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2009年9月27日 (日曜日)

バーバー / ノックスヴィル、1915年夏

P1110243バーバー:「ノックスヴィル、1915年夏」
エレノア・スティーバー(sop)
ウィリアム・ストリックランド指揮/ダムバートン・オークス管弦楽団

「ドーヴァー・ビーチ」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(baritone)
弦楽四重奏合奏

「隠者の歌」
レオンタイン・プライス(sop)
サミュエル・バーバー(piano)
「アンドロマケの別れ」
マーティナ・アーロヨ(sop)
トマス・シッパース指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック
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私はあんまりアメリカの作曲家は詳しくないし、実はバーバーもあんまり・・・詳しくは知らない(ゲイ?だっけ)。ウチにあるまとまった録音はこのCDだけかも。バーバーっていうと有名なのはやっぱり映画「プラトーン」の曲「弦楽のためのアダージョ」なのかな?(そういえば、いまだに歌劇「ヴァネッサ」を聴いたことがない。ミトプーの廉価盤が出てるというのに・・・)

このCD、アメリカの往年の名ソプラノ歌手が共演してるわけだが(DFDは別にして)。

中でも一曲目の「ノックスヴィル」は名曲として知られている(のかな?)し、アメリカのソプラノが好き好んでやたらと録音してるようなので、結構たくさん録音はあるみたいだ。私の頭に思い浮かぶのはやっぱりもうちょっと新しいCDかも。ドーン・アップショウだったり、シルヴィア・マクネアーだったり、バーバラ・ヘンドリックスだったりするわけだが。うちに唯一あるのはぐ~んと古くて、曲の依頼者で初演者のエレノア・スティーバー盤よ(初演の指揮はクーセヴィツキー大先生)。

ウチのCDは輸入盤で解説書には歌詞もなんにも書いてない。まあどうしましょう。しかし、ネットで探したらなんとか対訳は見つけることができた。なんでもピューリッツァー賞取った詩に曲を付けたらしい。(ピューリッツァー賞が文学や音楽にも与えられるのって知ったのごく最近。写真だけの話かと思ってたんで。バーバーも「ヴァネッサ」で貰ってるらしい。)

「ノックスヴィル」は強烈にノスタルジックな曲である。14分と短い。歌詞の内容としては、夕方に家族みんなで家の前のポーチに集まって、ロッキングチェアを揺らしながら道行く人々を眺めつつ語り合う・・・古き良きアメリカの風景を描いたものである。雰囲気的には、アメリカ版「三丁目の夕日」みたいな。漂う空気はバニラやイチゴにオートミールの香り。商品名は出てないけどケロッグのコーンフレークとか食べてたのかな。絵で言ったらノーマン・ロックウェルの世界。

日本的にいうと、ちゃぶ台を囲みながら家族そろって今日学校であったことを両親に話す・・・みたいな感じか。漂うのは炊きたてご飯とお味噌汁と、たくわんと焼き魚の香りね、きっと。貧乏臭い・・・いや、日本食はヘルシーだ。

スティーバーという歌手は(私には、すごい昔のメトの名歌手という印象しかない)白人でジャケット写真で見るとお綺麗な方でさぞ舞台映えしただろうと思う。声は・・・清楚な感じというか味わいがあるというか。本家本元の強みかな。アップショウとかで聴いてみたいな。

「ノックスヴィル」以外の曲は残念ながら歌詞がわからないので(訳す気力も頭もない)言及は避けるけども、DFDにL・プライス、アーロヨときたらみんな(当然)お上手である。プライスの声は可憐でよい(キャスリーン・バトルを思い出す)し、アーロヨも堂々たる歌唱で素晴らしい。

 

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2009年9月26日 (土曜日)

ビョーク / メダラ

過去記事:タヴナー&ビョークのコラボ


珍しく、今日はポップスのCDで。実はビョークはとくにファンでもない。過去記事にも書いたけど、一時期は映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の影響で彼女の声を聴くのさえ無理だったが、最近はもう大丈夫だ。アテネ・オリンピックの影響である。

P1110240 このアルバム「メダラ」は2004年のアテネ・オリンピックの開会式の時にビョークが歌った「オーシャニア」が入っている。だから買ったんだけどね。「歌った」というよりは大がかりなパフォーマンスであった。このビョークの出てるほんの2~3分のお陰で、アテネ・オリンピックの4時間近いHDDの録画をいまだに消せないでいる。

ああ、もう、本当に。涙が出るほどこの曲(だけ)が好きなんである。世界中の選手が入場して、場内が暗くなって突然ビョークが現れる。そんで歌い始めると彼女のドレスの裾が選手団の上にびろーんと広がるんだな。その歌の歌詞が素晴らしい。オリンピック選手団に向って「あなたたちはよく頑張った」って言えるのは世界中でクーベルタン男爵とビョークぐらいかもしれん。ビョークはまるで選手みんなのおかあさんみたいである。スクリーンで上映されてたCGのビデオも素敵だった。

母なる大洋へほんの一息の場所で
あなたたちのすばしっこい足は
わたしの砂にその跡を刻みつける
あなたたちはよく頑張った
わたしの濡れた抱擁から抜け出てから
砂浜へと這い上がってきた
男の子は誰もが一匹のヘビで一輪のユリで
真珠の玉はどれも一匹のヤマネコで
ひとりの女の子

(以下略 新谷洋子/訳)

このCDの曲の伴奏はほとんど人の声を合成して作ってあるという意欲的なもんで、もちろん「オーシャニア」もそうである。開会式んときは気が付かなかったんだけど。他の曲はヘッドホンで聴いてると耳もとで女の人が「はーはー」言ってたり、結構キモチワルイのもある。

一回だけ「オーシャニア」を自分で歌おうと挑戦したこともあった。カラオケにあったし。でもこれは絢香の歌以上に無謀であった。英語だし。それと、このCDで気に入らないのは、輸入盤の原語の歌詞が書いてあるところが黒地の紙に黒いインクで印刷されているってことで、はっきり言って全然よめねー。ふざけてる。

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2009年9月24日 (木曜日)

