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2008年7月15日 (火曜日)

フェリアー/オルフェオとエウリディーチェ

P1110064グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」
カスリーン・フェリアー(オルフェオ)、グレート・ケーマン(エウリディーチェ)、ネル・デュヴァル(愛の神)
シャルル・ブルック指揮/オランダ・オペラ管弦楽団・合唱団








暑い。毎日暑い。
しかし、私は北極のシロクマさんたちのために、エコロジーな生活をしている。・・・といっても、全くクーラーをつけないということだけだけども。

ところで、われわれクラヲタは、毎日のステレオ装置の消費電力についてはちょっと考え直さなければならないかもしれん。

私の再生装置(装置ってほどでもないけど・・・)は軽く20年は経っているので、消費電力を考えたら相当ヒドイと思う。南極のシロクマさんに申し訳ない。

いや、もっとスゴイ装置をお持ちの方は消費電力はそれどこじゃないだろう。

で、一番いいのは何かな~と考え。

いっそ、手回し蓄音機に切り替えるってのはどうだろう。手回し蓄音機って電気代かからないんだよね? 

高校生の頃、学校帰りに毎年「世田谷のボロ市」なるものに出かけた。で、そこで私がいつも熱い視線を送っていたのが、手回しラッパ蓄音機。

ああ、大人になったらアレが欲しい。あれでフラグスタートとか聴きたい。

しかし、いつの間にかそんな思いはどっかにすっとんでしまった。今考えたら、買っておけばよかった。今はヤフー・オークションでも手に入るっちゃ入るみたいだけど。

いや、今こそエコロジーのために、すべての音楽は手回し蓄音機によって奏でられるべきだ。クラシックだけでなく、コーダクミもアヤカもアオヤマテルマも、手回し蓄音機で再生されるべきだ。もちろん昔の蓄音機じゃなくて、新しくもっといい音で持ち運べるくらいポータブルに開発してね。電車の中でも、みんなハンドルをグルグル巻いてるわけだ、老いも若きも。すげー、疲れそう。

これで温暖化も少しは緩和・・・されね?

P1110065 そういいつつ、今日はレコード(電気)を聴いているわけだ。久しぶりにカスリーン・フェリアー様の音源で。

この(↑一番上の写真)ジャケットは、英国EMI盤初出のときのものである。なにせ、レコ芸で記事を読んですぐに買いに行ったのであるから。

昔は、フェリアーの新発見の音源が発売されるとなったら、大騒ぎだった(私は)。今や、まだこないだ出たボールトとのマーラー3番だって買ってない。すいません。

で、グルックって作曲家であるが、何か他にCDやレコード持ってるかというと、即答できない・・・アリア集に何かあったかなくらい。そもそも、グルックってずいぶん昔の人だけど、バッハが音楽の父、ヘンデルが音楽の母というのにグルックは音楽の何なのさ。何かそういうのがあってもよさそうだが。

で、この録音だが(おそらくイギリスでの上演では英語であったであろうが)、オランダでの上演でイタリア語である。(ちなみに日本初演は森鴎外訳詞で日本語であった。初演時の「百合姫」ことエウリディーチェ役は三浦環だったそうな。←役名まで訳したのか?)

フェリアーはもちろん、気品に溢れた歌唱で素晴らしい。有名なアリア「エウリディーチェを失えり」は熱気に溢れている。
他の歌手は・・・オランダだったら、ジョー・ヴィンセントくらい出て欲しかった。エウリディーチェとアモーレはあんまり知らない歌手である。歌唱はまあ・・・昔ながらな感じ。

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コメント

イギリス人はグルックが好きなのか、フラグスタートと契約したデッカは「アルチェステ」を録音していますね。
日本では人気のないグルック。今のイギリスではどうなんでしょう?

フェリアー、ヴィンセント、オランダといえばクレンペラーのメンゲルベルク追悼「復活」が思い出されます。
第5楽章に突入するときの唸り声に、クレンペラーの「若さ」を感じられた貴重な経験でした。

投稿: 大分のワグネリアン | 2008年7月15日 (火曜日) 23時31分

>私は南極のシロクマさんたちのために、
エコロジーな生活をしている

ども有り難うございます。オーディオも最近はデジタルアンプとか省エネ製品が増えているんですよ。
ところで、手回し蓄音機で指輪全曲聴くとお腹がすいて沢山食べるからエコロジカルではないかも。

