シュニトケ/ファウスト・カンタータ
シュニトケ/ファウスト・カンタータ
ジェームズ・デプリースト指揮/マルメ交響楽団・合唱団・他
こんにちは。
最近はちょっと涼しいかなあ?とは思ってたんだけど今日はまた暑いですな。
私もついに最近家でクーラーつけました。
でも、もちろん一日中つけたりはしないです。ウチはたいへん狭いので、5分もかければ寒いくらいなのですぐ消す。だから消費電力はそんなに高くないと思う。
夜寝るときはもちろん、アイスノンをまくらにしたり、保冷材を活用したり、ラジバンダリ。
あとはまあ、一番手っ取り早いのは心理作戦。夏はやっぱり怪談でしょ。最近は都市伝説かな?
(それはそうと、私はお化け屋敷は苦手。「怖い」というよりオバケ役のバイトの人に「わっ」と驚かされるのがすごーくイヤなもんで。あとはそんなに怖くないので、オバケの人に道を聞いたこととかあります。)
最近好きなのはここですね。文章が上手な人のは参考になります。
(コト○バコとか泣くほどコワイ。ダメな人はあまりおすすめできません。)
私の特異体質なのか怪談をたくさん読むとその夜はぞっとしてとーーーーってもよく寝れます。人間って体温が下がるときに眠れるというではないですか。
コツは、夜寝る前に怖かった話をゆっくりと思い出すことです。そんで、いろんな想像をめぐらし(窓の外に誰かいる・・・とか玄関先に落ち武者が立ってる・・・とか)ます。・・・でも大抵はそんなことしなくてもすぐ寝ちゃうんだけどね。
ま、そんな怪談話のときのBGMとして大変有効と思われるのが、本日ご紹介のCD、シュニトケのファウスト・カンタータでぇす。
アルフレット・ガリエヴィチ・シュニトケ(Alfred Garyevich Schnittke、1934 - 1998)は旧ソ連のドイツ・ユダヤ系作曲家。
よく、「夏に聴くと涼しいよ~」みたいな感じで紹介されるのがシュトラウスの「アルプス交響曲」だったりRVWの「南極交響曲」だったりするんですが、シュニトケのこの曲は別の意味で体温さがる・・・下がるような気がする。これを洋風お化け屋敷のBGMにしたらいいのに。廃墟の洋館とかな。
そもそも、これを買ったのは、昔CD屋で貰ってきたBISレーベルの試聴盤にこの曲の一部が入ってて(第7楽章かな?)、非常に興味を持ったからです。他にシュニトケはもってない。全部こんななのか?
曲は・・・ヨハン・ファウスト博士の伝説を描いた民衆本 "Historia von D.Johann Fausten"をテキストをしている・・・ようだ。最初から最後までなんか呪いの音楽っぽくおどろおどろしい。精神的にフツフツとくる。びゆーんと鳴る電子音とか素敵。後年、この曲をオペラにしたようで、舞台が見たい。
ところで、アルトのアリアっぽい第7楽章は、私のカラオケの得意曲「黒百合の歌」にリズムとか雰囲気とかそっくりだと思う。アイヌっぽいっつーか。そーでもねーか。
黒百合の歌(織井茂子)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7338524
ファウスト・カンタータ
http://www.youtube.com/watch?v=183e0svwKlE
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コメント
こちらも暑くて溶けそうです。
せめて夕立でもほしいところですが、火曜日は落雷で電車が止まって東京は大変だったようですね。
実は月曜日の晩は都内をうろついていたので(出張でした)一日違いで助かりました。
私にとって怖いのはモーツァルトのレクイエムです。誰かの追悼のためでなく、単なる鑑賞のために聴くとあまりよい事がありません。気にしすぎかもしれませんが。
ところでグッドールのマイスタージンガーをようやく聴き終えました。指揮者の生み出す奥深い響きと歌手陣の健闘が光る素晴らしい公演でした(ノーマン・ベイリーを見直しました)。それにこの曲にはライブが似合います。
・・・リングが聴きたくなってしまいました(やばい)。
投稿: 大分のワグネリアン | 2008年8月 2日 (土曜日) 21時31分
こんばんは。
織井茂子・・・この名が、そしてこの歌が出て来るとは思いもよりませんでした。
(全然関係ありませんが、シベリウスに「黒い薔薇」という歌曲があるのを思い出しましたので、来週あたりにでも当方ブログ・ネタにしようかなと思いついたところです。ビョルリンク、トム・クラウゼほかの音源の聴き比べになりましょうか・・・何が書けるか自信ナシですが)
表題のシュニトケのこの作品は、すみません、存じません。「織井茂子」のインパクトで、ついコメントしてしまいました。
(krtty2:当方コメント管理ナンバー)
投稿: クラシカルな某 | 2008年8月 2日 (土曜日) 22時24分
こんにちは。
あ、このCD何気に持ってます。
でもまだ聴いてないと思います多分。
そして、も、もう聴けません・・・。
恐いの苦手なんデスよ。
梅図かずおのマンガを読んで
しばらく夜中にトイレに行けなくなった私です。
最後に見たホラー映画は「エクソシスト」です(二度と見ない)。
というわけで「ファウスト・カンタータ」は「封印!」しちゃいます。
投稿: 木曽のあばら屋 | 2008年8月 2日 (土曜日) 22時31分
naopingさん、これは特大ホームラン!コンプリメンティ!
