって欲しかったのだわ。

・夕鶴(高関さん指揮)
ここは思い切ってイレーネ・テオリンの「つう」で!(←大ウソ)

・椿姫(広上さん指揮)
この曲は短すぎてお金がもったいない。

・マノン・レスコー(フリッツァ指揮)
プッチーニの曲だが意外と私はあんまり親しみがない。

・薔薇の騎士(アルミンク指揮)
はてどうしようかなあ・・・。

・コジ・ファン・トゥッテ(カリニャーニ指揮)
・・・

・蝶々夫人(アベル指揮)
どうでもいいが、何故日本人が蝶々さんじゃないのだ!感情移入ができないだろうが~~~~~~!!

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(以下、雑談)

話は変わるけど最近ワーグナーの記事がない・・・とお嘆きのあなた、別に全然聴いてないわけじゃないの。今日もケンペのリングを聴いてたんだけど、聴いてるうちに日が暮れてしまって「あら、夕飯の支度をしなくては」とか「お弁当のおかずを作らなきゃ」とか思って結局またポーランドラジオ聴いていました。家事をしながらワーグナーって結構アレなんで(ぶっちゃけ近所迷惑)。

・・・昨日聴いたルジツキのオペラ「エロスとプシュケ」が忘れられない。CDが欲しい、でもポーランドから個人輸入するのコワイ。なんかルジツキって「ポーランドのコルンゴルト」みたいな感じがする。あんまりCDないのも気になる。YouTubeではバレエの映像は結構あるんだが。「パン・トワルドフスキ」っていう演目が有名?みたいだ。

バレエ「パン・トワルドフスキ」より(たぶん)。
バレエなのに歌入り。女性の衣裳が(/ω\)ハズカシーィ。曲はなかなかイイ。

http://www.youtube.com/watch?v=dJzE2B0V4i0&feature=related


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2010年1月23日 (土曜日)

ネットラジオでポーランド音楽を聴く6

楽しみにしてた「デトロイトメタルなんとか」が結構つまんないので、見るのやめて記事を書くぜ。

週末恒例のファンタジア・ポルスカを聴いてのメモメモ。(これをあとでみてCDを購入したり、しなかったり、できなかったり。大体、アレですな、ショップでCDを見ていて「おお、こんなものがあるのか。しかし今日は他に買うものがあるから今度にしよう(どうせこんなマニアックなの誰も買わないし)」と思って放流しておくと、次に出かけたときには絶対にない。そのたびに凄い反省をするんだけども。)

今日は、シマノフスキが比較的多く、プアヴネルのヴァイオリンによる「神曲」やらこないだ買ったCDに入ってる官能的な歌曲「ペンテジレア」をやったりしたが、メインは何と言っても最近私が注目している作曲家、ルドミル・ルジツキのオペラ「エロスとプシュケ」である。

聴いてみるとどうもハイライト(しかも針を落とす音が聞こえるのでレコードかも?)のようだし音も1968年と古い。やはり期待通りというか・・・曲はワーグナーのトリスタンとディーリアスとドビュッシーを合わせたような感じで、オルガンやハープを多用しているせいか夢のように幻想的でロマンティックである。その上ポーランド語なもんで何とも言えない東欧っぽい雰囲気も醸し出す。途中口笛なんか吹いちゃって楽しそう。ツボった。まあ、「ロジェ王」ほどの傑作とは言い難いが、珍曲中の珍曲として覚えておきたい・・・というか全曲聴いてみたい。あまりにも中途半端だぜ。

CDはあるっちゃあるらしいのだが・・・。
http://www.pigasus-shop.de/product_info.php/language/en/info/p153_Eros-i-Psyche-op--40.html

アンジェイ・パヌフニクのピアノ三重奏曲を聴く。パヌフニクはイギリスの女流作曲家ロクサーナ・パヌフニクのお父さんで、今回初めて曲を聞くんだがそんなに聴き辛いというほどでもない。しかしどっちかっつーとBBCミュージックマガジンの表紙や自分の作品のCDジャケット写真を立派に飾ってしまうほどお綺麗なロクサーナ・パヌフニクさまの曲を聴いてみたいな(イギリス音楽になってしまうけど)。

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カルウォーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲

P1110328 ミェチスワフ・カルウォーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.8
ピオトル・プワヴネル(ヴァイオリン)
チェスワフ・グラボフスキ指揮/ジェロナ・グラ・フィルハーモニー管弦楽団
(DUX0540)

このブログで再三「いい曲でっせ」と紹介した(ような気がする)、カルウォーヴィチのヴァイオリン協奏曲。あ、ホントマジであなた、普通に日本の定期演奏会で演奏したってブラヴォー出ると思う。みんなきっと好きになっちゃうと思うよ。

何かと色々ここでポーランドの作曲家の曲をご紹介してきたけど(まあ、まだ始まったばかりだけどさー)、ただ物珍しいだけで聴いてるわけじゃないんだわさ。本当にかなりの確率の高さで「おお!こんないい曲があるのか!」と驚いてる・・・カルウォーヴィチに限らず。