投稿: シロクマ雄 | 2008年7月16日 (水曜日) 01時04分

グルックは音楽史上は「オペラの父」ということになっているようです。
モンテヴェルディ以降のイタリア・オペラが歌手の声と技術を華々しく競い合うものになっていったのに対し、劇の展開に沿った音楽の重要性を主張し実践したのがグルックでした。ベートーヴェンからワーグナー、R.シュトラウスに至る流れは全てグルックのオペラ改革の影響下にあるものと言えるでしょう。
とはいえ普通に考えればモンテヴェルディこそ「オペラの父」と呼ぶにふさわしいわけで、グルックをこのように呼ぶのはドイツ・オペラ的な史観と言ってもいいものなのかもしれません。

ところで我が家のオーディオシステムの要は音質重視で真空管アンプになっています。変換効率が著しく悪くエネルギーのほとんどが熱と化してしまうエコロジーの敵と言っていいシロモノなのですが、こればかりは断じて譲れません(笑)

投稿: 白夜 | 2008年7月16日 (水曜日) 01時08分

>>大分のワグネリアンさん
こんばんは。
イギリス人がグルックが好きなのか、それともたまたま私の好きな歌手がグルックを得意としているのか、 よくわかりませんが・・・。グルックじゃないですが、フラグスタートの歌う「ディドーとエネアス」を昔よく聴いていました。

フェリアーとクレンペラーの「復活」は遠い昔のレコードで買いました。国内盤初出の時です。結構最後のほうは早いテンポでさっさと終わってたような記憶があるんですが、最近聴いてないのでどうだったんでしょ。歌手二人は好きなんですけど。

>>シロクマ雄さん
こんばんは。
そうそう、シロクマ雄さんのために・・・。
手回し蓄音機で指環を聴き、なおかつクーラーをかけずにろくに食べずにひと夏過ごしたらかなり痩せそう・・・死にますな。

>>白夜さん
こんばんは。グルックはオペラの父なのですか。それって授業で習ったのかしら~。
それじゃあモンテヴェルディはオペラの母ってことで(←勝手に決める)。

真空管はいかにも電気食いそうですね。
ちょっと前にテレビの「何でも鑑定団」で真空管の値段を鑑定されてましたが、テレビで聴いただけだったのにさすがに真空管のスピーカーは普通のとは音が違うな、と思いました。

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真空管といえば、かなり昔のメル友に真空管のスピーカー作って通販で売ってた方がいましたが・・・全くお会いせずお名前も忘れてしまいました。ふと、思い出しました。

投稿: naoping | 2008年7月17日 (木曜日) 21時01分

ヴァカンスから帰ったら、Naopingさんのブログが復活してました。遅くなりましたが、お誕生日もあわせておめでとうございます。

さて、Naopingさんとは、美術系と女声の好みでは妙に一致するので、なにからコメントしようかな、と楽しいブログ記事の内容ですが、やはり待ってました、フェリエーの「オルフェオ」、これですな。
わたしは、CDのジャケ写真にイカレテ、買いました。
神々しい美しさですよね。音は、海賊版みたいでノイズが多いけど、まあ、フェリエーさまの声が聞ければ満足です。

先月、アーヘン歌劇場でナマのオペラを観ました。
CD2枚分なのに時間にすると1時間ちょっと位で短いので、休憩なし、料金は普段の半額。(普段でもここは非常に安いのに)
まあ、登場人物も少ないので、ギャラも少なくてすむのかも。(舞台も半分しか使わないんじゃないかとおそれたが杞憂であった)
主役2人とアモーレも全員女性で、女声好きのわたしにはよかった。男声のオルフェオだけは勘弁してもらいたい。

アーヘンでは来シーズン「サロメ」もあります。もし、ヨーロッパに来られるようでしたら、安いのでぜひ。
レパートリー制なのでしょっちゅうやってるし、こじんまりとして、いかにもドイツの地方都市の劇場という雰囲気が好き。観客に若い人が結構多いのもマル。

投稿: レイネ | 2008年7月22日 (火曜日) 00時44分

>>レイネさん
こんにちはお久しぶりです。
コメントありがとうございます。そうそう、やっとフェリアーのオルフェオの登場です。
舞台姿も声も神々しいばかりの美しさですよね。

ヴァカンスって響きが海外っぽくて(?)いいですね。アーヘン歌劇場っていいますと、すぐ思い出したのがカラヤンです。確かアーヘンで指揮者してたことがあったんじゃなかったかしらん。地方都市のオペラハウスって全然行ったことないのですがなんかいいですね~、のどかで。このベタベタ湿気だらけの東京にいて、気分だけでもゴージャスな感じを味あわせて頂きました。

投稿: naoping | 2008年7月22日 (火曜日) 20時36分

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