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2008年11月29日 (土曜日)

Oh!脳!

ブログの更新が滞っています。年末調整作業に追われているというのが理由なのですが、実は他に、ここ一週間私を悩ませているものがあり。

頭痛。

なんだかずっと痛い。そもそも頭痛もちなのだけど、だいたい一度薬を飲めばいつも治ってたのに・・・。私の常備薬である「ケロリン」があんまり効かなくなってる。何か病気?たぶんただの片頭痛だと思うんだけど。


↑いつも持ち歩いているので、友人に昔「ビックリハウスの付録かと思った」と言われたことがあり。

もう、ここ2~3日は痛いのが普通になってきてしまい、気がつくと右目の奥がずきずき痛い。寝てる時以外全部痛い。

仕事してようが、会社の友達とふざけっこしてようが、痛い。おいしいラーメン食べてようが痛い。

このままだと来週に予定しているオペラをフイにしてしまうかもしれない。それだけは避けたい。(実際、音楽聴けないのがこんなに辛いとは)

「とりあえずなんとかしてくれるかも」と、近所の中くらいの病院へ。(いつもガラガラ)

するとお医者さんsaid 
「ウチは内科だからわかんない。痛みを和らげる薬は出せるけど検査はできないよ。」

ええ~?と私。ダメじゃ内科。

「だって、頭痛って何科に行ったらいいのかわかんないし。おっきい病院じゃないとダメですか?」と聞くと、隣の隣町くらいの脳神経外科病院を紹介された・・・つか、すぐに帰宅してネットで道順を調べて行った。

行ってみると混んでた。「脳神経」なんてそんなにメジャー大リーガーな科じゃないと思ったら、そんなでもないんだ。あの恐ろしいクモマッカシュッケツとかもここか?

おまけに。

番号札を渡されて愕然とした。何よ「42」って。病院じゃ欠番にしてほしい数字じゃないのよ、縁起悪いわ、全く。

待ちに待って、「いかにも脳神経専門ですう」みたいな神経質そうな先生に診てもらった。自分の鼻を人差し指で触れたり腕を伸ばしたりする怪しいダンスを踊らされたり、先生がボールペンを目の前で右左するのを見たりした。

「たぶん、腫瘍とかじゃなくて緊張性片頭痛?だと思いますが・・・CTスキャン撮ってみましょう。」

ナヌ?この程度でスキャンだと?何て大がかりな。これってまるで近所のおばちゃんの踊り発表会にゲッツ・フリードリッヒを演出に呼んじゃうくらいオーバーじゃないの?

でも、まあいいや。安心したいし。脳の中見てみれば一目瞭然・・・っていうか、片頭痛くらいでこの検査はデフォルトなのか?いまどき。

で、まあテレビなんかでよく見るあの機械に頭をつっこんだんだけど、結構すぐできるもんなんだな。

しかし、検査すると出来上がるまでやっぱり心配。意外とへんな影が・・・とか、腫瘍ができてたりしてたらどうしよう、とか。テレビでよく見る脳外科医の福島先生を思い出し、「ああ、もし変なとこに腫瘍があったら福島先生の予約は取り辛いだろうなあ(しかも高いし)」とか考えてた。

で。

スキャンの写真が出来上がってきた。いきなり先生の顔が暗かったので、何かあったのかと思ったら、先生の表情はデフォルトでこれらしかった。

スキャンの写真はとても美しくて我ながら見とれてしまった。つか、脳のしわが少なかった・・・つるつるっぽかった。もしかしてバカってこと?(ブログに写真載せたい~と思ったオバカブロガーの私。)

「見て下さい、特に腫瘍とか血の塊とか何もありません。ただの片頭痛でしょう。様子を見てもしもっと痛くなったら来て下さい。」と。薬も出ないくらい何もなかった。

受付で、覚悟はしていたが5千円もかかった。うあう。安心料とは言えこれはイタイなあ。最初の内科と合わせて6千円もかかった。これは確定申告か?

