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2008年9月16日 (火曜日)

アッテルベリ/交響曲第1番&4番

P1110105クット・アッテルベリ:交響曲第1番 
交響曲第4番「小さな交響曲」

アリ・ラシライネン指揮/フランクフルト放送交響楽団




過去記事:アッテルベリ:交響曲第2番

今日は、最近開店した「フジヤマ製麺」にいってきたのりゃ。らんらんるー。
つけめんのお店である。

Pa0_0322 ラーメンにはちっとはうるさい?私だが、(ラーメン界で言うところの)つけめんって実は初めて食べる。ここは結構有名店なのでお高いのであるが、確か麺2玉まで同じ値段だったと思うから、男性だったらそれを頼むがよろし。私は女性であるから「並」って注文したが。

これで充分です!!

Pa0_0321 つか、これラーメンじゃないぞ、私の国では。分類的にこれは「うどん」だ。この太さ、もっちりとした歯ごたえ。
付け汁は何故か濃ゆいゆず風味。その中に焼き豚?やらメンマ?やらナルト?やら入ってる。

理解できん。これはなんだ?つけ麺はみなこうしたもの?

まー、美味しかったけど。(しょっちゅう通うほどではない)
この食べ終わったあとの付け汁ってどうしたらいいの? お蕎麦の付け汁だったら「そば湯」が出てきて飲むけど(私はそば湯が大好き。そば湯飲むためにそば食べるのかもしれない。)これは飲んだら塩分が多くてな。

さて、関係ないけど今日はアッテルベリ。裸子来年の指揮で合ってる縁。

交響曲第1番 ロ短調 (op.3) は王立音楽院へ応募するため1910年に完成し、1912年に自身の指揮でエーテボリで初演された。若さと才気に溢れる作品である。古典的な4楽章構成の作品で、第一楽章にはブラームスやリヒャルト・シュトラウスの影響が見受けられる。第二楽章は、民謡風の印象的な旋律を発展させた緩徐楽章で、早くもアッテルベリの特徴が現れている。(ウィキペディアより)

わたくしの大好きな2番同様、聴きやすい。長さは普通に40分。音楽に毒気のようなものを求める人には縁のない曲だ。ふっ、そんな人はショスタコでも聴いてればいいのさ。
おそらくスウェーデンのいなかのほうの風景ってこんな感じなのかな~とか思う。一点の曇りもない空。

第1楽章 Allegro con fuoko
第2楽章 Adagio
第3楽章 Presto
第4楽章 Adagio-Allegro energico

第4楽章の出だしが天国的に・・・ってほどでもないけどナカナカ美しい。本当の天国というよりは銀座天國くらいか。いや、天國はうまいぞ。そんな高い天ぷら食べたことないけど、たぶん予想では。 いやそれは「てんくに」では

そんでまあ、後半はまたアッテルベリらしくもりもり元気いっぱいのフィナーレである。「映画はハッピーエンドじゃなきゃいやだ~。」という人にはぴったりだ。最後はウルトラマンとか出てきそうである。

そして第4番。「小さな交響曲(Sinfonia piccola)」というなんか自由が丘のパティシエが作った新作ケーキみたいな名前だが、全体に21分と短いというだけでとくにキャーカワイイってわけではない(まあ、カワイイっちゃカワイイのか?)。これも普通のアッテルベリ・毒のないシリーズ。

第1楽章 Con forza
第2楽章 Andante
第3楽章 Scherzo
第4楽章 Finale.Rondo

アンダンテが優雅で宜しい。そしてスケルツォにちょっとマーラーのにほひが。やっぱり終わりはハッピーに。

1番も4番も(2番も)、「いやー、これを聴かないで一生を終わるなんて惜しいですぜ、ダンナ」というほどではないんだが・・・興味がある方はぜひ。もっと評価されるべき、か?

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コメント

アッテルベリといえば、フランツ・シュミット大好きなワラヒにとっては不具戴天の敵。
ええ、嫌いじゃないですけど。
そんな因縁のアッテルベリの6番は来年の3月、大阪シンフォニカーsoで日本初演されるそうで。
地方都市オーケストラフェスティバル(でしたっけ?)のプログラムにもなってるのでトリフォニーにもやってきます。
ところで、件の大阪シンフォニカーsoのプログラム、
今年度から指揮者に就任した児玉宏さんの趣味まる出しでけっこうツボです。
今年度はまだ控え目ですが、来年度は叶うことなら大阪に住みたい。

投稿: フィディ | 2008年9月17日 (水曜日) 18時21分

>>フィディさん
こんばんは。
おお、このブログにたまーに登場するアッテルベリとフランツ・シュミットがそんなライバルさんだったなんて知らなかったですよ。作風は違うような気がしますが(てゆーかフランツ・シュミットって交響曲聞いたことないでした)。

すみだトリフォニーでもアッテルベリやるんですか?だとしたらまた行きますよ。

ちなみにこの大阪でのコンサート、曲目は
・エルガー     セレナードホ短調Op.20
・R.シュトラウス 4つの最後の歌(ソプラノ:佐々木典子)
・アッテルベリ   交響曲第6番ハ長調Op.31[日本初演]
だそうです。私の好物の作曲家ばかりですね。

