ウェルザー=メスト/七つの封印の書
フランツ・シュミット:オラトリオ「七つの封印の書」
スティーク・アナセン(テノール/ヨハネ)、ルネ・パペ(バス/神の声)、クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)、コルネリア・カリッシュ(アルト)
フランツ・ウェルザー=メスト指揮/バイエルン放送交響楽団・バイエルン放送合唱団
来年の新日本フィルの予定がわかった。2009年よ、ふふ。なかなかのゴーカメンバーだよ。ナイショよ。 ←え
2009年7月10日(金)11日(土)
指揮:クリスティアン・アルミンク
ソプラノ:増田のり子
テノール:ヘルベルト・リッペルト
バス:クルト・リドル
合唱:栗友会合唱団
シュミット作曲 オラトリオ「七つの封印の書」
えへへ、すごいでしょう?(もうとっくに知ってたって方はゴメンなさい)
リッペルトとリドルも素敵なメンバーだけど、ソプラノはなんとあの増田のり子さんですと。誰?なんて言ってる人はいないよね?こないだの飯守ワルキューレで見事なジークリンデを歌った人ですよ~。でも、来年の話。うーん、待ち遠しいね。
この曲はね、やっぱり合唱が命だから。栗友会さんが歌ってくれるのでホント素晴らしいと思います。私が前に実演で聴いた若杉さん指揮のときは、晋友会さんだったからこれも涙ちょちょぎれもののウマさだったです。
その他、素敵そうなもの。
2008年9月25日、27日
アルミンク指揮 シュトラウス「薔薇の騎士」
ナンシー・グスタフソン(元師夫人)、藤村実穂子(オクタヴィアン)、森麻季(ゾフィー)、ビニャーニ・トール・クリスティンソン(オックス男爵)、ユルゲン・リン(ファーニナル)
※ミポリンのオクタヴィアンなんて夢かマコトか?モリマキも期待しちゃうぞ。
2008年11月2日、3日
アルミンク指揮 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
クルターク「石碑」ベルク・ヴァイオリン協奏曲、武満徹「黒い雨」より、マーラー交響曲第10番アダージョ
※ふつふつと暗くなりそうなこのプログラムは誰の趣味だ。
2009年2月6日・7日
ブリュッヘン指揮
マリン・ハルテリウス(ソプラノ)、ジョン・マーク・エインズリー(テノール)、ディヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バス)栗友会合唱団
ハイドン「天地創造」
※曲はアレだがこのゴーカな独唱陣は惹かれる。ハルテリウス(あの、チューリヒでのゾフィー)、エインズリー・・・いいなあ。
2009年6月16日
アルミンク指揮 歌手:調整中
アルマ・マーラー:歌曲「夜の歌」
マーラー 交響曲第9番
※誰が歌うんだか知らんが、アルマの歌曲は素敵だ。
他にも色々とあるんだけど、書くのめんどーくさいのでこのへんで。
で、今日のテーマ、「七つの封印の書」だった。私はこの曲はミトプー盤とこのW=メスト盤とあともう一組(ウィーン交響楽団のだったけど、指揮者忘れた)持ってる。この曲は滅多に聴くことはないけど、結構好きだ。
W=メスト盤はミトプー盤に比べて録音が新しいのがウリだ(当たり前だ)。独唱者は、神の域に達しているミトプー盤の歌手らに比べれば劣るが、そんなに悪くはないです。
アルミンク「ローエングリン」で風邪ぶっこいたアナセンはまあまあ。聞き惚れるほどでもない。私にとって永遠のフンディング(?)ルネ・パペはここでも素晴らしい美声を聴かせている。また、私の密かに好きなソプラノ、クリスティアーネ・エルツェが清澄な声を聴かせていて感銘深い。W=メストの派手さはないが誠実な指揮もヨイ(・・・というしかこの曲は言いようがないんだけど)。
で。もし来年アルミンクが指揮するのなら、そしてこの陣容なら、きっと名演であろう。アルミンクにとってはお国ものであるし、きっと近しい存在の曲に違いない。来年何しているかわかんないけど。
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コメント
>2009年7月10日(金)11日(土)
指揮:クリスティアン・アルミンク
ソプラノ:増田のり子
テノール:ヘルベルト・リッペルト
バス:クルト・リドル
