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2008年12月29日 (月曜日)

お正月の準備

明日は実家に帰るので、今年最後の更新です。たぶん。

ただ家に帰るのも何なので、正月料理を毎年作ってる。去年は新巻鮭のマリネ(会社でお歳暮に新巻鮭一匹貰ったんだが社長が「いらない」というので半分貰った。北海道のかなり高価なものだったらしくうまかった)、その前の年は栗きんとん。栗きんとんも評判よかったが、さつまいもを裏漉す労力を考えると買ったほうが全然いいかと。

P1110128 煮豚。肉が安かったせいか、なんかぼそぼそ。味は悪くないんだけど・・・年末に向けて食べるものがなくなったので夕飯に半分食べてしまった。残った汁でバラ肉煮たほうがうまそうだ。

こんなもんなんだろうか、煮豚。ちょっとがっかり。

P1110129 鶏はむ。鶏ハムじゃないくて鶏はむ。前に「はなまるマーケット」でやってたので、ずっとやってみたかった。2ちゃんねるで話題になってたみたい。

作り方はいたって簡単なんだけど、二日間塩づけにしたり塩抜きしたり煮たあと6時間放置したりと結構時間がかかる。写真は塩抜きのあと煮てるとこ。こんなんで本当にハムっぽくなるんだろうか、不安。煮汁はうまそう。

参考:鶏はむの館

それと、明日は年賀状に用いようと思って買った「紅こがね」を使って大学芋作ろうかと考えている。(年賀状にどう用いるのか?そりゃイモ版に決まってるだしょお。結局クォリティに自信がなくて消しゴム版画になった。)紅こがねうまいんだよね~。

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さて、今年はもうこれでおしまいなので、毎年恒例?の ロンパールーム並に読者の皆様に呼びかけを(と言ってもある年齢以上の人しかわからない・・・)。

今年コメント頂いていた方(順不同、抜けてる方はホントごめんなさい)
yokochanさん rudolf2006さん golf130さん 吉田さん 木曽さん Shushiさん にけさん 白夜さん IANISさん なおらーさん ピースうさぎさん シロクマ雄さん レイネさん クラシカルな某さん RAVELSさん shuさん 南八尾電車区さん 川越名物☆税務と会計のビックリ箱さん ぜんさん しみブーさん ココアカさん Niklaus Vogelさん 博さん tyoさん 大分のワグネリアンさん hideoさん stbhさん ウーツーさん golf130さん ノラさん Masahikoさん furtwanさん ervinさん トラさん Deliusさん  さすらいのジ-ンさん フィディさん NKPさん pooさん callasさん のびるめんてさん  キンモクセイさん

リンクまたは読んで頂いている(と思われる)方
iioさん roi ubuさん 隊長さん&隊員さん thinkclassical さん Sonnenfleckさん shoyaさん 黄金が大好き!さん みー太さん じぃさん
(途中でネットで探すのがすごく困難になったので、ここにお名前のない方すいません)
その他たくさんの方、どうもありがとうございます。来年も続けられたら続けますので(何故か後ろ向き発言)宜しくお願いします。

ではよいお年を。

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「恋空」の画面を音消して見ながら「トリスタン」を聴く。どちらも恋愛ものなのに、展開のスピードの差がすごくてシュールだ。

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2008年12月28日 (日曜日)

バイロイト音楽祭2008/神々の黄昏

 前夜祭と3日間の舞台祭典劇“ニーベルングの指環”から

第3夜「楽劇“神々のたそがれ”」       ワーグナー作曲
               (第1幕:2時間02分22秒)
               (第2幕:1時間07分53秒)
               (第3幕:1時間20分32秒)
     ジークフリート…(テノール)スティーヴン・グールド
             グンター…(バス)ラルフ・ルーカス
         アルベリヒ…(バリトン)アンドルー・ショア
        ハーゲン…(バス)ハンス・ペーター・ケーニヒ
        ブリュンヒルデ…(ソプラノ)リンダ・ワトソン
        グートルーネ…(ソプラノ)エディット・ハラー
         ワルトラウテ…(ソプラノ)クリスタ・マイア
       第1のノルン…(アルト)ジモーネ・シュレーダー
       第2のノルン…(アルト)マルティーナ・ディーケ
        第3のノルン…(ソプラノ)エディット・ハラー
  ウォークリンデ…(ソプラノ)フィオニュアラ・マッカーシー
       ウェルグンデ…(ソプラノ)ウルリケ・ヘルツェル
  フロースヒルデ…(メゾ・ソプラノ)ジモーネ・シュレーダー
                (合唱)バイロイト祝祭合唱団
              (管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団
            (指揮)クリスティアン・ティーレマン

  ~ドイツ・バイロイト祝祭劇場で収録~
                    <2008/8/2>
  (バイエルン放送協会提供)

トーキョー・リングは、もう休日の券はなかったね。やっぱ人気あるなあ。平日行けるのかな?という一抹の不安;;; 一種の賭けだな。

トーキョー・リングは後半二つしか見てないんだけど、どっちも底抜けに面白かった。とくに「黄昏」の面白さっていったら、ハリウッド映画とか軽く凌駕するくらい(だよね)。もし、キース・ウォーナーがロンドン五輪の演出したらとっても楽しいものになるのにね。やってほしいなあ。

それにしても・・・なんか今年のバイロイトのリングは聴いててあんまり気のりがしないのは何でなんだろう。飽きたのかあ?いやそんなことはないと思うんだけど。そんなに思い入れが多くもなくなったのかも。昨日はジークフリートなんか気にせず飲んで帰ってきたし。



