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2008年5月 5日 (月曜日)

Glorious John /バルビローリ

P1080032 Glorious John - Sir John Barbirolli (1899-1970)

<Disc1>
・Van Biene / The broken melody for Cello and Piano(1911年)ジョン・バルビローリ(チェロ)ローザ・バルビローリ(ピアノ)
・モーツァルト:弦楽四重奏曲 第16番 K.428~メヌエット(1925年)Kutcher Quartet
・マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より(1927年)
・ヴェルディ:「オテロ」より(1928年)
・プッチーニ:「トスカ」より(1929年)ロイヤル・オペラ・ハウス
・J・シュトラウス:「こうもり」より(1930年)コヴェント・ガーデン・オペラ・カンパニー
・サン=サーンス:ワルツ・カプリース(1932年)
・バルフ:「ボヘミアン・ガール」序曲(1933年)
・コリンズ:Sir Toby and Sir Andrew: Overture(1942年)NYP
・ワインベルガー:「
クリスマス」(1939年)NYP
・ウェーバー:「オイリュアンテ」序曲(1947年)VPO
・ディーリアス:「楽園への道」(1947年)VPO

<DIsc2>
・ストラヴィンスキー:協奏曲(1948年) (以下ハレ管)
・モーツァルト:カッサシオン(1950年)
・モーツァルト:ディヴェルティメント11番(1952年)
・グリーグ:抒情小曲集第6集より秘密(バルビローリ編曲)(1953年)
・ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第4番(1955年)
・ファリャ:7つのスペイン民謡より(1957年)
・レハール:「金と銀」ワルツ(1966年)
・バッハ:カンタータ第208番「羊は安らかに草を食み」(バルビローリ編曲)(1969年)
・ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」(リハーサル)(1957年)
・インタビュー(1964年)


オ・ト・ナの日。(←?)

全国各地のおとうさんは子供サービスで忙しいだろーと思う。私にはまー全然関係ないので今日はゆったりとバルビローリなんか聴いちゃってんだけど。

バルビローリ好きは日本にぎょうさんいらっしゃるのだと思ってるが、その遺された録音全部を聴いてる方ってどのくらいいるんだろう? 英国音楽ももちろん含めてだよ。

私はっていうとバルビローリはレパートリーが広いもんで、せいぜいマーラーと英国音楽とシベリウスとかしか(あとはまあ、ベートーヴェンとか蝶々さんとかちらほら)持ってないんだ。

そんな(どんな?)、バルビローリの珍しいと思われる録音を集めた、セットがコレである。(でも、まだ入手は可能かと)

本国イギリスでは、サー・ジョンが神に召されたあとに同じ題名のLPセットがEMIから発売されてたようだが、(私はそれは持ってないのでなんともいえないが)それとは内容は違うみたいだ。(だれか持ってない?)

さて、聴いてみよう。

最初のブロークン・メロディというのはVan Bieneというオランダのチェリスト・作曲家の曲(作曲された頃は大ヒットした曲のようだ)。バルビローリは最初チェリストの神童として11歳でデビューした。この録音はおそらくその頃の最初の録音で、おねえさんのローザのピアノ伴奏である。その時のバルビローリの感想を、以前このblogで紹介した料理本「アレグロ・コン・グスト」には書いてある。

まだ少年だった頃、ラッパ型の録音器で吹き込んだ自分のチェロの演奏のレコードを家に持って帰り、「その時は喜びと誇りに涙が溢れました。」

まあ、この曲はとくになんてことない(え?)し、録音も恐ろしく古いけど(学研の科学の付録くらいのクオリティ)、へええ、これバルビローリがチェロ弾いてるんだ~と感慨にふける。この解説書には子供の頃の写真が載ってるが、バルビローリって4歳の頃から顔が変らないのね。カワイイというよりちっちゃいおじいちゃんってかんじ。

そのあとモーツァルトの室内楽とか入ってるがすっとばして。
半分イタリア人だから、イタオペの指揮をしたものが何曲か。録音は恐ろしく古いんだが、ダットンの技術が素晴らしく、結構聴ける。前にどっかで書いたけど、「トスカ」のスカルピアが歌う「行け、トスカ」がトリハダ立つほどカッコイイ。1929年の録音とはとても思えない。

