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2009年3月31日 (火曜日)

なんか解せない話2つ(+横浜写真集)

Pa0_0381 なんか最近、雑談っぽいことを書いてないんで書いてみる。すいません、笑える話ではなく、ずっと疑問に思ってたことと最近疑問なこと。こないだ横浜で撮った写真を交えつつ。

ひとつめは私の携帯電話の話(怪談じゃないよ)。
携帯の番号は何年も同じなのだが、5~6年前すごく変なことがあった。

間違い電話がしょっちゅうかかる。いつも同じ名前「○○さんですか?」とかかってくる。しかもいろんな人から。
かけてきた番号を聞くと、私と全く同じ番号。お互い「なんでしょうかね?」と言い、電話を切る。

で、そんなことが半年くらい続いて、ある日。知らない女性から電話がかかってきた。「あなた、私と携帯の番号同じですよね??」と。

へ?

Pa0_0380 あー、そういえば間違い電話かかってくるけど。でも、んなばかなことがあるわけ?

その人いわく、
「あなたの携帯から、あなたの番号をためしにかけてみて下さい。」
そんなことしたって、かからないでしょう・・・と半信半疑。

・・・かかった。いましがた話してた女の人出た。あとで自分の着信見たけど、自分の携帯と同じ番号だった。

まさか同じ番号を振り分けられたってこと?んなことある?

でも、どうしようもないし。「あなた番号変えて下さい」ともお互い言えず、そのときは電話を切った。

Pa0_0378 不審に思って、自分の携帯の会社に電話をかけてみた。

「あのー、私の番号と同じ番号を使っている人がいるんですよ。」と説明した。係りのおねいさんは間髪いれず

「そんなことあるわけないですよ!」と言った。まあそりゃ普通そうだが。

で。

今もずっと同じ番号だけど、最近はそういう間違い電話もない。もしかしたら同じ番号の女の人は番号を変えてくれたのかな。

<一つめおわり>

Pa0_0382 二つ目。こないだの冬休みに実家(自転車で10分)に帰ったことの話。
実家の二階は昔はじいちゃんとばあちゃんと叔母が住んでいた。じいちゃんとばあちゃんは亡くなって、叔母はマンション買って昨年出て行った。(別に怪談じゃないので心配しないで読んで)

正月に両親と3人で二階の仏壇に線香あげに行ったのだが(別に怪談じゃないってば)、その部屋の飾り戸棚に古~い兵隊さんみたいな30代くらい?男の人の顔写真が飾ってあった。こんな写真ずっとなかったので父親に訊いた。「この男の人、誰か知ってる?」

父はちょっと考えて「しらな~~~い」と一言。

じいちゃんは私が中学の頃亡くなったし、ばあちゃんが亡くなってからもう何年も経ってる。叔母がそんな古い写真を引っ張り出して飾ることはない(そんなことする人じゃない)。

うちの父はボケてない(年取ってるけど、パソコンをバリバリ使うし)。子供の頃の写真引っ張り出して「これはナントカちゃんで。これはウラのナントカちゃんで」とか小さいときのこともすごく覚えている。父は男の兄弟は一人いたけど18で亡くなったから年齢的にも違う。

あれからもう3か月も経ってるんだけど、いまだにそれが謎。(うちの親が全く疑問に思わないのも謎。)

<二つめ終わり>

ではおやすみなさい。

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2009年3月28日 (土曜日)

トゥーランドット in 神奈川県民ホール

Pa0_0379プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」
横山恵子(トゥーランドット)、水口聡(カラフ)、志村文彦(ティムール)、木下美穂子(リュー)、近藤政伸(アルトゥム皇帝)、晴雅彦(ピン)、大野光彦(パン)、大槻孝志(ポン)、与那城敬(役人)
びわ湖ホール声楽アンサンブル、二期会合唱団、赤い靴ジュニアコーラス
沼尻竜典指揮/神奈川フィルハーモニー管弦楽団

演出/粟國淳
(2009年3月28日 神奈川県民ホール)

びわ湖ホールと神奈川県民ホールと東京二期会の共同制作の舞台。

もー、帰ってきて今思い出しても鳥肌立つ。膝がガクガクするくらい。もしかして風邪? 今日は寒かったしねえ。今回は舞台の絵を描いて載せるつもりだったんだけど、なんか描けないのでやめた。ごめんね。

待ちに待ったトゥーランドット。ペア券買うとA席が安くなるんで友人を巻き込んで鑑賞。(演出がチト普通と変わってるらしいということはナイショ)。一番好きな2階席の右側のせり出しているところの一番前。舞台も指揮者もよく見える席だ(別にことさら指揮者を見る必要はないが)。

Yamucha オペラの前に、やっぱり中華街でおいしくランチ。

今日は「好々亭」ってところにしてみた。飲茶のコースはとってもウマー。1680円でこれはアタリだ(写真は二人分)。まあ中華街は今や価格破壊が進んでいるようで、2千円も出せば相当美味しいコースが食べられるのである。

で、かんじんのオペラのほうだが。

どうも前情報としてフリッツ・ラングの映画「メトロポリス」をベースにしてるっていうことで、幕があいて最初は例の未来の工場の場面で労働者が働いてたりしてて(オペラやや初心者の友人を誘った手前)「こりゃ大丈夫かなあ・・・マズイなあ」と思ったのだった。が、労働者役の合唱団以外の人は結構普通の中華な衣装だったのでそんなに違和感がなかった。だったら全部中華風にすればよかったのに、とか言わないの。労働者階級の人々が頭の孫悟空がつけるワッカみたいなのは中華風?

