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2009年6月11日 (木曜日)

ケーゲル/カルミナ・ブラーナ

P1110199オルフ:カルミナ・ブラーナ
ユッタ・ヴルピウス(ソプラノ)
ハンス・ヨアヒム・ロッチュ(テノール)
クルト・リーム(バリトン)
ヘルベルト・ケーゲル指揮
ライプツィヒ放送交響楽団&合唱団

Orff: Carmina Burana



またしても。
ついてないというかアフォというかヴァカというか・・・自分を悔いるようなことが起こってしまった。今日は反省の一日。

Pa0_0396 昨日、自由が丘に飲みに行ったんだが。
写真のようなレトロなお好み焼屋に行った。んで、まあそんなに沢山飲んだ記憶もなくごく普通に楽しく過ごし、ごく普通に店を出ようと思ったら。

段差に気づかず。まっ正面から落下。しりもちとかそんなならまだしも。思い切り義経の泣き所(弁慶だったっけ?)をやられた。酒が入ってるのとか、恥ずかしいのとかもありその時はそんなに痛さも感じず、普通に歩いて行ったが。

帰ってから見たら足首をすりむいていてアザもできてた。まあ、吉本新喜劇ばりに派手に転んだわりには意外と軽傷、骨折もせず頭とかも打たなくてよかったなあとは思ったんだけど。(しかし、こんな段差をつけるなんてお店のほうもおかしいと思うな、今考えると)

今朝は体の節々が痛い。

という・・・酒に対する反省の意味も込めて。今日はカルミナ・ブラーナ。
この曲には一番マッチしているのでは、と思われる指揮者ケーゲルので。日本ではポピュラーなこの曲だが(バラエティで使われることがものすごく多い)、本国ドイツではどうなんだろう。また、数多くの録音があるが、ベスト盤というのはいったどれなんだろう。古くはヨッフム盤が豪華な独唱陣とともにベストということだったが、その後新しい録音で100枚くらい出てるんじゃないだろうか(そんなこたあない?)。

私が最初に買ったCDはデ=ブルゴス盤である。なんたって若き日のルチア・ポップが歌っているということで価値がある。初期ステレオの非常に色褪せた録音も印象的である。

で、このケーゲル盤だが。独唱者誰も知らないんだけど(ありゃ)。この中ではソプラノ歌手は、ヌルヌルした歌い方で(何と言ったらいいのやら)あまり芳しくない気がする。ソプラノの聞かせどころが多いのでとくにキツイ気がする。なんか・・・それだけはイライラする。他の歌手は普通。

しかし、想像通りケーゲルの鋭いカリカリとした音楽はこの曲の本質には合ってると私は思う。のんべんたらりとした指揮ではこの曲の楽しさが半減してしまう。
合唱団は巻き舌がレロンレロン言っててキモチイイし、少年合唱はヒットラーユーゲントのよう。ふふ、やっぱりケーゲルはこうでなくちゃ。

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コメント

naopingさん、こんばんは!

ご紹介のケーゲルは未聴ですが、私のお気に入りは師匠にとっての初CDであるフリューベック・デ・ブルゴス盤です(^-^)

これを初めて聞いたとき、2曲目で合唱のあまりの巧さに唖然としました。慌ててCDジャケットを見て納得。合唱指揮がヴィルヘルム・ピッツでしたから。

投稿: Niklaus Vogel | 2009年6月12日 (金曜日) 23時23分

はい、お早うございます。昔話をしに寄らせてもらいました。が、回転が速い。エルガーで、エルガーといえばコケイン、コケイン→コックニー→マイ・フェア・レディに行こうか、コケイン→ヒース首相→日本の政治家に行こうか、踏ん切りのつかないうちに、たちまち、カルミナ・ブラーナかい。カルミナ・ブラーナ、はじめて聞いたときにはびっくらこいた。こんなすんげえ曲を知らずにいたなんて、人として生まれてきてよかった、とほんと思った。ギーレン指揮、N響、で当時、N響会員に成り立てであったな。その夜、他はバッハのオルガン曲をシェーンベルグが管弦楽曲にアレンジしたもの、定期演奏会というのに空席がずいぶんあった。といってLPは持っていない。手に入れたのはCDになってから、ジェームス・でぶちん・レヴァイン、シカゴ響と1969年まだ若き小澤征爾がやがてここの常任になるボストン響を振ったもの。
で、エルガーに戻るが、無愛想表題ベスト(っていっていいのか)3を考えた。といっても、交響曲ニ短調とか三楽章の交響曲なんて言い出したらキリがないので、昔、NHK-FMで土曜日午後やっていたクラシック・リクエスト・アワーの小品コーナーの部への出場資格曲に勝手に絞ってみると、エルガーのこの曲のほか、サン・サーンス「序奏とロンドカプリチオーソ」、ブリテン「前奏曲とフーガ」なんてえのがあるな。ポピュラー畑だと、オパス・ワン(日本題にすれば、「作品一」だ)なんてのがあるけどな。
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスなんて名前を見ちゃうと、読響を振った演奏会を思い出したが、それはまたそのうち。

投稿: 面久院滅多坊 | 2009年6月13日 (土曜日) 08時37分

>>Niklaus Vogelさん
こんにちは。
そうそう、フリューベック・デ・ブルゴス盤の合唱指揮はピッツ先生でしたね。確かにうまかったです。
ピッツ先生(もしくはバラッチュ先生)が合唱指揮だと合唱に関してはその録音は間違いないと言っていいかも。メータ指揮の「復活」とかショルティ指揮の「千人」とか。


>>面久院滅多坊さん
こんにちは。聴く音楽が雑多なので一定してないくてすいません。

私が本当に初めて聴いた「カルミナ・ブラーナ」は実はN響です。本当に子供の頃にテレビで見たんですが(指揮者は忘れました)、その頃は・・・世俗的な感じがどうしても馴染めず(大嫌いだった)。本当に聴き始めたのはCD期に入ってからです。なのでレコードはないです。

リクエスト・アワー・・・小品コーナー・・・ナツカシス。子供の頃だったけど一回だけ葉書出して名前よまれたことあったなぁ。「マーラー特集」の時でした。

投稿: naoping | 2009年6月13日 (土曜日) 16時01分

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