ピンホールカメラをやってみた。
何年か前に写真雑誌の付録についていた、ピンホールカメラ。ずっと組み立てないまま押入れに入っていたんだけど、こないだ急に思い立って作ってみた。
ほとんど紙でできていて、のりしろとかなくてボンドでつなぎ合わせる。結構めんどくさかった。なんか学研の付録の大人版といったところ。「子供のとき、学研の科学のふろくは全部親に作ってもらってた」なんて人はこのキットは不向きである。(私は全部作ってた。)
ピンホールカメラって、レンズがついてない。レンズの代わりに針であけたような小さな小さな穴があいてる。
こんなんで写るんか??
久しぶりにカメラ現像屋さんに行って、フィルムなんて買ってみる。今も売ってるんだな、フィルム。
で、このカメラ、何から何までアナログ。手巻きなのはもちろん、「フィルムの7枚目写すまでは2回巻き、それ以降は1回巻き」とかいちいち記憶しておかなければならない。何枚目まで撮ったか、いちいちメモっておく。
それに、シャッター速度だが。
「晴れた日は2~3秒、曇りの日は3~4秒、雨の日は5~10秒」(ISO100)
何このテキトー感。
で、初めてなので注意深くいちいち何枚撮ったかメモを取り、シャッターの蓋を手であけていちいち「いち、に、さん」などと数えたりとかしてなんとか10枚撮って写真屋に持って行ったが。
お店のおねいちゃん、なんだか不審な顔。「このフィルム、さきっちょが折れてますけど、写ってるんですか?」とか言われた。
写ってるかどうか、私にもわからん。どっちかっつーと写ってない確率のほうが高い。
「あの・・・大丈夫ですお願いします」
で、2時間後くらいに(はええな)出来上がって、見てみると、あらちゃんと写ってる。何このピンボケ感。
すげえええ。こんなんで写るんだ。
家の近所の自然公園。なんか印象派絵画のようだ。(いいように見れば)
まあ、初めてだからこんなもんだろう。もうちょっと練習すればもう少しうまく写るかもしれん。
↑楽天でも同じ仕組みのものが売ってます。まあ、やっぱり組み立てなきゃなんないけど。デジカメばかり使ってるもんだから「現像してもらう」ドキドキ感がすごい新鮮よ。あ、そういえば恵比寿の写真美術館でも売ってたよ。
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