合唱:栗友会合唱団
シュミット作曲 オラトリオ「七つの封印の書」
>2008年11月2日、3日
アルミンク指揮 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
クルターク「石碑」ベルク・ヴァイオリン協奏曲、武満徹「黒い雨」より、マーラー交響曲第10番アダージョ
なんと魅力的なのでしょう!!これはどっちも行ってみたくなりました。
>W=メストの派手さはないが誠実な指揮もヨイ
全くですね、とにかく安心して聴けます。個人的にはW=メストの指揮でのプフィッツナーとか聴きたいです。
先日福岡塔(福岡タワーではありませぬ^^;)で掘り出し物的なCDを見つけました、聴きながら「naopingさん好みかも?」と思いました^^ ブログにupしています・・・
http://blog.livedoor.jp/un_journal/archives/610715.html
投稿: Shamshyraq | 2008年3月13日 (木曜日) 00時55分
「七つの封印の書」はたしか四半世紀ほど前にアマチュア合唱団の実演を聴いたのが最初でした。当時はレコードもなくぶっつけでよくわかったとは言えませんでしたが感動したのを覚えています。
またヨーロッパで活躍していた若杉氏がインタビューで、「秘曲中の秘曲として大切に温めている」と語っているのを目にしたおかげでずっと気になる曲として意識し続けてきましたが、その若杉氏の実演は縁なく、ずっとたってからアルノンクール(ウィーン・フィル)のCDでようやく身近なものとなりました。
アルミンクはウィーンの音楽家ですし、声楽つきの大曲は得意としているようなので、このコンサートを知った瞬間には歓喜したものでした。本当に楽しみです。
そうそう、プフィッツナーのロマンティック・カンタータ「ドイツ精神について」もぜひアルミンクに取り上げてもらいたい曲のひとつです。ホルスト・シュタインがウィーン・フィルを指揮したFMライブを耳にして以来いつかN響で取り上げてくれるものと期待していたのですが、ついに実現しませんでしたので。
投稿: 白夜 | 2008年3月13日 (木曜日) 01時48分
>>Shamshyraqさん
こんばんは。新日本フィルは魅力的なラインナップなもんで、また墨田区までの遠い道のりを乗り越えてでも行きたくなります。もしかしたら家から20分のサントリーホールよりもよく行くかも・・・すみトリ。
11月2日・3日の、ベルクとマーラーに「黒い雨」って抜群のセンスですね。因みに、昔ロンドン旅行のときに転がり込んだ友人のルームメイト(日本人)が「BBCで(松田優作の)『ブラック・レイン』を放送するっていうんで急いで仕事から戻ったら(井伏鱒二の)『黒い雨』だった~」と言ってました。イギリスだと一緒なのね。
>>白夜さん
こんばんは。「七つの封印の書」は渋すぎるんだか日本では滅多に演奏されないので、アルミンクが振るという情報は私にも嬉しいものでした。しかもこんないいメンバーで。CDで聴いてもそんなに泣くほどは感動しないのですが、実演で聴くとどうしてこんなにスゴイ曲が日本では埋もれているのか~と思うほど素晴らしいです。うんと舞台に近いところで聴きたいです。
「ドイツ精神について」はウチにCDあったっけかな~?アルミンクはこのへんの声楽曲が得意そうだから、どんどんやって欲しいですね。
投稿: naoping | 2008年3月13日 (木曜日) 20時15分
>>白夜さん
横レス失礼します。私もアルミンクの指揮で「ドイツ精神について」もいいなぁ~と思いました。この曲はプフィッツナーの作品だけでなく、全ての合唱作品の中でも特に好きですね。好きが高じてオイレンブルク版のスコアも持っています。
CDも今ではいろいろ出ているけど、僕はジークハルト&ウィーン交響楽団盤とヨッフム&バイエルン放送交響楽団盤を持ってます。シュタインとウィーン・フィルとは魅力的な組み合わせだけど、今だったらウィーン・フィルとはティーレマンあたりが適役かも知れないですね。
amazon.comで検索していたら、クレメンス・クラウス&ウィーン・フィルという顔ぶれのCDもあるようです(!)。
投稿: Shamshyraq | 2008年3月13日 (木曜日) 21時19分