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2009年6月16日 (火曜日)

ペッテションの交響曲第2番を聴きながら、恐怖のおすそわけをする。

P1110201 アラン・ペッテション:交響曲第2番
スティグ・ヴェステルベリ指揮/スウェーデン放送交響楽団

あー、いや。もうね。大変だから。
私のこの胸にだけしまっておけない。誰かに伝えたい、この苦しみを、この不安を。

昨日、隣の区の大きな病院へ。もちろん、親知らずを抜くためだったのだが。

その日はヌイてくれず。顎のレントゲンを撮ったのと、診察と説明で終わった。どうも抜くのに一時間はかかるらしく、行ってすぐ「スポン」って抜くようなそんな簡単なものではないらしい。

病状の?説明のあと、書類を貰った。どうも患者本人と誰か(親とか?)の同意(署名)が必要らしい。

めんどくせ・・・。

・・・

ねえ。

みんな、読者のみんな。
親知らず抜くのって、ただ抜くだけでしょって思ってない? 私もそう思ってた。誰に聞いてもそうだった。そりゃ麻酔が切れれば痛くなるし熱も出すかもしれないけど。2日もねてりゃ治るでしょ。何言ってんのオーバーだよたかが親知らず抜くくらい。みんなやってるよ、って。

あ、あたしも「そうだよね~。あははは。バカだよね~」とか言ってたんだけど。

どうもそんな簡単なことでもないらしいんだわ。私、小顔なんだよね。小顔って羨ましいとか女友達には言われるんだけど、そんなこともないの。アゴが小さいのに歯は普通に大きいのよね。だから歯の根っこが曲がって生えてるらしいんで。だからスポンっていけばいいけど、なかなかそうもいかないらしい(だから病院行かされるわけだが)。

で、抜歯の日にちを決めて、受付でお金払って帰りの送迎バスの中で説明の書類をぼんやりと眺めてたら。

こんなガクブルの事実が書いてあった。

(この項目には暴力的または猟奇的な記述・表現が含まれている可能性があります。不快に感じる方は閲覧をご遠慮ください。)

・手術の名称・方法
 埋伏智歯抜歯術:手術は局所麻酔後、歯肉に切開を入れ、粘膜骨膜弁を形成し、顎骨を露出させ、埋伏智歯の位置と歯軸の方向を確認後、歯牙の周囲の骨を骨ノミあるいは骨レバーを用いて削除し、タービンバーや骨ノミで歯牙を分割して抜去します。抜歯後、不良肉芽(炎症を起こしていた病巣)を掻き出して、止血を確認し、縫い合わせます。さらに、止血を確実にするため、抜歯後は20~30分ガーゼを噛んだままにしてもらいます。

うわあううううあうう。

もう、私 想像しただけで倒れそうです。私の口内で「キル・ビル」とか「バトル・ロワイアル」とか再現される感じ。血みどろスプラッタ・ムービーが繰り広げられてしまうということだな、うん。

で、さて。

こういう内容にはピッタリと思われる(いや~ほんとにピッタリよ)、このところ大人気?のスウェーデンのトラウマ作曲家アラン・ペッテションの交響曲。

ペッテションは交響曲を17曲ほど作ったが、第1番は破棄された(17番も未完のため破棄)ため、彼の発表されている交響曲は2番が最初ということである。

まあ、私はペッテションのCDは2枚しか持ってないので詳しいことは言えないんだけど、印象としては「難解」「暗い」「絶望」「怨念」・・・etc.という感じだ。だが、この2番はまだ7番ほどのどん底の絶望感はない。なんか聴いていると断片的にマーラーの交響曲第5番を思い出す。でも・・・マーラーがまだ可愛く思える。どういうこと?

42分のノンストップ・シンフォニー(単一楽章)。これでも交響曲なわけ? ペッテションらしく、キリキリと追い詰められいていく。もしも手術中にこの曲をBGMに流してもらったら、自分の中の隠れた「M」を開花させてしまいそうだ。途中でモーツァルトの「フリーメイソンのための葬送音楽」が流れる・・・らしいが、残念私はその曲は知らないんだ。多分「ここのことかなあ?」とは思うけれど。

で。

無事抜歯が終わって生きてたら、ぜひ声楽付きの 交響曲第12番「広場の死者」にも挑戦してみたいと思っている。

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コメント

CPOから出ている交響曲全集を買って、ずいぶん聴いているけどなかなかモーツァルトの引用がどこか聴き分けられてないです・・・モーツァルトがフリーメイソンのために書いた音楽もなかなか内容が濃くておすすめです^^

7番はまだ聴きやすいけど、8番、9番の救い様のなさ、孤独感はまさに最果てといった感じです・・・12番は・・・ネタバレになるので自己規制(笑)、でも素敵ですのでぜひチャレンジしてみてください。

