ラングストレム歌曲集
シベリウス&ラングストレム歌曲集
エリザベス・マイヤー=トプシュー(ソプラノ)
ペル・サロ(ピアノ)
私は三日月に三回お辞儀をしました
三つの願い事があったからなの
一つはあなたのこと
二つめもあなたのこと
三つめも愛するあなたのことよ
でもだれにも内緒よ
私は三日月に三回お辞儀をしました
地面に頭を傾けて
もし三日月が願いを全部かなえてくれたら
また三回お辞儀をするわ
そして私が花嫁の冠を身に着けたとき、
周りの木々は成長し始め
樺の木は手を振り
カラマツは私のために歌を歌ってくれるの
雲よ、あなたの翼で彼を乗せて運んで
彼は私のように若いの
彼は私のように暖かいの
彼はラブリーで誰よりも強いの
そして幸せに安らかに、
夜が明けるまで
彼の腕の中でもう一度眠りたいの
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正月明けて頭狂ったのかと思った人もいるかもしれんが、これはスウェーデンの作曲家テューレ・ラングストレムの歌曲「三日月の下の少女」を自力で訳してみたもんである。もちろん言語はスウェーデン語だから英語訳を訳したものだが。はっきりいってよくわからない(微妙に違ってるかもしれない)。少女の歌だから少女っぽくしてみたらなんだかセーラームーンを思い出した(←古い)。月に代わってお仕置きよ!なんて。
この曲は非常に愛らしい。やや難解なラングストレムの交響曲からは想像もつかない可愛らしさである。写真だけで想像するとガタイのよさそうなおっさんのラングストレムだが(猫がカワイイ)、歌曲はどれも北欧の空気を感じるし大変繊細である。シベリウスやグリーグみたいなメジャー作曲家にはない味わいがある。短調の曲はえもいわれぬ孤独感がある。そうそう、「告別」って歌曲は交響曲第3番のメロディと一緒である。
ここに挙げたのはコントラプンクトから出てるマイヤー=トプシュー盤。ワーグナーを得意とする歌手らしく声が輝かしい。
他にセーデルストレムが歌ったのもウチにはあるんだが、そっちのほうがさすがに年の功というか?味わい深い。ユッシ・ビョルリンクも何か歌ってたな確か。つか、今日の記事誰もわかんねえよ。
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