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2009年10月 5日 (月曜日)

昨日行ったコンサート

P1110248 ごめんなさい。最初に言っておく。本当にごめんなさい関係者の皆さん。

感想書くの迷ったけどやっぱり正直に書こうと思う。

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この楽団はアマチュアだけど、一応入場料は必要なのである(千円~三千円)。たまに皇太子様も参加されることもあり、ニュースにもなるような素晴らしいオケ。今回友人経由でタダで回して頂いた(ありがとうございます)。

すっかり忘れてた、このオケ前に行ってるわ。

グレの歌で。

あの時の感想がそのまま、昨日のコンサートにもあてはまった。このオケの方々はみなさんお上手だと思う(私が言うのも偉そうでトンデモないけど)。この値段だったら、もっと色々と聴いてみたいなと思える。

しかし。

やはり私はこの指揮者の人とそりが合わないんだなあと思った。「1、2、1、2、」と拍子を取ってるだけみたいな感じがする。心から感動できるような、熱いものが感じられない。

「ラ・ヴァルス」(ドロリッチの曲)がこんなにも無味乾燥に響くのを聴くのは初めてだし。この曲のいやらしいくらいのねっとりとした官能性はどこへ。だいたいこれって最後はどんどん盛り上がる曲で「ブラヴォー」とかつい声が出ちゃうようなだと思うんだが、昨日はこの曲は終わってから「アレ?終わった?」みたいなパラパラ拍手が始まり、すぐ終わった。演奏会前誰か死んだのか?くらいの雰囲気。(あ、中川さん亡くなったけど、関係なさそー)

一般的にはもうちょっと盛り上げられる曲だと思うのに。まあ私が聴いてたのはバーンスタイン&NYPだったので余計そう思ったのかも。

二曲目の「くるみ割り人形」のようなバレエ音楽は私のテリトリーでないのでアレなんだが、バレエの舞台の演奏をよくされている楽団のようなのでそれはそうかな・・・と思った。安定したテンポで踊りやすいのかなあとも思った。よくフィギュアスケートのペアで使われるパ・ド・ドゥなんて奇麗でよかったす。

さて、休憩をはさんで今回のコンサートの目当て・・・のはずだった「薔薇の騎士」組曲。この曲はご存じの通り「薔薇の騎士」の音楽のよいところをつなげて作った曲である。シュトラウス・ファンであれば、心躍る曲である・・・はずだった。もう最初からあのホルンのソロ・・・あそこはマルシャリンとカンカンのベッドシーンだから無論、官能的なはず・・・だったんだが。やっぱり指揮者の方は「1、2、1、2、」と流している。

この組曲、実は改めて真剣に聴いた覚えがないんで もしかして、「組曲になっているってことで最初から最後まで同じテンポで振ってください」という作曲者の但し書きでもついているのかと思うくらいだった。

オクタヴィアンがゾフィーに薔薇を渡すシーンとか「ああ、ここで時を止めてしまいたい」と思うくらい素晴らしい音楽なのに・・・「薔薇なんてワテには何の関係もあらしまへん」と言わんばかりにざーーっと流された。一番よかったのは第3幕の酒場のシーンの音楽・・・ここは何の感情も入れないでもいいからね。

でも、曲の最後のほうは舞台の色々なシーンを思い出して背筋がぞぞぞっとしたけれど。あの感動的な第3幕の三重唱も・・・ウィーンや東京で見た舞台を思い出したけれど、やっぱり涙なんか出ない。

拍手はやっぱりパラパラで熱狂的でもなく(あー、終わった終わった的な)。でもやっぱりアンコール曲はやってくれた。なんだっけか(ショックであまり覚えてない)。

おそらく出演者の友人家族だらけの観客なのに(人は8割の入り)、このぞっとするくらいの反応の冷たさは何なんだろうか。他のアマオケでは大体ブラヴォーの嵐なのに(曲にもよるけど)。可愛そうである。私の前の席のご夫婦の旦那さんのほうは最初の曲が始まって3分くらいでずっと爆睡してた。イビキかかないだけマシだったけど。
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Pa0_0428 駅でみた、全身チョコレート色の山手線?。なんかレトロで可愛いので、写真撮ってしまった。チョコレートは明治。あ、私はロッテのガーナチョコが好きです。

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コメント

 こんにちは。
 どこのオーケストラか、文面などから突き止めることが出来ましたが、ここでは伏せますね。

 う~ん、記事を拝見する限り、極端な言い方になってしまいますが、何だか小中学生あたりがメソッドに忠実に指揮棒を振っているだけといった感じで演奏が進んでしまっていたような印象を受けます。

