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2009年9月24日 (木曜日)

ユンディ・リ / ショパン

ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
練習曲 第2番 イ短調 作品10の2
練習曲 第5番 変ト長調 作品10の5《黒鍵》
練習曲 第23番 イ短調 作品25の11《木枯らし》
夜想曲 第1番 変ロ短調 作品9の1
夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9の2
夜想曲 第5番 嬰ヘ長調 作品15の2
幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
ユンディ・リ(P)

(2001年9月 ベルリン)

ユンディ・リのデビューCD。確か銀座犬(HMV)で安売りしてたので買ったものだった。私から最も遠い距離にありそうなCD。

これが最初出た頃の彼は「中国のキムタク」などという感じで出てきたように思う(厳密にはさっぱり似てないが)。このCDのジャケットは紙でできていて見開き(三つ折りというか)になっている。ジャケットにも解説書にも沢山の写真が載っててクラシックのCDっぽくない。アイドル歌手っぽいつくり(よくわからんが)。こういうのはクラヲタのあたしからするととっても恥ずかしい。こういうの持ってるの人に見られたくない。うぎゃああああ。

なんで買ったんだか。はあ。

多分、この人が来日時にテレビでショパンを弾いてて(「徹子の部屋」かなんか?)、それを見て(聴いて)演奏がよいと思ったんだと思う。外見はとくにかっこいいともなんとも思わなかったが、演奏はいいと。すごく奇麗に弾く人だなあと。そもそもクラシックを聴き始めたガキの頃はショパンが一番好きだったし、よく聴いていたのものである。

私からすると、こういうミーハー的なファンのいると思われる演奏家のコンサートは非常に足を運び辛い。すごく恥ずかしい。あー、客席でキャーキャー言ってる輩と同じにされたくない(なんで?)。サインとか貰いに行ったりしないし(わからんが)。「アテクシは純粋に彼の音楽が好きなんざんす」なんて顔して黙って普通に聴いてても、だれもそんな風に思わないだろう。

まあ私なんて傍から見ると飯守泰次郎先生のファンか西本トモミのファンかっていったら、どっちかというと後者に見られるんだろう、たぶん。だいたい西本トモミの演奏会に行ったことないからどんなんだかわからないし、聴いたこともない指揮者や演奏家のことを悪く言う筋合いもない。ヘッ。

で、何が言いたいかというと・・・CDを買って聴いて、それがいい演奏ならばそれでいいってことで。なお、このCDは私の好きな「英雄ポロネーズ」も「幻想ポロネーズ」も入ってないのがすごく残念だ。

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コメント

こんばんは。
確かに、naopingさんらしくないエントリーでございますな。
この人や、ランランとかダン・タイソン(古い)とかって、みんな実力派なのに損しちゃいますね。
でも聴いたことないからわかんないけど。

私は、オヤジ街道まっしぐらで、女子オペラ歌手とかピアニストに目がありませんや。
堂々とオヤジできる自分が嬉しくも悲しいですわ。

投稿: yokochan | 2009年9月24日 (木曜日) 23時13分

>>yokochanさん
こんにちは。
ピアニストの実力っていまだによくわからないのですが、ユンディ・リはいいように思います。客寄せ的にキャスティングされた協奏曲のコンサートはチラシもらった時点で売り切れてたりするので行けません。一回勇気を出して行ってみようかなあ。

女子オペラ歌手の若くて可愛いのは私もいいなあと思いますけどね(もちろん実力重視ですけど)。

投稿: naoping | 2009年9月25日 (金曜日) 06時30分

 こんばんは。
 「ミーハー的なファンのいると思われる演奏家のコンサート」・・・私もあまり得意ではなさそうですね。
 というか、それ以前に、現在では経済的な理由でコンサート自体に行かなくなってしまっています・・・ネット上で楽しむことで事足りてしまっているのかも(自爆)

 それはさておき、ただデビューCDについては、生憎ユンディ・リのものでは無いのですが、24年前にショパン・コンクールで優勝した当時のブーニン演奏のCDをやはり何かの機会に安く購入できたことがあり、やはり当時の若きブーニンの写真が幾つもライナーノーツに掲載されているのが見えます。
 今も自宅にあることはあるのですが、最近では聴く機会が殆ど無くて・・・近いうちに改めて味わってみようと思います。

 ユンディ・リの演奏、今度ネットで探してみようかなぁ(ぉぃ)

投稿: 南八尾電車区 | 2009年9月26日 (土曜日) 21時06分

フフフ・・・私はユンディ・リのリサイタルも、ラン・ランのリサイタルも西本さんも聴いたクチであります。

ユンディで覚えているのはリストのソナタを、あり得ないぐらいの速さで弾き上げて、去っていったこと。でも後に残された私は「だから・・・何?」みたいな空虚感にさらされたのです。テクニック的にはすごいのでしょうけれど(周りは大拍手でござんした)。

なんか、早く弾きこなせばいい、とか、こんな難しいパッセージをこれだけ弾きこなせるんですよ!みたいなところばかりが鼻についちゃってねぇ・・・(思い切って書いちゃいますが、今の中国から出てくるピアニストは、かなりそういう傾向がある)。
ラン・ランのへつらい方を見るとまだユンディの方が許せるような気がします・・・

ミーハー云々抜きにして、一度聴いておくというのは話のネタとしても、また自分の音楽体験という意味にとって必要だと思いますよ。CDと生演奏はやはり空気の揺れ方が違いますから。できるだけ生演奏に触れたいものです。

投稿: minamina | 2009年9月26日 (土曜日) 23時11分

>>南八尾電車区さん
こんにちは。
私も経済的な理由で高いお値段のコンサートにはこのところあんまり行ってないですね(高いのはずっと前に買ったので)。
ブーニンは・・・デビューの頃は外見的な理由でかなりもてはやされた記憶があり、私は当時はそういうのにキャーキャー言ってるような年代だったはずなんですけど・・・。当時すごく不思議でした。あのいかすけないヒゲ男のどこが素敵なんだか。今も不思議。演奏についてはやはりテレビで見る程度なのでよくわかりません。

>>minaminaさん
こんにちは。
おお、ユンディさまのコンサートに行かれたのですね。リストのロ短調ソナタって・・・そもそもヴィルトゥオーゾ感満載で「だから結局何?」って感じの曲な気がするんで、そんな感じでいいんじゃないでしょうか(←テキトー)。しかしランラン(郎朗)だのニュウニュウ(牛牛)だの、中国のピアニストって名前がパンダですね。

ナマ演奏を聴くことは、その演奏家を語る上でまあ必要なことは重々承知なんですが、経済的なことを考えるとそう色々は・・・。私は好きな演奏家のコンサートでいっぱいいっぱいですわ。少なくとも西本さんはレパートリー的にたぶん聴きには行かないっすねえ。ワーグナーの楽劇振るんだったら別ですけど。


投稿: naoping | 2009年9月27日 (日曜日) 07時45分

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