そーそー、昨日9時過ぎから「今年最後だから飲んで帰ろう」ってことで駅のほうに向かってたんだが、行きたかったうどん屋がいっぱいで、そのあとかなりおしゃれとは程遠い居酒屋を通りかかって、丁度すっかり出来上がってたお客さんが店から出てきて「あ、今あいたとこですよ、僕たち出てきたから!入れますよ!」なんて言われちゃって、なんか店員さんとも目が合ってしまってしょうがなく店に入ったら案のじょう、客はオヤジ100%で煙モクモクしちゃってて、「ああ、どうしよう。でももうめんどくさいからここでいいや」って思ったら、なんだかお通しからトロサーモンで凄い脂乗ってて美味しくて、「あ~、ここはもしやイケてるかも」なんてのん兵衛の勘は当たって、唐揚は売り切れで残念だったけどさつま揚げと串焼きセットと鴨サラダはどれも大当たりで。とくにレバーの串焼きは臭みやぼそぼそ感が全然なくて。しかも何食べてもかなり安いし。でも、ネットで探したけどどこも載ってない。レビューもない。レビューを書くような若いお客や女性がここは皆無なのだろうな。



・・・というわけで、私の中のバイロイト神話もすこーしずつ消えつつあるのかもしれない。バイロイトって言葉を聞いて心ときめかすのは、昔の栄光があったから。ハプスブルグ家とかみたいにワーグナー一族もなんか没落気味? 文字通り黄昏かも。バイロイトだけでなく、世界的にみても凄いワーグナー歌手がいるわけでもないし。ああ、バブルの頃はよかったなあ、まだリゲンツァもコロも現役だったしねえ。

というわけで、眠いので寝ます。

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(文章は演奏とはあまり関係ありません)

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2008年12月27日 (土曜日)

2008年に行ったライヴ!総括

Celebration 年末恒例、今年一年間に行ってきたオペラ・歌舞伎・コンサートを振りかえる(というかただリンク張っただけ)というイベントであります。

今年は失業期間があったりして昨年よりお金使い渋ってた感がありますが・・・こうやって並べてみると結構行ってるわね(たはは)。今年は国内プロジェクトばっかりだったんだけど、日本の方も海外に負けないくらい頑張ってるな、と思いました。えらそうですいません。

今年は意外と展覧会に行けて良かったのでそのリンクも貼りました。


過去記事:2007年に行ったライヴ!総括




今年行ったライブ。
歌舞伎(3) オペラ全曲orハイライト(9) コンサート(9) 

浅草歌舞伎と昭和散策の旅2008

飯守さんのナクソス島のアリアドネ

ワーグナー「妖精」東京オペラ・プロデュース

飯守さんの「ワルキューレ」その1

飯守さんの「ワルキューレ」その2

アルミンク/戦争レクイエム

大友さんの「海の交響曲」

群響/戦争レクイエム

広島交響楽団演奏会<ノルウェー音楽集>

飯守さん/関西フィル ワーグナー・コンサート

勧進帳&浮かれ心中

コクーン歌舞伎/夏祭浪花鑑

東京二期会/ナクソス島のアリアドネ

神奈川フィル/トゥーランドット(ハイライト)

フェスタサマーミューザ/N響

飯守さんの「トリスタンとイゾルデ」inティアラこうとう

トヨタコミュニティコンサート/グレの歌

マスカーニ/イリス in 芸術劇場

イルジー・コウト「トリスタンとイゾルデ」N響

尾高忠明&札幌交響楽団/エルガー 交響曲第3番

ル スコアール管弦楽団 演奏会



今年行った展覧会

バウハウス・デッサウ展

青春のロシア・アヴァンギャルド展

対決・巨匠たちの日本美術

ウィーン美術史美術館所蔵・静物画の秘密展

フェルメール展&悲母観音

ジョン・エヴァレット・ミレイ展

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バイロイト音楽祭2008/ジークフリート

第2夜「楽劇“ジークフリート”」       ワーグナー作曲
               (第1幕:1時間22分15秒)
               (第2幕:1時間16分37秒)
               (第3幕:1時間22分12秒)
     ジークフリート…(テノール)スティーヴン・グールド
          ミーメ…(テノール)ゲルハルト・ジーゲル
           旅人…(バリトン)アルベルト・ドーメン
           アルベリヒ…(バス)アンドルー・ショア
       ファフナー…(バス)ハンス・ペーター・ケーニヒ
         エルダ…(メゾ・ソプラノ)クリスタ・マイア
        ブリュンヒルデ…(ソプラノ)リンダ・ワトソン
           鳥の声…(ソプラノ)ロビン・ヨハンセン
              (管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団
            (指揮)クリスティアン・ティーレマン

  ~ドイツ・バイロイト祝祭劇場で収録~
                   <2008/7/31>
  (バイエルン放送協会提供)

すまん。残業の上、年末調整打ち上げ飲み会(派遣主婦の人と二人でしっぽり)で帰ってきたらエルダとヴォータンの場面だった。一応来年の参考になるから記録として配役だけあげとくね。

年最後の日まで残業すると思わなかった。今月の残業45時間超。こんなに頑張った自分に一番のご褒美として、トーキョー・リングに行ってもいいですかね。

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2008年12月26日 (金曜日)

