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2008年11月 2日 (日曜日)

プーランクの「テネブレの七つの応唱」を聴きながらトラウマについて語る。

P1110118フランシス・プーランク:テネブレの7つの応唱
ジョルジュ・プレートル指揮/フランス国立放送新フィルハーモニー管弦楽団
アレクサンドル・カルパンティエ(ソプラノ)、サン・シャペル合唱団、シャイヨー宮児童合唱団、フランス放送合唱団



このCDは私にとっては懐かしい。久しぶりに引っ張り出して聴いてると本当にこれ聴いていた頃の気分になる。大人の合唱に少年合唱とボーイ・ソプラノが入って、清らかなんだけどちょっと暗い悲しい感じが漂う。

<テネブレの7つの応唱>はプーランクのこのジャンルの最後の傑作であり、また最後の合唱作品である。元来”暗い”というラテン語の形容詞でもある”テネブレ”はカトリック教会の復活祭に先立つ聖木、金、土曜日の朝課のことを指しており、これらの朝課では、キリストの十字架上の死を象徴して、次第に灯火を消してついに暗くする習慣が中世初期から行われている。ただし、プーランクのこの作品自体は教会で使われる典礼音楽ではなく、この三日間の朝課からとられた7つの断片的なテキストを用いてキリストの受難を描いた演奏会用の音楽である。(CD解説書より)

これ聴いてた頃って結構プーランク好きだったんだなあ。「模範的な動物」とかもプレートル指揮のレコード持ってて、メインの「動物の謝肉祭」はそっちのけで聴いていたっけ。

一般的にはたぶん、フランスのエスプリっつーか洒落たイメージのプーランクなんだが、私にとってプーランクはキング・オブ・トラウマである。まーーー、なんてったってあのホラー・オペラ?「カルメル派修道女の対話」の作曲者だもんでね。

このオペラの恐ろしさってのは・・・いわく言い難い。私からしたらだけど、あのシェーンベルクの「期待」とか「ワルソーの生き残り」なんか比べ物にならんくらい怖い。「カルメル」はレコードで持ってるんだけど、一回聴いてもうダメだった。まあ、すごいいい曲なんだが、最後のギロチンシーンが・・・。宗教的な理由でたくさんの尼さんたちがお祈りの歌を歌いながら、一人ずつギロチン刑に処されていくのだが、その「がちゃん!・・・がちゃん!・・・がちゃん!」って下ろされるギロチンの音がずっとトラウマ。新しくCDを買って聴く気にもなれん。

(おお、Youtubeにもあった!)
http://jp.youtube.com/watch?v=od4m5lN1HOo

で、こんな私のトラウマに因んで。
というか最近私は何故かトラウマ・ブーム(マイブームはいつも3日くらいで終わる)。ネットで皆様のトラウマについて書かれているのが好きでよく読む。とくに子供のころテレビやCMで見たものってのは頭に残るねえ。

昔は「しばらくお待ちください」って動かない映像がしょっちゅうあって(どんだけ昔なんだよ)、あの動かない画面が怖くて怖くて仕方なかったんだけど、みんな同じような気持ちになってたんだね。

地域的な理由で知らなかった「パルナス」や「はぎや整形」とかもYoutubeで見るとふつふつと来る。お詫びCMも(パロマとか)結構怖い。でも最近の日清食品のお詫び?だか注意だかのCMは怖くなくてつまらない。しかもこんなとこにまで使われるエルガーの「愛の挨拶」かわいそう。

パルナス
http://jp.youtube.com/watch?v=YKw4T_10sfQ
はぎや整形
http://jp.youtube.com/watch?v=vVNPptw5jwY&NR=1

で、なんか色々読んでて「あ~~!!」と懐かしかったのは・・・ワイドショーで昔のお侍さんの首の絵の掛け軸の目が開いたやつ。かなりちっちゃい時にテレビで見たのだけど、その時に私は風邪引いてたんだかレモンの蜂蜜漬けをぺろぺろなめていたので、しばらくの間レモンの蜂蜜漬けを食すとその掛け軸を思い出してダメだった(←パブロフの犬?)。

まあ、今見ると「なんでこんなのに騒いだんだろう」って思うんだけど。

↓いや、別に見なくていいけど。
http://jp.youtube.com/watch?v=n1jSxLbX7ig

ところで、パルナスって美味しかった?

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コメント

こんにちは。
パルナスの歌はフルコーラスで歌えますよ!
でも、子供だったせいか、なんとも思わずに、
いつの間にか丸暗記てました。
いま冷静に聴くと、たしかにちょっと不気味。
人さらいが出てきそうです(←意味不明)。
そういえば「走れコータロー」の途中の競馬中継アナウンスも、
意味も分からず丸暗記してところかまわず口走ってたなあ。
不気味なガキでした。

ちなみにパルナスのお菓子を食べた記憶はありません。

投稿: 木曽のあばら屋 | 2008年11月 2日 (日曜日) 22時38分

私のトラウマソングは圧倒的に「チコタン」ですね。
大人になってから知ったからまだ大丈夫だけど、あれをいたいけな児童に歌わせる学校の神経を疑う。
因みに、プーランクの「カルメル派」、来年の11月に藤原が上演するそうな。

投稿: フィディ | 2008年11月 2日 (日曜日) 23時20分

>>木曽さん
♪ぐっとかみしめてごら~ん。ま~まのあたたかいこころが~。
パルナス、全部歌えるんですね!さすがは木曽さんです(3番まであるんですね、確か)。しかも、走れコータローまで(笑)・・・昭和は遠くなりにけりですね。(しかしパルナスって大阪の店だったのでは。)

パルナスピロシキ(ぱるぴろ)食べたいです。

>>フィディさん
♪チコタンチコタンえびすきゆうた。
私はチコタンもつい最近存在を知りました。最恐のトラウマソングですね。ウィキペディアに「ショックを受ける児童も少なからずいることが想定されるため、教員等のフォローが期待される」とあり、影響の恐ろしさがわかります。なんでこんなに好きなんかな?

http://jp.youtube.com/watch?v=_vwwoQ5np74


藤原歌劇団さんがカルメル・・・見に行きたいような(曲はいいですよね)怖いような・・・。行ってみたら急きょ「カルメン」に変更になってたらもっと怖い。

投稿: naoping | 2008年11月 3日 (月曜日) 11時15分

追加コメ。
「チコタン」と同じ作曲家による「日曜日」も負けないくらいのトラウマソングです。いい曲ですが、最初から涙が出ます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm310513

投稿: naoping | 2008年11月 3日 (月曜日) 11時40分

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