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2009年3月28日 (土曜日)

トゥーランドット in 神奈川県民ホール

Pa0_0379プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」
横山恵子(トゥーランドット)、水口聡(カラフ)、志村文彦(ティムール)、木下美穂子(リュー)、近藤政伸(アルトゥム皇帝)、晴雅彦(ピン)、大野光彦(パン)、大槻孝志(ポン)、与那城敬(役人)
びわ湖ホール声楽アンサンブル、二期会合唱団、赤い靴ジュニアコーラス
沼尻竜典指揮/神奈川フィルハーモニー管弦楽団

演出/粟國淳
(2009年3月28日 神奈川県民ホール)

びわ湖ホールと神奈川県民ホールと東京二期会の共同制作の舞台。

もー、帰ってきて今思い出しても鳥肌立つ。膝がガクガクするくらい。もしかして風邪? 今日は寒かったしねえ。今回は舞台の絵を描いて載せるつもりだったんだけど、なんか描けないのでやめた。ごめんね。

待ちに待ったトゥーランドット。ペア券買うとA席が安くなるんで友人を巻き込んで鑑賞。(演出がチト普通と変わってるらしいということはナイショ)。一番好きな2階席の右側のせり出しているところの一番前。舞台も指揮者もよく見える席だ(別にことさら指揮者を見る必要はないが)。

Yamucha オペラの前に、やっぱり中華街でおいしくランチ。

今日は「好々亭」ってところにしてみた。飲茶のコースはとってもウマー。1680円でこれはアタリだ(写真は二人分)。まあ中華街は今や価格破壊が進んでいるようで、2千円も出せば相当美味しいコースが食べられるのである。

で、かんじんのオペラのほうだが。

どうも前情報としてフリッツ・ラングの映画「メトロポリス」をベースにしてるっていうことで、幕があいて最初は例の未来の工場の場面で労働者が働いてたりしてて(オペラやや初心者の友人を誘った手前)「こりゃ大丈夫かなあ・・・マズイなあ」と思ったのだった。が、労働者役の合唱団以外の人は結構普通の中華な衣装だったのでそんなに違和感がなかった。だったら全部中華風にすればよかったのに、とか言わないの。労働者階級の人々が頭の孫悟空がつけるワッカみたいなのは中華風?

旗持ってカックンカックン歩く役人の人の列はメトロポリスの映画と同じだった・・・かな?(映画見たのずいぶん昔だったんで記憶が薄い) 休憩時間にロビーで歩き方のマネしてたのは私だ。

最初に歌う役人の人はなんだかちょっと豪華な高田総統みてえなカッコだなあとか思った。違うか~。

カラフ役は福井敬さんとダブルキャストで水口さんだったのだが、やっぱりテノールというよりはバリトンとテノールの中間といった感じだった(元バリトンのため)。でも力強いし高音も別に逃げてなかったので良かったと思った。実は福井さんが好きなんで少し惜しかったが。うう。

木下美穂子さんは、昨年「戦争レクイエム」なんてマニアックなパートで聴いてはいたがやっぱりすごくお上手である。よく通る声がふくよかで美しい。一幕からアリアはを歌ってブラボー。リュー歌うとこ少ないので少し残念。

←蝶々さんも素晴らしい。

一幕最後のカラフがドラ叩く場面は、舞台にドラがないのでどうすんのかな?と思ったがオケでドラが鳴るだけでカラフは舞台後方に向っていくだけだった。

大盛り上がりであっというまに1幕が終わった。イタオペは本当に短い。

(ところでトイレの件だが、2階のトイレは男子トイレも女子用になっていた。女性客が多いかなという予想は当たった。ワーグナーではそんなことはないが)

第2幕。やはり一番期待の横山恵子さん。ま、普通にトゥーランドットの衣装である。スタイルがよくて遠目に見てエロカッコイイ。

それにしても・・・うー、今日も絶好調。伸びのあるメタリックな声が本当にカッコイイ。今一番うまいって思う日本人ソプラノ。なぞなぞを出す場面は「え、こんな答えなの?」とか思いながらも緊迫の舞台。あ、全然言い忘れてたけど沼尻さんの指揮はいつもながら本当に的確なテンポで間延びすることはない。マゼールとは大違いだ(←比べるな)