ユンディ・リ / ショパン

ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
練習曲 第2番 イ短調 作品10の2
練習曲 第5番 変ト長調 作品10の5《黒鍵》
練習曲 第23番 イ短調 作品25の11《木枯らし》
夜想曲 第1番 変ロ短調 作品9の1
夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9の2
夜想曲 第5番 嬰ヘ長調 作品15の2
幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
ユンディ・リ(P)

(2001年9月 ベルリン)

ユンディ・リのデビューCD。確か銀座犬(HMV)で安売りしてたので買ったものだった。私から最も遠い距離にありそうなCD。

これが最初出た頃の彼は「中国のキムタク」などという感じで出てきたように思う(厳密にはさっぱり似てないが)。このCDのジャケットは紙でできていて見開き(三つ折りというか)になっている。ジャケットにも解説書にも沢山の写真が載っててクラシックのCDっぽくない。アイドル歌手っぽいつくり(よくわからんが)。こういうのはクラヲタのあたしからするととっても恥ずかしい。こういうの持ってるの人に見られたくない。うぎゃああああ。

なんで買ったんだか。はあ。

多分、この人が来日時にテレビでショパンを弾いてて(「徹子の部屋」かなんか?)、それを見て(聴いて)演奏がよいと思ったんだと思う。外見はとくにかっこいいともなんとも思わなかったが、演奏はいいと。すごく奇麗に弾く人だなあと。そもそもクラシックを聴き始めたガキの頃はショパンが一番好きだったし、よく聴いていたのものである。

私からすると、こういうミーハー的なファンのいると思われる演奏家のコンサートは非常に足を運び辛い。すごく恥ずかしい。あー、客席でキャーキャー言ってる輩と同じにされたくない(なんで?)。サインとか貰いに行ったりしないし(わからんが)。「アテクシは純粋に彼の音楽が好きなんざんす」なんて顔して黙って普通に聴いてても、だれもそんな風に思わないだろう。

まあ私なんて傍から見ると飯守泰次郎先生のファンか西本トモミのファンかっていったら、どっちかというと後者に見られるんだろう、たぶん。だいたい西本トモミの演奏会に行ったことないからどんなんだかわからないし、聴いたこともない指揮者や演奏家のことを悪く言う筋合いもない。ヘッ。

で、何が言いたいかというと・・・CDを買って聴いて、それがいい演奏ならばそれでいいってことで。なお、このCDは私の好きな「英雄ポロネーズ」も「幻想ポロネーズ」も入ってないのがすごく残念だ。

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2009年9月23日 (水曜日)

マルタイの棒ラーメン

最近、一蘭に行ってない。九州のとんこつラーメンが大好きなんだけど、一蘭はどう考えても庶民的なお値段ではない気がする(それだけ手はかかっているんだろうけど)。お腹いっぱいになるには替え玉が必要。女なのに・・・・。

しかも家の近所にもないし。

P1110239それでまあ、最近食べて美味しいなあと思ったのがマルタイの棒ラーメンの醤油とんこつ味。実はインスタントのとんこつ味ラーメンってたくさん出てるけど、「お店で食べるのとは別モノ」って思ってた。

でもマルタイのはちゃんとストレート麺だし、スープも結構おいしいし、インスタントにしてはなかなかいい感じ。ただ、作り方は私なりにちょっと工夫する。

まず、麺を煮るお水を、袋の「作り方」より少なめにする。450ccって多い気がする。350ccくらいでいいんじゃないかと。
麺は固めに煮る。

具には万能ねぎの小口切り、いりごまをたくさん、生おろしにんにく、一味唐辛子を入れる。焼き豚かベーコンとかあるともっと素敵。 もうちょっと麺が細いといいんだけどなあ・・・。

東京のスーパーだと棒ラーメンはノーマルな醤油味しか売ってないんだけど(これも好き)、最近隣町の業務スーパーで「醤油とんこつ味」と「しお」と「みそ」と「屋台九州味」他が売っているのを発見。醤油とんこつはとりあえず美味しかったから、塩とみそも買ってみた。美味しいといいなあ。




P1110242焼き豚を作ったので、早速とんこつラーメンにセッティング。ちょっと青ネギ多すぎたかも。

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2009年9月21日 (月曜日)

ジュリーニ/マーラー:交響曲第9番

P1110238 マーラー:交響曲第9番ニ長調
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮/シカゴ交響楽団

(1976年4月・シカゴ)
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ジュリーニのマーラー9番は、この曲で私が最初に買った録音である。ずっとこれしか持ってなかった。他の演奏のCDを買ったのはずっとあとで大人になってからである。

マーラーを熱心に聴いてたのは子供の頃だったから、一曲につき何種類もレコードを買うことはなかった。おこづかいは少ないし、そんなに裕福でもなかったし。(ただ、「大地の歌」は3種類持ってた。)

ファースト・バイの録音の演奏は、成長してからもずっと影響を受け続ける。まあ、私が小学生の頃というのは参考にする書物はレコ芸しかなかったから、「レコード・アカデミー賞」とか貰ってると確実に「買い」になる。子供だったから仕方ない。

このジュリーニの録音も、レコード時代にレコード・アカデミー賞をとっている。でも・・・賞取ってるからこの演奏がよいのだというわけではなく、わたくし的には今でもこれが一番しっくりくる。久しぶりにCDで買いなおしたので聴いてみた。ジャケットがとってもカッコイイわね。ジュリーニはイタリアの俳優さんのようにシブイ指揮者であった。

ジュリーニというと、画学生時代にお世話になった版画の先生を思い出す。絵描きってクラシック音楽好きの人が多いんだけれど、たまたま先生はジュリーニのファンだった。なんか「ジュリーニのファン」って響きがかっこよくないですか?