投稿: naoping | 2008年9月17日 (水曜日) 20時28分

ライバルといえるほどお互い意識していたわけではないと思いますが、
1928年にシューベルトの没後100年を記念する作曲コンクールがあり、
シュミットは3番、アッテルベリは6番を出品し、アッテルベリが優勝したんです。
シュミットがどう思ったかは知りませんが、やっぱりオーストリア人として、
北欧のヤツに負けて悔しかったんじゃないかと想像するわけです。
名前も「フランツ・シュ」まで一緒ですし(笑)
一方でアッテルベリは賞金で高級車買ったりしてウハウハだったにも関わらず、
後年になって6番を「古いスタイルの模倣で、人を愚弄するもの」と批判するわけですよ。
この発言、シュミットファンとしては神経を逆なでされるような気分です。

投稿: フィディ | 2008年9月18日 (木曜日) 02時24分

>>フィディさん
ふうむ。このコンクールについてはウィキにちらっと書いてあるのですが、詳しくは知りませんでした。まあ、アッテルベリはそもそも本職は音楽家じゃないし(ストックホルムトッキョキョカキョクに勤めてた)、そりゃー職業音楽家のフランツ・シュミットさんは頭に来るであろうなあと。

シュミットの交響曲はちょっと聴いてみたいです。

投稿: naoping | 2008年9月18日 (木曜日) 21時09分

 こんばんは、お久しぶりです・・・


 クット・アッテルベリ───チェリストであり作曲家であり音楽評論家、一方でストックホルムの特許局職員。
 何だかロシアの作曲家で化学者かつ医師でもあったアレクサンドル・ボロディンを連想してしまいそうな身の上ですね。

 で、本文中にてご紹介の『交響曲第1番ロ短調作品3』、全般的にはのどかな雰囲気の作風のようにお見受けするところですが、曲の最後は”ウルトラマンとか出てきそうな”元気いっぱいのフィナーレ・・・う~ん、何だか面白そうな取り合わせですね。
 なかなか興味深く思えるところであり、経済的事情が許せれば私も是非購入して聴いてみたいところです。

 あ、アッテルベリといえば、ウィキペディア解説によれば、生涯に9曲の交響曲を残し、そのうち1957年に書かれた『交響曲第9番』には声楽(独唱+合唱)が導入されているとのことですが、このあたり何だかベートーヴェンと共通していそうな感じがします。


 ところで、これは余談になりますが、アッテルベリの第1交響曲作曲に際して影響を与えた一人とされるR.シュトラウスについて、いま私自身、そのR.シュトラウスが弱冠16歳の頃に作曲した『交響曲(第1番)ニ短調』に少々ハマリ気味なのです。
 明らかに習作の匂いが漂う作品(ベートーヴェン、シューマン、メンデルスゾーンあたりの影響を受けていそうな感じですね…)でありながらも、2~3カ所程度見られるめまぐるしい転調ぶり等がクセになってしまっています。

投稿: 南八尾電車区 | 2008年9月25日 (木曜日) 21時47分

>>南八尾電車区さん
こんにちは、コメントありがとうございます。

アッテルベリの交響曲は全部聴いたわけではないのですが、なるほど声楽付きのがあるなら聴かなきゃですね。北欧の言葉で歌われているならばきっと美しいのでは、と想像してしまいます。

R・シュトラウスは好きな作曲家のくせに鑑賞はオペラばっかりに偏ってます。ということで交響曲は全く聴いたことがありません。えーでもなんかよさそうですね。

ところで、ブログを拝見してココログの「トラックバック野郎」のテーマが「お気に入りのクラシック音楽」ということを知りました。私は年がら年中お気に入りのクラシックなので何書いたらいいか迷いますね。(TBするかどうかわかりませんが・・・)

投稿: naoping | 2008年9月27日 (土曜日) 09時04分

遅ればせながらアッテルベリの交響曲、ラシライネン盤の全集を買って聴いております。まだ全部聴いてないけど、アルヴェーンの交響曲を思わせるくらい色彩豊かですね。スウェーデンの作曲家では19世紀前半に活躍したベルワルドの曲も、その年代にしては色彩的だし、伝統なのかな???

ちなみにフランツ・シュミットの交響曲だけど、近くの図書館で交響曲第4番を借りて聴いているけど、なんとも難解で、何度聴いても聴き通すのが大変です・・・(A;´・ω・)アセアセ

投稿: Masahiko | 2008年12月16日 (火曜日) 01時30分

>>Masahikoさん
全集買ったのですか。私は交響曲全部はまだ聴いてないのです。最初のコメントでフィディさんが書いてらっしゃいますが、アッテルベリ6番を来年の3月に東京でやるんでこれは絶対行かなきゃだなあと思ってるところです(大阪シンフォニカー)。広島ならまだしも、東京じゃここらへんの曲は滅多にやらないし。ただ、客の入りが心配。

フランツ・シュミットの交響曲は、歯ごたえのありそうな感じでまだ聴いてないんです。シュミットは封印の書で封印されちゃった感じです。←意味わからん。

投稿: naoping | 2008年12月16日 (火曜日) 22時15分

アッテルベリにははまりましたね・・・本当にまだまだ知らない素敵な音楽があるものだって思いました。

と友人に語ったら「お前のブログで、あれだけよう知らん音楽ばっか紹介しているのにまだ知らなかった音楽あるんか、おまえが??」とあきれられました(笑)。ホントに世間の流行廃りとか興味なく生きているとこうなるんですね(笑)。

投稿: Masahiko | 2008年12月17日 (水曜日) 17時54分

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