旗持ってカックンカックン歩く役人の人の列はメトロポリスの映画と同じだった・・・かな?(映画見たのずいぶん昔だったんで記憶が薄い) 休憩時間にロビーで歩き方のマネしてたのは私だ。

最初に歌う役人の人はなんだかちょっと豪華な高田総統みてえなカッコだなあとか思った。違うか~。

カラフ役は福井敬さんとダブルキャストで水口さんだったのだが、やっぱりテノールというよりはバリトンとテノールの中間といった感じだった(元バリトンのため)。でも力強いし高音も別に逃げてなかったので良かったと思った。実は福井さんが好きなんで少し惜しかったが。うう。

木下美穂子さんは、昨年「戦争レクイエム」なんてマニアックなパートで聴いてはいたがやっぱりすごくお上手である。よく通る声がふくよかで美しい。一幕からアリアはを歌ってブラボー。リュー歌うとこ少ないので少し残念。

←蝶々さんも素晴らしい。

一幕最後のカラフがドラ叩く場面は、舞台にドラがないのでどうすんのかな?と思ったがオケでドラが鳴るだけでカラフは舞台後方に向っていくだけだった。

大盛り上がりであっというまに1幕が終わった。イタオペは本当に短い。

(ところでトイレの件だが、2階のトイレは男子トイレも女子用になっていた。女性客が多いかなという予想は当たった。ワーグナーではそんなことはないが)

第2幕。やはり一番期待の横山恵子さん。ま、普通にトゥーランドットの衣装である。スタイルがよくて遠目に見てエロカッコイイ。

それにしても・・・うー、今日も絶好調。伸びのあるメタリックな声が本当にカッコイイ。今一番うまいって思う日本人ソプラノ。なぞなぞを出す場面は「え、こんな答えなの?」とか思いながらも緊迫の舞台。あ、全然言い忘れてたけど沼尻さんの指揮はいつもながら本当に的確なテンポで間延びすることはない。マゼールとは大違いだ(←比べるな)

第3幕。一番注目されるネッスンドルマ。あー、私はそんなにここんとこは重要でもないんだけども。テノール歌手としては今や日本では最も知られているアリアだけにプレッシャーも人一倍だろうが、水口さんは高音もクリアしてた。

木下美穂子さんもちゃんと泣かせどころ(「口をふさいで~私をしばって~」なんてちょっとドMともいえる)をキチンと歌って涙をさそっていた。うー、本当にうまいわ。なんか自殺するとこなのに役人に自らさされに行って死ぬ。そんで複数の男子に担がれて退場するんだが、なんだかおっことしたら大変だなあとかヒヤヒヤする。

プッチーニが書くのをやんなっちゃって筆を止めたところで一度薄い幕が下り、舞台は暗くなってなんか全然違う音楽になってしまったけどアルファーノの補筆パートへ。恵子ちゃんは相変わらずガンガンと美声を響かせていたがやっぱりカラフのキスには降参。うう、いつもの通りだ。

そして朝。暗かった舞台が明るくなり、合唱団が総登場。やっぱり最後は大盛り上がり。大ブラヴォー。ほんまにこのオペラの最後は何回見ても鳥肌たつくらい凄いわ。

カーテンコールはやはりリュー役の木下さんが一番ブラヴォーがすごかった。でも私は同じくらいのブラヴォーを横山恵子さんに贈りたい。あ、結構横山さんには女性のブラヴォーが多かったけどアレ、私じゃないからね。

(追加情報)
・第2幕で謎のデカイ頭の宇宙人?が3人登場。なぞなぞの答えをみせま~す。
・第3幕でオッ○イ丸出しのダンサー3人登場。あ、胸は偽物ですのでねんのため。

Pa0_0377 今日の自分みやげ。右は「横浜大世界」の点心セット千円。いつも思うけど色々入っててひとり暮らしには嬉しい。こういうセットが他の店にもあればいいのにね。

左はよしもとで買った大好きなモンスターエンジンの「神々の戯れステッカー」。レアで凄く嬉しいけれど、はてどこに貼るかは不明。



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2009年3月20日 (金曜日)

モンテヴェルディ/ポッペアの戴冠  ガーディナー

モンテヴェルディ:歌劇「ポッペアの戴冠」
シルヴィア・マクネアー(ポッペア)
ダナ・ハンチャード(ネローネ)
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(オッターヴィア)
マイケル・チャンス(オットーネ)
フランチェスコ・エッレロ・ダルテーニャ(セネカ)
キャサリン・ボット(ドゥルシッラ)
ベルナルタ・フィンク(アルナルタ)
ロバート・バルコーニ(乳母) その他
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ

一昨日貰った大量のチラシの中で見たのだが、近々この「ポッペアの戴冠」てオペラを新国立劇場中劇場でするらしい。主役はモリマキさんでな。やはりこの役は男を惑わす色香がないとね。こないだテレビでみたときはすっかりおかーさん体型(っていうのは太ったって意味じゃなくて、出るとこ出てたっつー意味)になってらしたけども、この役には容姿的に不足ないかと。

私はこのオペラ、一回だけナマで見たことがある。ずいぶん前だがオール日本人で、何故か演出が歌舞伎っぽくアレンジされていた。全員和装でした。女性は十二単だった気がする。副題名は確か「花羅馬恋立引」だった・・・ような。漢字間違ってたらごめんなさい。あ、「はなのろうまこいのたてひき」って読むんだったよ。
普段、あまりバロック系は聴かないのだが、この舞台はとても楽しめた。歌舞伎好きの友人も連れて行ったのだが、面白かったみたい。最後はお雛祭りみたいな戴冠式になってた。ちょうど3月の公演だったと記憶する。

で、その時の予習として買ったんだか・・・このCD。そんなに滅多に聴くことはないのだが、久しぶりに引っ張りだしてみた。

このオペラの筋書きはローマ時代って昔の話なのに、とても革新的である。例えて言えば、ベルクのオペラなんかと大差ないって思う。筋を簡単に言えば、愛人が正妻をおんだして自分が妻の座につくというもの。

あらすじ
<プロローグ>
神々の遊び。運命の神と美徳の神が「私たちの力が一番だ」と語りあっている。そこへ愛の神が「一番は私だ」と登場。運命と美徳は「お前だったのか」とそれを認める。

第1幕
皇帝ネローネの時代のローマ。皇帝ネローネは自分の部下である騎士長オットーネ(出張中)の妻ポッペアと情事を重ねていた。ネローネが去るとポッペアは戴冠に夢見て心躍らせるが、乳母はこれをいさめる。一方ネローネの妻オッターヴィアはダンナの不貞を嘆いている。

オッターヴィアの元にネローネの師であるセネカが現れ、彼女を慰める。しかしネローネは妻を離縁しポッペアを正妻に迎えることにしたという。それを聞いたセネカはネローネをいさめるが、ネローネはブチギレるばかり。

そのことを知ってポッペアは大喜びし、邪魔者のセネカを亡きものにしようと皇帝に仕向ける。そしてオットーネに別れを告げるポッペア。オットーネは彼に想いを寄せる宮廷の女ドゥルシッラに慰められるが、ポッペアを忘れることはできない。

