カルウォーヴィチ/オシヴィエンチモフ夫妻、スタニスワフとアンナ・他
ミェチスワフ・カルウォーヴィチ:交響詩「オシヴィエンチモフ夫妻、スタニスワフとアンナ」
リトアニア狂詩曲、「仮面舞踏会のエピソード」
アントニ・ヴィト指揮/ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
(NAXOS8.570452)
こないだ買ったナクソス盤のカルウォーヴィチ。交響詩集の第1集である。ダイナミックなオケ曲好きには非常に親しみやすい曲ばかりなので、カルウォーヴィチの入門編としては最適であろう・・・まあいざ入門してもそんなに作品がないのですぐに制覇してしまうとは思うんだけど。
それにしても、この一曲目の交響詩の題名の複雑さが半端ない。
「オシヴィエンチモフ夫妻、スタニスワフとアンナ」って(Stanisław i Anna Oświęcimowie)絶対覚えられない。なんとなく、「イブラヒモヴィッチ」って名前が邪魔して忘れる。
ほんとに最近物忘れがひどくていかん。最近気になるポーランド人の作品のCDが欲しいと思ってもタワレコに行くと忘れちゃうんで、手帳につづりを書いておいて探せるようにしてる(ザレンプスキとか。店に置いてないけど)。クナッパーツブッシュとか、小さい頃に覚えた長い名前って絶対に忘れないのに、もう最近はだめだ。ちなみに「スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ」は子供の頃に30回くらい音読して覚えた。シマノフスキはその点いいな、日本人にはとても覚えやすい名前である。
で。
実際のところこのCDの曲は、想像がつく通りR・シュトラウスの作風そっくりである。とくにイブラヒモヴィッチ、じゃなくてオシヴィエンチモフ夫妻の曲はそうだ。華々しい冒頭から「あ~、ほら来たよ~」と思う。なんかここらへんの年代の作曲家ってたいてい若いころはR・シュトラウスっぽい。シマノフスキもそうだし、ディーリアスだって。そこから脱出して自分の個性が出てきてやっと世に出たり(出なかったり)するんである。また、ずっとシュトラウス(またはワーグナー)の亜流のままで終わってしまう作曲家はたくさんいたはずである。
私は、カルウォーヴィチの曲は「永遠の歌」ってシブイ交響詩で入ってしまったので、このオシヴィエンチモフ夫妻のブリブリなシュトラウス感あふれる曲がどうも・・・アレだ、手放しに喜べない(もちろんシュトラウスは大好きな作曲家だけれども)。わたしは「永遠の歌」の静謐な感じ、神秘的で内向的な感じのカル君が好きなんである。今のところ、「永遠の歌」と「復活交響曲」の第2楽章、ヴァイオリン協奏曲の第2楽章とか比較的ゆったりしたものがいいなあと思う。
このナクソスのCDの中では2曲目のリトアニア狂詩曲が一番いいなと思う。どっぷりとしたシュトラウス臭がさほどない。哀愁のあるメロディから始まり、中間の弦が静かに刻むところは大好き。
http://www.youtube.com/watch?v=5weYHnGFasY
3曲目の仮面舞踏会なんちゃらは、シュトラウスというよりは・・・なんだろう、コルンゴルトに近いかも。かなり甘甘な音楽である。ウィーンの色とりどりのケーキを思い出すような(・・・そんなに食べたいのか)感じである。この華々しい感じは「仮面舞踏会」を表して・・・いるのか?
つーことで、大体のシュトラウス好きはこのCDはハマるとは思うけれど、私からすればなんとなく第2集のほうが「永遠の歌」も入ってることだしもしかしていいかも~と思う。
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コメント
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキーという名前がアメリカ人には覚えられなくて、ミスターSといわれていると聞いて、こりゃ戦争に勝ったと思ったがな。あいつら頭、悪いぜ。
投稿: 面久院滅多坊 | 2009年11月14日 (土曜日) 21時41分
>>面久院滅多坊さん
そうそう、「ミスターS」ですね。
でも、映画「風と共に去りぬ」を見たときに、私は「やっぱり日本が戦争に負けるわけだわ~」と思いました。関係ありませんけど。
投稿: naoping | 2009年11月15日 (日曜日) 07時52分
こんちは。
カルウォーヴィチにはまってますねぇ。
私が聴いたのは、永遠の歌の入ってるもう1枚のほうです。
ネットFMで名前もしらずに聴き、誰だこりゃと探しまくったのでした。
音楽はこうして出会い、発見する喜びもいいものですね。
こちらの長ったらしい名前のもよさそうです。
タワー行かなくちゃ。
投稿: yokochan | 2009年11月15日 (日曜日) 13時41分
>>yokochanさん
ほほー、ネットFMで聴かれたのですね。私はなんかポーランド系にはまってしまってポーランドのネットラジオを探して聴いていました。
しかし、ヴィトの指揮のもいいのですが「復活交響曲」を指揮したサルヴァロフスキがかなりいいんで(上のYouTubeの音源もサルヴァロフスキ)、カルウォーヴィチの他の曲も聴いてみたくなってしまいました。DUXレーベルなんで、あんまり手に入らなそうですが・・・。
投稿: naoping | 2009年11月15日 (日曜日) 18時41分
是非その長ったらしい名前の曲をスタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮、
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団で演奏してほしいです。
投稿: フィディ | 2009年11月16日 (月曜日) 00時44分
>>フィディさん
ザールブリュッケンのオケ・・・そんなに長い名前だったんですね。全く覚えられません。
そういえば、DUXのカタログ見てたら、こんな名前のオケが。
フレデリク・ショパン記念バルティック・フィルハーモニー・ポーランド管弦楽団
Orkiestra Polskiej Filharmonii Bałtyckiej im. Fryderyka Chopina
・・・くどいです。
投稿: naoping | 2009年11月16日 (月曜日) 06時34分