相変わらず頭は痛かったけど、気持ちは晴れやかであった。家に帰ってご飯食べて、最初の内科で処方された頭痛薬を飲んだ。

びっくり!一発で効いた。で、このブログを書いている。「ヤブ!」なんて一瞬思ってゴメン。

↑できれば薬に頼らずリラクゼーションを・・・と思ってクナイプのバスソルトを近所で購入。


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2008年11月23日 (日曜日)

山田一雄/千人の交響曲

51ktgh41ful__sl500_aa240_ マーラー: 交響曲 第8番 変ホ長調「千人の交響曲」
中沢桂、酒井美津子、曽我栄子(sop)、木村宏子、長野羊奈子(A)、
 板橋勝(T)、平野忠彦(Br)、岡村喬生(B)、
 山田一雄指揮、東京都交響楽団、湘南合唱連盟

(1979年2月12日 藤沢市民会館)




このCDはベストセラーらしい。現在タワレコのクラシック部門では売上1位だ。

てなわけでまあ、「千人」好きの私も購入してみたわけなんだ。ヤマカズさんはご存じのとおり、この曲の日本初演者である(1949年)。他にショスタコ「革命」やハルサイも日本初演はヤマカズさんだったという。

ひと時代前までは日本のマーラー指揮者といえば山田一雄さんだったのである。

昔、千人の交響曲の日本初演のニュース映画の映像をテレビで見た記憶がある。←リアルタイムじゃないぜ、言っとくけど。白黒で、非常に古臭い映像とアナウンス(もう、気分的には「兵隊さんは太平洋戦争でお国のために戦っています」とかそのくらいの古い雰囲気だったっけ)なんだな。ちなみに『千人の交響曲初演ではルパシカを髣髴させる舞台衣装を身にまとって指揮をしたりもした。』とウィキには書いてある。

まだ「マーラーていったい誰」の時代だったのに、この大掛かりな曲を初演したなんてすごいね。

で。

このマーラー。オール日本人の歌唱とあってなんだかとても懐かしい響き。ああ、自分でもこの曲歌ったからね。でも、自分の歌ったのより心なしか・・・というかぜんぜんうまい気がする。児童合唱がなんか「ひばり児童合唱団」っぽい無垢なかわいらしさで(普通に)萌える。

(日本人の合唱だと出だしが「べーに、べーに」に聞こえる。欧米の合唱団だと「ヴィーニ」と発音してるだが。まあ、Veniなので合ってるっちゃ合ってるか)

ライブなので無論演奏上のキズはたくさんあるけれど(この曲はどんなライブ盤でもキズは多少はある)なんか・・・もうどうでもよくなる。このようなマーラーの本質に触れるようなすごい演奏が日本人に可能なのだ。第一部の終わりに「あ、ヤマカズさんやっぱり飛び上ってる」みたいな「ど、どすん」という音が聞こえる(まあ、全曲ところどころ飛び上っているような音や唸り声は聞こえる)。ほんとに大熱演。

第2部のオケ部分は「これぞマーラー」と思える響きで聴かせるが、やっぱりこの曲は演奏が難しいのか?合唱や独唱者と入りがあってなかったりところどころハラハラする。でも、まあそれもスリリングでいいのかも。

独唱者のお名前も懐かしい。中沢桂さん、曽我栄子さん、長野羊奈子さん、平野忠彦さん、岡村喬生さん・・・日本のオペラ界で活躍されていた方々である。お名前は存じ上げないのだけど、テノールの板橋勝さんはなかなかいいなと思った。

最後の神秘の合唱はとても壮大にして美しい。録音は年代のわりにはよいのでは。マンドリンの音もちゃんと入ってるし。終わったあとのブラヴォーも気持ちいい。やっぱりライブはいいね。


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2008年11月19日 (水曜日)

尾高忠明&札幌交響楽団/エルガー 交響曲第3番


RVW:タリスの主題による幻想曲
ディーリアス(ビーチャム編曲):楽園への道(歌劇「村のロメオとジュリエット」より)
エルガー(アンソニー・ペイン補筆):交響曲第3番

尾高忠明 指揮/札幌交響楽団

(ホクレンクラシックスペシャル 11月18日オペラシティコンサートホール)

昨日のコンサートの感想。
実は、昨日のコンサートは全然チェックしてなくて、日曜に行ったN響のコンサートでもらったチラシの束の中にこのコンサートのチラシがはいっとったのだった。

「・・・・全部イギリスものって何。すげえ行きたい。でもどうせ残業だからダメだなあ・・・。くすん」

すっかり諦めていたのだが、なんかたまたま6時に上がることができ、会社からすっとんで初台へ。普段は滅多に走らないのに、餌が英国音楽だったらパン食い競争並みにがんばるぜ。

開演5分前に着く。アララ、招待券がたくさん出てるらしく並んでる。当日券はあるのかしら?

