ベーレンスの思い出
一昨日お亡くなりになったべーレンス。私が彼女のナマ歌声に接したのは3回でした。
・1991年12月23日 東京文化会館
ワーグナー・コンサート
小澤征爾指揮/新日本フィルハーモニー
初めて憧れのベーレンスに接したのでしたが、コンサート前にお知らせが。残念ながら、どうも日本にきてお風邪を召してしまったようでした。ややひっかかる声のヴェーゼンドンク歌曲集や「ブリュンヒルデの自己犠牲」を鑑賞。アンコールは「聖しこの夜」であった記憶があり。
・日にち・オケ等は失念。確かサントリーホール。
アンナ・トモワ=シントウとのジョイント・コンサート
ベーレンスの息子さんとトモワ=シントウの娘さんがご結婚した縁で(お孫さんの写真もあった)、何故か日本でコンサートを開くことに。お二人はまったくキャラクターが違う声ながら、ワーグナーはもちろん特にR・シュトラウスでT=シントウはリリックな役(アラベラ、など)、ベーレンスはドラマティックな役(サロメ、エレクトラなど)が得意ということで、なかなか幅広い楽しいコンサートであったと記憶。確か、最後は二人で「エレクトラ」の最後の場面を演じた記憶がある。
・1998年9月29日
ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの「ワルキューレ」。
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コメント
おじゃまいたします。
ベーレンスの生ブリュンヒルデをロンドンでご覧になっているとはうらやましい。(英語力もなく金欠の自分には無理でありますが)
紹介されているCDを見て(あの壮絶な)「ヴォツェック」にも出ていたなあと思い出しました。他の紹介されている演奏も一度手にとって聞いてみようかと考えております。
またブログ読ませていただきます。
投稿: やったくん | 2009年8月25日 (火曜日) 12時39分
>>やったくん さん
こんばんは。コメントありがとうございます。
ロンドン・リング鑑賞は、今考えるといろいろなラッキーが重なって実現したんだなあと思います。まだ実家暮らしでお金あったし、友人がロンドンにいたし。しかも英語なんて中学生並でしたから(今もですけど)。
ヴォツェックのマリー、ベーレンスで見たらさぞ凄かったろうなあと思います。ベーレンスは歴史に残る名歌手ですが、それと同時に名舞台女優ですからね(と私は思います)。
宜しくお願いします。m(_ _)m
投稿: naoping | 2009年8月25日 (火曜日) 19時49分