バイロイト音楽祭2008/ワルキューレ

前夜祭と3日間の舞台祭典劇“ニーベルングの指環”から

第1夜「楽劇“ワルキューレ”」        ワーグナー作曲
               (第1幕:1時間01分10秒)
               (第2幕:1時間28分11秒)
               (第3幕:1時間11分19秒)
      ジークムント…(テノール)エントリク・ウォトリヒ
          フンディング…(バス)ヨン・クワンチュル
        ウォータン…(バリトン)アルベルト・ドーメン
 ジークリンデ…(ソプラノ)エヴァ・マリア・ウェストブルック
       フリッカ…(メゾ・ソプラノ)ミシェル・ブリート
        ブリュンヒルデ…(ソプラノ)リンダ・ワトソン
      ゲルヒルデ…(ソプラノ)ゾーニャ・ミュールベック
         オルトリンデ…(ソプラノ)アナ・ガーブラー
      ワルトラウテ…(ソプラノ)マルティーナ・ディーケ
    シュヴェルトライテ…(アルト)ジモーネ・シュレーダー
       ヘルムヴィーゲ…(ソプラノ)エディット・ハラー
  ジークルーネ…(アルト)ウィルケ・テ・ブルメルストレーテ
    グリムゲルテ…(アルト)アンネッテ・キュッテンバウム
          ロスワイセ…(アルト)マニュエラ・ブレス
              (管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団
            (指揮)クリスティアン・ティーレマン

  ~ドイツ・バイロイト祝祭劇場で収録~
                   <2008/7/29>

(いつもながら、演奏に対する感想じゃないから。ただの雑談なので堺すすむの「なんでかフラメンコ」くらいのノリで読んで。)

今年はどんな年だったぁ? 私はね、飯守先生のワーグナーを3回も聴けてアリアドネも見て歌舞伎も見てオリンピックがあって夏場はスーツ着て面接しまくってマンションの更新でお金なくなってなんか凄く年末働いて取り戻したって感じ。苦しかったのと楽しかったのと半々。ホント半々。ただ、健康で生きてることに感謝。(それにしても愛ちゃんどうしたんだろう。私も一人暮らしなもんでもし急に部屋でぶっ倒れたらたぶん孤独死だなあ・・・)

な~んでか。

今日はXデーらしいんだけど、どうもやっぱり関係ないみたいで残業だった。で、ワルキューレに間に合うようにやっと帰ってきた。まあ・・・心に突き刺さるような演奏って今のバイロイトに期待できないのはわかってるんだけど、やっぱり年末行事だから聴かないではいられない。ヨーロッパでよいワーグナーを聴くには今やバイロイトよりも普通にスタメンでやってる歌劇場(バイエルンとかドレスデンとか?このところ外国に行ってないので具体的には全くわからないんだが)のほうがいいのかもしれんな。歌手だって有名どころが出てそうだし。

な~んでか。

あ~あ。今の会社の他人の収入の計算なんかする労働から逃れて、バイロイトの衣裳係にでもなってラインの乙女のドレスの裾あげとかしてえなあ。小道具係になって聖杯とか作りたい。オペラの仕事ができるんなら初台だってかまわない、二期会だってかなり嬉しいくらい。

画学生の頃、貧乏だったから年末年始のアルバイトを探してて舞台美術制作アシスタントの仕事をフロムAで見つけたのだね。電話かけてみたら「残業で帰り深夜になりますけどいいですか?」って言われてすごく迷って結局クリーニング工場にしたんだけど、今も「無理してでもやっておけばよかったなあ」と思う。舞台の裏方とかすごく憧れる。オペラや歌舞伎見に行って、幕間にトントン金づちの音がすると幕の中とかのぞきたくなる。男に生まれてたら家業を継いで大工さんになってたと思う(女でもなれるっちゃなれるのかもしれんが)。

な~んでか。

ところで、エンドリック・ヴォトリヒのジークムントの鼻にかかった声とか毎年聴きなれてしまって「結構いいのかも」などと思ってしまうのですが、たぶんこれは大きな勘違いです。っていうかホントに疲れてるかも私。春日カッコイイとか思ってるし。

な~んでか。

今年のコンサートandオペラのベストワンはどう考えても飯守さんのワルキューレ(2回行ったけど)だ。2番目は飯守さんのトリスタンだ。3番目は札響のエルガーでどうだ。誰も文句は言えまい。勿論、他にもたくさんよいものや感心するものはあったんだが、聴いていて直接心に突き刺さるとか心が熱くなるとか、メンタル面でキタのはこの三つが最高である。

今聴いているワルキューレは、ブリュンヒルデの「死の宣告」に「やぶれかぶれ」感がない。ジークムントに必死感がない。試合放棄。したがって全然泣けない。ヨン・クワンチュルより長谷川顯さんのほうが・・・うまくね?

な~んでか。

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2008年12月24日 (水曜日)

バイロイト音楽祭2008/ラインの黄金

前夜祭と3日間の舞台祭典劇“ニーベルングの指環”から

前夜祭「楽劇“ラインの黄金”」        ワーグナー作曲

                   (2時間29分09秒)
        ウォータン…(バリトン)アルベルト・ドーメン
           ドンナー…(バリトン)ラルフ・ルーカス
          フロー…(テノール)クレメンス・ビーバー
         ローゲ…(テノール)アルノルト・ベゾイエン
         アルベリヒ…(バリトン)アンドルー・ショア
          ミーメ…(テノール)ゲルハルト・ジーゲル
         ファゾルト…(バリトン)ヨン・クワンチュル
       ファフナー…(バス)ハンス・ペーター・ケーニヒ
       フリッカ…(メゾ・ソプラノ)ミシェル・ブリート
          フライア…(ソプラノ)エディット・ハラー
         エルダ…(メゾ・ソプラノ)クリスタ・マイア
  ウォークリンデ…(ソプラノ)フィオニュアラ・マッカーシー
       ウェルグンデ…(ソプラノ)ウルリケ・ヘルツェル
  フロースヒルデ…(メゾ・ソプラノ)ジモーネ・シュレーダー
              (管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団
            (指揮)クリスティアン・ティーレマン