この曲も「出会って良かった」と思える曲のひとつ。できればポーランドの名手アンジェイ・クルカ先生の演奏で聴きたいとこだが・・・売ってなかったのでコレで。この若手のプワ・・・プワヴ?全然知らないんだけど。大体読めないし。

日本の輸入盤取扱HPによりますと。

ピオトル・プワヴネルは1974年ウーチに生まれ、1991年のヴィエニャフスキ国際コンクール、1995年のミュンヘン国際音楽コンクール等で優勝を果たしたポーランドの天才若手ヴァイオリニスト。

ほほ~若いんだな。まあ、YouTubeで見聞き出来るクルカ先生の貫録たっぷりの演奏と比べちゃうとどうしてもアレだけれど(楽器も違うだろうしな)、なかなかどうしてたっぷりとロマンティックな演奏を繰り広げている・・・と思う。がちゃがちゃした所は全然なく、綺麗な音である。グラボウフスキ(私が初めて買ったカルウォーヴィチのCDの指揮者)のサポートもよい・・・というか名前は知られてないけどこの指揮者(兼作曲家)結構いいんじゃないかと思う(顔おっかないけど)。ポーランド人演奏家はなかなか日本まで名前が伝わってこないね。

P1110329 ←指揮者の写真。

曲は3楽章あり。

第1楽章 アレグロ・モデラート
ホルンの前奏がちょっとチャイコン(ピアノのほう)を思わせるけんども(カルウォーヴィチはチャイコフスキー信仰者じゃけん)・・・華やかな楽章。

第2楽章 ロマンツァ アンダンテ
第1楽章に続いて演奏。カルウォーヴィチの本領発揮の超美しい楽章。出だしの不協和音が美しすぎて死ぬ。それに続くヴァイオリンのメロディにも心ひかれる。マオちゃんにこの曲ですべらせてえ~。

第3楽章 フィナーレ ヴィヴァーチェ・アッサイ
チャーミングで軽やかな楽章。可愛らしいヴァイオリンの主題メロディに合いの手のトランペットがまた可愛い。続くちょっと哀愁を帯びたメロディもよい。この楽章もかなり好き。

(このCD、カップリングがシマノフスキ1だが、一曲目とのあまりの作風の違いにちょっと違和感。やっぱりシマノフスキ・・・人並み外れてるぜ)

icon ←購入はこちらから(HMVへ)。 icon

以前コメント欄で紹介しましたが、クルカの演奏はこちらから聴けます。(何故か)しかめ面でバリバリ弾きまくるクルカが見られます↓。

http://www.youtube.com/watch?v=f1514fo-ogg&feature=related


・・・ということでクルカ先生のCDの購入はこちらからね。
Violin Concerto, Eternal Songs, Stanislaw & Anna: Kulka(Vn)Kord / Warsaw Po icon

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2010年1月22日 (金曜日)

最近の節約生活

少々ご無沙汰しております。会社が給与計算に入ってたんでちょっと忙しかったんですが(大したことはありません)。

ここ最近、記事にしようと思って撮った写真など交えながらまたしても節約生活のご紹介を。

P1110326 最近思う、もっともコストパフォーマンスの高い食材は、業務スーパーの白身の魚のフライ(冷凍)である。ホカ弁の一番安いのり弁に入ってたりするが、元々こんなにも安いとは。

15センチくらいの大きさの揚げる前のもの10個入って198円である。なんという安さであろう。お弁当に入れるとかなりの大迫力である。それが一つ20円しないなんて、凄い~~~。

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P1110327 まあ、お弁当にするのは王道なんだけど、私は前の晩に油で揚げておいて、朝にオーブントースターでトーストと共に焼いて、フィッシュサンドにして食べるのがお気に入りだ。タルタルソースをかけて、朝っぱらからなんか凄く豪華な感じがする。もちろん中国製だけど・・・気にしない。
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最近のお裁縫。

会社に着て行く「ずぼん」が擦り切れてきたので、買うのもなんなので自分で作ることに。

P1110317 日暮里まで行くヒマがなくて、渋谷のマルナンで購入。季節柄、そろそろ冬ものは安くなっている。かなり質のいい布がメートル900円くらいで売ってる。1メートル90あれば「ずぼん」は作れるのだが・・・実際のところ私は背が低いのでそんなに買ったらかなり余る。・・・ので余り布はショルダー・バッグでも作ろうかなと思う。

「ファンタジア・ポルスカ」を聴きながら、型紙をとるところから始まり縫いあがるまで二日。日曜の夜に友人に誘われて飲みに行く時に着て行った・・・が、どうも「ずぼん」というものは我々ミニマムな人間にとってとてもバランスが取りにくいものなのだ。で・・・友人に見てもらったら、本当に作ったの~?どひゃ~と驚きつつ「うーん、あと7センチ短くしたらもっと可愛いと思うよ」ということなので、次の休みに丈を詰める予定(何てことない作業)。「ずぼん」はファスナーをつけるのだけがかなりめんどくさいが、ちゃんとできた時の喜びといったらない。