9番というのはCD収録には微妙な長さらしく、一枚にぎりぎり収まったり、二枚になったりする。うちにある他のCDはワルターもバルビローリも一枚に収まってる。なるほど、演奏時間だけ比べてみるとこの二つの演奏よりジュリーニ盤はずいぶん長いんだな。しかし実際聴いてると何故か全然遅い感じはしない。なんというか指揮者のすごい思い入れが必要とする曲な気がするので、このくらい長くてもいいんじゃないかな。買うほうは値段は上がってしまうけども。

世に出てるマーラー9番をほとんど所有しているような方も日本にはおられるだろうが、現在ジュリーニの演奏の評価っていうのは一般的にどうなんだろう。私はあまり押しつけがましくなく内面的な美しさに徹したジュリーニの演奏が気にいっている。ジュリーニは実際にきっとそういう人柄だったんじゃないかなあとか勝手に想像。まあ・・・ワルターもバルビローリもそれぞれいいけど。

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昨日。
久しぶりにオフ会というものに参加させて頂きました。女性が私1人で4名様が初対面だったものではじめは非常にアウェイ感が漂っておりましたが・・・まあ酒が入ってしまって音楽の話さえ合えば、どこでも一緒なんですけどね、私。

Pa0_0427 美味しいお魚を沢山いただきました。箱に入ったウニを見るのは久しぶりです。岩牡蠣、金目鯛の煮付け、カツオ、エビフライ、毛蟹、大好物があとからあとから出てきて嬉しい悲鳴でした。で、正直・・・ずいぶんお酒を頂いたので後半の記憶がたいへんまだらです。ヘンな言動をしなかったか非常に心配です(ハイティンクの素晴らしさについて熱弁を振るったのは覚えておりますといえよう)。まあ、ちゃんと家に戻って化粧を落としてお布団に入って寝てたんですが・・・帰巣本能ってすごいわ。

皆様、どうもお世話様でした。楽しいひと時をありがとうございました。

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2009年9月19日 (土曜日)

海のエジプト展

P1110237_2横浜で開催中の海のエジプト展。展示期間があとちょっとしかないんで、あわてて出かけた。エジプト渡航歴のある友人と、大英博物館でエジプトの展示観たわたしとで鑑賞。

今、上野でも「トリノ・エジプト展」やってて、それは私は先月行ったので当然展示を比べてしまうんだが。同じ「エジプト展」と銘打ちながら、かなり違うものである。

何が違う。

① 値段が上野のほうが一般で1500円。横浜のほうが2300円。横浜のほうがずいぶん高い。展覧会?としてはちょと高いな。

② 上野のほうが陸地で発見されたもの(普通)に対し、横浜の展示物は主に海の中で発見されたのである。なので、違いはあきらか。上野のは彩色が結構華やかだが、横浜のほうは展示物にほとんど色がない。石と金属の本来の色しかない。なので全体的に結構単調に感じる。展示の演出はかなり頑張っている。

③ 上野の展示は小さいもの~中くらいなものが多いが、横浜のは5メートルくらいある大きい石像が3体ある(これが今回のハイライトである)。それだけでなく展示物のダイナミックレンジが大きい。「これをどうして海の中で発見できたの?」というくらい指の先ほどの像とかもある。

④ 展示のノリが上野のほうが「東京都美術館」なのに対し(美術品的な展示)、横浜のはあくまで「横浜博」である。海の中をバーチャルで見れる映画?とかもあり、これはこれで面白い(個人的に言えば、音楽が壮大でシュレーカーっぽい感じでちょっとクル)。

⑤ 帰りに買えるお土産(グッズ)が全然違う。上野のほうは結構いつもグッズのセンスがいいんで・・・今回もなかなかよかった。お金ないからTシャツしか買わなかったけど・・・普通に着てるし。横浜のグッズはまったく昔の「横浜博」のセンスである。子供向け・・・子供も買うのかな。Tシャツなんて着れたものではない。正直言って何も欲しいものはなかった。

ただ・・・今回の目的の一つのガシャポン(海洋堂制作)は素敵だった。全部欲しいくらい。大人的制約もあり、二つしか買わなかったが・・・家に帰ってみるとなんでもっと買わなかったのだろうと激しく後悔。上の写真は買ってきた「プトレマイオス12世のスフィンクス」と「オシリス・カノボス壺」を組み合わせて、おうちで撮ってみたもの。海に潜ってる人もなかなかうまくできてるんだよねコレ。

しかし、全部観終わってみると友人は「なんか・・・石像もうちょっとデカイのかと思ってたけど3メートルくらいしかないみたいに感じた。やっぱり本場行っちゃうとダメねえ。」と。私も生まれて初めて行った外国の博物館が大英のエジプト展示だったので・・・あれほどの感激はなかったなあ。正直、上野のほうが見やすかったし。コスパ的には上野がいいかも。お値段以上ニトリ。

Pa0_0425 帰りに行った中華街の食べ放題。飲み放題つきで4千円しない。でも・・・女性なもんでそんなに食べられるものではないべよ。何てお店だったんだっけ・・・忘れた。味も値段が値段なので、まあまあ。

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Pa0_0426 中華街オリジナルのサントリービール。ものすごく美味しく感じたけど、普通のビールとの違いは不明。歩き回ってて喉がカラカラだったせいかも。しかし、二本飲んだらお腹いっぱいで飲み放題のもと取れず・・・残念。ビールはお腹にくるねえ。

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2009年9月17日 (木曜日)