第2幕
セネカは皇帝からの使いに死を命ぜられると、自分で命を断つ。オッターヴィアはオットーネにポッペアの殺害を命ずる。一方ドゥルシッラは自分の恋の成就を信じて幸福に舞い上がっている。オットーネはドゥルシッラの服を借り変装して妻の暗殺に向う。

戴冠への希望を強めたポッペアが乳母の子守唄でまどろんでいる所へ、女装したオットーネが現れ妻を殺そうとするが、ポッペアを応援する愛の神が現れ「私だ」とこれをさえぎる。オットーネは逃走。愛の神はポッペアを皇妃とすることを宣言。

第3幕
そんな大事件が起こってることもつゆ知らず幸福な様子のドゥルシッラだったが、ポッペア暗殺の疑いをかけられ捕えられてしまう。彼女は皇帝の前に引き出される。ようやく事情を知った彼女はオットーネの身代わりに死のうとする。そこへオットーネが現れ自分が真犯人だと告げる。かばい合う二人をネローネは追放処分に、さらに陰謀の張本人の妻オッターヴィアを小舟に乗せて海に流すことに(島流し?)。オッターヴィアはアリアを一発歌ってローマに別れを告げる。

全ての障害がなくなったネローネとポッペアは戴冠の時を迎える。愛の神やすべての人に祝福される二人。めでたしめでたし・・・て。

めでたいのか?
 
まあ、追放されたとはいえ新しい彼女ができてダンナのオットーネは良かったのかもしれない。ドゥルシッラは何よりラッキー。一方オッターヴィアは可愛そうだ。お舟がついた島でよいご縁がありますように。本来なら可愛そうなこっちを主役にすべきだと思うが、あくまで主役は悪役のポッペアなのが、このオペラのポイント。

こういった設定でなかったら、今も普通に上演されているかどうか。バロックな演出でも、逆に現代的な演出でもどんな読み換えにも対応しそうな筋書きだから、今も上演される機会があるのかな。少なくともモーツァルトのオペラよりも刺激的だ、私には。

さて、このCDの演奏は(一般的には普通なのだろうか)主役はほとんど女声かカウンターテナーなのでなんだか区別が付きにくい。暴君ネローネがソプラノっていったいなんなのよ。そしてオッターヴィアの乳母が男の人が演じてたり(ばってん荒川さんを想像)、なんだかややこしい。

普段聴きなれている歌手のみなさん(マクネアーとかオッターとか)がバロックということでちょっと違う発声なのがまたいい感じ。ノンヴィブラートだったり小刻みなヴィブラートだったり。マクネアーのささやくような声がエロい。

ただ、この曲 CD3枚でうち2枚は目いっぱいって少し長すぎる気はするが(こんなに長かったっけか?)。舞台で見るとドラマティックで面白いのかもね。

(新国のこの曲の公演は行く予定はなし。飯守さんのガラコン買っちゃったんで。すいません)

出演者が何故かみんな奇麗な件。

http://www.youtube.com/watch?v=4E3C5tbmKtY

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2009年3月19日 (木曜日)

新国立劇場/ラインの黄金

Pa0_0372 ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
【ヴォータン】ユッカ・ラジライネン
【ドンナー】稲垣俊也
【フロー】永田峰雄
【ローゲ】トーマス・ズンネガルド
【ファーゾルト】長谷川顯
【ファフナー】妻屋秀和
【アルベリヒ】ユルゲン・リン
【ミーメ】高橋 淳
【フリッカ】エレナ・ツィトコーワ
【フライア】蔵野蘭子
【エルダ】シモーネ・シュレーダー
【ヴォークリンデ】平井香織
【ヴェルグンデ】池田香織
【フロスヒルデ】大林智子
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
【指揮】ダン・エッティンガー

(2009年3月18日、新国立劇場)

トーキョー・リング、再演。(でも初演見てないので今回この演目は初めて) 今日は最終日。席は2階席の一番前。A席なのにかなりいいかと。

人気があるトーキョー・リングだけに、普通に満員。見ているときは気付かなかったけど、これってすごいことじゃね?結構券はよいお値段なのにね。どんだけ人気あんのかと。

Ko_20000818_kouen 再演なのに「前回の演出と微妙に変わってたわねえ」なんてハイソサエティなお話ができないのが悔しい。ちょうど初演の頃「オペラなんてばかばかしい」状態に陥ってた(バレンボイムの「ヴォツェック」を見たためこんな感じ)んでね。何年後かに復活したが。

そんな感じなので、すべてが新鮮だ。新国立劇場の舞台機構を存分に使用。あらこんなとこからなんか出てきたとか。すげーな新国。コマ劇場も真っ青だ。

セットも素晴らしい。なんか最初にラインの乙女がアルベリヒを誘惑するとこも、映画館。なんで映画館なの?とかアルベリヒは何故ゴリラの頭かむってるの?とか。ラインの乙女は何故最初は着ぐるみなのか?なぜフロスヒルデはメガネかけてんの?とか。

考えてはいけない。

映画館のスクリーン上の化学記号とか式がよくわからん。しかも文字が画面で蠢いてたりするとなんかリングっぽい。あ、貞子のほうのリングよ。

なんか時代設定が(いつだか知らんが)「紅の豚」(宮崎アニメのね)の時代っぽくてなんかアニメ見てるみたいな雰囲気に陥った。とくにドンナーとフローね。8ミリでずっと撮影しまくてるフローなんてまさにそんな感じするんだけども。

場面転換とかドリフっぽいわね。

アルベリヒは小人なのに一番体格良かった、その上ミーメは実は弟だったというのをすっかり忘れてみてた。高橋淳さんは好きな歌手の一人なので、とても楽しみにしてたんだが、全く期待を裏切らなかった。高橋さんはこの芸風でいってほしいわ、性格テノールとして。今日も遠目に見て次長課長の河本を思いだしてしまったが・・・でも、ほんとに良かったす。大物外人歌手の中で、小さく見えて本当に小人ミーメっぽかった。

ファゾルトとファフナーの区別がつかなかった(ええ~~?)。顔とか体形とか同じに作られていたんで。最後に殺されたほうがファゾルトである。あの肉襦袢?は着ながら歌うのはどうなんだろう、歌いにくいのか?