それにしても、こんなに不景気なのだからみんな洋服は自分で作ったらいいのに、と思う。私なんて、家庭科のお裁縫の時間はほとんどぼうっとしてたし、裁縫の宿題は全部母親にやってもらってた(母は裁縫学校行ってたので、私の小さい頃の服はほとんど手づくりだった)。いつも先生に「教えたやり方と違う」って怒られてたす。昔から器用だったわけではない。

だもんで、何でも作れるようになったのは本当に不思議。貧乏だと色々と必要に迫られるものである。ジューキミシン大活躍である。相当元は取れてる。

それと・・・あと、相変わらずほぼ毎日ポーランド第2放送は聴いています。会社から家に帰ると、聴いたこともないワールド・ミュージックっぽいのとか、普通にシューマンとかモーツァルトとかやってるので聴いてます。普段聴かない色々な音楽がいい音でタダで聴けてとても有り難い。言葉がわかんないのが邪魔しなくてまた良い。人間の名前の後ろに何か余計なものがいちいち付くのも、遠い異国っぽくて良い。こないだシュターツカペレのライブかなんかやってたんだけど、ロベルタ・シューマナとかコリンナ・デイヴィッサとか・・・。だいぶ慣れましたけど。こんなにおすすめしているのに・・・みんな聴いてないのかしらん。

http://www.polskieradio.pl/sluchaj/play.aspx?p=r2

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2010年1月18日 (月曜日)

ネットラジオでポーランド音楽を聴く5

1月16・17日聴いた曲の感想を忘れぬように手短に。

・マチエイェフスキ 2台のピアノのための協奏曲
シマノフスキっぽいかもと期待してたのと少し感じが違った。ヨーロピアンなガーシュインといった感じでジャズっぽい。これはこれでいいかな。

・パデレフスキ ファンタジア・ポルスカ(ポーランド幻想曲)
古くせえ~~~野暮ってぇ~~~いつの時代の曲だよ。しかしたまにチャーミングな個所もあり結構面白かった。

・ジーグムント・ミチエルスキ Lamento di Tristano
トリスタンの嘆き?って曲かね。曲想はシマノフスキっぽい。幻想的でなかなかよろしい

・ルドミル・ルジツキ ヴァイオリン協奏曲 
これは狙い通りだ。ロマンティックでたいへん聴かせる。ポーランド国はなかなか素敵なヴァイオリン協奏曲をたくさん隠してる?ことを実感。

・ザレンプスキ 弦楽合奏とピアノによる(ピアノ協奏曲版?)「ピアノ五重奏曲」
普段は「クルカ先生と愉快な仲間たち」の素晴らしい演奏で慣れ親しんでる(←日本で私だけ)この曲だが、なんか・・・弦がいっぱいいて聴きなれないので変。漫才でいうとボケ一人に突っ込みが30人みたいな違和感。「なんでやねん!!」

・カルウォーヴィチ 交響詩「寄せては返す波」
ポーランドでは夜中の番組のせいか、結構てきとーにやってまーす的な。途中で時間切れさようなら~(泣)。

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Let's あん肝。

去年から毎週通ってる、隣町の魚屋さんはとってもマニアックで大好き。

このところいつ行っても「くじらの刺身」(500円くらい。すごく美味しそう)を常備してるし、カワハギはいつも売ってる。「はたはた」を丸のまま売ってるときもある。こないだは「せいこがに」を売ってた(美味しいのかな?)。身近でコンパクトな築地って感じ。お刺身も捌きたてでものすごーく美味しそうで、魚好きは眺めているだけで楽しい。しかもとっても安い。

で。

こないだの土曜日行ったときは「あんこうフェア」だったっぽい。お鍋に入れる用に切ってパックにして300円くらいで売ってた。あんこう鍋美味しいんだよね。でも、「一人あんこう鍋」ってなんか嬉しいだか悲しいんだか微妙で。

そんで。隣に売ってたのがコレで。

P1110320

あんこう肝。

あら、あん肝ってこんなに安かったっけか。飲み屋で食べたらもっとしたような気がするけど156円で買えるのね。今日はこれで一杯やりましょう。

・・・と思って超お手軽な感じで買って帰って、どうやって食べるのかネットで調べたら・・・・自分の考えの甘さを思い知らされた。お料理上手な私だが、これって料理っていうより職人的な何かを必要とする作業のようだった。