大体2~3分でわかる基本的オペラ

カルメン
スペインの煙草工員の女が兵士を誘惑、結局浮気して兵士に殺される。

椿姫
パリの高級娼婦が田舎の金持ちの息子と恋に落ち、結局肺病で死ぬ。

蝶々夫人
フジヤマゲイシャがアメ公に遊ばれ捨てられて自殺。

ラ・ボエーム
お針子が同じアパートに住む詩人と恋に落ちるが、結局肺病で死ぬ。

トゥーランドット
中国のなぞなぞ好きなお姫様が、最後はどこかの王子と結ばれる。

こうもり
刑務所に入るだけでも可愛そうなのに、その上家族友人みんなに騙される金持ちのおじさん。

ローエングリン
白鳥の舟に乗ってきた謎の王子と結婚するが、名前を尋ねただけで離婚されるお姫様。

パルシファル
おバカさんが最後はお利口になってお腹の傷を治してあげる。

リゴレット
男に騙されて袋詰めにされた娘の遺体を見て悲しむ父親。

トスカ
歌手と絵描きの恋を男爵が妬んで男を処刑しようとするが結局3人とも死ぬ。

フィデリオ
男装した女が投獄されたダンナを助けに行く。

ニュルンベルクのマイスタージンガー
歌のうまい男に自分の娘をやるという横暴な父親の話。

トリスタンとイゾルデ
敵国同士の男女が惚れ薬によって恋に落ちる。男は刺殺され女は自然死。

バラの騎士
若い男にうつつを抜かしてるが結局若い女にとられて悲しむおばさんの話。

オテロ
黒人の男が白人の女と結婚するが、部下にだまされて奥さんを殺してしまう。

ワルキューレ
離ればなれになってた双子の男女が恋に落ちるが男は殺される。女は妊娠してたんで助けられる。

ピーター・グライムズ
漁師がDVで徒弟の男の子を過失致死させてしまい、自分の舟で海に沈む。

ヴォツェック
貧乏な兵士が愛人を上司に寝とられる。愛人を殺して自分も死ぬ。

サロメ
一目ぼれした男の首を手に入れるためにストリップを踊るお姫様。願いは叶うが最後は殺される。

ホフマン物語
詩人が三人の違うタイプの女性に恋をしたけどうまくいかなかった話。


(モーツァルトとロッシーニは全然わからないのでパス)

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2009年9月12日 (土曜日)

ベーム/ジークフリート

ワーグナー:楽劇「ジークフリート」
 
ジークフリート:ヴォルフガング・ヴィントガッセン
 ミーメ:エルヴィン・ヴォールファールト
 さすらい人:テオ・アダム
 アルベリヒ:グスタフ・ナイトリンガー
 ブリュンヒルデ:ビルギット・ニルソン
 ファフナー:クルト・ベーメ
 エルダ:ヴィエーラ・ソウクポヴァー
 森の小鳥の声:エリカ・ケート
 バイロイト祝祭管弦楽団
 指揮:カール・ベーム

 (1966年7月)
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今日は、買ってからずっと森の中にほうりっぱなしの「ジークフリート」を聴いてみた。ごめんジークフリート。放置プレイしすぎ。

(ミーメ役のヴォールファールトってずいぶん早く死んだんだねえ。カワイソス。聴いてて涙出てきた。)

で。

ベームのリングを今さら私が語るのもどうかと思うんで、今日は(も)昔話をしよう。
リングというと思いだす。
日本でリング全曲公演が初めて行われた年のこと。

私はワーグナーどころか普通にオペラというものを舞台で観たことがなかった。日本人の公演でさえもなかった。外人の知ってる歌手が大量にやってくる公演なんて、どうやって観に行くものかわからんかった。親に連れてってもらったり、券を買ってもらったりとかそんなことも貧乏なウチにはなかった。

でも、どうしても行きたかった。CDショップに貼ってあった、炎をバックにヴォータンが槍を振りかざしてるポスターが私をめらめらと燃え立たせた。
そんな凄いの一生見れるかどうかわかんないし(少なくとも・・・その時は思ったんだよ、えへ)。値段は高かったけど、もう貯金をはたいてでも行きたかった。せめて・・・ワルキューレだけでも。

どうしたらいいか、発売日がせまったある日、意を決してN○Sに電話してみた。私、かなりテンパってた。で、電話を取ったおねいさんによると。

・発売日に電話をつながるまでかけまくる。
・東京文化会館に朝から並ぶ。

ということで運がよければゲットできるということだった。言うまでもなく昔はネットなんてなかったから、本当に苦労したものじゃ。(←誰)

で、電話がつながる自信が全くなかった私は、上野の文化会館に自分ができる限りの早い時間に並びに行くことにした。一人で。餡パンと座布団を持って。

朝の5時くらい。始発バスに乗り、山手線に乗った。初めての経験だったしクラヲタの友達もいなかったからどんな感じなのか想像もつかなかった。そういえばそんな朝早く上野に行ったこともなかった。

駅に着いて信号を渡って、目の前の風景に唖然とした。
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何、この沢山の浮浪者。
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いつもは上野公園にいるはずの浮浪者の男の人たちが、毛布をかぶって沢山寝ているではないか。文化会館のまわりで。ずうずうしいわね。

この中で発売時刻までいなければならんのか。うら若き女の子の私が、知らないおっちゃんたちと・・・。

しかし、そのあとすぐ浮浪者の皆さんたちがむくむくと起きだしてきた。みんな銀ブチメガネをかけていたり、見なりは普通の会社員風だった。なんて理知的な浮浪者・・・じゃないわ。

ああああああ。みんな私と同じ穴のムジナだったのか。

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昔は、こんな感じじゃった(と思う)。私があとにも先にもこんなに列に並んだのってこの時だけ。で、午後2時頃にギリギリセーフで「ラインの黄金」と「ワルキューレ」を入手した。まあ席は後ろのほうだったけど、嬉しくて嬉しくて、前に並んでた知らないおじさんと(ヒマなのでずっと喋ってた)本当に飛び上って喜んだ。

今じゃそんなにしてまで行こうと思うオペラ公演などそう滅多にあるもんじゃない。まあ、今は泊りがけじゃなくてもネットで買えるけどさあ。

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今宵、渡辺はま子

本日ノ夜、樂シミニシテイタ渡邊ハマ子サンノドラマヲヤルノデス。渡邊ハマ子サントイウト、私ガ知ツテイル頃ツテモウスルメノヨウニナツテラシタケド、實ハオジイサンガ米國人ダツタカラ大層オ綺麗ナ方ダツタノデアル。ドラマデハ薬師丸ヒロ子サンガ演ジラレルソウダケド、最初ハ「?」ツテ思ツタ。デモ若イコロハ薬師丸サンヨリ奇麗ダツタナ、写真デ見ルト。

200px1 渡邊ハマ子サンノ歌ハ、大陸歌謡ガ好キダツタカラ結構知ツテルケド、アンマリカラオケデ歌エナイ。難シイ。昔ノココラヘンノ歌手ノ人ハミンナ音樂学校ヲ出テイルカラ、歌モチヨツトシタオペラアリアミタイデアル。渡邊ハマ子サンモ武蔵野音樂学校(武蔵野音大)ヲ出ラレテイルカラチヤント声樂ノ勉強ハナサツテタノデアル。ソンナ歌イブリデアル。