演出については、まあ後半(ジークフリート、黄昏)は見てるので「ああ、ジグソーパズルと映画がこの演出の核になってるのね」とか思うこともできるんだが・・・実際のところ、何の知識もなく最初にこの演出を見たかったなあという気はした。順番がなんか逆になってしまった。

色々面白いところは何箇所かあるんだが、何と言っても「あ~そうか~」と思ったのは、最後の俗に言う「虹のかけ橋」の場面で世界中の「かみさま」が展覧会のレセプション宜しくお祝いに現れたってところで・・・最初「大仏」?みたいな人が白スーツ着て現れたときは「何だ?」と思ったけれど、次々といろんな神様が現れたので結構ハマってしまった。沢山顔のある神様、何か昔のひょうきん族の西川のりおさんがやってたオバQみたいなメイクの女の人とか、ハイキングウォーキングのQちゃんの「卑弥呼様~」みたいな頭の人とか。なんか凄くツボだったのだけど、なんでみんなまじめに見てたのかしらん。笑いをこらえるのが苦しかった。

歌手について。
ラジライネンは「ジークフリート」「黄昏」でも見たので、いつもながら素晴らしいと思った。でもあのメガネの片方黒塗りなのは、昔のタモリの中洲産業大学のネタを思い出す。

おくさん役のツィトコーワはなんか写真で見ると絶世の美女ぽいロシア女なのに、今日はおかっぱのかつらでちょっとイメージと違ってた。お声は艶っぽくてとっても素敵だなと思った。着てるスーツをまじまじと見てしまった。

ローゲ役のズンネガルトはどうも役的に手品師だったらしい。でもどう頑張ってもマギー四郎さんくらいの手品しかできない。見た目身軽な感じはしないので仕方ないが。

エルダ役のシモーネ・シュレーダーという歌手はよいお声で拍手も多かった。しかしあの変な化粧が気の毒だ。

オケは・・・。おお、そもそもオケの存在自体を忘れるほど舞台にのめり込んでたんで忘れてた。で、たまにホルンとかが音をはずすと「あ、これ生演奏だった。しかもワーグナーだった。」とか思い出すのであった。指揮は最後のほう間延びしてた・・・ような気がするけど、あの「世界のかみさま」軍団に気を取られて演奏についてはあまり記憶がない。

次回、ワルキューレも楽しみだ。しかし、今日みたいにいい席でないのでちょっとアレだな。視覚的にはよさそうな感じの配役なのだが、ヴォトリヒくんの調子がいいことを期待。

眠いので本日はこのへんで。文章めちゃくちゃでごめんなさい。

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2009年3月14日 (土曜日)

アーツ&クラフツ展&ルーヴル展

Pa0_0363 午前10時、雨の上野。いやーしかしさすがは上野。結構人はいるもんだな。歩いていると、ときおり聞こえる外国語。(東洋人の女の子同志で手を繋いでたり楽しそうに写真を撮ってたりすると、だいたい日本人ではない)

まあ、たまには美術館めぐりでも・・・と思い立ったが、今日は嵐だって天気予報では言ってたような。そんなでもない。

まず、東京都美術館での生活と芸術-アーツ&クラフツ展。開催前から楽しみにしてたんだが、忙しくて行けず。今頃になってしまった。

まあ、この展覧会の中心になるものはロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館の展示だからっていうのもあるんだけど。

(話は変わるが)私はリバティの布が大好きで、洋裁を始めたそもそものきっかけはリバティの布でブラウスを作りたいと思ったからである。高いんだけども

Pa0_0371 リバティの布で一番最初に縫ったワイシャツ型のブラウス(もちろん、事前に安い布で何着か縫う練習したぜ)。定番プリントのChristelleという模様の布地をユザワヤで。スカートにもジーンズにも合うので大のお気に入りで、着すぎてずいぶんくたびれてしまった。

これはモリスじゃないみたいなんだけど、リバティプリントといえばウィリアム・モリス。今回の展示の中心は「いちご泥棒」って柄。なんじゃいちご泥棒て・・・て思ったらいちごの実や草花の中に小鳥さんが行儀よく並んでいるとても可愛い柄なのである。今も普通に輸入で売ってるようだ。ネットでも買えるが、メートル4千いくらなんて・・・トホホ。日暮里ではどうかな?

Pa0_0362 現地ヴィクトリア&アルバート美術館は本当に素敵な美術館で、展示ももちろん素晴らしいんだけれども建物と内装がいいんだよね。もう一回ロンドンに行けたらぜひ行きたいものだけど、その予定なし。イギリス今何でも高いからねえ。(現地V&Aといえば、展示で一番覚えているのは「トラに食われかけている男の人」の彫刻?で、内蔵されているオルガン?でトラの唸り声が再現されるというものだった・・・だれかイギリスに行ってコレ見た方いないですか?)

http://www.youtube.com/watch?v=-mrO5a5k1z0

で、モリスとかその周辺の展示を色々見たんだけど、やっぱり油絵とかと違って布や織物は退色が激しいねえ、虫食ってないだけまだいいけれど。保存が大変である。

モリスの他にイギリス定番アーティストの一人、ロセッティのステンドグラスとかあって面白かった。竜に食われそうになったお姫様を救う英雄の話だった・・・ような。

家具とかピアノとかも素敵だった。

ウィーン分離派の展示もあった。まあ、この手の展示はほとんど見ているので「ああ、あれね」みたいな感じだった。ウィーンの郵便貯金局のイスが来てて「よくきたね~」とちょっとお話した、心の中で。このイスは日本の地方の美術館で余生を送っているようだが。今回の展示はイスがいっぱいあってよかった。ウィーン分離派ではオルブリッヒが好きなんだな、私は。

日本のものの展示もあった(かなりたくさん)。えーこんなのもアーツ&クラフトなのう?とか思いながら見てた。木喰(もくじき)の木の菩薩像とかさー。沖縄の屏風はカワイイなあと思った。欲しい。

(カタログ買ってないので名前とかうろ覚えであまり詳しく書けなくてすいません)

Pa0_0370 予想通り、ショップは充実。いちご泥棒柄のハンカチとハンドタオルとバッグを購入。どんだけいちご泥棒好きなんだよ~と思ったが、やっぱりコレが一番カワイイな。ハンドタオルはお母さんにあげるつもりで買ったが、家で見るとあげるの惜しくなる。

で。

まだ時間があるので、それからすぐに西洋美術館のルーヴル美術館展へ。もうお昼頃だったのでまあまあ混んでいたが、怒り狂うほどでもない。

Pa0_0365 お目当ては普通にフェルメールの「レースを編む女」とかラ・トゥールの「大工ヨゼフ」とかだが、ごく普通にルーベンスとかレンブラントとかの絵が来ちゃうとこなんかいかにもルーヴル。

あたしはルーヴル行ったことないんだが、他のヨーロッパの美術館と同じように、すごく頑張って回ってもほんの一部しか見れないだろうな。日本にきてくれたほうが結構熱心に見れたりするわけだ。

フェルメールは展覧会泣かせだな。なんといってもすごく小さいので見えない。もっと大きく書いてほしかったなヨハネスくん。大きなカンバス買えなかったのか?