だいたい。

お店で「あん肝」食べたのって凄い前のような気がする。どんな味だったのか(また、どんな形状だったか)あんまり覚えてなくて。

まず、「あん肝」って蒸した状態で食べるということをすっかり忘れていた。買ってそのままポン酢で頂くもんだと思ってたので。

もうね、ほとんど手術みたいな手順を踏むわけだわ。脳外科医福島先生みたいな。

(おとといの話なので、あまり詳しくは覚えてないけど、こんな感じ)

1、あんこうの肝の、血管や赤い部分を取り除いて綺麗にする。(血管なんてあるのか、これが一番スプラッタでめんどくさい。)

2、ほとんど白い状態まで綺麗になったら(そこまでやったらバラバラに解体しそうだったので中途半端)、ビニール袋に入れて醤油に漬ける。2分くらい待つ(本当は塩をして1時間ぐらい冷蔵庫に入れておく説もあったのだが、楽なほうで)。

3、お酒で洗う。

P1110321 きもちわるい。

アルミ箔でくるくる巻いて棒状にする。

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P1110322 こんな感じで、ルクルーゼで蒸す。20分くらい。

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蒸しあがったら、冷まして冷蔵庫へ。
翌日、輪切りにして万能ネギともみじおろし(築地で買った「鬼おろし」を使用)とポン酢(お歳暮解体バーゲンの高級なやつ)を添える。

P1110325_2こんな感じ。

味は・・・普通こんななんだろうか。クリームチーズにタラコを混ぜた感じ。少々ウニっぽいかも(そんな高級な感じもしないが)。期待してなかったけど意外と美味しかった。
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もう作りたくないけど。 

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2010年1月14日 (木曜日)

ストヨフスキ/カンタータ「ポーランドのための祈り」

P1110313 ジグムント・ストヨフスキ:
 管弦楽のための組曲変ホ長調 Op.9
 カンタータ「春」Op.7(混声合唱と管弦楽のための)
 カンタータ「ポーランドのための祈り」Op.40
  (ソプラノ、バリトン、混声合唱、管弦楽とオルガンのための)

マルタ・ヴルブレフスカヤ(ソプラノ)
マチェイ・ボグミウ・ネルコフスキ(バリトン)
ラファウ・スリマ(オルガン)
マルチン・ナウェンチ=ニェショウォフスキ指揮
ビャウィストク・ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニー管弦楽団
(DUX 0625)
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はい、ストヨフスキ言います~。今日は名前だけでも覚えて帰って下さいね~~~。

ジグムント・デニス・アントニ・ヨルダン・デ・ストヨフスキ(Zygmunt Denis Antoni Jordan de Stojowski, 1870年5月4日 – 1946年11月5日)はポーランド人ピアニスト・作曲家。20世紀になると渡米し、ニューヨークを拠点に、いわば第二の故郷として活動を続けた。

パデレフスキの弟子だったという。アメリカでは音楽教師としてかなり偉大な人だったようだ。作曲家としても結構いろんな分野の曲を残している。

過去記事:YouTubeで聴くポーランドの作曲家

ストヨフスキは↑過去にもほんのちょっとだけご紹介しました。で、一曲目の「管弦楽のための組曲」は華麗にすっとばして、本日は声楽曲のみのご紹介。

P1110312 このCDの注目すべき点は、英グラモフォン誌のエディターズ・チョイスのシールが誇らしげに貼ってあることである。これって、レコ芸で言ったら「推薦」ということなんだろうか。

で。

こんなあんまり知られてないような作曲家の曲が、英国の雑誌で褒められてるというのって・・・と不思議に思った。で、聴いてみた。

で、「なるほどな~」と思った。いかにも英国の人が好きになりそうなカンタータだ、と思った。

とくに「ポーランドのための祈り」が。
端的に言えば、ポーランド版「希望と栄光の国」といった風情である。一瞬プロムス始まっちゃったかと思ったくらい。これはエルガーか、はたまたパリーかと、

もうね、歌詞からしてそんな感じなの。

(原語はポーランド語)
Thou Queen of Poland, thou Queen of the Angels,
Thou who beneath the deepst woe didst languish,
When thy Son to earth's dark vally descended.
・・・

こんな感じで始まる。音楽はゾクゾクと最初は静かに始まり、パイプ・オルガンとともにだんだんと荘厳に盛り上がる。ジャーン!! 後ろでハープがぽろろん。
もうね、この作曲家がエルガーの声楽曲聴いたことないって言ったら怒るぞ、くらい。 エルガー好きな人には一聴をすすめたい・・・っていうか、聴いて「しょえ~」とのけぞって欲しい。

で。

聴き進めていくうちにソプラノとバリトン独唱のあたりから「あ~やっぱり、ポーランドだなあ」という気がする(ポーランド語って言語のせいかも?)。多少、ロシアっぽい郷愁に包まれる。ああ、良かった。・・・と、途中でまたちょっと不気味な男性合唱に「ゲロ夢」の匂いが。気のせい?? で、最後はやはりオルガンとともにいかにも荘厳に盛り上がって終わる。22分と比較的短い。