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支那の夜
http://www.youtube.com/watch?v=aoqXOS9wOiU&NR=1

あゝモンテンルパの夜は更けて
http://www.youtube.com/watch?v=YO5_tMP7nyY&feature=related
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(観た感想)
・はじめの30分くらいは本当に観るのが辛くて(絞首刑シーンが「ダンサー・インザダーク」を思い出した・・・orz)、やめようかと思ったくらいだったんだけど、だんだん引き込まれていきました。

・渡辺はま子さんのお歌はよく存じていたのですが、あのような偉大な功績があったのは今回初めて知りました。同時期の歌手の方はみな同じような活動をしてたはずでしたが、やはり「軍人さんを歌で送りだした」ことで深く後悔して病気やアル中になったりした人もいたくらいですから、はま子さんの行動は(女性なのに)すごいなあと思いました。

・薬師丸ひろ子さんは、はじめはどうかなあと思ったんですが、かなりはまってたと思いました。演技が押しつけがましくなくて自然ですごく良かったです。お歌は(そもそも歌手もしてたんで)お上手でした。合唱の盛んな大学のご出身だからああいった歌い方なのかなあと思ってました。おそらく今回ずいぶんレッスンをされたんだと思う。はま子さんとはまた違った、癒される系な歌い方でもっとたくさん聞きたかったです。ナツメロのCD出したらいいのに。

・ドラマ部分とドキュメンタリー部分の兼ね合いもうまかったと思います。まだご存命の元死刑囚のおじいちゃんがウチの父と10歳くらいしか変わらないので(私、年寄りっ子なので)、「もうちょっと上の年だったら、ウチももしかしたらこういう思いをしたかも」と思ったら身震いがしました。重いテーマだったけど、「ほたるの墓」や「はだしのゲン」みたいに「観なきゃよかった・・・orz」みたいな系ではなかったので良かったと思います。

渡辺はま子/ゴールデン☆ベスト

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2009年9月10日 (木曜日)

デアゴスティーニ・東宝特撮映画コレクション

オペラに続き、今月こんなのも出る。

http://deagostini.jp/ttd/

女なので特撮にはさほど興味はないけど(うそ~)、このところ古関裕而先生のにわかファンなので(実はミューザの古関裕而生誕100年コンサートに行こうかどうしようか当日まで迷った)、「モスラ」ははずせないところだ。ホントに買うと4500円くらいするしな。やはり初回は990円で、「ゴジラ」が買えるぞ。

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ついでだけど、古関先生の「人工衛星空を飛ぶ」って歌は素晴らしい。伴奏の不協和音がカッコイイ。ストラヴィンスキーみたい。さすがリムスキー=コルサコフの孫弟子。

http://www.youtube.com/watch?v=UpAe8n4b3Mo


特撮映画音楽集
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5866346

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2009年9月 9日 (水曜日)

季節はずれのブリダイコン

サンマの季節。(すいません、また魚ネタです)

私は実はサンマで有名なところの近くに住んでいるんだけれど、海の近くじゃないから別にサンマが採れるわけではない。また、この季節毎年タダで配っているというところにあえて並んだりしない。

サンマなんて100円くらいで買えるのに、なんでこの暑いのにえんえんと並ぶのかがわからん。確かに炭火で焼いたり、みんなで食べたりするのは格別に美味しいということはテレビで見てわかるんだけども。

で、今年はサンマが豊漁で安いということなので、通いのスーパーに買いに行った。

だが。

意外と高い。二匹で280円もする(私の行くスーパーはわざわざ刺身用のいいサンマを売ってるので)。しかも2匹もいらないし。今年のサンマはすごく太ってて美味しそうだが、二匹もいらない。冷凍もなるべくしたくない。

で。

ショーケースでふと目についたのは、「ブリのアラ」。

アラー。

P1110229 こんなにいっぱい入ってて、脂も乗ってて美味しそうなブリが198円なんて。これでブリダイコンを作りましょ。

え・・・でもブリダイコンってもしかして、冬の料理?考えてみるとダイコンって冬の野菜だし寒ブリとか言うし。

季節はずれのブリダイコン・・・。たしか、ジョン・ケージのピアノ曲にあったよね? すいません、ありません。

作り方としては・・・何でも適当。ブリのアラに熱湯をかける(生臭さをとる)。大根を太めのイチョウに切る。生姜を千切りにする。鍋に水と酒とみりんと蜂蜜とブリと生姜を入れて煮る。煮立ったらダイコンと醤油を入れる。落としぶたをしてコトコト30分煮る・・・とこんな感じ。出汁は魚の骨から出るからほんとに簡単。

(本当は、ダイコンは前もって米のとぎ汁で煮るんだけど、今までそれをやってても普通に煮るのとそんなに変わらないので今回は一緒に煮てしまった。)

P11102321 ふうむ。やっぱり魚のアラだから仕上がりがちょっとねえ。でも出汁が出て本当に美味しいでした。ダイコンに味が染みるように、一時間くらいおいてみた。一晩置くともっとアメ色になって美味しいんだと思う。おでんとかもそうだが。

冬だともっとダイコンは安くなって美味しいんだろうなあ。

でも、もうちょっと経ってサンマが安くなったら(なるのか?)、サンマの塩焼きにも挑戦したいと思う。



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2009年9月 5日 (土曜日)

飯守さんのワーグナー・ガラ・コンサートin Bunkamura

Pa0_0420_2 ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
楽劇「ワルキューレ」第3幕

キャスリン・フォスター(ブリュンヒルデ)
ラルフ・ルーカス(ヴォータン)
増田のり子(ジークリンデ)
渡海千津子、江口順子、津山恵、磯地美樹、橋本啓香、庄司祐美、金子美香、西館望(ワルキューレたち)

飯守泰次郎指揮/東京フィルハーモニー交響楽団
(Bunkamuraオーチャードホール)

そんなわけで。

創立ン年の文化村記念特別コンサート。オーチャードのこけら落としということでン年前にバイロイト音楽祭が建物以外まるごとやってきたという画期的な事件があったのですが、ほんとに昔は日本は景気良かったんだなあと、しみじみ。