・・・とあまり残ってないながらも2階席右側の二列目をゲット。ホクレン提供の美味しそうな料理のレシピ集を貰って嬉しい。うどんの打ち方とか。たしか前に札響行ったときに帰りに何か貰った覚えがあった。何だっけか。米?(違う違う)

うううしかしこの席は舞台があんまり見えないぞ。まあいいや。席は8割くらい埋まってる。平日にしてはスゴイ。

で・・・。こんな素敵な曲目もう涙目だわ。最初のRVWから素敵。舞台がよく見えないから「あたくしは今、ロイヤルアルバートホールでバルビローリ指揮ハレ管の演奏を聴いてるでざあます」と勝手に想像する。北の大地の楽団の弦の音は澄んでいて、札幌に行って蟹を食べたくなった(←え)。大好きなディーリアスの「楽園への道」も生で聴くの久しぶりでウレシイ。なんて美しい曲なの。

とにかく、前半に客寄せのためにチャイコンとかの人気曲を持ってこない所に 潔さを感じた。

で、後半メインのエルガーの3番。未完のスケッチをアンソニー・ペインが補筆したもの。ウチにはサー・アンドリューのが一枚あるだけで、2~3回聴いたままだ。なのでいま一つどんな曲か忘れていた。予習もしなかった。

しかし。第1楽章の素晴らしさに息を飲んだ。こんなにいい曲だったっけか。ぐいぐい演奏に引き込まれていく。さすがはこの曲の日本初演をした指揮者とオケだ。完全に「私たちの曲だよ」っていう自信のようなものも感じる。

確かにこれってメロディーと響きはエルガー。でも・・・・なんだな。あたしの気になったのは何だかドラやシンバルがやたらじゃんじゃん鳴るとこで。ドイツ音楽よりドイツっぽい響きのはずのエルガーがこんな派手な打楽器を多様するのはなんだろうと思った。

しかしあまりの曲と演奏の素晴らしさに第1楽章が終わり「ああ、拍手がしたいなあ。でもまだ早いわ」と思ったら期せずして拍手が巻き起こった。「あら~、やっぱりみんな素晴らしいと思ったのね~」とかその時は一緒に拍手しちまったが、第2楽章が終わってもパラパラやりそうになってたので、単に交響曲というものがあんまりよくわかってないだけだったような。

第3楽章アダージョも心惹かれるいい楽章だなと思った。でもやっぱり気になる。「これってどのくらいの割合でエルガーなの?エルガーは何パーセント?ペインはどの位補筆してるの?」と。

いやいや、この疑問に答えられるのはたぶん関東地方の知り合いでは1人である。うーん。やっぱりメールでもして聞いてみようか。松本に聞いてみようか。B'zか。

盛大に始まる第4楽章もなんかなあ。曲はいいんだけど・・・終わり方はアレでいいんかい?地味すぎない?どうなんだい?やっぱり聞いてみよう。そうしましょう。

拍手は盛大で驚き。こんなにみんなエルガー好きなんだったのか。私の隣の会社員もその隣の高校生?男子も大興奮してる。いやーなんだ。みんな盛り上がり過ぎだぜ。アンコールはてっきり「愛の挨拶」だと思ったが安易な発想だった。ニムロッドだった。ああ、ニムロッドって何ていい人。思いやりのある紳士なんだわきっと。マエストロ尾高さんは大拍手にこたえてたが自分の腕時計を指差し、もう疲れたという表情。

で、「さあ今日は何かくれるのかなホクレン」と思いロビーへ出ようとしたら、質問をしようと思った張本人とばったり。あらー手間が省けたわ。質問できるわ。というわけでロビーではエルガー愛好家の面々が集結。エルガーバッジやエルガーネクタイが光ってるぜ。これからマエストロに会いに行くという。ちゃっかりついて行ってしまった(すいません)。楽屋ではN響からのさしいれでサッポロビールの缶がたくさん。一本くらい貰ってもわからんかなあ。

