よく眠れる(かも?)音楽。
フェデリコ・モンポウ/ピアノ曲集
(「歌と踊り」、「郊外」、「風景」、その他)
ゴンザーロ・ソリアーノ、カルメン・ブラーヴォ(ピアノ)
どっかに書いたかもしれないけど。私は睡眠障害のケがある。
まあ、寝付きは普通の人よりちっと悪いくらいの程度だ。横になっていれば大体眠れるんだけど、夜中に2~3回は目を覚ます(中途覚睡)。大体は2時間ずつしか眠れない。これは実はいいこともあって、夜中にサッカーの試合やオリンピックの競技があったりすると、不思議なくらい目が覚める・・・目覚ましかけなくても。
で。
ここの読者さんにも睡眠に悩みがある方もおられるかもしれない。多少私なりにいろいろとやってみたこと。(昼間に運動する、コーヒー飲まないとか、普通の事の他に)
<ハーブ、漢方薬を飲む>
睡眠薬はコワイ。実は一回医者に行って睡眠薬(ハルシオン)を処方されたことがあるが、激しい頭痛を起こしたりしたもんだからやめた。あまり体に害を及ぼさないハーブや漢方薬のほうがいいかもと思い、漢方薬を寝る前に飲んでいる。自然に気持ちがリラックスするので、わりとこれはいいようだ。(漢方薬は薬なので、お医者さんや薬剤師に聞いたほうがいいです。)
<眠れるような音楽を聴く>
有名なのはバッハのゴルトベルク変奏曲。
「アリアと種々の変奏」と題されているが、バッハが音楽を手ほどきしたゴルトベルクが不眠症に悩むカイザーリンク伯爵のためにこの曲を演奏したという逸話から「ゴルトベルク変奏曲」の俗称で知られている。しかし演奏には高度な技術が必要で、当時ゴルトベルクは14歳の少年であったことなどから逸話については懐疑的な見方が多い。 (ウィキペディアより)
実は私はこの曲を夜遅く聴くと怖くて眠れない・・・(爆)。バッハ→ミサ曲→お葬式という図式で、バッハは夜は怖くてダメ。ゴルトベルクも「よく眠れる」ってことで昔試したことはあったんだけど・・・余計寝れないよう。
で、ウチにあるのでなんだかイケそうな気がする・・・のは本日ご紹介のフェデリコ・モンポウのピアノ曲である。モンポウ!懐かしい!と思う方もおられるだろうが、まあスペイン版のサティとかドビュッシーみたいな感じである。遠い昔に流行ったときに?CDを一枚購入。モンポウの奥さんはピアニストで、このCDの収録曲の3分の2くらいを弾いている。
これを聴きながら書いているとホントに・・・昼間なのにとても眠くなります(昼間だから?)。多少民族音楽っぽい響きもアリで、リラックスできるっていうのかな・・・心地よいです。 こんな聴き方は怒られるかな??
他に(試してないけど)最近聴き始めようかなあと思っているスティーヴ・ライヒのミニマル・ミュージックもなんかイケそうな気がするんだけど・・・この話はまた。
| 固定リンク
コメント
こんにちは。
私はわりと寝つきはいいほうなんですが、
モンポウはいいですね~。
ブリリアントから4枚組の自演集が出ていますが、
乾いた叙情に満ちた静謐で気高い音楽、もう最高です。
ちなみにライヒは、演奏者が緊張しつつ必死で演奏している姿を想像してしまうので
私はどきどきして眠れません。
投稿: 木曽のあばら屋 | 2008年9月12日 (金曜日) 18時33分
>>木曽さん
こんにちは。
モンポウでブリリアントな午後・・・いいですね。モンポウは一時期テレビ番組のテーマ曲になったりして人気あったんですが、今はどうなんでしょうね。
ライヒ、あれ全部打ち込みだったらずいぶん楽だろうになあと思いつつ、アナログなんですよね。拷問です。ニコ動で「18人の音楽家のための音楽」を見て、一時間寝るどこじゃありませんでした。まあ、来日公演では寝てる人いっぱいいたみたいですが。
投稿: naoping | 2008年9月12日 (金曜日) 20時36分
こんばんは。
私も睡眠障害気味で、以前に処方されたマイスリーをいまだに服用しています。酒で飲むとより劇的な効果がありますが、いまごろ肝臓はどうなっていることやら。
眠りの音楽では、ベトの30,31のソナタ、ことにグールドがいいようで。100回聴いても飽きないわりによく眠れます。薬のせいもありますが。
投稿: 吉田 | 2008年9月12日 (金曜日) 22時46分
わたしもモンポウの自演4枚組にはよくお世話になってます。寝られます(笑)
ゴールトベルク変奏曲はわたしはあのグールドの新盤でも寝られてしまうんですが、ラクリン、今井、マイスキーの弦楽三重奏盤もピアノみたいにアタックがきつくないんで睡眠のおともに意外にお薦めです。
ほかにヴィヴァルディのヴァイオリンソナタ(エンリコ・ガッティ)やチェロソナタ(ヤープ・テア・リンデン)あたり。
あと絶対に欠かせない秘密兵器(?)が田部京子の「ピアニシモ」という小品集であります。
投稿: 白夜 | 2008年9月13日 (土曜日) 00時01分
僕は3~4年前から睡眠障害に悩んでます。不眠症は大きく分けて入眠障害(なかなか寝られない)、中途覚醒(朝起きるまでに何度も目が覚める)、早期覚醒(朝早く目覚めて、再度眠れない)、熟眠障害(十分に時間を取っても熟眠感が得られない)に分かれるけど、僕の場合は全部当てはまりますね・・・まあ3年間で3度も引っ越ししたし、無職→学生→再就職といろいろあったのでそっちの影響もあったのでは?と思ってます。
僕はバッハの「音楽の捧げもの」をよく聴きながら寝てます、演奏はカール・リヒター盤です。ライヒの音楽では移ろいゆくグラデーション感が気になって眠れないですね^^;
モートン・フェルドマンなんかいかがですか???