第3幕。一番注目されるネッスンドルマ。あー、私はそんなにここんとこは重要でもないんだけども。テノール歌手としては今や日本では最も知られているアリアだけにプレッシャーも人一倍だろうが、水口さんは高音もクリアしてた。

木下美穂子さんもちゃんと泣かせどころ(「口をふさいで~私をしばって~」なんてちょっとドMともいえる)をキチンと歌って涙をさそっていた。うー、本当にうまいわ。なんか自殺するとこなのに役人に自らさされに行って死ぬ。そんで複数の男子に担がれて退場するんだが、なんだかおっことしたら大変だなあとかヒヤヒヤする。

プッチーニが書くのをやんなっちゃって筆を止めたところで一度薄い幕が下り、舞台は暗くなってなんか全然違う音楽になってしまったけどアルファーノの補筆パートへ。恵子ちゃんは相変わらずガンガンと美声を響かせていたがやっぱりカラフのキスには降参。うう、いつもの通りだ。

そして朝。暗かった舞台が明るくなり、合唱団が総登場。やっぱり最後は大盛り上がり。大ブラヴォー。ほんまにこのオペラの最後は何回見ても鳥肌たつくらい凄いわ。

カーテンコールはやはりリュー役の木下さんが一番ブラヴォーがすごかった。でも私は同じくらいのブラヴォーを横山恵子さんに贈りたい。あ、結構横山さんには女性のブラヴォーが多かったけどアレ、私じゃないからね。

(追加情報)
・第2幕で謎のデカイ頭の宇宙人?が3人登場。なぞなぞの答えをみせま~す。
・第3幕でオッ○イ丸出しのダンサー3人登場。あ、胸は偽物ですのでねんのため。

Pa0_0377 今日の自分みやげ。右は「横浜大世界」の点心セット千円。いつも思うけど色々入っててひとり暮らしには嬉しい。こういうセットが他の店にもあればいいのにね。

左はよしもとで買った大好きなモンスターエンジンの「神々の戯れステッカー」。レアで凄く嬉しいけれど、はてどこに貼るかは不明。



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コメント

ご無沙汰しております。
桜の開花の後、1ヶ月前に戻ってしまったかのような寒さですが、横浜は熱気に溢れていたのですね!

私は明日の公演に行きますが、naopingさんと同じ位置からの鑑賞になります(いろいろ『見える』席だと思い確保いたしました!)。

投稿: キンモクセイ | 2009年3月28日 (土曜日) 22時43分

>>キンモクセイさん
こんにちは!
キンモクセイさんは今日行かれるのですね。福井さんのカラフいいなあ。楽しんできて下さいね。

席は私と同じような所なんですね? 一緒に行った友人は「指揮者の熱演が舞台よりよく見えた」って言ってました。

投稿: naoping | 2009年3月29日 (日曜日) 08時51分

こんにちは。私は1階のサイドで観ましたが、巨大NHKホールと違って見え方も音もよかったです。
県民ホールは、環境がいいし、休日にオペラを楽しむのに最高のホールですね。
このホールの後ろ(山側)に、神奈川芸術劇場が建設中で、こちらは中ホールとしてオペラ以外の出し物がかかるらしいです。贅沢なもんですなぁ~。

そりゃそうと、楽しい舞台でした。
あのオッ○イ丸出しダンサーが登場すると、回りのじーちゃんたちが、あわててオペラグラスを出して見入っておりました。あたしゃ、恥ずかしくて見れませんでした(つーか、笑いそうだったので)
歌手はみなさん素晴らしかった!!

投稿: yokochan | 2009年3月29日 (日曜日) 12時50分

こんばんは、神奈川公演の2日目から帰ってまいりました。
ほぼ満席の大盛況、歌手・オーケストラとも好演で、満足して家路に着きました!