今じゃ考えられないし。

外国のワーグナー歌手を二人呼んで、あとは日本人歌手、オケ、指揮者。まあ飯守さんは好きなのでいいんだけど。

ワーグナー歌手ったって、世界的にも今はずいぶん小粒になってしまった。例えば「これぞ、今を代表するワーグナー・ソプラノ!!」っていう歌手が私、思い浮かばない。ベーレンスも死んじゃったしな。まあ・・・聴くとみなそこそこ歌えるんだが。

今回来るはずだったアラン・タイトスだって、現代を代表するヴォータンってほどでもない、どっちかっつーと私の中では「影のない女」のバラク。

そんな中で、今日の演奏会。実はトンでもなく前のほうの席を取ってしまった。いつも買い間違える、オーチャードの席。一階前から9番目だからちょうどいいなあと思って行ってみたら、4番目。しかもはしっこだから見にくい見にくい。

そういえば同じ間違いを、こけら落とし公演でも私はやっちまった。シノーポリの「タンホイザー」。席番号からして前から4番目かと思ったら、一番前中央。シノーポリの間後ろで。「えー、それってすごいことじゃない」と思われるかもしれんが、実際のところ、指揮をするシノーポリがオケピットの囲いにガンガンぶつかるので、その音が終始気になった。

シノーポリが早くも故人となった今はいい思い出かも。

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で、今日の演奏会。

そうそう、アラン・タイトスが「咽喉頭炎から引き起こした非常に高い発熱」のために来日不可能になった。私がそれを知ったのは9月2日のことだが、別にタイトスが目当てで券取ったわけではないので、まあいいや。うーんやっぱりすこしガッカリしたけど。ラルフ・ルーカスはバイロイト出身のバリトン(ホントにバイロイトで生まれたんだそうな)、今度の新国の「影のない女」でバラクを歌うんだってよ。

ということで、すごく見にくい席で聴きにくい前のほう(実は、私オーチャードってあまり行かないホール。先日ミューザに2度行ったので耳があっちに慣れてる。)で、かなりハンデはあったのだがやはり飯守さんのワーグナーということで楽しめた。

「タンホイザー」はさほど思い入れがない演目なのだが、序曲はいいなといつも思う。飯守さんの指揮なら、なおのこと。

「トリスタン」は演目として好きなので前奏曲でも一生懸命聴いてしまう。タンホイザーではあまりまだ気が入ってなかった(私が)んだけど、さすがトリスタンとなると旋律の一つ一つが楽劇そのものを思い出す。トリスタンの苦しみや苦悩が嫌と言うほど思いだされてくる。薬はやっぱり厳しい。ああ、あのとき薬さえやってなかったら・・・。

それにしても、ずっと思ってたのだがワーグナーのオペラに出てくる「薬」って効き目がずいぶん長持ちである。大体薬っていつか切れてくるもんだと思うが。「ほれ薬」にせよ、「忘れ薬」にせよ。一晩したら切れて元通りということは、ないんだな。

(・・・ということで思い出したんだけど、「ワルキューレ」の最後でヴォータンがローゲを呼びだしてブリュンヒルデを火で囲むんだけど、それって次の「ジークフリート」で英雄が彼女を見つけ出すまでの役目でオシマイなのかと思ったら、その次の「黄昏」でもやってて、リング聴き始めた頃はローゲも大変だなと思った。)

で、20分の長い休憩のあと、メインの「ワルキューレ」第3幕。演奏会形式ながらオペラらしく多少は舞台っぽい動きもアリな公演。

第1幕だけを演奏会でやることは多いが第3幕は珍しいかも? なんといっても主役2人の他にワルキューレの歌手が9人(ジークリンデ含む)も必要なんで大変だ。しかも「ホーヨートーホー!」とはなっからデカイ声で歌わなければならんし。あのフレーズはド素人の私から見ても難しそうである。

今日の歌手さんたちはみなまだお若い方のようでスタイルもよく。あんまりでっかい方は見られなかった。(みなさん二期会「ワルキューレ」出てた方々)

ジークリンデはもっと大変で、ちょっとしか歌うとこないのに第1幕と2幕ではほとんど主役級で大悲劇を演じてきたということを、そのちょっとの歌う部分で(突然のハイテンションで)示さなければならない。本日のジークリンデの増田のり子さんは、二期会の「ワルキューレ」でそれは素晴らしいジークリンデを歌ったので今回キャスティングされたんだと思う。増田さん今日も良かったでした。それにしても、増田さんて写真より本物のほうが若くてスマートでお綺麗だと思うんだけどいつも。プロフ写真撮りなおしたらあ?と思う。

で、今回わざわざイギリスからやってきたソプラノ、キャスリン・フォスターだけども、やっぱり体格も日本人とは一回り(二回り?)大きいし、声も大きい。当然だがやっぱり「うーん」とうなってしまった。透明でよく通る声。発音がやっぱりイギリス人らしくさらさらと流れてしまう感じはしたが・・・さほど気にならず。声が誰かに似てると思ったんだけど、思いだせなかった・・・悔しい。

今回代役のルーカスは、たぶん初めて聴く歌手(バイロイトには出てるみたいだが・・・印象がない)だと思うんだけど、今日は急な代役をよくつとめて下さってたと思った。そんなに「ガッカリ声」というわけではない・・・ヴォータンにはまだまだ若いかなという気はしたけれども。ところで、ヴォータンの別れの「der freier als ich, der Gott!」のあと、また飯守さんの指揮が素晴らしいんだな~、凄い盛り上がってあすこで聴衆がいつもグスグスし始めるんだけども、そのあとルーカスもなんか胸が詰まってる感じに(まあちゃんと歌ってたけど)なってた・・・と思ったのは私だけ?気のせい? ブリュンヒルデもすごい勢いで駆け寄って抱きついてきたしね。

で・・・今回は舞台にオケが乗ってるんで「ああ、ハープが4台」って思った。4台も使うのっていつかなあ?って気にしてみてたけど、やっぱり最後のローゲ呼んだあとの炎の音楽んとこだねえ。

演奏会はなかなか盛況(こないだのブルックナーほどではないが)。皆さんお疲れ様でございました。

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ベルギー幻想美術館展

Pa0_0421 ベルギー幻想美術館展
(渋谷・BUNKAMURAザ・ミュージアム)