うーん。これはなかなか興味深い曲だわ。

で、もう一曲のカンタータ「春」はたった7分であるが、とても春らしい、穏やかな喜びにあふれたチャーミングな声楽曲。すぐ終わってしまうのでつい何回も聴いてしまう。ボッティチェルリの華やかな絵画を思い出す。

どちらも録音のよさと合唱団のうまさもあり、かなり聴かせる。



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2010年1月13日 (水曜日)

会社が寒いっ

みなさま、お元気でしょうか。
ここのところ、とっても寒いですね。(南半球は除く)

私の住んでいる東京も、おとといくらいからすごい寒いです。おとといはあられが降ったのを目撃しましたし(ホントですってば)、昨日雪が降りましたし。

まあ、東北地方や北海道、またはヨーロッパの北のほうにお住まいの方々なんて「ケッ、このくらいの寒さでなんだ。ウチのほうなんて鼻毛が凍るくらい寒いんだぞ。」とか「バナナで釘が打てるんだぞ。」とかおっしゃるかもしれません・・・が、いくら軟弱者と言われようとも寒いものは寒いんです。

まあ、外が寒いのは当たり前なんですけど、私が耐えられないのはもう・・・会社が寒いってことです。会社ったって倉庫じゃなくて、普通に人間が働いてる事務所ですよ。ウチの会社、建物が古いうえになんだかプレハブみたいな作りなんです。でも・・・ウチは決して零細企業とかじゃないんです!!

ずっと隙間風がピューピュー吹いてるんだが。

過去記事:ケチケチ生活の極意。

過去記事のように、会社はケチである。昼休みには照明を落とすので、暗い中でお弁当を食べる。本も読めない。・・・って、このくらいだったら他の会社でも見たことあるんだけど。

なんと。

冬でも節約のために暖房をつけないの、この会社。暖房装置は一応あるんだけど。少なくとも昨年は一回も暖房付けなかったらしい。

だもんで。

私は事務所にキルティングのハーフコートを置いてる。本当は「ちょっと郵便局に行く時にでも羽織っていこうかな」くらいに家から持っていったんだが。

もう・・・普通に事務所でしっかり着て仕事してるし。手袋もマフラーもして仕事しようかと思うくらい。

そんで、昨日もそうやって仕事してたんだけども、あまりの寒さに手がかじかんで動かないからパソコンが打てない。電話を取っても、まともに舌が回らない。

「あああああ、もうっ!お金払うから暖房付けてくださぁぁあああああい!!」って叫びたくなった。黙ってたけど。

そしたら。

隣の部署の課長さんが、もう我慢しきれなくなって叫んだ。
「もう・・・・暖房つけようよ~~~これじゃ仕事になんねえよ~~~。つけてもいいでしょ?ねえ。頼むよ~~~。ダメ?」 と。

で。その場にいた人々の何分かの話合いのもとに、やっと暖房をつけてくれた。ああ、課長さん、あなたはなんて勇気のある人なの!見なおしたわ~。つか、神様に見えたわ。

で。

なんかもう。もしここでインフルエンザ大発生しても、おそらく本人の不摂生などではなく会社のせいになるんじゃないだろうか。労働環境悪すぎです、ホント。(以上、脚色なしです)

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2010年1月12日 (火曜日)

今週末、注目の曲目

そういえば、2006年5月末に始まったこのブログが本日30万アクセスを超えていたんですが・・・別にこれといって何もしませんわ。いつも通り。いつも読んで下さってありがとうございます・・・とだけ。

しつこいかもしれんが(もういいかげんにしれ~)、今週末のポーランド・ラジオはこんなのが楽しみだ。

1月16日
・ロマン・マチエイェフスキ 2台のピアノのための協奏曲&マズルカ
シマノフスキの影響を受けている作曲家なので、なんとなくよさそうな気がする。多分いいぞ。

・タンスマン 4つの交響的断章
どうでもいいが、タンスマンという名前を聞くと何故・・・大川栄策さんを思い出すのだろう。

1月17日
・パデレフスキ Fantazja polska
世界的大ピアニストにしてポーランド首相の曲(!)。曲名は番組名と一緒だ。ピアノと管弦楽曲のための曲らしいが、いかに。

・ルドミル・ルジツキ ヴァイオリン協奏曲
なんかよさそうな予感がする。

・ユリウス・ザレンプスキ ピアノ五重奏曲
ドクツマル編曲によるピアノと弦楽オーケストラによる版・・・なのか?ピアノ協奏曲みたいな感じになるんだろうか。

・カルウォーヴィチ 交響詩 「寄せては返す波」
Andrzej Straszyńskiって指揮者の演奏。

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2010年1月11日 (月曜日)

シマノフスキ/ハーフィズの恋愛歌曲集

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<シマノフスキ・管弦楽伴奏歌曲集より>
シマノフスキ:ハーフィズの恋愛歌曲集第2集