歌手についてですが、福井さんは真摯かつ安定した歌唱で素晴らしかったです。3幕のアリアの途中でほんの少し喉に引っかかったせいもあって、高音の伸びが短めになってしまったのがちょっぴり残念でしたが、最後まで全力投球でした!
並河さんは丁寧&格調の高い歌唱が見事でしたが、この姫様としてはもう少し声量と声の鋭さが欲しいと感じました。
そして、一番見事だったのはリューの高橋さん!第1幕のアリアでは少しオケと呼吸が合わない所もありましたが、『リューの死』での、ひたむきで可憐な歌唱と表現力は、その華奢な容姿と相まって引き込まれるものがありました。

そして本当に素晴らしいと感じたのは、神奈川フィルの弦・木管・金管の音色!
神奈川フィルを聴くのは7~8年振りですが、これほど巧いオーケストラだったとは!

投稿: キンモクセイ | 2009年3月29日 (日曜日) 19時53分

>>yokochanさん
yokochanさんは一階だったのですね。
私も県民ホール大好きなんですよ。今でこそ近くに駅ができて行きやすくなったのですが、昔は遠くてよっぽど行きたい公演じゃないと行かなかったので数々の名演をここで経験しているせいか(神たそ日本初演やクライバーやヴォツェック・・・一昨年のトリスタンも!)、ホールにたどりつくだけで思い出して胸がきゅううんとします。中華街も美味しいし。

オッ○イ丸出しダンサーは「これぞオンナの特権!」と思って双眼鏡で見ました。はは。
歌手ももちろん素晴らしかったですが、沼尻さんの指揮とyokochanさん応援の?神奈フィルの演奏が素晴らしかったですね。

>>キンモクセイさん
本日の公演の感想をお待ちしておりました。読ませて頂いたら、なんか昨日の興奮がよみがえってきてまた鳥肌立ってます(笑)。

福井さんのカラフは素敵だったんでしょうね。福井さんのうたうカラフは昨年聴いた(ハイライトで)のですがその時もとっても素敵でした。高橋さんも実は好きな歌手の一人なので聴きたかったです。やっぱり見事だったのですね。神奈川フィルさんはここ1~2年聴く機会が増えてきたオケですが、昨日は途中までオケのことを忘れてしまうくらい音楽そのものに集中してしまいました。・・・ってことは本当にうまい証拠なんですね。

投稿: naoping | 2009年3月29日 (日曜日) 20時36分

福井さんファンの皆様へ

3/ 18付けで、昨年4/ 29演奏されたマーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」のCDが発売されました。

【曲目】マーラー:交響曲 第8番「千人の交響曲」
【演奏】エリアフ・インバル(指揮)、東京都交響楽団
澤畑恵美、大倉由紀枝、半田美和子(ソプラノ)
竹本節子、手嶋眞佐子(メゾ・ソプラノ)
福井敬(テノール)、河野克典(バリトン)、成田眞(バス)
晋友会合唱団、NHK東京児童合唱団
【録音】2008年4月29日 ミューザ川崎シンフォニーホール (ライヴ)
【発売日】2009年03月18日
カタログNo : OVCL00379
レーベル : Exton *cl*


タワレコ=>http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1910278&GOODS_SORT_CD=102

HMV=>http://www.hmv.co.jp/product/detail/3545247

投稿: | 2009年3月31日 (火曜日) 21時44分

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» プッチーニ 「トゥーランドット」 神奈川県民ホール [さまよえる歌人日記]
寒い土曜日の午後、横浜でプッチーニの「トゥーランドット」を観劇。神奈川県民ホール [続きを読む]

受信: 2009年3月29日 (日曜日) 12時42分

» プッチーニ「トゥーランドット」 [オペラの夜]
<神奈川県民ホール・二期会・日本オペラ連盟共同制作> 2009年3月15日(日)14:00/びわ湖ホール 指揮/沼尻竜典 京都市交響楽団 びわ湖ホール声楽アンサンブル びわ湖ホール県民合唱団 二期会合唱団 大津児童合唱団 演出/粟國淳 美術/横田あつみ 照明/笠原俊幸 衣裳/合田瀧秀 振付/松原佐紀子 <Bキャスト> トゥーランドット/横山恵子 カラフ/水口聡 リュー/木下美穂子 ティムール/志村文彦 アルトゥム皇帝/近藤政伸 ピン/晴雅彦 パン/大野光彦 ポン/大槻孝志 役人/与那城敬 ペル... [続きを読む]

受信: 2009年3月30日 (月曜日) 20時28分

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