オーチャードでの飯守さんのワーグナー・ガラ鑑賞のあと、2階ダウンしてミュージアムへ。楽しみにしていた「ベルギー幻想美術館」展。

あーでも、なんかそんなに一生懸命になって行くほどでもなかったんだなあ。

私は画家のクノップフが大好き、つか、建造物デッサンの緻密さからほとんど神のように崇めている。ベルギーの画家っていったらクノップフだと思っているから、てっきり沢山のクノップフの絵が来るんだと思ってた。

そんなでもなかった。

Venice_2 あれ~? 4枚しかないじゃん。しかもちっちゃいデッサンとパステル画→。

むがああああああああああ。

で今回、メインとなるのは。

・ロッブスって画家(知らん)の版画
・仮面の絵でおなじみのアンソールの版画
・シュルレアリズム(つか、なんじゃこりゃな絵)の巨匠マグリットの版画がたくさんと油絵少々
・デルヴォー(ちち出し女の絵でおなじみ)の油絵と版画

そんな感じなのだが、まあマグリットとデルヴォーは好きな画家なのでまあいいかなという感じ。実はアンソールはあんまり好きでない。なんでかしらんが。

F931_2 マグリットはたぶん←「大家族」って絵が有名なんだと思うんだけど、ダリと並んでシュールレアリズムで有名な人だ。なんか、マグリットの絵って見てると不安な感じになるんだけど・・・それがいい。

で、マグリットの版画って私初めて見たんだけど、あまりのち密さにびっくりした。とくにリトグラフ。自分(わたし)がリトグラフをずっとやってたもんで、もしマグリットが自分で版を起こして刷りまでやってたとしたら、超すげえと思う。あそこまでばっちりかっちりできない、普通。まあ・・・有名な画家だから刷り師がいたんだろうなあ(展示には何も記述なし)。

同じ版画でもエッチングのほうはどれもちっちゃくてとってもカワイイ。アレはお部屋に飾りたいな。買ったらトンでもない値段なんだろうけど。

あと・・・印象に残ったのはリトグラフで「目玉のおやじ」を3人くらい描いた絵で・・・アレはホントに「おい、鬼太郎!」と絵の前で言ってしまう。

Delvaux 次なるメイン画家はデルヴォーである。

デルヴォーと言えば私の勝手な印象としては「ちち」と「鉄道」が好きな画家である。大体男性というものは「ちち」か「鉄道」のどっちかが必ず好きなもんだと思っているが、デルヴォーは鉄オタであったと同時に「ちち」好きである。タモリさんみたい。

彼の絵にはいつも複数の女性が描かれているが、大体「ちち」を出している。そして上のケと下のケの色が違ったりする。ヘンな意味じゃなくて美術的見地から言っているのである私は。

で、絵の中で「ちち」を出している女複数と、後ろに機関車とかが描かれてたりする。へんなの、でも好き。

・・・というわけで、今回はこの場を借りて愛するクノップフについて熱く語る予定だったのだが、こんな下らない内容になってしまった。すまぬ。

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2009年9月 4日 (金曜日)

歌劇「タカソーとノリピアス」その2

その後、続きが発見された模様ですので掲載いたします。

<登場人物の追加>

タカソーの愛人:メゾ・ソプラノ

国王(通称・太陽の音楽王):バス・バリトン

国王の父:バス

(前回記事:歌劇「タカソーとノリピアス」参照)

第3幕 
第1場
 
一人息子を連れて逃げようとするノリピアス。しかし、子供がいては足手まといなため、泣く泣くタカソーの愛人に託す。
(ノリピアスの嘆きのアリア「さようなら可愛いぼうや~もう一度声をきかせて」)

~舞台暗転~

<場面転換の音楽~ここでノリピアスの逃亡から投獄を描くサイレント映画を上映する>

逃亡
謎の男(顔は映さない)
ノリピアスの継母(肺ガン)
温泉で薬を抜くノリピアス


周囲の心配
国王の嘆き
民衆たちの戸惑い
住居から薬の発見


逮捕
薬から逃れられることへの期待
去りゆく希望
子供が心配
違約金も心配
禁断症状苦しい


裁判

裁判員裁判
裁く側から裁かれる側へ
ダメ、絶対。


投獄
刑務所の扉がしまる
諦め
独房の壁に影として映る
禁断症状に苦しむノリピアスの姿

第2場
舞台変わって、国王(太陽の音楽王)の謁見の場。すでに隠居した父とともに民衆の前に姿を表す。
民衆たちの質問に答える王の表情は厳しい。国王はノリピアスと絶縁する宣言をする。
国王のアリア「わしに何故こんなことを?~民衆には迷惑と心配をかけたが(通称・断腸の思いのアリア)」
(なお、国王の父による「イスラエルのお土産のマリア様のアリア」はあまり筋とは関係ないので歌わなくてもよい) 

(以下、発見され次第また発表します)


いや、やっぱりウソだってば。

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2009年9月 2日 (水曜日)

デアゴスティーニ・オペラコレクション「カルメン」を買ってみた。

P1110226 ビゼー:歌劇「カルメン」
カルロス・クライバー(指揮)、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団、ウィーン少年合唱団
カルメン:エレーナ・オブラスツォヴァ
ドン・ホセ:プラシド・ドミンゴ
エスカミーリョ:ユーリ・マズロク
ミカエラ:イゾベル・ブキャナン他
※演出・装置・衣装:フランコ・ゼッフィレッリ

(1978年)

DVD Opera collection Vol.1

DVD Opera collection Vol.2

デアゴスティーニHP

オペラ・ファンにとっては話題の、クライバーの「カルメン」が990円で買えるっつーやつだが、さっそく買ってきました。

これって本屋で買えるから図書券使えるし(ケチ?)。クライバーのカルメンって普通に買ったら5千円くらいするんだぜ。

で、ざっとDVD見て(結構長いのね)。

まあ、この演奏は有名なものだし名演だし今さら私がどうこう言うことはないんだが、やっぱり年代的に古いんで音とか映像はちょっとなあ・・・と思う。だが、ドミンゴは若いし、オブラスツォワもいい声だし、クライバーも私が見た1988年より10年も若いもんだからまだまだ青年かな?みたいな印象。あ、私が見たときのほうが渋くなっててカッコ良かったけどね。←自慢