  ~ドイツ・バイロイト祝祭劇場で収録~
                   <2008/7/28>
  (バイエルン放送協会提供)




今年の放送全曲聴いて書くとは限らない。気が向いたときだけ書きます。

NHKは何か狙っているのか。「ポニョ特集」の次に「ニーベルングの指環」放送なんて。今日が「ワルキューレ」でなかったのが惜しい。(映画見てないんだけど、「崖の上のポニョ」のポニョの本名はブリュンヒルデである。音楽も「ワルキューレの騎行」をベースにしている。)

えーと。
今日はXデー・イヴだな。
まー今年はね、それっぽい催しが珍しくあたしにもあったんだよ。今日じゃないけど。
飲み屋とかじゃなくて、ホテルのちょっと豪華なディナーに連れて行かれたんだな。

てっきり普通の飲み屋なのかと思ってたので、連れていかれてこんな豪華なものとはとビックリ。普通は大喜びするとこだが、ドン引きしただけでなく全然楽しくなかった。つまり・・・相手が全然喋んない人だったんだわね。一人で喋ってて疲れたわい。後半は沈黙。食事はまあ美味しかったけど・・・逃げ出したかったよう。食い逃げか?

家でワーグナーでも聴いてたほうが楽しいかと思ったくらい。

・・・だから、来年は「シネシネ」なんて言わないで平穏に人生を送れることに日々感謝して生きようと思った。思ったの今日だけかもしれんが。

(ところで、飯島愛ちゃんどうしちゃったんだろう。引退して心配してたんだけどお亡くなりになったそうで、びっくりして叫んでしまった。)

ということで、今日は家でバイロイト音楽祭を聴いている。なんか、心静かなのは何故? 

指揮はティーレマン。(ウチのブログには何故か「ティーレマン ホモ」って検索がけっこう多いんだけど、本当なんですか?)

昨日のブログに書いたけれど、ひと時代、ふた時代前の歌手はネ申のような人ばっかりだったのに、ここ10年くらい?はあんまり知らない歌手が多い気がする。昔っから端役専門で出てる歌手は知ってるけど。クレメンス・ビーバーなんて1989年のバイロイト引っ越し公演(文化村の)の時にきてるんだけど毎年のように名前は見るね。あと、キュッテンバウムも「あー、また出てるー」って思うね。おととしもおんなじこと書いたが。

東洋人では我れらが藤村実穂子女史とともに(今回はクンドリーに専念か)、韓国人ヨン・クワンチュルが大活躍をしている(素晴らしい声量を持つ歌手である)。

他は・・・ヴォータンのドーメンは聞いたことあるけど(いい声ですね)、その他はあんまり有名じゃないような。私が無知なだけ?

バイロイトはあまりギャラが高くないから大スターがもう出なくなってるのでは・・・と推測する。一回出演すると(その時はギャラは安くても)次は他の歌劇場で倍は請求できるってずいぶん前に本で読んだけど、今もそうなんかな?

バイロイトに行く夢はずっと持っているんだけど・・・バイロイトという土地や建造物への憧れで、実際この陣容にはあまり惹かれない。できるなら・・・タイムマシンに乗って、クナッパーツブッシュの頃かベームの頃のバイロイトに降り立つのが夢。んなあほな。ごめん、いつもながら演奏と全然関係なくて。

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2008年12月23日 (火曜日)

ベーム/ラインの黄金



ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
ヴォータン:テオ・アダム
ドンナー:ゲルト・ニーンシュテット
フロー:ヘルミン・エッサー
ローゲ:ヴォルフガング・ヴィントガッセン
アルベリヒ:グスタフ・ナイトリンガー
ミーメ:エルヴィン・ヴォールファールト
ファゾルト:マルッティ・タルヴェラ
ファフナー:クルト・ベーメ
フリッカ:アンネリース・ブルマイスター
フライア:アニヤ・シリヤ
エルダ:ヴィエーラ・ソウクポヴァー
ヴォークリンデ:ドロテア・ジーベルト
ヴェルグンデ:ヘルガ・デルネシュ
フロースヒルデ:ルート・ヘッセ
カール・ベーム指揮/バイロイト祝祭管弦楽団

まあ、ややひと段落ついたらしい年末調整。昨日は一緒に働いてる年末まで短期派遣の主婦の方を誘って「二人忘年会」開催。珍しく定時に上がって「オキドキ」へ直行。

http://r.gnavi.co.jp/a654600/

ここはウマイ。前にも書いたけど、ここは大好き。昨日は私たち以外はどこかの会社の忘年会がふた組。こういう、小さいけど美味しい洒落た店で忘年会をする部署の幹事はナイスセンスだと思う。(まあ、今の会社の忘年会も神楽坂の隠れ家っぽい蕎麦屋を借りきってかなりナイスであったけれど)

A654600pm1_14_2  牡蠣の鉄板焼きやらつぶ貝のブルギニョンバター焼とかアサリのとあおさ海苔の焼きうどんなどを食しました。うまうま。ところでブルギニョンてなんだ。クロマニョンの親戚か。

やー、美味しかったし楽しかった。やっぱり飲んでるときは会話がちゃんとできる相手じゃないと。お通夜じゃないんだから、無言の相手は疲れる一方よ。


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さて、やっと休日にワーグナーを聴ける気持ちの余裕が出てきたので今日は久しぶりにワーグナー。いまさらなんだと思われるが名盤の誉れ高いベーム盤。

(何度も書くが)私がワーグナー聴き始めた頃はリング全曲はショルティかベームの選択肢しかなかった。でも私んちは誕生日に「千人の交響曲」のレコードを買ってもらうのだって半額しか出してくれないような貧乏な家だったので、親に泣き落して「リング買って~」なんてダダこねるようなことは考えもしなかった。その手があったのか。