列に並んで待ってる間に質問。お話によるとエルガーという人は交響曲をこさえるときにメロディーを色々ばらばらに作っておいて、それを色々並べて組み合わせて作るんだそうな。モザイク状な感じだな。で、交響曲第3番はメロディーは100%エルガーのものだという。3番のためのメロディはエルガーが作ったのはもちろんのこと、エルガーの他の作品から持ってきてる旋律もあるらしい(何か色々教えて頂いたが・・・私はそんなに詳しくないので頭から抜けてしまったし。なんか間違ってる事書いてたらごめんなさい)。オーケストレーションはエルガーがやったのは30%くらいって感じだったかな?で、「ドラやシンバルがじゃんじゃんしすぎ」の件はやっぱり・・・わかる人にも「これはエルガーじゃないんじゃね?」って思えるそうで。

で、だいぶ時間が経ってマエストロにお会いしました(というか私は混ざってそこにいただけ)。尾高さんはもう普段着に着替えていました。私の知人は尾高さんと親しげにお話をしていました。私は横でふんふん、へーとうなずくばかりです。尾高さんの指揮する3番は日本初演とレコーディングのと今回の演奏と全然テンポが違うという指摘に「だって人間は日々成長するし」とかおっしゃってたような気がする(忘れた)。サイン貰おうと思ったけどサインペンなんか持ってないもーん。予定外です。

というわけで、出口で配ってたらしい「てんさい糖」は貰えなかった。

帰りに新宿でエルガー好きの人たちとスパゲッティを食べました。1時間くらいしかお話できなかったけど・・・楽しかったなあ、いやほんと。自分で口に出して「バルビローリがさー」とか「ヴァーノン・ハンドリーはいいよね」とか言うのがすごく久しぶりでそれが嬉しかった。だって、音楽の話ってネットの中でしかできないんだもの私。

ご一緒した皆様お世話様でした。また今度ゆっくりお話したいです。

そしてとってもよいコンサートでした。尾高さんと札響のみなさまありがとうございました。

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【宣伝その1】
000006 「愛の音楽家 エドワード・エルガー」水越健一著
日本におけるエルガー研究の雄、水越さんの2冊目のエルガー本。演奏会で感動した人、エルガーに興味を持った人はぜひ読むべし。なお、この本はエコロジーに協力してまして注文受けたら印刷しますって感じらしいです。 宣伝したよ。

ご購入はこちらから↓
https://www.momonoge.com/04_elgar.html

【宣伝その2】
ル・スコアール管弦楽団第25回演奏会
日 時: 2008年12月21日(日)14:00開演予定
場 所: すみだトリフォニーホール 大ホール
曲 目: ~オールイギリスプログラム~
  ウォルトン/交響曲第1番
  ブリテン/4つの海の間奏曲
  アーノルド/ピータールー序曲
指 揮: 田部井 剛
入場料: 全席自由 1,000円

http://lesquare.oops.jp/

オール・イギリス音楽プログラム。これは行かなきゃでしょ。ウォルトンの交響曲カッコイイぞ。

(広告欄、後日もうちょっと派手にします)

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2008年11月16日 (日曜日)

イルジー・コウト「トリスタンとイゾルデ」N響

ワーグナー :楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「前奏曲と愛の死」
第2幕(演奏会形式)

トリスタン: アルフォンス・エーベルツ
イゾルデ: リンダ・ワトソン
国王マルケ: マグヌス・バルトヴィンソン
ブランゲーネ: クラウディア・マーンケ
メロート: 木村 俊光

イルジー・コウト指揮/NHK交響楽団





びっくりした。

久しぶりにN響の定期に行ったら、あの小冊子「フィルハーモニー」が有料になっていて、くれたのは薄っぺらいパンフレット。いつからそうなったんだろう。

開演前の室内楽は、今日はショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲 第7番 からということだった。室内楽オンチの私なので初めて聴くものだったけど、なるほどショスタコだなと思った。それ以上何もない。よくわからない。ごめん。

さて本編のコンサートだけども。

事前の「たぶんこんなコンサートになるだろうな。」とか「きっとこんな感想を書くんだろうな。」みたいな予想がほとんど当たった感じ。

前に書いたけど、イルジ・コウトの「トリスタン」は全曲でむかーし見聴きした。ベルリン・ドイツ・オペラの引っ越し公演で・・・・たぶん。「たぶん」ってなっているのは、主役がコロとかちょっと前の第一級メンバーだったことしか覚えてなくて。(そのときは「ジリ・コート」ってあった。表キャストのディム・グィネス・ジョーンズのほうはDVDが出てたはずである。廃盤?)