「こうもり」は歌詞が英語で聞きなれなくてオモシロイ(ブラザー・ディアー~なんて歌い始める・・・キモチワルイ)。

珍しいのはイギリスの作曲家の序曲2つ。バルフの「ボヘミアン・ガール」というのはイギリス以外ではヒットしてないんだか曲は全くナゾだが、一応あらすじなど。

ジプシーの首領にさらわれて、ジプシーとして育て上げられた伯爵の娘アーリーンが無実の罪をかぶせられたために、かえって伯爵令嬢として、愛するポーランドの亡命貴族とめでたく結婚するという3幕ものの歌劇。

あ~いかにもオペラの序曲でござい~といったワクワク感あふれる(私はちっともワクワクしないが)曲である。

その次のコリンズとという作曲家の曲だが。あのシベリウスを得意としたという指揮者のアンソニー・コリンズである(演奏は聴いた事ないけど)。なんでもホルストに作曲を習ったらしいし。結構この曲は私気に入ってて、たまにコレだけ聴いたりする。なかなかチャーミングよ。あんまりうまくいかなかったニューヨーク・フィルを振っている。レコードの傷が多いのが玉に瑕。

そのあとのワインベルガー(ヴァインベルゲル)という作曲家の曲もなかなかチャーミングである。メルヘンチックでまるで童話かなにかの音楽みたい。ちょっと長すぎるけど。

ヤロミル・ヴァインベルゲル(1898 - 1967)は、ドイツ語風の「ヤロミール・ヴァインベルガー(またはワインベルガー)」の表記で知られるチェコ出身の作曲家。
彼は100曲以上の作品を残したが、主な作品には歌劇《バグパイプ吹きシュヴァンダ (Svanda dudak)》(1927年)、歌劇《愛しき声 Die geliebte Stimme》(1931年)のほか、管弦楽曲《「大きな栗の木の下で」による変奏曲とフーガ》がある。 
(ウィキペディアより)

そのあとは、珍しく?ウィーン・フィルを振ったザルツブルグでのライブ。ウェーバーはおいといて、ウィーン・フィルのディーリアスというのは・・・ハテ、どんな?と思うが。「これは、ウィーン・フィルなのよ!」という私の思い込みなのかどうか知らないが、木管と弦のねっとりと芳醇な音色は何故かマーラーのように聴こえる。え、そんなことない? 

さーて、どんどん文章が長くなるので、CD1枚目でやめとく。2枚目はどんなの?と思われた方はご購入いただきたく。

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コメント

むかーし、レコ芸に載ってたの見て買いました。10年くらい前?

1枚目は音も古くてあまり聴いてなかったんで、レポートありがたいです。
レハールやバッハの、「いかにもバルビ」な温かみが好き。

投稿: ぜん | 2008年5月 6日 (火曜日) 00時51分

>>ぜんさん
私もむかーし(でもない?)店頭でみかけて買いました。
私は逆に1枚目ばっかり聴いています。ヒストリカル好きなので。
せめて、最後のディーリアスだけでも聴いて下さいね。

投稿: naoping | 2008年5月 6日 (火曜日) 22時36分

このCDはディスク番号が素敵ですよね(SJB=サー・ジョン・バルビローリ)。
VPOとのディーリアスはこのCDでの白眉ですね。

ところで連休中にゲロ夢を2回ほど通して聴きました。
「七つの封印の書」を思わせる部分もあり、エルガーのドイツ的なところが非常に興味深かったです。

投稿: 大分のワグネリアン | 2008年5月 9日 (金曜日) 00時19分

>>大分のワグネリアンさん
ダットンのバルビ協会シリーズのCDはどれも素敵ですね。

あ、ゲロ夢を聴かれたのですね?
「7つの封印の書」とも並ぶ名曲だと思いますが、どちらかというとゲロ夢のほうがあらすじ的にはわかりやすいと思います(成仏→チーン)。エルガーは、ワグネリアンには受け入れやすいと思うんですがどうでしょう。

投稿: naoping | 2008年5月 9日 (金曜日) 23時07分

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