ウルシュラ・クリゲル(メゾ・ソプラノ)
ガブリエル・フムラ指揮/ポーランド国立放送交響楽団

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昨日は、友人と二人で焼肉食べに行ってた。
(あまりに夢中で食べてて、写真なんて撮ってない)
近所で安くて美味しいという評判の店なのだが、昨年末に行ったらキャンペーン中で、並んでて入れなかった。ので今回はちゃんと予約して行った。

しかし。

ネットでは「男性がどんなに頑張って飲み食いしても一人3千円くらい」って書いてあったのに・・・女二人で8600円も食べてしまった(しかも一割引きで)。食べたのほとんど肉。野菜なんかほとんど食べずに、豚牛牛牛内臓内臓内臓貝牛牛牛海老牛牛牛牛牛牛最後にサムゲタン・・・って感じ。

友人は「え~?結構高い」って言った。いやいや、あんなに飲み食いしたら普通の店だったら一人1万円は行ってるわな。

でもって今日は大いに反省し、一日肉は食べないことにした。野菜サラダとコーヒーで過ごそう。今のところそう考えてる。

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で。そんな肉食系女子にぴったりの、今日はシマノフスキ(←ホモ?)の恋愛歌曲集。

前前から狙ってたこのCD。ポーランド・ラジオでも2回も放送してて「そんなに買ってほしいのか?」と思ったら・・・これポーランド・ラジオのレーベルだったす。

それと、日本の輸入盤販売のHPで見たら「気絶するほど美しい」と紹介してあったので、「そんじゃ気絶させてもらおうじゃないの」と購入。で、まあ・・・残念ながら気絶はしなかったものの、やはりこのシマノフスキのオーケストレーション技術の凄さには恐れ入った。なんでこんな音が出せるんだろう。

で、CDは歌曲集が5つ、歌曲が1曲入ってて収録時間77分37秒。うち半分くらいは別の作曲家による管弦楽編曲(元はピアノ伴奏)。

一度には全部紹介しきれないんで、今回はウィキペディアにも代表作品として載ってる「ハーフィズ歌曲集」で。

ハーフィズの恋愛歌曲集 第1集 op.24、第2集 op.26 (1911年、1914年)
アラビアの詩に基づきハンス・ベートゲが創作したパラフレーズに付曲した作品。第1集はピアノ伴奏で6曲からなり、第2集はオーケストラ伴奏で8曲からなる。ただし、うち3曲は伴奏部分を編曲した同一のもの。いずれも創作第2期に属する作品である。 (ウィキペディアより)

で、そのうちの第2集の8曲を収録。一曲一曲はとっても短い。歌唱はドイツ語。
1、Greetings
2、Eastern Wind in Love
3、Dance
4、Pearls of My Soul
5、Youth in Old Age
6、Your Voice
7、Drunken Song
8、Hafiz' Grave

曲名を見ると、「あ、もしかして大地の歌っぽくね?」と思われるかと。しかもベトゲだしね。しかし、実際聴いてみるとどっちかっつーとツェムリンスキーの「抒情交響曲」に近い。というか、「抒情交響曲」をもっとエロティックにした感じ(しかも「抒情」のほうが作曲が後)。色とりどりの装飾品をまとった裸の美女がベッドに横たわって殿方を誘ってる感じ・・・な印象、わたし的に。

(しかし、このCDの困るところは対訳がないことだ。英語対訳どころか原語の歌詞も載ってない。どうしろというのだろう。このバカちんが~ポーランドラジオ。)

で、元ネタのハーフィズっておっちゃん?についても。

200pxmohammad_shams_aldin_hafez フワージャ・シャムスッディーン・ムハンマド・イブン・ムハンマド・ハーフェズ・シーラーズィー(Hafez Shirazi、1325年 - 1389年)は、イランの詩人。(海外では「ハーフィズ」として知られている)

詩の主題は「愛」で、俗世の愛とも神への愛とも解釈可能な抒情詩を500近くも残している。

後に編纂された『ハーフェズ詩集』は、東西の文化に影響を与え、ゲーテは晩年、ハーフェズの詩に感銘を受け、『西東詩集』が綴られた。ハーフェズの詩についてゲーテは「ハーフェズの詩を理解するには 魂まで一汗かく必要がある」と語ったという。

恋と酒と自然の美などを主題とした作品が多く、民衆に広く愛され、現代でも「コーランなくとも各家庭にはハーフェズ詩集あり」とまで言われている。また、詩集を用いた「ハーフェズ占い」なるものも存在し、街中でおみくじのように売られていたり、各家庭ではシャベ・ヤルダー(冬至の夜)にこの占いをする。(ウィキペディアより)

へえええ。全然知らんかった。ためになったねえ~。おみくじ引いてみたい。

で、演奏は。
日本では(N響振ったりして)お馴染みのフムラが振り、ポーランドの知らない歌手(Urszula Kryger)が歌ってる。このメゾ・ソプラノはどっちかっつーとドラマティック・ソプラノな感じで、ちょっとエヴァ・マルトンっぽい声である。好きな声。(このCDの半分は他に別のソプラノ歌手が歌っててそちらは曲のせいもあるが、とっても歌い方がエロい。そしてそちらは今やマイブームのコルトが振っている。)