恐ろしいことにどんな演奏だったのか覚えてない。いや、昔の超豪華引っ越し公演なんてどんなものでも何か覚えているもんだが、演奏に関して全く記憶がないのである。

なので、きっと今日のコンサートも指揮に関しては忘れてしまうんだろうなあ、10年もしたら。

コウトは手慣れていて、ワーグナーのような長大な曲をうまくまとめ上げる(けっして退屈な演奏ではない。「行き届いてる」というか)腕を持っている指揮者・・・というのが今日の印象。「こはもうちょっと歌って欲しい。旋律に意味を持たせて欲しい。」などと思うところもあるけれど、これはこれでいいんじゃないか。

「トリスタン」を生で聴けるありがたさ。

(前奏曲だけは隣の席の男の人の鼻息が荒くて「え、いびき?」とか思うほどだったのであまり印象がない。)

歌手はそれぞれ素晴らしかった。とくにイゾルデのリンダ・ワトソンはやはり貫禄というかさすがバイロイトのレギュラーメンバーなだけある。最初の「愛の死」(最初にこれをもってくると頭がひっくりかえったような感じになる)はまだ声が温まってないかなとは思ったが見事だったし、第2幕も「ああ、こんのなのいっつも歌ってるし余裕よ余裕。」とか言いそうなくらい貫禄たっぷり。舞台でも映えそうな容姿だし。でかいし。

トリスタンのエーベルツは、ドイツやオーストリアのどこでもいそうなメガネかけた大きなお兄さんといった印象。歌は何故か(いい意味で)ふた昔前のやや重い声のトリスタンだなあと思った・・・のは私だけ? 歌い回しとかもなんか古そうな感じ。ズートハウスとかマックス・ローレンツとか思い出し・・・いや何。結構私は好きだ。最初の声からなんか「懐かしい」と思った・・・アレレ?

マルケ王のバルトヴィンソンは北欧のバスということで「ものすごい深い声のバスなんじゃないか」と勝手な想像をしていたが、そんなでもなかった。美声でしたが。登場のとき、長髪を後ろで束ねてきたので「マルケ王とは程遠い・・・」と思い、ちょっと笑った。

ブランゲーネのマーンケという歌手も初めて聴いたけど、チャーミングな人だった。声はもうちょっと深いほうが私は好きだが上手だったです。

木村俊光さんがお元気なのがすごく嬉しい。マルケ王うたったってよかったんじゃないの?もしかして。

なぜかコンマスがゲスト(外人)。なぜ。

ということで、なかなか盛況なコンサートで普通にブラヴォーもあり。よかったよかった。ワトソンさんにブラヴォー(ブラーヴァ?)を言いたかったが、タイミングがわからず。

で。

渋谷なんで久しぶりに塔へ。大変素晴らしいセットを見つけて購入。

←ここをクリックすると塔

すげえな、私が持ってない全曲盤が5つもあわさって3,245円。これは買いだ。

「リエンツィ」
スヴァンホルム(リエンツィ)、C・ルードヴィヒ(アドリアーノ)、W・ベリー(パオロ・オルシーニ)、ヨゼフ・クリップス指揮/ウィーン国立歌劇場(1960年ライブ)

「さまよえるオランダ人」
ホッター(オランダ人)、ウルズレアク(ゼンタ)、ハーン(ダーラント)、クレメンス・クラウス指揮/バイエルン国立歌劇場(1944年、スタジオ録音)

「タンホイザー」
コロ(タンホイザー)、ヤノヴィッツ(エリザベート)、ブレンデル(ヴォルフラム)、サヴァリッシュ指揮/RAI交響楽団(1972年ライブ)

「ローエングリン」
ヴィントガッセン(ローエングリン)、ニルソン(エルザ)、D・F=D(伝令)、ヴァルナイ(オルトルート)、アダム(ハインリッヒ)、ウーデ(テルラムント)、ヨッフム指揮/バイロイト祝祭管(1954年ライブ) 