で、人よりほんのちょっぴり早めに社会に出たのはショルティのリングを買うためだった(家が貧乏だったせいもあるが)。なんでベームにしなかったのかというと、ヴォータンがホッターじゃなかったからだったと思う。あたしにとっては死ぬまでヴォータン=ホッターなのである。

その気持ちは今も変わらない。でももうホッターは死んでるんだから、もうそろそろホッターのことは忘れろよ。いいヤツだったけどさ、他にいい男いっぱいいるんだから。死んだ奴のことを一生思い続けるのは残りの人生もったいないよ。

つか、もしかしてテオ・アダムのほうを好む方もおられるのかもしれない。正直、ショルティ盤のホッターは盛期を過ぎているからね。盛期のホッターを聴くなら今だったらカイルベルト盤やクラウス盤、今年出たケンペ盤などいくらでも選択肢はあるのである。

で、今年購入したワーグナー箱の目玉のベームリング。これのお陰で長いこと買うのを渋ってた(←何故)ベームリングを入手することができた(ハイライト盤は何枚か持ってた)。で、手始めに最初のラインゴールトだ。歌手を見るとまあ、なんという・・・知ってる名前ばっかりだ。今のバイロイトとはえらい違い(私が無知なだけか?)。すげえな昔のバイロイト。私が聴き始めた頃はすでにもうこんな凄いメンバーではなかったんだな。

あらー、ベームのテンポが速いもんだから、なんだなんだ凄いななんて思ってるうちに1枚目が終わってしまった。しっかり俺(パシッ)。

ベームのリングっていうと、かなり昔「清水の舞台から飛び降りる」つもりで買った(その後何十回も飛び下りているので、この言い回しはあまり妥当ではないが)「未来の芸術 バイロイト祝祭劇100年」とかいうビデオを思い出す。まさにベーム時代のメイキングオブリングで、ウィントガッセンとかキング様とかが普段着でリハーサルしてるのを、まるで神様でも映ってるのかと思うくらいめっちゃ見てた。ラインゴールト終盤で「ぱぱぱぱっ」って金管の音でアダムのヴォータンが指環を手放すのを決心するシーンで、演出のヴィーラント・ワーグナーに「や、まだ顔あげるの早いです」って言われてるのとか。
(そういえばあまりに見過ぎてこれがホラー映画になってる夢を見てうなされたのをよーく覚えてる。メラメラと顔が溶けていくヴィーラントとか、首だけのニルソンとか。これこそホントのリングじゃ・・・って誰がうまいこと言えと)。

ここではウィントガッセンのローゲがナイス・キャスティング。他の日では主役を歌わなければならんというのになんという超人なのだ。しかもこの頃はかなり年は行っていたのではと思うんだけども(「ジークフリート」ではさすがに最後は力尽きてる)。ま、ローゲ・ファンとしては嬉しいとこだ。あ、一番好きなのはもちろんジークムントだけどね。

演奏についてはまあ、いいやあ。みんながよくご存じで。今さらなんですって。

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2008年12月21日 (日曜日)

ル スコアール管弦楽団 演奏会

Pa0_0325アーノルド:「ピータールー」序曲
ブリテン:「四つの海の間奏曲」
Ⅰ.夜明け
Ⅱ.日曜の朝
Ⅲ.月光
Ⅳ.嵐
ウォルトン:交響曲第1番

田部井剛指揮/ル スコアール管弦楽団

(すみだトリフォニーホール)

(←写真は文章と全く関係ありません)


さっき終わったM-1。オードリー惜しかったなあ~~。やっぱり紳助さんに嫌われたらダメなんだよね。でも私はオードリーが一番だと思ったな。春日さん、夢でお会いしましょう。LOVEheart01

・・・で、さて。

昼間、行ってきましたル スコアール。自由席のため会場30分前に行って並んだのですが、とくにそんな必要もなかったような。席を取り合って走りこんだり、殴り合いの喧嘩とかはなかったし。余裕で前から15番目くらいをげと。しかし、自分の一列前を小学校低学年のおこちゃまがずらっと陣取ってきたのでもっと前へ移動。今度は舞台に近すぎたかも。

ま、開演間際には一階席は8割がた入ってたような。2階3階は知らないが。それにしても何故、何故なのこの高年齢層。観客平均年齢75.3歳くらいと見た。

今日の曲目は、オール英国音楽・・・とはいえ先日聴いた札響のエルガー&ディーリアス&RVWとは正反対の雰囲気。札響の「緩」に対し今日の曲目は「急」というか。同じ英国ものでも色々あんのよ色々。

最初の曲。実はアーノルドは「戦場にかける橋」以外あんまり知らんのでこの曲聴くの初めて(イギリス音楽は比較的聴き始めたの最近だからね)。この曲カッコイイけど、内容は結構血なまぐさいのだね。賑やかでじゃんじゃかじゃんじゃか。映画音楽っぽい。

次、ブリちゃんのピーター。しかし、この曲はナマで聴くと結構演奏難しいんだなと。かなり色んなパートが入り組んでてテンポとか合わせ辛そうなんだね。打楽器(鐘?)が大きすぎたとこもあったかも。繊細な弦が聞こえなくなってしまってたかな(楽譜見てないからどういう指定なのかは知らないんだがごめん)。
観客のいびきうるせー。ブリテン大先生に失礼ね。

休憩をはさんでメインのウォルトン。ナマで聴くのはもしかして初めてか? 気合が非常に感じられる演奏となりました。特にティンパニの人がね。「本気」と書いて「マジ」と読む、みたいな。