ルーベンスを見習いたまへ。ちがうか~。

で、ちょっと驚いたのが昨日たまたまブログに書いた「ダイドーとエネアス」のエネアス君の絵が二つもあったということで。ちょっと心の中で「アァー!」と叫んでしまった。こんな顔だったのかエネアス君。こんなに美術界でもメジャー大リーガーだったのだね。ひとつはルーベンスが描いていて民衆を引き連れてたな。鎧着てたの3人くらいいてどれがエネアス?とか思ったけど。もう一つは作者忘れたけどエネアスが怪我して手当を受けている絵で、たかが傷の手当くらいで周りに天使とかたくさん舞っててさすがは英雄だわとか思ったわけだが。ダイドーはいなかったなあ。

他にも色々見れて面白かったす。他にベラスケスとか有名な絵もあったが、結構「全然知らねー」画家の絵が心に残ったりすることもあるんだわ。私は最後のほうの丸い絵がすごく良かったと思った。なんか天国に昇って行く絵だったんだが、見ているとオラトリオとかが聴こえてくるような感じだった。名前忘れちゃったけども。

さすがに美術展二つのはしごは疲れた。アメ横で食事。

Pa0_0368_2 前から気になってた路上にある海鮮どんぶり屋。今までどうしても勇気がなかったのだが今日は食べてみた。鉄火丼を注文したがなんと安いのだろう。外で食べるのは寒いのでどんぶりだけでなく味噌汁も注文。これで550円。まあここは500円あれば普通に食べられるエレガントな価格設定。ふむ、なかなか美味しかった。こないだ行った築地の丼よりも美味しかった。きっとご飯がそれほど冷めてなかったからだろうと思う。


アメ横は普通に人通りはあったものの、やはりお天気がわるいせいかお魚の売れ行きが悪いらしく、歩いているとみるみる価格が下がってくる。四千円くらいの本マグロの大きなお刺身が千円くらいになってたり。一万三千円の高級大トロのおっきいのが千円になったときはさすがに魚やのおじちゃんに「うわあ安いねえ」と言ってしまった。買わなかったけど(これって冷やかし?)。

別の店で「ズワイガニ3千円のとまぐろトロ4千円のをセットで2千円にしとくよ」と言われ、さんざ迷って「蟹だけで千円にしてください。マグロはいいです(冷凍庫に入らないし)。」と必死に頼んで買ってきた。

Pa0_0369 蟹の足半分(冷凍)を二つで千円。美味しいかしらん(実は不安)。今日の夕飯は半分使って蟹づくし(といっても細い脚をお味噌汁にするのと、そのまま蒸して食べるだけなんだけども)。

また、雨の日に行ってみようかな、アメ横。

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2009年3月13日 (金曜日)

パーセル/ダイドーとエネアス フラグスタート&シュワルツコップ

P1110146ヘンリー・パーセル:歌劇「ダイドーとエネアス」
キルステン・フラグスタート(ダイドー)、エリザベート・シュワルツコップ(ベリンダ)、トーマス・ヘムズリー(エネアス)、その他
ジェレイント・ジョーンズ指揮/マーメイド・シンガース&オーケストラ

(1952年3月アビーロード第1スタジオ録音)

本日はこのブログでは非常に珍しく古い時代の音楽を。時代的にはこれはバロックなのかね。
しかし一応イギリス音楽だ。それにしてもパーセルって古いなあ、1659年生まれだって。日本でいうと松平重利と同じ年だってさ。誰よ松平重利って。音楽史でいうと、大バッハやヘンデルよりちょっと前に生まれてる感じ。そんな感じ。

このCDは。大歌手キルステン・フラグスタートと親友でこれまた大歌手のシュワルツコップが共演した(あのトリスタン以外で)貴重な録音。いやー、ここらへんの音楽はフラグスタートとか大好きな歌手出てないと聴かないし。「オルフェウスとエウリディーチェ」だってフェリアー以外持ってないしレコード。

フラグスタートはもう60歳近くなってたはずでずいぶんメゾっぽくなっていらっしゃるが、まだまだぜんぜんふくよかな声を聴かせている。有名なアリア「私が地に伏しても」When I am laid in earth はとても感動的だ(ホロリ)。つか、いい歌だなこれ。
ソプラノの中のソプラノ、シュワルツコップは実は私の人生にはあんまり関係ない歌手で、このCDとカラスと共演のトゥーランドットしかCDもってないかも。実は(重大な告白)旧カラヤンの「薔薇の騎士」を見たことないでこの年までやってきてしまった。これってシュトラウス・ファンとしてダメダメかな。

よく知らない他のメンバーの歌手の方々もかなり頑張ってる。とくにエネアスの人がなかなかいい声だ。

<あらすじ>(なんかこんな感じ。違ってたらすまん)
地中海の国カルタゴの女王ダイドーが、自分の不幸を嘆いている。お客としてカルタゴに来ているトロイの王子エネアスに恋をしてしまったのだが打ち明けられない(いいじゃないか)。お付きの人のベリンダが「いやー、これでカルタゴとトロイが合併すればいいんでないの?今不景気だし」とこの恋を後押し。エネアスもなんかダイドーが好きらしいしまあこりゃ目出度えなということで人々は大喜び。

場面変わって暗い洞窟。ダイドーのカルタゴ支配が気に食わない魔法使いが手下の魔女たちを呼び集めてダイドーを陥れようとあれこれ悪だくみ。

侍女たちを連れて森へ狩に出たダイドーとエネアス。嵐に遭い風雨を避ける途中で離ればなれに。するとエネアスの前にマーキュリーの姿(フレディ・マーキュリーではない)をした魔女が出現。「ここを去ってイタリアに向いなさい」とエネアスに命令。恋人との別れに苦悩するが神様のお告げには従わないと。

港で船乗りたちが出航の準備。魔女らは作戦大成功の喜びに大盛り上がり。「やっぱり女と別れてイタリアになんか行きたくない」とゴネるエネアスを、女王ダイドーは気丈にイタリアに向うように説得。エネアスが旅立つとダイドーはゆーめーなアリアを一発歌って悲しみのあまり死んでしまう。嘆く民衆。

(あってますか?)