主に解けの作品は今回初めて教えていただきましたが、
それがまあ、「黒百合の歌」につながってくるとは!
いやもう、おそれいりやの鬼子母神です。www
しかし懐かしいなあ、織井茂子さん。私らが子供の頃ね、
今のTV東京で「なつかしの歌声」って番組があって、
毎回必ず見てたんですよ。で、この方と、伊藤久男さん
が当時小学生だった私の二大アイドル(?)でした。
naopingさん、伊藤さんが歌った「イヨマンテの夜」
はご存知かな?それ、ようつべでも見られるけど、
伊藤さんの全盛期を過ぎちゃった映像で、こんなもん
じゃなかったよって。
実際昔の日本の歌手たちって、このお二人以外でも、
渡辺はま子さんとか、二葉あきこさんとか、たいてい
皆さんクラシック声楽の基礎をやったうえで、歌って
らしたんですよね。だから、声がしっかりしてる。
暑い日が続くけど、naopingさんも夏バテせずに、
どうぞ頑張って乗り切ってくださいまし。
投稿: さすらいのジ-ン | 2008年8月 2日 (土曜日) 22時53分
>>大分のワグネリアンさん
こんにちは。東京出張でしたのね。
モツレクは普通に怖いです。でも、真夜中は何聴いても音楽は怖い と思います。とくにバッハはどんな曲でもなんか「お葬式」っぽくてガクブルです。それに比べてワーグナーって普段慣れているせいか夜中聴いていても別に怖くはないですね。
グッドォオオオルのマイスタージンガーは、あちこちで何かと評判いいようですね。
どちらかというとこの曲はハイティンクを買いたいなと思っているんですが(・・・買ってないですけど)。
>>クラシカルな某さん
こんにちは。織井茂子さんはインパクト大きかったですか。彼女のヒット曲には「君の名は」なんてのもありますね。彼女はめちゃくちゃ歌うまいです。シュニトケは・・・私からするとあんまりよくわからない作曲家です。
「黒い薔薇」って歌曲は知らない・・・のかもしかしてビョルリンクのCDに入ってるのかなあ?という感じです。
>> 木曽のあばら屋さん
ああ、やっぱりお持ちですか。じゃあ聴きましょうね。
でも、真夜中に暗い部屋でひとりぼっちで聴くとか、そんなんでなければそんなに怖くはないと思いますよ。例えて言うなら・・・夜中に山に入ったらろうそくを頭にくくりつけた女がわら人形打ってて、あわてて逃げようと思ったら向こうに気が付かれてしまった・・・みたいな感じですかね。いやあ、たいしたことはありませんよ。ちなみにこのCDの2曲目の
(K)ein Sommernachtstraum って曲は最初は大変優美な音楽ですが、途中からどんどんホラー?入ってきます。ぐふふ、お楽しみに~。
>>さすらいのジ-ンさん
記事をお褒め頂きありがとうございます。
織井茂子さんを知っているような年齢では私はないんですが(ホントに)、自称「昭和歌謡博士」なので懐メロ系はかなり好きですね。もちろん伊藤久男さんの「イヨマンテの夜」はよく存じております(たまに歌います)。しかし残念ながら、ここら辺の歌手の方の歌は私が実家の父から強奪してきたレコード2枚組「昭和の流行歌」には入ってないのです。
伊藤久雄さんは本当に素晴らしいですね。ビョルリンクなんかと比べてもいいかもです(違うか)。軍歌なんかもしびれますが、今のシーズンだとやっぱりコレでしょう。
http://jp.youtube.com/watch?v=UsOnzbJX8oI&feature=related
「黒百合の歌」も「イヨマンテの夜」も古関裕而先生の曲ですね。今月24日にミューザで古関先生の曲ばっかりのコンサートをやるみたいなのですが・・・「イヨマンテの夜」をテノール独唱で聞ける以外は、残念ながらあんまり。「黒百合」も「モスラ」も「君の名は」もないし。阪神ファンでも巨人ファンでもないから六甲おろしも闘魂こめても聞きたくないし。女性の歌がないのが惜しいです。
投稿: naoping | 2008年8月 3日 (日曜日) 19時58分