不思議なのが、こんなにクラシックと関係なさそうに見える観客の皆さんなのに、楽章ごとの拍手がなかったこと。私のとなりの席のちっちゃいおばあちゃんが一楽章が終わってちょっと手を伸ばしかけて危なかったけど、周りの様子を見てすぐに止めてた。おばあちゃんカワイイの。手で拍子とって聴いてたし。へたすりゃ一生ウォルトンになんか関係なさそーなかんじなのに。楽しそうだった。ロイヤルアルバートホールで喋ったイギリスのおばあちゃん思い出した。

第4楽章では最も気合が入りまくってて、ビオラの弦が切れてしまった。おお、後ろから楽器が送られてるぜ。意外と私こういう現場に出っくわしたことがない。前にはマーラーの6番かなんか聴きに行ってあったくらいか。

最後はブラボー出たくらいのなかなかの大拍手でした。素晴らしい演奏だったと思いました。拍手に答えてアンコールは威風堂々1番(やっぱりね)。となりのおばあちゃんもっとノリノリ。私もノリノリ。やっぱりこの曲はいいね。

ル スコアールのみなさん、よい演奏をありがとうございました。じーちゃんもばーちゃんもみんな楽しんでましたよ。ご招待ありがとう 花束とか持ってかなくてごめんなさいね。

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2008年12月20日 (土曜日)

クリスマス・シネシネ団のクリスマス

Pa0_0330 シネ! シネ! シネシネシネシネ死んじまえ~
青い電飾やっつけろ~
クリスマスツリーに放火してしまえ~










Pa0_0329 シネ!(あー!)シネ!(うー!)
シネシネ~
カップルなんか邪魔っけだ!シネ!









Pa0_0328 クリスマスなんかぶっ潰せ!シネシネシネ
シネシネシネ シネシネシネ
年末行事から消しちまえ!シネ!









Pa0_0327 シネシネシネ シネシネシネ・・・

(元作詞 川内康範先生ごめんなさい)















Pa0_0326_2













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2008年12月18日 (木曜日)

ウォルトン/交響曲第1番

ウォルトン:交響曲第1番
アンドリュー・リットン指揮/ボーンマス交響楽団



ずっと残業続きで、ウィークデイに音楽を聴くことなんてずっとなかったのだが、昨日あたりから仕事が落ち着き始めた。しかし何週間に及ぶ重労働の疲れは蓄積されているようで、朝起きるのがとても辛い。会社に行きたくない。泣くほどやだ。

こんな時には、会社に仮想の憧れの人を作ろうぜ。そうそう、入社して一番最初に話しかけてくれたあの殿方にしよう。そうしましょう。意味もなく熱い視線。「キャー、今日は話しかけられた」とか「困ったときに助けてもらった」などとちょっとときめく(そうめったにないが)。忘年会で一言二言お話して、嬉しい気分。ぐふふ。

(実は私は人事部なので社員の情報など調べるのは自分のPCでちょちょいのちょいなのだが、ご結婚されていると思うので調べない。そんなことわかったら、とたんにやる気をなくすので。まあ・・・そのうちイヤでも目に入ってくるんだろうな。うううう)

で、まー。そんな儚い夢は会社においといて(泣)。

日曜日にウォルトンのこの曲が演奏されるというので(元気が残ってて、聴きに行くと仮定)、今日は予習。

何年か前にイギリス音楽をかたっぱしから聴き漁ってた頃にこのセットは購入。4枚組でウォルトンの代表作は入ってる(交響曲に協奏曲、ベルシャザールにテ・デウムなどの皇室関係音楽、ファサードにヘンリー・・・ただ我が最愛のスピッドファイアがにゃい)感じだけど、タワレコのサイトを見たらあらあら、4枚組で2590円なんてそんな。私はいくらで買ったんだろう。

日本ではそんなに頻繁に演奏される曲でもないと思うんだけど、私がこの曲のことを一言で表現してみるとすれば「カッコイイ」。はなっから現代的な、外国のニュース番組みたいなわくわくする感じで始まる。調性はちゃんとあるからブリテンとかよりも親しみやすい。しかも、作曲年代的には2年違いのショスタコーヴィチの5番みたいな攻撃的な感じはない。

で、聴いているとなんだか懐かしい。久しぶりに聴いたからかな。

第1楽章 アレグロ・アッサイ
第2楽章 スケルツォ プレスト・コン・マリツィア 
第3楽章 アンダンテ・コン・マリンコニア
第4楽章 マエストーゾ~アレグロ、ブリオーソ・エド・アルデンテメンテ~ヴィヴァチッシモ~マエストーゾ

ハミルトン・ハーティの依嘱によって着手され、1935年に完成。初演もハーティだが、ハーティは第4楽章の完成が待ちきれなくて1934年に3楽章まで先に初演してしまった。どんだけ辛抱が足りないんだじゃハーティ。気持ちはわからんでもないが、第4楽章もカッコイイぞ。

コレを指揮しているのはアンドリュー・リットンという人だが、レパートリーからてっきりイギリス人かと思ってたらメリケン人なのだそうな。ふううん。まあイギリス人じゃなくとも英国音楽を指揮する人はそこそこいるがな。

http://lesquare.oops.jp/


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2008年12月14日 (日曜日)

マゼール/抒情交響曲


ツェムリンスキー:抒情交響曲
ユリア・ヴァラディ(sop)、ディ-トリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ロリン・マゼール指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(1981年3月 ベルリン)

過去記事:シャイー/抒情交響曲

抒情交響曲(シノポリ)

グレゴルの抒情交響曲は意外と。



(疲れのため、いつにも増して文章がめちゃくちゃなことをお詫びします)

毎日の残業と忘年会の連チャンで死にそうである。ぐったりです。音楽聴くの久しぶり。そうそう、真央ちゃん優勝おめでとうであります。

で。今日は真央ちゃんには何の関係もないツェムリンスキー。(交響詩「人魚姫」はいつ試合に使ってくれるのか?) こないだ買ったまま放置のマゼール盤である。

考えてみるとこの曲が日本のコンサートで取り上げられることは意外と?あまりない気が。私に入るコンサート情報が少ないからかな? 