 ずっと前の、まだ黛敏郎が存命だった頃の『題名のない音楽会』で、その番組最初のところでバッハの『G線上のアリア』を楽譜に書かれてあるとおりに忠実に演奏させて聴かせたことがあり、その時に当時司会を務めていた黛自身が「するとこのように無味乾燥な演奏になってしまう」などと語っていたのを記憶しているのですが、今回の記事を拝見しているうちに、その当時と状況が似通っているように感じますね。

 アマチュア相手ということで、アゴーギクを効かせず、音の強弱や速度指示など楽譜通りに演奏したのか、それとも・・・

 それはさておき、所定のプログラムを終えたあとの拍手具合、文面を拝見しているだけで私のほうも何だか切なくなってきました。


 変な書き方でスミマセン!


P.S.
 会場への行きしな(又は帰りしな?)にチョコレート色をした山手線電車に巡り会えたんですね・・・ラッキーですよ。
 JR東日本が山手線命名百周年を記念して、山手線を走る数ある電車のうちの1編成だけ、あのようにチョコレート色にラッピングしたものなのですが〔「meiji」ロゴも入っているのは明治製菓が特別協賛として関わっているため〕、あの色は昭和30年代まで山手線を走っていた旧型国電の車体色を復元させたものだそうです。
 ちなみに12月4日までの運転予定とのことです。

投稿: 南八尾電車区 | 2009年10月 6日 (火曜日) 16時54分

ははあ、指揮者を慕う人々によるオケですね。

それなのに一度「慕われていた筈の指揮者」が追放されたこともあると云う(その後復活されたんでしょうか?)。

うーん、そんな無気力な演奏会に遭遇し、ご愁傷様としか申し上げようがありません。

因みに当地でのアマオケ(一般のアマオケは県内に1団体しかありませんが)の演奏会は、大体そんな感じです。家族及び関係者が多いので、拍手そのものは熱烈ですが。

投稿: frosch | 2009年10月 6日 (火曜日) 18時06分

>>南八尾電車区さん
うーん、実はここまで書いたら「いやいやそんなことはない!感動的な素晴らしい演奏だった!」っていうような反論のコメントでも来るかなあとかちょっと期待してたんですが。オケの名前だしてないからかも。出演者さんからもコメント来ませんしね(←当たり前ですね)。

基本的に指揮者オケだから指揮者選べないし・・・。
ホント、私の聞く耳が足りないのだけかもって思ったりもします。一緒に行った友人は「知ってる曲が多くて楽しかった」とか言ってたけど・・・ま、そんな感じです。
>JR東日本が山手線命名百周年を記念して、山手線を走る数ある電車のうちの1編成だけ、・・・

まあ!それはラッキーでした。荒川線ピンク電車に続き・・・。何かいいことありますように。


>>froschさん
本当にご愁傷様・・・というか。まあタダだったからそんなに悔しいとかはないですね。三千円も払ってたらプロオケの後ろのほうの席買いますし。例えばアマオケでもワーグナーのオペラとか、以前はめっちゃ感動したんだけど・・・。

今回も、もし本当に観客が身内ばっかりだったらもうちょっとブラヴォー言ったりしてほしいです。最後だけアッチェレランドして無理やり盛り上げるとかですね・・・なんか工夫して欲しいです。

投稿: naoping | 2009年10月 6日 (火曜日) 20時18分

はじめまして、じょーいと申します。厳しいご意見、ありがとうございます。ご指摘のとおり、音楽のストーリーといいますか、流れを団員全員が理解して演奏すれば、よりよい仕上がりになったのではないかと思います。
ただ、決して無気力というわけではなく、残念ながら力が及ばなかったということでしょう。
次回は、もっと頑張りたいと思います。

これに懲りず、またのご来場をお待ちしております。

投稿: じょーい | 2009年10月 7日 (水曜日) 18時23分

>>じょーいさん
大変申し訳ありませんm(_ _)m。コメントありがとうございます。
思うまま正直に書かせて頂きましたが、決してオケを批判しているわけではありません。私も評論家でも演奏家でもなんでもありませんので。私自身は楽員の方々も決して無気力とは感じませんでしたし。過去に難曲をこなしてらっしゃる意欲的な素晴らしいオケだとおもっておりますので、ここの記事は(聞く耳のない一般聴衆の一人の意見として)読み流して頂けますよう、宜しくお願いします。

投稿: naoping | 2009年10月 7日 (水曜日) 18時51分

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