投稿: Masahiko | 2009年6月16日 (火曜日) 22時13分

親知らずを甘く見てはいけません。わたしは、4本全部抜きました。上のはわりと簡単に歯医者さんで抜いてもらったのに、下のはあごにくっ付いてたり、かなり長く根っこのように曲がってたりしてたので、手術になりました。
小顔とは言えず、顎が発達してる方なんですが、それでも生えてくる痛みはかなりのものでしたので、抜けて清々しました。
友人は、上の親知らずの根っこが鼻の骨まで達してしまい、抜くこともできないので、とにかく虫歯にしないこと、と歯医者から厳重に言われてました。これは、考えると恐怖ですから、抜けるうちが幸せと思ってくださいね。

無事生還したら、抜いてもらった親知らずをグチュンと踏んづけてみてください。目玉みたいに簡単にはつぶれないだろうけど。(キル・ビル2より)

投稿: レイネ | 2009年6月17日 (水曜日) 06時14分

こんにちは。
うーん、最近はinformed concentというヤツがありますから
詳しく説明するんですねえ。
十数年前に私が抜いたときは、近所の歯医者さんで
「親知らず抜いたほうがいいね、抜くよ」
「ふぁい」
で始まりました。
まさか1時間以上もかかるとは・・・。

ペッテション全集が全く攻略できません。
たまにCDかけては、10分くらいではじき返されます。
どうしても聴きとおせません・・・。
いつの日か攻略してやるっ!
(ひょっとして攻略なんかしないほうが幸せなのだろうか?)

投稿: 木曽のあばら屋 | 2009年6月17日 (水曜日) 18時57分

>>Masahikoさん
モーツァルトのフリーメイソンの原曲を知ってる方が、引用がどこかわからない・・・となるとアンチ・モーツァルトの私なんかよっぽどわからないですね。残念。


>>レイネさん
レイネさんも親知らず仲間?(←失礼?)なのですね。でも4つとも抜歯って凄いですね。私の場合は生えてくるときは全く痛くなかったんで、正直なんで抜くのかわかんない状態です。ほっとくと炎症を起こすみたいですけどね。
友人さんの鼻の骨まで達し・・・というのは想像するだけで怖すぎます。でも私の親知らずもかなりヘンテコらしい・・・。

キル・ビル2の、その「グチュン」というのはなんとなく頭に記憶として残ってるんですが、映画館で観たのは「1」のほうだったはずなんで「2」はテレビで観たのかしら・・・。うろ覚えですいません。


>>木曽さん
そうそう、説明が詳しすぎてただでさえ怖いのに恐怖が増長されます。ウチの親に同意書を書いてもらおうと持って行ったら、母はあまりの事に「同意したくない・・・」と言っていました。

ペッテションは攻略本が必要ですね。たまたまニコ動を見てたらペッテションの曲をたくさんアップしてる人がいて「なにそれ・・・」って思いました。音はイマイチなのですが試聴にはいいみたいです。

http://www.nicovideo.jp/tag/%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

投稿: naoping | 2009年6月17日 (水曜日) 20時20分

親知らずは上顎の二本を5年前に抜いたけど、確かにこの暴力的で猟奇的な通りだったと思います・・・歯磨きとか気をつけているけど、痛みも感じないまま欠けたり(中がスカスカだったというのがなおさら怖いshock)、いろいろありましたね・・・

3年前に副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)の手術をしたときにも細かく説明を受けて、その通りだったら大手術だよな・・・と思ってたらこっちは麻酔かけられてる訳で気がつけば終わってました。ただし術後の24時間はいろんな管やら機械につながれてて、普通に出来ることが何も出来なかったので本当に大変でしたが・・・まあ介護の勉強をしてて有意義な所は多かったけどcoldsweats01

無事に終わりますから、心配しないで下さいね。

投稿: Masahiko | 2009年6月17日 (水曜日) 23時24分

 こんばんは。
 う~ん、お話を聞いているだけで、ペッテションの『交響曲第2番』、何だかドロドロとした感じの作品のように思えてならないです。
 その”ドロドロ”とした中にマーラーやモーツァルトの断片が”思い出”の如く紛れ込んでいる・・・所要時間にして42分を要する単一楽章の交響曲、というだけでも型破りな気がしてきます。

 ”親知らず”の経験は、幸か不幸か、今のところありませんが、虫歯で過去に廃車のお世話になったことがあり、今も虫歯への恐怖心(!?)から歯磨きを欠かせないでいます(爆)

投稿: 南八尾電車区 | 2009年6月26日 (金曜日) 22時46分

>>南八尾電車区さん
ペッテションは(全部聞いたわけではないのですが)、まあけっして明るい音楽ではありません。でも意外とファンの方は多いようです。私もごくたま~に聴きたくなりますが、何故か聴きたくなるのって病気になったりとか病院に行かなければならないときなのですね。なんか救いを求めたいときに聴きます。(へんかな?)

歯は大切に、です。

投稿: naoping | 2009年6月27日 (土曜日) 17時11分

ペッテションに対する私のファースト・コンタクトは、不幸なことに7番でした。お好きな人は「7番が最高傑作だッ!」と云われるようですが、私には何のことやら。CDを処分した時、何の迷いも無く第1候補でした。

・・・今ならもう少し聴き進められるんかなぁ・・とも思いますが、未だ大事なお金をつぎ込む気にはなれません(笑)。

投稿: frosch | 2009年10月 5日 (月曜日) 00時04分

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