このCD、シマノフスキが好きな方はもちろん、ツェムリンスキーの曲が好きな方も好きになるかと思われる。

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2010年1月10日 (日曜日)

ネットラジオでポーランド音楽を聴く4

昨日は一週間ぶんの食糧の買い物をしてたのですが、いつも行く激安食料品屋にてこんなのを見つけました。

P1110309 詰め替え用のガラスビンがカワイイです。ネスカフェなのに398円なんて安いなあ。ビンはコーヒー入れないでペンスタンドとかにしてもいいね。

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と・・・ちょっと女性らしさをアピってみた後で、毎度おなじみのラジオ番組、ポーランド・ファンタジー(現地ではFantazja polska)。昨日は古典~ロマン派の日で楽しかったのだが、今日は近代~現代音楽な感じ(現代ものは苦手なのだ)。

で、今日はルドミル・ルジツキって作曲家から始まった。過去記事で(YouTubeで聴くポーランドの作曲家)登場しています。でもYouTubeで聴けたのは何かオペラアリアみたいだったので、今日は管弦楽曲が聴けて良かった。
・ルドミル・ルジツキ(1883~1953)交響的スケルツォ
このルジツキって人はシマノフスキ・グループな感じなんだけど、わたし的には結構ヤヴァイなあ。魅力満載である。それにしてもみじけ~。もっと聴きたい。

・タンスマン 管弦楽伴奏つき連作歌曲「8つの日本の歌」
これを不審に思って今日はラジオ聞き始めたんだが、これってなんでも小倉百人一首を(藤原定家とか)ポーランド語に訳したものを歌曲にしたらしい。
この曲についてはここに詳しい(9/27の記事)。
http://www.ne.jp/asahi/ginga/panda/strv-ens/index.html

日本をモチーフにしたわりに、日本的な雰囲気はない。お洒落なフランス近代音楽のような感じである(タンスマンはポーランド音楽として分類するのはどうかなと思うので、私は進んでは聴いてないんだけども)。歌っている Jadwiga Skoczylas という歌手の声が軽い感じでとても魅力的。

・シャベルスキ(1896~1979)トッカータ
ポーランド・ラジオの番組表では記述がすっぽり抜けているが、この曲は知ってるぜ。ふふ。ストラヴィンスキーもどきで聴きやすい。

<次の曲からは「ハエがひっきりなしに飛び交ってる系」になってきたので略>

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2010年1月 6日 (水曜日)

ムイナルスキ/ヴァイオリン協奏曲・ポロニア交響曲

P1110308エミル・ムイナルスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 Op.16
交響曲 へ長調「ポロニア」Op.14

コンスタンティ・アンジェイ・クルカ(Vn)
カジミエシュ・コルト指揮
ワルシャワ・ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団 
(MUZA PNCD-074)

また、新たにポーランドの作曲家を発見してしまった。

「M」の項のなんか別の作曲家のCDを探してたんだが、また「L」にななめ45度の棒線引っ張ったのを発見してしまった(扉閉まりま~す)。アレを見ると「この人ポーランド人だ」と思い、生まれた年代を確認するとどうしても聴いてみたくなるのであった。

エミル・ムイナルスキ(1870~1935)ヴァイオリニスト、指揮者、作曲家。ワルシャワ・フィルハーモニーの創設者の一人。ワルシャワ・オペラの芸術監督も務めた。ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団の首席指揮者であったこともあった(1910年~1916年)。

日本のウィキペディアにはこの作曲家の項目がない(ロイヤル・スコティッシュのとこに名前だけ出てる)。ポーランドのウィキペディアにだって2行くらいしか記述がない。どうなのこの冷たい扱い。

で、曲ですが。

ヴァイオリン協奏曲。クルカが弾いているだけあって、滅法うまい。さすがポーランドの至宝。・・・というか5割増しくらいにものすごくいい曲に聴こえる。いやホントいい曲なんですけど。

クルカは「しゅるしゅるしゅる~」と本当にあれよあれよと鮮やかに弾き切ってしまうので、あ~~~~っというまに終わってしまう。まあ、本当に曲が短いのであるが(24分くらい)。感じとしては、カルウォーヴィチの協奏曲がロシア寄り?な感じに対し、アメリカ・ハリウッド映画音楽寄りである。華やかで聴かせどころも多く、コルンゴルトやバーバーのヴァイオリン協奏曲がお好きな方ならばハマりそう・・・かな。(第2楽章のメロディーに「めだかの学校」の「♪か~わ~の~なか~」の部分が頻発してちょっと笑える)

