藝大美術館所蔵品展&トリノ・エジプト展
真夏の上野。なんか毎年お盆になると上野に行ってる気がするんだが。そのたびにちょっと後悔する。もー、あまりにも暑くて。じりじりじり。
で、本日は「今日まで」で展示が終わってしまう「藝大美術館所蔵品展」を観に行った。あくまでメインはこっちだ。
本当は昨日友人を誘っていくはずだったんだ。しかし、友人は事前に予習をしようと思ってネットを見まくったら、2ちゃんねるにいってしまったらしく、もう信じられないくらいにこの美術館の(または美術展の?)悪口をかいてあったのだそうだ。私は「2ちゃんねるは(楽しいところもあるけど)真に受けちゃダメよ。」と必死に説明したが「どうしてもいや」と。
あんなものに左右されてしまうなんて、それって何てネットショジョなんだか友人。ということで昨日は別に席を設けて、今日私だけで鑑賞。
藝大の美術館ってあんまり宣伝しないせいかいつもさほどーは混んでない。夏休み期間だからといって特に大衆に媚びない展示。まあ・・・お金がないのかもしれないが。
まあ、(教科書に載るクラスの)有名どころは以下の通り。
・悲母観音(狩野芳崖)
・序の舞(上村松園)
・一葉(鏑木清方)
・鮭(高橋由一)
・婦人像(黒田清輝)
他、若冲や蕭白、藤島武二やレオナール藤田などの有名どころがかなり見られる。画家の代表作・または藝大在学中の習作・卒制など。まあ入場料500円なんで・・・そんなにたくさん作品が見られるわけではないけれど。とりあえず観たかった悲母観音(また!)と蕭白と「序の舞」と「一葉」と黒田清輝は観たから満足。
いつも買ってる「記念Tシャツ」だが・・・今回はあまり冴えなかった(西洋婦人像)のでパス。この山崎覚太郎さん作のお猿さんの絵のTシャツがあったら絶対買うのに。
←Tシャツにしたらきっとカワイイよねえ。
美術館の3Fで「天皇在位20年記念日本芸術院」の展覧会もやってた。こっちは入場タダ。まあ、これも今日までなんだけど。松岡映丘や川合玉堂・東山魁夷などが見られた。
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時間が余ったし、通り道だったから東京都美術館へ。トリノ・エジプト展はどう考えても混んでいるに決まっているし、10月4日までやってるんだからなにもこんな日に行くことはない。もう本当に「ついで」である。まあ、そりゃ~混んでたけど入場制限はなかったし、最初のほうの展示のこまごまとしたものをぶっ飛ばせば、あとはまあまあ見られる。
夏休みとあって、小学生のお子さんを連れた親御さんがたくさんいた。しかし、わりと子供はエジプト美術は好きみたいだ。みんなキラキラと目を輝かせてすごく興味深そうに見ていた。昔から大人も子供も魅了するエジプトの美術ってなんかやっぱり魅力的。
今、横浜のほうでもエジプト展をやっているんだけど、あっちはもっと派手な出し物だし(でっかいらしい)、入場料もお高い。一応、横浜のも見に行く予定ではあるけどね。で、上野のほうは、まあそんなに派手ではない。 私はエジプトこそ行ったことはないけど、大英博物館のエジプトのコーナーはだいたい全部観たし、それよりは小規模ではあるけどウィーン美術史美術館のエジプトコーナーも全部観た。だから・・・今回それほどのものは期待してなかったけど、やっぱりエジプトはなんかいいね、ものすごくむかーしのことなのに、なんだか夢がある。
私は、そこらじゅうたくさん絵や文字が書いてある「かんおけ」を見るのが好き。で、ミイラ?も2体来日(子供と大人)。死後何千年も経って、はるばる日本に来れるなんてどう?楽しい?みんなに見られて恥ずかしい?・・・などと話しかけてみた、心の中で。あ、包帯とかでぐるぐる巻きなので遺体は見えませんから。
でー、いつものように「音声ガイド」は借りなかったんだけど、もしかしてあったほうがいいかも? 一応説明はいちいち書いてはあるのでそんなに不便ではないけれど、なんか神様や王様の名前とか突然出てきてもいまいち「?」な感じ。アメン・ラー神とかウアフイブラーとかいったい何者よ。
お土産・グッズ類はトビカンらしく充実。ネコちゃん神の銀のペンダントヘッドとか欲しかったけど我慢。いつものようにTシャツを購入。
動物神三体を描いたもの。色がカワイイかなと。色違いでターコイズブルーのもあった。他のデザインのも2つくらいあったかな?
Tシャツなんて誰も買ってないけど・・・アレレ?
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