私がこの曲を生で聴いたのってたった一回である。N響で釜洞さんが独唱だったってこと以外あまり覚えてない。指揮者も忘れた。もっと有名なマーラーの「大地の歌」も意外とコンサートではやらないような気はするけど・・・。やはり独唱者が必要な交響曲は、あまり一般的ではないのだろうか。

ツェムリンスキーについては、ここのブログでは大人気ではあると思うけど、一般的には「アルマに振られた男」とか「ベルクやそこらへんのお友達」とか「シェーンベルクのヨメの兄」ということでしか名前が知られてない気がするんだが。気のせいか?

・・・で、このCD。永らく廃盤になってたというこのマゼール盤だが、このたび 塔で千円という安価で発売されました。

このCDの売りは何と言ってもベルリン・フィルが演奏しているってことである。そしてドイツの島田夫妻ことD・F=Dとヴァラディが歌ってるってことだ。

私は今ではすっかりF=Dが好きになっているけれど、そもそもF=Dが苦手であった。頭脳的というか、確かに考え抜かれていてうまいんだけど、どうも親しめなかった。このCDでは、私自身が彼の歌唱に慣れたせいか毛嫌いするほどの違和感はない。人間、慣れって大事だ。この曲にぴったり合っているかどうかは・・・疑問だけれども。

ヴァラディは好きな歌手の一人だから全然オッケー。なんでか重量のあるドラマティック・ソプラノの歌手の録音が多いこの曲の中で、可憐な雰囲気があっている。つか、本来は叙情なのだからこっちじゃねえの。(すいません、シェーファーは未聴なので。)

しかし。しかしだ。

なんだか落ち着かない。マゼールは落ち着かない。「マゼールだから」という先入観が私をぐるぐる縛っているのか。

最初からシュトラウスの交響詩か?と思うくらい、圧倒的演奏である。あれー、これではウィーンの情緒はぶっとんでしまわないか。キュートなはずの第2楽章もなんでこんなに強烈なの?ツェムリンスキーの官能性とか(このブログでイヤというほど語ってきたエロさ)がどっか行っちまってる。ベルリン・フィルだからっつーことでもなさそうなんだが。これがウィーン・フィルだったら・・・とかそういう問題でもない気がする。

例えば第5楽章は「もうキスはたくさんだ!」なんて歌詞なのに、F=Dの歌唱とあいまってなんだかものすごい威圧的な音楽になっている。なんかF=Dに怒られてるみたいよ。さんざ尽くしまくってやったのに、突然意味もわからず客に怒鳴られてるデ○ヘル嬢のよう。なによもうあたしだってたくさんよ。

ということで、この演奏はこの曲からツェムリンスキーの官能性とかウィーンの情緒とかを求める人には少々方向性が違うかもしんない。しかし人それぞれ思うことは違うのでこういうのがいい人もいるんだろう。ベルリン・フィルの演奏はやっぱり格調高く素晴らしいです。

まあ、曲かを知るにはいいかも。録音もいいし。それに対訳つきでありがたい。しかし対訳の日本語の文字があまりに小さい(ねこに集る蚤くらいの大きさ)。お年寄りはぜひ虫眼鏡を用意されるようお知らせしておきます。

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2008年12月 7日 (日曜日)

マスカーニ/イリス in 芸術劇場

Pa0_0324マスカー二:歌劇「イリス」
指揮・演出:井上道義 
チェーコ(イリスの父):ジョン・ハオ イリス:ミナ・タスカ・ヤマザキ 大阪:高橋淳 京都:大島幾雄 ディーア:国光ともこ 芸者:小林沙羅 乞食:鈴木寛一
踊り子:橘るみ(東京シティ・バレエ団) 人形師:ホリ・ヒロシ
合唱:武蔵野音楽大学 管弦楽:読売日本交響楽団

(2008年12月6日 東京芸術劇場)

過去記事:マスカーニ・イリス




ということで、待ちに待ったこのオペラの上演。私のブログの人気カテゴリー「珍オペ」に咲く一輪の花、イリスちゃんに久々に出会えるのである。「久々」っつーのは1985年の日本初演の舞台から久々って事なんだけど、ま、日本初演はテレビだったのでナマで見るのは私は初めてである。きっと「両方ともナマで見ました」って方もおられるに違いない。

初演の時は、正攻法な舞台で普通の時代劇な感じであった。その頃あまり日本人のイタリアオペラ歌手を知らなかったので、イリス役の松本美和子さんの少女姿(オカッパのカツラをつけてたと記憶)がデフォルトであると信じてた。何か別のコンサートにてコンサートドレス姿で長い髪の松本さんをテレビで見て「あ、普通のオペラ歌手なんだ」って思った。

そういえば、私が生まれて初めて見たオペラって実は「カバレリア・ルスティカーナ」と「道化師」二本立てなんである(もちろんテレビで見た)。当時は「えー、イタリア人ってこんな色恋沙汰の殺し合いばっかしてんの?日常茶飯事?」とか思った(はあ)。「椿姫」に出会う更に前で、男と女の間の長くて深い河はまだよくわかんなかった(今もよくわからんが)。