初演はチェルシー寄宿学校で上演。なんか幸福も束の間、激しくアンハッピーエンドなんだが、音楽的には素敵だ。聴いていると非常に典雅な気分になる。着飾ってフランス料理とか食べたくなる(なんで?)。髪とか縦ロールにしちゃってさ。しかし魔女の場面はコワイ・・・「アハハハハハハ」なんてなんかちょっとモンティパイソンのアニメ部分を思い出してしまった・・・というのはきっと私だけだ。



ライブ録音があるのは知らんかった(マーメイド劇場)。

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2009年3月12日 (木曜日)

ミトロプーロス/家庭交響曲

R・シュトラウス:家庭交響曲
ディミトリ・ミトロプーロス指揮/ケルン放送交響楽団

(1957年7月19日 ケルン)

最近、ほぼ自炊生活をしていたために、今月支払の光熱費の通知を見ていちいち愕然としている。

ガス代と電気代で、いつもよりほぼ千円くらいずつ加算されている。

これって、全然節約になってない・・・のか? まあ朝必ず炊飯するし夜も何か調理をするから、まあガス代が上がるのは仕方ないが。

えーと電気代は。これはね、意外とミシンの電気代かもしんない。
家にいるときは大体はミシン踏んでたからね(ペダル式)。

実は仕事で、時節柄 スーツが必要に。まあ、スーツくらい買うお金はあるんだがここは縫いものの腕を発揮して。

Pa0_0358_2 材料費約3000円(ボタン・裏地・糸・ファスナーも含む)でスーツが縫えちゃう。しかも普通はスーツなんか縫うとは人は思わないから、全部手作りだというこの事実を知ると大抵「えええ~~???」と驚く。それが愉快。ダイヤモンドユカイ。

で、まあ。

裁縫って縫えるようになると面白いんで何でも縫いたくなる。これはみんなそうみたいで。急に思い立ってパンツをね、縫ってみた。去年縫ったワンピースの余りで。

Pa0_0360_2  まあ、カワイイ。ちょっとせくしー(/ー\*)

でも、どう考えてもこれ、寒い。はき心地の点ではいいとは思えない。一応私がはけるサイズではあるのだが・・・。うーん(悩)。

はく予定なし。姪にでもやるか。

まあ、それはそうと。(これ何のブログだ)

本題はカテキョーだった。ミトプーのカテキョー。

過去記事:ミトロプーロス・アルプス交響曲

家庭交響曲(Sinfonia Domestica )作品53は、 リヒャルト・シュトラウスが作曲した標題交響曲である。曲は切れ目無く演奏されるが、4部に分けることができる。この曲はシュトラウス自身の家庭の様子を曲にしたとも言われている。(ウィキペディアより)

カテキョーは実はあんまり私親しんでない。一人暮らしなもんで人の幸せな家庭をのぞき見するなんて、ちっとも嬉しくない。まー勝手にしろと言いたくなる。妻や子供だけでなく何故かおじさんやおばさんまでちゃっかり登場。子供を寝かしつけてムフフ、なんてもう勝手にやっててくれ。

この「家庭交響曲」て題名もどうだか。英語だとドメスティック・シンフォニーとかなのか?もしかして。ドメスティック・バイオレンス、おお。

この家庭交響曲がシュトラウスの家庭を描いたものなのなら、もしかしてマーラーの6番だって・・・家庭交響曲じゃないだろうか?アルマの主題だって出てくるしさ。シュトラウスよりマーラー家は家庭うまくいってなさそーだけど、これはこれでな。

で、なんだかウチにあるシュトラウス管弦楽曲はなんか古い録音が多い。作曲者自身だったりベームだったり。昔ミトプーのファンだったので、ミトロプーロスのも何枚かある。でも、ミトロプーロスの演奏を聴くと何故か他の演奏がつまらなくなる。ミトプー、聴かせるのうますぎるのだ。

最近、ふとカラヤン指揮のアルプス交響曲を聴いてたら、「ああ、ミトロプーロスだったらここはこうやってたのに。」とか「ミトロプーロスだったらもっと面白いのに。」とか思ってしまった。録音は何十倍もいいのによ。ベルリン・フィルなのによ。なんかな、カラヤンは山登り行く前にすでに高山病かな?みたいな。

やっぱりシュトラウスはウィーン・フィルかあ?と思ったんだが、この「家庭」のオケはケルン。しかし何と言うオケの音の艶っぽいこと。なんて魅惑的な演奏なんでしょう。他の演奏はあまり聴かないのでよくわからないのだけれど、これはこれで凄く素晴らしい演奏に感じる。オケがたいへんうまく聴こえる。ホルンの咆哮がスゴイ。フィナーレは皿やお茶碗が飛び交う夫婦喧嘩でもー大騒ぎだ。

このカテキョー、モノラルだけど音はそんなに悪くないぜえ(当社比)。

で、「これぞカテキョーのベスト」という演奏はどれなんだろう。あんまり色々聞いてないのでワカラン。フルヴェンとかか?やっぱケンペよね!いやマゼールの変態演奏だろ、とか・・・誰か語ってほしいわ。

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2009年3月 8日 (日曜日)

東京楽友協会響・第86回定期演奏会/「人魚姫」

ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
R・シュトラウス:4つの最後の歌
ツェムリンスキー:交響詩「人魚姫」

松尾香世子(ソプラノ)、松岡究指揮/東京楽友協会交響楽団

(すみだトリフォニー・ホール)