あ、あたしのアイドルのツェドニクも出てる。なんか出てるだけで笑ってしまうのは何故?ウィーンのレギュラー・スターティングメンバーのクルト・リドルも出てる。

第一幕のウィーン少年合唱団もカワイイ。ショタコン・・・じゃなくてファンの方は楽しめるかも。

ウィーン国立歌劇場も、なんか自分が行ったときのことを思い出して嬉しい。(この映像で、一階席の前のほうに歌手の人たち座ってない?なんかグイネス・ジョーンズっぽい人がいたような・・・違うかな?)
ゼッフィレッリの演出・舞台はどんなの見ても盛りだくさんでとーっても楽しい。とくに第4幕の群衆シーンとか、「さすがっ!」と思う。

で。

解説書はオールカラーで色々と懇切丁寧に解説が書いてある。私からすれば「字幕あんだから見ればわかるだろうに」と思うんだけど。初心者向けってこったね。

P1110227_2

「ハバネラ」の楽譜がついてるから、カラオケで歌えるね(いや歌えねー)。

で、われわれのようなどっちかっつーとワーグナー好きの者にとってかんじんなのは「このコレクションの中にワーグナーはあるの?」ということである。なんか・・・「けっ、どうせあんまり長くない初心者向けのタンホイザーとかオランダ人しかないんだろう?」とか思ってたんだけど。

そんなでもない。

いまのところワーグナーで予定されているのは以下の4演目。どこの歌劇場かの記述はなし。ちっさい写真のみ。

・ローエングリン(写真ではペーター・ホフマン)
・パルシファル(日本未発売DVD!とある)
・マイスタージンガー(写真ではイエルザレムっぽい?これも日本未発売DVDだそうだ)
・トリスタン(どこの演奏だか不明・・・)

つーことで、これらがもし定価1990円で手に入るのなら、曲が普通のオペラの倍くらいの長さのワーグナーにしたら随分お得な感じだ(おいおい、ワーグナーだけ長いから2990円ってことないよね?)。
しかも字幕つきだしカラーの解説書がついてるし。で、「ワルキューレ」は? あと、「サロメ」は?「ヴォツェック」は? 

(ちなみに・・・デアゴスティーニさんからは別になんも貰ってないです。宣伝ではありません。あしからず。)

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2009年9月 1日 (火曜日)

ベルク/ヴァイオリン協奏曲 ショルティ

P1110225 ベルク:ヴァイオリン協奏曲 
チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
サー・ゲオルグ・ショルティ指揮/シカゴ交響楽団





まあ・・・・ね。一応時節柄の話題を。

政治のことはほんっとに詳しくないので、文章にする頭はないんだけれども。

私は今回も投票に行った。行ったことは行った。大人だから一応投票した。小さいからといって子供に間違えられたりはしなかった。風船も配られなかったし。

(ところで、ウチの投票所って風船ふくらませないで子供さんにゴム状態で配ってた。「インフルの影響で、おじさん膨らませられないから、自分で膨らませてね」とか言ってた。つか、今まで係のおじちゃんたちがふーふー膨らませてたのか。大変だな。)

で、まあ。
どこに投票したかはナイショだけんども。

『じみん』はやっぱり今回はいかんかったと思う。何がいかんというと。

見たとたん頭にきて捨てちゃったんだけど、「みんなが『みんす』に入れると日本はこんなひどいことになりますよ~」みたいな小冊子がある日ウチのポストに入ってたのである。目を疑ったけど『じみんとう』って後ろにしっかり印刷されてた。

まあ、もしかしてこれは正しいことが書いてあるのかもしれないけど・・・人としてどうなんだろうか。

例えば、中学の生徒会長の選挙で、同じことしたとする。立候補した生徒がライバルのことを書いて、他の生徒の家のポストに入れたとする。

たとえばこんなふうに。

「立候補した○○君が当選したら、夏休みの宿題が増えますよ~」
「給食のカレーライスがすくなくなりますよ~」

そんなことした生徒には投票しないな、私は。

まあ、大人のやってる選挙だから、そりゃーそんな幼稚なことでもないのかもしれないけど、頭の悪い私にはそういう風に感じた(きっと同じことを感じた人はいるんじゃないだろうか)。だからどっちにも入れなかった。日本はこれからどうなるのだろう。私にはよくわからない。不安。

・・・

ところで・・・ベルクだった(まあ、全然関係なかったわ、ごめんなさいね)。

ショルティってベルクの録音は他に残してったっけか? もしかしてこれだけなのかしらん。ベルクの師匠のシェーンベルクは「モーゼとアロン」とかあったけんども。

ショルティのCDは・・・結構ウチはまあまああるんだが(子供の頃は1970年代のデッカ録音で育ったもんで。あのへんの録音が今も一番すばらしいと今も信じている)ファンっていうほどでもない。ショルティはダメなときもある。いいときもあるが・・・みんなそうだが。

たとえば。

ショルティがベルクのオペラの指揮をするところがあまり想像できない。どうなんだろう。「ヴォツェック」はまだしも「ルル」なんかどうも合わない気がするんだが。

だもんで、ちょっと興味があってショルティ指揮のヴァイオリン協奏曲を買ってみたんだが(ずいぶん前)、そんなに聴かないでほっぽってあった。でも、久しぶりに聴いてみると・・・普通にしっとりとしたいい演奏である。ことさらこってりとしたウィーン世紀末の空気を感じるわけでもなく、狂ったショルティっぽくないし、ことさらハゲしい演奏というわけでもない。チョンさんのヴァイオリンが素晴らしく、ショルティがそれに沿っていて伴奏に徹している感じである。例えば第2楽章の冒頭なんてもっと激しい出だしの演奏はいくらでもありそうなもんだが、結構おとなしく感じる。

なあんだぁ。あたしはもっと激しいほうが好きだあ。

で。また突然だけど最近はショルティ指揮の「ファウスト交響曲」を買おうか買うまいか検討中。なんか・・・合いそうでしょ?

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