「トリスタンとイゾルデ」
ブリリオート(トリスタン)、リゲンツァ(イゾルデ)、ミントン(ブランゲーネ)、モル(マルケ王)、カルロス・クライバー指揮/バイロイト祝祭管(1974年ライブ)

さっそくクライバーから。リゲンツァはネ申。感想は後日。

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2008年11月14日 (金曜日)

バルビローリ/RVW8番&その他いろいろ

51p05r72yfl__sl500_aa240_イギリス国歌
アラン・ローソーン:序曲「街角」
ヴォーン=ウィリアムズ:交響曲第8番
バックス(バルビローリ編):オーボエ五重奏曲
ディーリアス:春初めてのカッコウを聞いて
ウォルトン:戴冠式行進曲「王冠」
エルガー:希望と栄光の国

英国陸軍軍楽学校バンド&トランペット隊、エヴリン・ロスウェル(オーボエ)、カスリーン・フェリアー(コントラルト)、
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団

16万アクセス突破しました。いや~(誰も褒めないけど)なんかずいぶんご覧になって頂いて。この文章ほとんど(引用の他は)私が書いてるわけですから、ズブの素人の私の文章をこんなにたくさんの方が読んでいるってことは本当に奇跡に近いと思います。皆様ありがとうございます。

現在は一日200~400アクセスくらいあります。これってこないだ小遣い稼ぎのためにアダ○トブログをやろうかと野望を抱いたときに「アダ○ト系は黙ってても一日200アクセスは期待できます」って指南サイトに書いてあったから、私のブログってアダ○トブログ並の?アクセスはあるってことだわね。

自画自賛はこれくらいにして。

今日はUPするととたんにアクセス数がダウンするという(ウチではよ)イギリス音楽。しかし人気指揮者バルビローリってことだからプラマイゼロか。

このCDは1968~1969年のコンサートから色々なイギリス音楽が集められている(エルガーだけフェリアーが出てっから古くて1951年)。最初は盛大にイングランド国歌だわな。なんかバルビローリが指揮してるってだけで有難いんだけども。

2曲目、アラン・ローソーンって作曲家はナゾである。全然知らんのだが、タワレコのサイトを見ますと意外なほどCDが出ている。「街角」って曲は(この邦題はどうなの)軽快な感じだが・・・人気あんのか。この作曲家、映画音楽も結構こさえてるみたいだが・・・はて。

で、この(寄せ集め)CDの核となるのがヴォーン=ウィリアムズの交響曲第8番である。この曲はバルビローリ&ハレ管が1956年に初演している。この8番は何かとりとめのない感じの印象が私はある。が、バルビローリの指揮ってことでたまに聴くことがある。第3楽章のヴァイオリンソロが「あげひばり」を思い出し、キムヨナ・ファンの私にはとても喜ばしい。キムヨナ可愛いヨナ。

第4楽章の鐘やらドラやらジャンジャン鳴るのは何か知らんが中華っぽくてロンドンのソーホーを思い出す。ロンドンの中華、美味しいんだよね。昔、ロンドンの中華屋で食べたなんか海老をぐにゃぐにゃした皮で巻いて甘辛いタレがかかったものを食べたんだが、美味しくてずっとそれが忘れられず。一回日本のどこかで出っくわしたことがあって「あああああこれロンドンで食べたやつだ~~」と感動したが、料理の題名としては何なんだろう。はて。

バックスは、バルビローリの配偶者であるオーボエ奏者のエヴリン・ロスウェルさんが出演、オーボエ五重奏曲を指揮者が協奏曲に仕立て上げたって感じで夫唱婦随の演奏。この曲は第1楽章はよくわからんが第2楽章は美しい。第3楽章はいかにも楽しいイギリス音楽の印象(ホルストの吹奏楽っぽいメロディ)。ところでオーボエの音を聴くとラーメン食べたくなるのは気のせいか?(そういえば結構最近亡くなったんでしたエヴリンさん。合掌)

