デアゴスティーニ・オペラコレクション「カルメン」を買ってみた。
ビゼー:歌劇「カルメン」
カルロス・クライバー(指揮)、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団、ウィーン少年合唱団
カルメン:エレーナ・オブラスツォヴァ
ドン・ホセ:プラシド・ドミンゴ
エスカミーリョ:ユーリ・マズロク
ミカエラ:イゾベル・ブキャナン他
※演出・装置・衣装:フランコ・ゼッフィレッリ
(1978年)
デアゴスティーニHP
オペラ・ファンにとっては話題の、クライバーの「カルメン」が990円で買えるっつーやつだが、さっそく買ってきました。
これって本屋で買えるから図書券使えるし(ケチ?)。クライバーのカルメンって普通に買ったら5千円くらいするんだぜ。
で、ざっとDVD見て(結構長いのね)。
まあ、この演奏は有名なものだし名演だし今さら私がどうこう言うことはないんだが、やっぱり年代的に古いんで音とか映像はちょっとなあ・・・と思う。だが、ドミンゴは若いし、オブラスツォワもいい声だし、クライバーも私が見た1988年より10年も若いもんだからまだまだ青年かな?みたいな印象。あ、私が見たときのほうが渋くなっててカッコ良かったけどね。←自慢
あ、あたしのアイドルのツェドニクも出てる。なんか出てるだけで笑ってしまうのは何故?ウィーンのレギュラー・スターティングメンバーのクルト・リドルも出てる。
第一幕のウィーン少年合唱団もカワイイ。ショタコン・・・じゃなくてファンの方は楽しめるかも。
ウィーン国立歌劇場も、なんか自分が行ったときのことを思い出して嬉しい。(この映像で、一階席の前のほうに歌手の人たち座ってない?なんかグイネス・ジョーンズっぽい人がいたような・・・違うかな?)
ゼッフィレッリの演出・舞台はどんなの見ても盛りだくさんでとーっても楽しい。とくに第4幕の群衆シーンとか、「さすがっ!」と思う。
で。
解説書はオールカラーで色々と懇切丁寧に解説が書いてある。私からすれば「字幕あんだから見ればわかるだろうに」と思うんだけど。初心者向けってこったね。
「ハバネラ」の楽譜がついてるから、カラオケで歌えるね(いや歌えねー)。
で、われわれのようなどっちかっつーとワーグナー好きの者にとってかんじんなのは「このコレクションの中にワーグナーはあるの?」ということである。なんか・・・「けっ、どうせあんまり長くない初心者向けのタンホイザーとかオランダ人しかないんだろう?」とか思ってたんだけど。
そんなでもない。
いまのところワーグナーで予定されているのは以下の4演目。どこの歌劇場かの記述はなし。ちっさい写真のみ。
・ローエングリン(写真ではペーター・ホフマン)
・パルシファル(日本未発売DVD!とある)
・マイスタージンガー(写真ではイエルザレムっぽい?これも日本未発売DVDだそうだ)
・トリスタン(どこの演奏だか不明・・・)
つーことで、これらがもし定価1990円で手に入るのなら、曲が普通のオペラの倍くらいの長さのワーグナーにしたら随分お得な感じだ(おいおい、ワーグナーだけ長いから2990円ってことないよね?)。
しかも字幕つきだしカラーの解説書がついてるし。で、「ワルキューレ」は? あと、「サロメ」は?「ヴォツェック」は?
(ちなみに・・・デアゴスティーニさんからは別になんも貰ってないです。宣伝ではありません。あしからず。)
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コメント
こんにちは。
わ、先越されました。
これは私も買おうと思ってまして、
クライバーのカルメンが990円なら安いですよね。
なんかドエラくマイナーな作品もラインアップに並びそうで楽しみです。
続きも買おうかな。
ただ、私はDVDを買うと「これでいつでも観られるぜ!」と
安心してしまい結局観ない、という傾向があります。
結局、隠して忘れるハム太郎になったりするので困ったもんです。
投稿: 木曽のあばら屋 | 2009年9月 2日 (水曜日) 20時25分
こんばんは。
昨日テレビのCMで見て驚愕しましたよ。
そしたらもう売ってるし、買ってる人いるしで、先こされちまいました。
安すぎはいいことですが、画質や音はどうなのかしら?
いいラインナップみたいだから気になりますし、集めたら収納の仕方も不安であります。
結局、ワタシもハム太郎ざんすが・・・。
投稿: yokochan | 2009年9月 3日 (木曜日) 01時15分
>>木曽さん
これは買いでしょう(もう買われました?)。
クライバーだし。見どころも多くて、神出鬼没のフラメンコ舞踊団、杉良太郎っぽいエスカミリオ、第4幕で舞台に馬が次々と出てきたり・・・とかあんまり音楽的なこと考えないで眺めてるだけでなかなか面白いです。
私も結構ハムハム状態なことが多くて、これも「あとでゆっくり見ようっと」って思ったんですが、ブログに書くために画質と音質の確認しようと思って、結局全部観てしまいました。
>>yokochanさん
ん~、なんか普通にテレビCMにクライバーが映されるとドキドキしてしまいますよね(私だけ?)。
音質や画質は、年代的には普通なんじゃないかなあと。やや褪せた画質が昔の名画みたいな雰囲気です。
・・・ただ、今までCD屋さんで売ってたものを見たわけではないので大量生産による劣化等はよくわかりません。まあ、もともとDVD持ってる人は今回改めて買わないでしょうしね。解説も超初心者向けだし。
投稿: naoping | 2009年9月 3日 (木曜日) 17時54分
実は新潟では半年前(約)にパイロット発売されておりました(なんでも、地域を限定して売り上げをテストするのが『デアゴスティーニ』の経営手法なのだそうな・・・)。新潟のほうは8月くらいで発売がとまってしまいましたのでどうなるのかと思ってましたが。
ところで、僕もクライバーの「カルメン」は買いましたよ。その後の発売で、スカラ座の「ボエーム」も(ガラルド=ドマスのミミ、見た目は肺病病みにしては健康的だが歌が楚々としていい!アルバレスのロドルフォもGood!)。
本当に告知のとおり(100巻近くになるらしい)出版されるなら、ワーグナー楽しみです。
投稿: IANIS | 2009年9月 6日 (日曜日) 10時10分
>>IANISさん
そうそう、私も新潟地方では先に発売されてたのをネットで知りまして、「も、もしかしてこれでもし売れなかったら東京地方での発売はないのかしら」と思ってました。・・・てことは新潟でもそこそこ評判は良かったんでしょうかね。この第1巻によりますと今のところ全部で65巻発売する予定みたいですが、私はあんまりオペラのDVDソフトはそもそも買わないんで、これから発売される映像はほとんど初めて見るものだと思います。しかし、ウチの14型テレビだと音はともかく画面は「モニター程度」な感じです。まず大きなテレビがほすい~です。
投稿: naoping | 2009年9月 6日 (日曜日) 17時23分