過去記事:ツェムリンスキーの「人魚姫」

「人魚姫」再び

ここの常連コメンテイターの白夜さんの情報により(いつも有難うございます)、この演奏会に行くことに。前もってネットで券を予約しておいたのでタダ。まあ、アマチュアのオケは大体チラシを持っていったりするとタダなのだが。

ただ、あまりアマオケさんは情報が入らないので気をつけてないとな。私のストライクゾーンのコンサートがあるときはご遠慮なくコメントを下さるよう、アマオケの方。ここはまあまあ宣伝になるしね。都内か川崎か横浜なら都合がつけば行きますので(曲目にもよるけど)。

しかし、今日はホールに入るのが一歩出遅れてしまい。なんか一階席はほとんど埋まってたんで2階席に。オケ的にはよかったかな。いいホールなので後ろのほうがいい(かな?)。

さて、今日のコンサートの曲目はド・ストライクゾーンだったので楽しみにしていたのですが、まずはタンホイザー序曲。最初からまあ早いテンポだわと思ったけれども、おそらくオケが走ってた?気がし。途中から普通かなと思ったが。

(このオケのホルンのベルアップはデフォ?)

2曲目。シュトラウス最後の作品(ってことだがそうでもないのか)の4つの最後の歌。初演はチョー豪華でフルヴェンとキルステン。

今日の独唱はイリスこと松尾香世子さん。実は初めて聴くのだが(ブログでよくお顔は拝見)、席が遠くてあまり声が届かず・・・残念だった。白い綺麗な長いドレス、お顔はあまり見えず(残念残念)、あ~。
演奏は3曲目(初演では1曲目)「眠りにつくとき」(一番好き)は声は届いてたしとても美しい歌唱でした。うー、この曲って人生の終わりを感じる・・・。

きゅうけい。

今日のメインは人魚姫。
実は・・・(話は全然違う)、昨日ヒマだったので 「あなたの涙腺を刺激するものは?」というスレッドを見ていて、みんなが挙げる場面をいちいち思い出してうるうるしていたのだ。まあ、結構予想できるものが書かれていたのだが(「ほたるの墓」とか「フランダースの犬」とか「のびたのおばあちゃん」とか)、意外や「千と千尋の神隠し」の『ハクが千尋におにぎりわたすとこ』っていう人がいらして、私も何故かあそこでいつも千尋と一緒に泣くので「同じ人いてよかった~」と思いました。私、変なのかな?と思ってたので。

で、私の(理由はわからないが)「涙腺を刺激するもの」は何かな~と考えたら、オッフェンバックの「ホフマン物語」の中のアントニアがミラクル博士にそそのかされて歌わせられるシーン。何でだかアレは私の涙腺にくる。感動とかそういうんじゃないんだが何でなんだろう。ウィーンで舞台見たときもヤバかった。他にそういう人いますか?

http://www.youtube.com/watch?v=nscOwiClFzk&feature=related

・・・そんな影響もありすっかり涙腺ゆるくなってしまったために(そもそもそんなにゆるくないのだが)、今日は玄関で貰った解説書の人魚姫の筋書きを読んだだけでダメ。そもそも原作の「人魚姫」がダメ(「マッチ売りの少女」もダメだ)。アレは可哀そうだなほんとに。

で、演奏が素晴らしいとかどうのというより(いや、素晴らしかったですよ)この曲ホントに凄く良くないですか?(←熱弁) もう大好きよ。演奏してくれてありがとう。タダで聴けて申し訳ないくらいだ。演奏中ずっとうるうるしてたけど、最後の人魚姫が海に飛び込んで天に召されるとこなんか最高にヤバかった・・・(が、周りは「なんか券もろたから見に来ただけや~」という雰囲気バリバリで泣くと恥ずかしいので懸命にこらえてた)。

なんでこの曲もっと演奏されないのかしら~。この曲でアニメ化してもらいたいくらいよ。宮崎さんはもうポニョで人魚はやっちまったからダメだな~。ディズ○ーもハッピーエンドにしちゃったし・・・。うーん。

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2009年3月 5日 (木曜日)

マルチヌー/交響曲第3番&6番

P1110145 マルチヌー:交響曲第3番
交響曲第
6番<交響的幻想曲>
ヴァツラフ・ノイマン指揮/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

テュース!今週ちょっと仕事忙しくてバタバタでくたくたです。

で。

今日も私にとっての鬼門の交響曲に挑むシリーズ(そんなオーバーなもんでもないが)。このCDも、「なんか聴いてみよっかな~」みたいな軽いノリで買ってみた。千円だったし。

このマルチヌー(マルティヌー?どっちが正しいの?)って作曲家は非常に作品がいっぱいあるんだそうな。そのうち4~5曲しか私は知らんのだが。
大体、この作曲家って今一つ「何風」みたいのがわからない。チェコの作曲家ではあるけれどドヴォルザークとかスメタナとかヤナーチェクみたいな「なんとなくチェコっぽいかなあ」みたいな雰囲気がない。

民族っぽいものがない。しかし、フランス音楽っぽいわけでもなく、ストラヴィンスキーっぽくもなく、マーラーっぽくもない。強いて言えば繊細なショスタコーヴィチか?でも・・・違うかあ。誰かうまいこと言って。

結局なんだかわからない(すいません)。

まず、交響曲第3番。3楽章しかないんだがこの作曲家ではデフォ?

第1楽章 アレグロ・ポコ・モデラート
第2楽章 ラルゴ
第3楽章 アレグロ

解説書によると、この交響曲は(ナチスを避けて)アメリカに亡命中の時、夏休みを利用して大都市ニューヨークを避けて田舎町で過ごしていたときに書かれたという。ホームシックにかかっていたようだが、それでもドヴォルザークの新世界とは全く違う。故郷を思い出すというよりはなんかもあもあと不安な雰囲気が漂っている。

うーん。救いがない曲だ。
わたし的には第2楽章の中間部分が(ピアノの音が聴こえる、まるで万華鏡を思わせる繊細な部分)印象的で頭に残った(たまにマルティヌーのことを思い出すとここんとこのメロディーが頭に浮かぶ)。あと第3楽章の冒頭はなんとなく特撮戦隊ヒーローが登場してきそうで(変身、トー!みたいな感じ)、ちょっと笑える。