投稿: Masahiko | 2008年9月13日 (土曜日) 00時31分
私も睡眠障害なのでしょうか?良く寝た日でも、会議中など眠くて眠くて起きているのが苦痛なことがしばしばです。コーヒーをかぶのみしたり、手や足をつねったりするのですがついウトウト…。
ゴールドベルクは…寝ても覚めても最高〜。
モンポウは、音楽が進んでいるのかいないのか分からないような静謐な微睡の音楽ですね。
ライヒの六台のマリンバ、六重奏曲は、私の夏のお昼寝ミュージックです。
一時期、第九を寝る時良く聴いていました←これって変?
投稿: golf130 | 2008年9月13日 (土曜日) 08時47分
昨日はアルカンを聴いて返って眠れなくなりました。うー。
>>吉田さん
マイスリー、私も飲んだことあります。ハルシオンの他はサイレースも。結局どれも効かなかったのか合わなかったのか妙に躁状態になったりしたのでやめました。最近はカミキヒトウっていう漢方薬を夜寝る前だけ飲んでます。
酒と睡眠薬はヤバイですね~~。私も一回やってしまって、効きすぎて休日の夕方まで寝ちゃったことあります。そして頭痛。
おすすめはベトですか、ベトベト。30も31も聴いたことないですね。試してみようかな。
>>白夜さん
こんにちは。モンポウ、やっぱり寝れますよね。作曲者はそんな目的で書いたわけじゃないんだと思うんですけど。コメント読んでるだけで何か音楽を想像して眠くなってしまうのは私だけでしょうか。バロックとかもよさそうです。
田部さんの「ピアニシモ」は。。。見事なまでにアヴェ・マリアと子守唄の攻撃ですね。しかし、アマゾンのレビューにはさすがに「よく寝れます」とは書いてないですね。曲目見ただけで眠い・・・。
>>Masahikoさん
やっぱり睡眠障害すか。しかし、入眠・中途・早期・・・って全然眠れないじゃないですかー、つらそう。私は人生の悩みごとなどではなくそもそもの体質らしく、医者(ヤブ)にかかってへんなアンケートをさせられて逃げてきました。(私、ウツ病じゃないったら!)
モード・フェルドマンって知らないんで調べてみましたが・・・相当すごそう(長い時間何も起こらなそう)ですね。
>>golf130さん
あの・・・それは「眠い病」です(爆)
ライヒはこれから開拓していこうっと、と思いつつちょっと躊躇。はまると怖そうだし。しかし、なぜあんなに単純で長いのにずっと聴いていられる自分が不思議です。
第九で寝る・・・ううむ。もしも、フルトヴェングラー&バイロイトだったらちょっとうなされそうですね。
投稿: naoping | 2008年9月13日 (土曜日) 11時43分
ハーブも薬なので、種類や体質によっては副作用が出たり、摂取制限が必要なものもあります。
ポピュラーなハーブは比較的安全ですが、知識は身につけておくに越したことはありません。
そういう意味ではホットミルクがお勧めです。
牛乳に含まれるトリプトファンという必須アミノ酸は、
体内でメラトニンという睡眠誘発ホルモンの分泌を促進します。
冷たいと胃が刺激されて目が覚めてしまうのでホットで。
他にトリプトファンを多く含む食品も蜂蜜、卵、バナナ、ココア等、
牛乳と相性のいいものが多いのでアレンジも楽しめます。
また、夜に搾乳したナイトミルクは通常の牛乳よりメラトニンが多く含まれています。
投稿: フィディ | 2008年9月13日 (土曜日) 12時28分
>>フィディさん
こんにちは。
私も今度、試してみようっと。教えて下さってありがとうございます。
投稿: naoping | 2008年9月13日 (土曜日) 14時54分