で、イリスに話をもどそう。そんな日本初演はやっぱり今夜と同じミッチーが指揮してたのである。それほどまでにこの曲に思い入れがあるのか。指揮者みずから演出までして、執念の上演であると感じる・・・何年か前の「死の都」の上演みたいだ。←またやってほしいよ死の都。

会場に入ると舞台の面積が多い。イコール、客席数がずいぶん普段より少ない気がする(ほぼ満員だったが合唱団のご家族も多かったのでは)。私は2階席の前から4番目だったのだがずいぶん前のように感じた。舞台装置はもちろん「シアターオペラ」とのことなので簡素。オケの間を突っ切って黒い石段があり、オケの後方に舞台がある。オケがよく見える。(ついでに言えば、第2幕で気づいたのだが普段はハコの中にいるはずのプロンプターさんが見えてたのが面白かった。総譜を前に、横には指揮者の小さなモニターを見ながら格闘している姿を客席に見せるのは珍しかった。指揮者のように歌手に合図を送ったりもするのが見えた。)

ドラが3回鳴ってさて席に着く(トゥーランドットかい)。最初っから盛り上がりまくるこの曲だから(珍しい出オチな曲である)、期待大である。コントラバスの低ーい音のソロから始まり、どんどん音楽が大きくなってそこら中の入り口から普段着?の大学生の若者たち(武蔵野音大)が入ってきて歌を歌う。オルガンまで加わって大迫力で終わる。もうここでブラボー言って帰ってしまいそうである。

http://jp.youtube.com/watch?v=88M-yzBzq4k

主役のイリスは当初発表の人と違って、ミナ・タスカ・ヤマザキという知らない歌手(まあ、どっちにしろ知らないのだが)になった。ずっと「ミス・タナカ」だと思ってたけど違ったみたい。

まあ、少女というにはかなりキツイ・・・のはオペラの世界ではしょうがない。お声は海外で活躍されている方のようなので(この曲はCDを聴きなれているのでもう一声欲しいなあと思うこともあったけれども)声も2階席までよく届いてたし素晴らしかったと思います。ふうむ。蝶々さんもそうだが、こういう「役は清楚なのに歌はドラマティック」な役は難しいね。

盲目のおとうさん役のジョン・ハオというバス歌手の方は、まだお若いし写真で見るとなかなか素敵なのでもっとカッコイイ役で見てみたいわ。おお、長谷川顕さんに師事なんてなおさら素敵。

お声がまた素敵だったのは最近大活躍の高橋淳さん。ドイツものしか聴いたことなかったんだが、おお、イタオペもよいではないですか。ピンカートンとかやってほしい・・・いややっぱりワーグナーやってね(彼の性格テノール化に期待)。大島幾雄さんはいつも素晴らしい。日本のシェーン博士。

ディーア役の国光ともこさんという初めて聞く歌手のお歌も印象に残りました。個人的には主役の方よりうまかった気がし。

第1幕は少女イリスが好色なオオサカ&吉原のやり手のオッサンのキョウトにさらわれるというのが主なあらすじだが、まあ、マスカーニの音楽の奇麗なこと。筋書きのむちゃくちゃさとのコントラストがすごい。着物(浴衣?)着て川で洗濯しながら歌う少女たちの美しいメロディーは全然日本じゃなくてイタリアのナントカ地方(どこか知らんが)の娘さんたちみたい。ティモテって感じ。そしてどんどん怪しい人たちが入ってヘンな人形芝居を繰り広げる。もはやどこの国かわからん。服も洋装なのか和装なのか。オオサカさんは裃(かみしも)と軍服の合体なのか。

イリスを惑わすための人形劇の人形だけは日本初演よか豪華だったかも。ホリ・ヒロシさん登場。三味線や太鼓の人々も登場。全然メロディは日本じゃないのに三味線。うーん。

イリスはさらわれて、盲目のお父さんには手紙とお金だけが残る。そこへ通りかかった郵便局員と黒猫大和と佐川急便に手紙を読んでもらい事の成り行きを知る。お父さんカワイソス。

第2幕は吉原。ヨシワラって外国で有名なのか? ここでも日本初演と同じように「大蛸にオカされる海女」?の絵が舞台に見える(私、この絵ってイリスの舞台でしか見たことないんだが)。この絵はこの曲のキーワードなのだが、2幕でイリスによって歌われる「ある日お寺で」はある意味凄い・・・どう考えても大蛸が登場するオペラ・アリアは古今東西これだけだと思うんで(歌詞訳を見ながら聴くと大変興味深い)。

第3幕はイリスが投身自殺を図った暗い地底。「吉原遊郭に谷底なんてないでしょ」といった感じの言葉が解説書にはあったが、あたしは絶対にイリスは井戸に身を投げたと信じてる。(のちの貞子である)

最後はまた最初の合唱団が出てきて壮麗な大合唱で終わる。「まあ、結局は何が言いたいのかわかんないオペラだけど最初と最後の音楽が感動的だからよかったんじゃないけ?」って思って帰る人もいたかもしんね。

http://jp.youtube.com/watch?v=0X_5a2CPBsA&NR=1

最後はなかなかの大拍手でありブラボーもあり。「今日はよかったわねえ」と話しながら家路ににつくご婦人方も多く見受けられ。終わりよければすべてよし。よかったよかった。皆さんお疲れ様でした。武蔵野音大の方も熱演素晴らしかったです。

台本はルイージ・イッリカ。ジャコーザと組んでプッチーニの傑作オペラのいくつかを担当しているのは有名である。
この「イリス」での経験から、のちのプッチーニの大傑作「蝶々夫人」が生まれたのかもしれない。(蝶々さんよりイリスが先なのだ!)

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