「春カッコー」ディーリアスは久しぶりに聴くなあ。やっぱりいいなあ。

ウォルトンはお馴染み皇室御用達行進曲。ブリスの「ようこそ女王陛下」と並んで好き。しかしここらへんの曲はなんでか全部同じ構成のような気がするのだが。

でまー。

このCDを買ったのは今までの曲は全く関係ない。最後のフェリアーによる「希望と栄光の国」の録音があるからである。たとえCDにこれしか入ってなかったってあたしゃ買ってたぜ。そのくらい素晴らしい、神々しい歌唱である。4分19秒に渡って続くスクラッチノイズとともにフェリアーの美声を堪能できる。合唱も入ってる。素晴らしい録音である。ここしか聴かない、普段は。


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2008年11月 4日 (火曜日)

エリック・コーツのロンドン組曲が(トラウマシリーズ)

P1110119 エリック・コーツ:ロンドン組曲
スリーピー・ラグーン、ロンドン・ブリッジ、ロンドン組曲再び
エリック・ジョンソンと彼のオーケストラ




前回記事の続き)
最近・・・・自分のトラウマを追い求めると、もともとは昔のテレビ放送(とくにニュース)にある、ということに行きついた。

・もーいっかい言うけど「しばらくお待ちください」の動かない画面。

・ニュース速報のちろりろりろりろ・・・のチャイム。とくに大地震や津波警報。

・天皇崩御のときの一連のニュースが今思い出すととっても怖い。それと、いまだにマーラーの9番が怖くて仕方ないのは、崩御してしばらくはNHK-FMでは楽しい音楽はやらずにマーラー9番ばっかりやってたからじゃないか?

・「アップダウンクイズ」の昔のはとても殺風景で怖かったということに(最近Youtubeにあったのを見たもんで)気がついた。セットもなんか怖いんだけど、とくに恐いのは「シルエットクイズ」のときの考える音楽(とくに第1ヒント)。頭の中におっきな黒い「?」マークが浮かんでくる。なんでこんなに恐いんだろう。 「目で見るクイズ」ってのも。

(2:45くらい)
http://jp.youtube.com/watch?v=uZtHt6jCILA

・ニュースが始まる音楽はなんだかとっても怖い。

JNN
http://jp.youtube.com/watch?v=GPilXu8v2xk

NNN
http://jp.youtube.com/watch?v=8EIQycM4r74&feature=related

千葉日報
http://jp.youtube.com/watch?v=1fY3YCZO3zw

サンテレビ
http://jp.youtube.com/watch?v=ZSGRZ6-YIRw&feature=related

イタリアRAIとドイツARDとイギリスBBCのとNHKと何故か千葉日報。
http://www.nicovideo.jp/watch/1223897782

BBCはいかにもっぽい。ドイツのは娯楽映画っぽくて結構がっかりする。

さて、今日のCDなんですがBBCのラジオの音楽にもなってるっつー、エリック・コーツの「ロンドン組曲」&「ロンドン組曲もーいちど」その他であるぅぅ。

私はこの中のロンドン組曲の第1曲めの「コヴェントガーデン」の曲がとっても怖い。なんか昔から、聴くとフツフツとするなあと思ってたんだけど、この妙に明るい雰囲気やシンバルやなんかがじゃんじゃん鳴ってるのがコワイ。にこにこしたロンドンのおじさんに遠い世界に連れて行かれそうで怖い。・・・怖くて好き。

(ところで何故か古いモノラル録音の自作自演はぜんぜん怖くない)

3曲目の(BBCラジオ番組の In Town Tonight の音楽にもなった)ナイツブリッジの最初の「ズンズンズンズン・・・」もなんかクル。

また、(ロンドンシリーズではないけど)やはり有名?な「スリーピー・ラグーン」のなんだか妙にコブシが効いてひなびたメロディーも怖い。BBCラジオの Desert Island Discs って番組に使われてる(「無人島に一枚持ってくならどのレコード?」みたいな番組やないけ)。

いや、最も怖いのはロンドン組曲もーいっちょーの第2曲目のLangham Placeではないか?シンバルと鐘の冒頭が震え上るほど怖い。


・・・なんて色々書いているけど、実はみんな好きな曲なんですよ。ゾクゾクしながらたまーに聴いています。(このCDの演奏が怖いだけなのか?ところでエリック・ジョンソンて誰

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2008年11月 2日 (日曜日)