交響曲。Poloniaと名付けられているが・・・ポロニアって。シベリウスのフィンランディアを思い出してしまった。曲は、やっぱり華々しくてハリウッド映画音楽っぽい。(えーと、私はそもそも映画音楽好きであるから、ここでいう「映画音楽みたい」は褒め言葉である。あしからず) 普通に4楽章あり、全部で40分弱だが、聴かせどころ満載である。カルウォーヴィチよりも増して聴きやすいかと。

※協奏曲をどうしても聴いてみたい方へ。ナイジェル・ケネディのプロモーション・ヴィデオでほんのちょっとだけ聴けます。できればクルカで聴きたいものだが。
(41秒くらいから。後半はカルウォーヴィチの協奏曲)
http://www.youtube.com/watch?v=dGklQNoQAg0

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(勝手に)演奏会のお知らせ

早朝、とり急いでメモ的に。

すみトリで「ザ・シンフォニカ」さんが、カルウォーヴィチをやるらしいです。

日時
2010年2月21日(日)14:00開演 (13:30開場)
場所
すみだトリフォニーホール 大ホール
指揮
大井 剛史
曲目
ミェチスワフ・カルウォーヴィチ/交響詩「オシフェチム家のスタニスワフとアンナ」

グスタフ・マーラー/交響曲第9番ニ長調
Gustav Mahler/Symphony No. 9 D major
チケット価格
自由席:2,500円

http://symphonica.hp.infoseek.co.jp/concert/sym47.html

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2010年1月 3日 (日曜日)

年末年始のテレビ視聴について。

あけましておめでとうございます。
年末年始は実家に帰ってたんですが、ほとんどコタツでテレビ見てました。で、印象に残ったものを書いていきます。

・12月31日 
年忘れ日本の歌 
紅白に出るメンバーが最初のほうに出て、それが終わると「どうせもう誰も見てないし、テキトーにやろうぜ」っぽくなって内輪でカラオケ大会とかやってる。(たまに)見てる人もいるんだけど。もっと古い歌手の映像もやってほしい。

紅白歌合戦
正直あんまり好きじゃないので、全部見たわけではないが。
目当てはスーザン・ボイル、aiko、平原綾香、絢香、こども店長くらいか。スーザン・ボイルのウラでポール・ポッツもフジテレビに出てたぞ。毎年お風呂タイムになる苦手な歌手の出演が今年はなくよかった。あと布施明さん好きなので来年からでないのは辛い。

ガキの使いじゃあらへんで
まだ録画を見ていないが、リアルタイムでちらちらと見たところでは大地真央の怪演、楽天のマー君の漫才とかが良かった。

・1月1日
爆笑ヒットパレード
まあ、毎年テキトーに見ているのだが、ヘリコプターに乗って元日の東京地方の中継をしている若手アナウンサーのテキトーな実況が大変素晴らしかった。来年もやってほしい。

新春かくし芸大会
クレージー・キャッツとドリフターズが頑張ってる頃が一番面白かったなあ。

箱根駅伝
昨年も見たが、こないだ「風が強く吹いている」の映画を見てその勢いで原作本まで読んでしまったので今年も見た。でも・・・去年とそんなに変わらなかった。昨年に続き大活躍の東洋大の柏原君はいずれかオリンピックに出たりするんだろうか・・・それともあっさり「やっぱりこのご時世だし、すっぱり陸上はやめて普通の会社員になりました」とか言っちゃうのかなあ、とか考えてしまった。しかし、彼の人生だから・・・ね。
日大のダニエル君はコニカミノルタとか日本の企業に入社してマラソンに出たりすんのかな。カワイイなダニエル君。

こいつぁ春から
歌舞伎座の生中継。福助さんと染五郎さんの「与話情浮名横櫛」(「お富さん」のやつね)では、前に見て知ってたはずなのに「お富さんをかこってた男は実はお富さんの実の兄だった」っつー結末に母と二人で「えー!こんな結末だったとは!!」と驚いた。

笑いの祭典ザ・ドリームマッチ
歌舞伎ばかり見てたので、あとのほうの2~3組しか見てないが、優勝した千原ジュニアの組の出し物はすごく面白かったしセンスが良かったと思う。

・1月3日
第53回NHKニューイヤーオペラコンサート2010
演出が例年に比べて変わっていた。楽しみにしてた「薔薇の騎士」も演出はナンジャコリャと思ったけどキャストは良かったな、うん。
で、実はベルリオーズの「ファウストの劫罰」が昔好きだったので(インバル盤を聴いてた)久しぶりに懐かしく聴いた。

で。

年賀状と一緒に東京二期会のハガキが来ていて、「ファウストの劫罰」を7月にやるらしい。キャストも林みっちゃんと福井さん、小森さんとかなかなかよろしい。何より指揮者がプラッソンというのもいい。で、行こうかなどうしようかなと思ったら・・・な、ナヌ??アール・カ・・・おや誰か来たようだ。

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本年も宜しくお願いします。

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