次に、交響曲第6番<交響的幻想曲>

第1楽章 レント
第2楽章 ポコ・アレグロ
第3楽章 レント

マルチヌーがのこした最後の交響曲。
第1楽章の最初からなんだか不協和音がウネウネとした音である。なぜか目黒寄生虫館を思い出した・・・顕微鏡の中を除くと微生物が蠢いている・・・という感じ。まことに取り止めがない。しかし一瞬アメリカ民謡っぽいメロディが聴こえてきたりする。で、またウネウネして終わる。

第2楽章もなんだかまたウネウネした感じ。しかし途中は力強かったり。絶望的だったり。マーラーの7番とかと比べてももっと取り止めがない。マーラーまだまとまってる感あり。難しい。

第3楽章。オペラ「ジュリエッタ」からの引用もあるらしいが聴いたことないからよくわからない。「ジュリエッタ」って内容とか成り立ちから聴いてみたいオペラの一つなんだが、もし音楽的にぜんぜん面白くなかったらどうしようとか思って聴いたことない。

塔のサイトでMartinuで検索してみると431件もある(全部がマルチヌーの曲だけってわけでもなさそうだが)。こんなにCDが出ているのにいま一つ一般的でない(私がそう思っているだけなのか)作曲家も珍しい。どこからやっつけていいのかわからない。(すでにオペラ全曲盤で一度挫折→ナイフの涙&森の声

これぞ!!というマルチヌーの曲はいったどれなのかしら・・・。サンダーボルトとかどうすか・・・?

このジャケ絵もどうだか。

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2009年3月 1日 (日曜日)

大友さんのオール・エルガー・プロ

P1110144<東京芸術劇場シリーズ第99回2009年2月28日>
エルガー:行進曲「威風堂々」第2番イ短調
チェロ協奏曲ホ短調
演奏会用序曲「南国にて(アラッシオ)」
行進曲「威風堂々」第1番ニ長調

ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)
大友直人指揮/東京交響楽団

まず。

なんか今日は更新前からやけにアクセス数多いなあと思ったら・・・(ありがとう!→ここ
2ちゃんねるにでも載ったかとオモタ。ワラ

昨日のげいげきのコンサート。なんかエルガーばっかりなので気分がいい。ここにいきなり関係ない作曲家(モーツァルトとか)のピアノ協奏曲とか入ってきたら気分は興ざめ。とたんにめんどくさいオーラが。

最初に短調の威風堂々。聴きに来た方の中には、これはなぜ短調なのか?それにあの有名な威風堂々には他にも兄弟がいるのか?(今明かされる事実・・・) などと疑問を持つ方もいるに違いない。しかし私もバルビローリによる全5曲(録音時点では全曲)のCD持ってるからまだしも、初めての人は短調か長調かしか情報がないからどんな曲か混乱しないようなんかあだ名みたなのがあればいいのになあ。

威風堂々第1番
威風堂々第2番(望郷篇)
威風堂々第3番(純情篇)
威風堂々第4番(奮闘篇)

・・・ないない。

っていうことで、珍しい短調のは「これから戦争行くぞ頑張るぞ」みたいな悲壮な決意みたいなのを感じ(違うかぁ)、次のチェロコン。花粉大発生のオランダからやってきたチェリスト ウィスペルウェイの登場。

私、考えてみたらこの曲、4回くらい演奏会で聴いてるがオナゴの演奏しかナマでは聴いたことない。男性による初のナマである。前に聴いたのはソル・ガベッタって若い女の子の演奏だった。


過去記事:ミューザ・アルミンク/新日本フィル

(その前はたぶん、長谷川陽子さんとチョウチンさんだったかな?と思う。すごい前でうろ覚えですいません。)

で、昨日の続き。まず演奏前に係員さんがチェロ奏者の乗っかる台を運んできたんだが、その台の裏をちらっと見たらびっしりと人の顔が・・・じゃなくてサインが。おそらく今までここの上に載った奏者さんのものなんだと思う。知られざる事実。よかったわ前から4番目で。今日の奏者さんもするのかなあ。

演奏のほうですが。まことに見事であったと言わざるを得ない。そんなにガタイの大きな人でもないと思ったのですが、やっぱり男だわ~、ボウイングがとても力強く「かちっかちっ」と決まっている。腕の動きが一定の道筋しか通ってない感じで、分度器で計ったようにいつも同じ角度である。なんて奇麗な弾き方なのかしら。演奏も堂々たるもので素晴らしかった。前のほう席取り過ぎて最初はオト的にちょっと「アレ?」と思ったけど、奏者の鼻息まで聴こえるほどの臨場感でこれはこれでよかったかと。大友センセイのレアなメガネ姿もみた(カッコイイのになあ)。

盛大な拍手にこたえて、アンコールはバッハの無伴奏のなんか。

休み時間をはさんで(ナンキプー氏の本の行商を眺めつつ)、

これは珍しい荒塩・・・じゃなくてアラッシオの演奏。ナマで聴くの初めて。

イタリアのアラッシオへの旅行の印象を曲にしたものというが、序曲というには多少長いんで(20分くらいか)交響詩のようである。出だしはR・シュトラウスのような感じ。途中は短調になったりゆったりと幻想的な感じになったり(ヴィオラのソロが美しい)なかなか聴きごたえのある曲である。

最後は一番有名な威風堂々の1番。エルガーといえばこの曲だが、どんなに威風堂々と演奏してもいいんだぜ。オリジナルに従い(だよね?)最後にはパイプ・オルガンの演奏も入る威風堂々ぶりだ。

盛大な拍手にこたえて予想通りアンコールは愛の挨拶。ソロはコンマスの大谷女史。今日はま、ひととおりエルガーの有名どころは聴いたかなという感じ。

終演後はいつものように知人らにくっついて楽屋へ。フツーに大友さんの奥様に見とれ、大友さんがお疲れのなのにファンの方々の対応に追われているのを見学。昨日はすごく多かったなあ。

そのあと、その日集まった(おおよそ)エルガーファンの皆様とビールを飲みつつ歓談。みごとにみんな飲み、喫煙しない人が集まった。大人10人くらいいれば一人くらい「酒、飲めないんです」とか「煙草、吸っていいですか?」とかいう人がいそうなものだがそんな人いない。すごく居心地がいい。

Pa0_0357 (←なんかピンボケだな、ごめんなさい)

昨日集まったみなさんどうもありがとう、いつものことですがとっても楽しかったです。すいません、いつも私こんなおオバカで。




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