プーランクの「テネブレの七つの応唱」を聴きながらトラウマについて語る。

P1110118フランシス・プーランク:テネブレの7つの応唱
ジョルジュ・プレートル指揮/フランス国立放送新フィルハーモニー管弦楽団
アレクサンドル・カルパンティエ(ソプラノ)、サン・シャペル合唱団、シャイヨー宮児童合唱団、フランス放送合唱団



このCDは私にとっては懐かしい。久しぶりに引っ張り出して聴いてると本当にこれ聴いていた頃の気分になる。大人の合唱に少年合唱とボーイ・ソプラノが入って、清らかなんだけどちょっと暗い悲しい感じが漂う。

<テネブレの7つの応唱>はプーランクのこのジャンルの最後の傑作であり、また最後の合唱作品である。元来”暗い”というラテン語の形容詞でもある”テネブレ”はカトリック教会の復活祭に先立つ聖木、金、土曜日の朝課のことを指しており、これらの朝課では、キリストの十字架上の死を象徴して、次第に灯火を消してついに暗くする習慣が中世初期から行われている。ただし、プーランクのこの作品自体は教会で使われる典礼音楽ではなく、この三日間の朝課からとられた7つの断片的なテキストを用いてキリストの受難を描いた演奏会用の音楽である。(CD解説書より)

これ聴いてた頃って結構プーランク好きだったんだなあ。「模範的な動物」とかもプレートル指揮のレコード持ってて、メインの「動物の謝肉祭」はそっちのけで聴いていたっけ。

一般的にはたぶん、フランスのエスプリっつーか洒落たイメージのプーランクなんだが、私にとってプーランクはキング・オブ・トラウマである。まーーー、なんてったってあのホラー・オペラ?「カルメル派修道女の対話」の作曲者だもんでね。

このオペラの恐ろしさってのは・・・いわく言い難い。私からしたらだけど、あのシェーンベルクの「期待」とか「ワルソーの生き残り」なんか比べ物にならんくらい怖い。「カルメル」はレコードで持ってるんだけど、一回聴いてもうダメだった。まあ、すごいいい曲なんだが、最後のギロチンシーンが・・・。宗教的な理由でたくさんの尼さんたちがお祈りの歌を歌いながら、一人ずつギロチン刑に処されていくのだが、その「がちゃん!・・・がちゃん!・・・がちゃん!」って下ろされるギロチンの音がずっとトラウマ。新しくCDを買って聴く気にもなれん。

(おお、Youtubeにもあった!)
http://jp.youtube.com/watch?v=od4m5lN1HOo

で、こんな私のトラウマに因んで。
というか最近私は何故かトラウマ・ブーム(マイブームはいつも3日くらいで終わる)。ネットで皆様のトラウマについて書かれているのが好きでよく読む。とくに子供のころテレビやCMで見たものってのは頭に残るねえ。

昔は「しばらくお待ちください」って動かない映像がしょっちゅうあって(どんだけ昔なんだよ)、あの動かない画面が怖くて怖くて仕方なかったんだけど、みんな同じような気持ちになってたんだね。

地域的な理由で知らなかった「パルナス」や「はぎや整形」とかもYoutubeで見るとふつふつと来る。お詫びCMも(パロマとか)結構怖い。でも最近の日清食品のお詫び?だか注意だかのCMは怖くなくてつまらない。しかもこんなとこにまで使われるエルガーの「愛の挨拶」かわいそう。

パルナス
http://jp.youtube.com/watch?v=YKw4T_10sfQ
はぎや整形
http://jp.youtube.com/watch?v=vVNPptw5jwY&NR=1

で、なんか色々読んでて「あ~~!!」と懐かしかったのは・・・ワイドショーで昔のお侍さんの首の絵の掛け軸の目が開いたやつ。かなりちっちゃい時にテレビで見たのだけど、その時に私は風邪引いてたんだかレモンの蜂蜜漬けをぺろぺろなめていたので、しばらくの間レモンの蜂蜜漬けを食すとその掛け軸を思い出してダメだった(←パブロフの犬?)。

まあ、今見ると「なんでこんなのに騒いだんだろう」って思うんだけど。

↓いや、別に見なくていいけど。
http://jp.youtube.com/watch?v=n1jSxLbX7ig

ところで、パルナスって美味しかった?

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