シマノフスキ「ロジェ王」ナクソス盤
シマノフスキ:歌劇「ロジェ王」
アンジェイ・ヒオルスキ(ロジェ王)、ウィエスワフ・オフマン(羊飼いの預言者)、バルバラ・ザゴーザンカ(王妃ロクサーナ)、ヘンリク・グリチニク(エドリシ)他
カロル・ストリージャ指揮/クラクフ・フィルハーモニー少年合唱団、ポーランド国立フィルハーモニー管弦楽団・合唱団
過去記事:シマノフスキ「ロジェ王」
飲みに行く約束が、友人の一人がおなかをこわしてしまい残念ながら延期(ついてないなあ)。散歩にでも行こうかと思ったが、こないだ(死ぬほど)買ったCDを聴くのが筋だろうと思い。「ロジェ王」を聴いたす。
ロジェ王は、言うまでもなくラトル盤が素晴らしい。まあ、全部聞き比べる気力はなかったのだが、録音はラトル盤のほうが新しいし良い。冒頭の合唱の壮大さには舌を巻く。音の波に呑みこまれてしまいそう?というか。
そうそう、ラトル盤は近々輸入で「シマノフスキBOX」のようなのがが出るらしいので、ラトルのシマノフスキを全く持ってない方はそっちを買うといいと思うよ。つか、私もこれが出るって知ってたらバラでなんか買わなかったのにな(ぷんぷん)。4枚で3980円て何。
さて、話を戻そう。
今回のナクソス盤はあいかわらず対訳がなく(ナクソスっぷりをいかんなく発揮してポーランド語台本のみ)、筋書きも実はおおまかにしかわかってないのでなんて書いたらいいのかわからないが、このナクソス盤の特徴を述べてみよう。値段的にもこっちのほうが手に入りやすいかんね。
録音はラトルのような壮大さはナイ。普通。
しかし、なんといってもこの盤はポーランドの中ではメジャー格テノールのヴィエスワフ・オフマンが歌ってるってとこがアタシ的にはよい。美声。
オフマンはもしかして遠い記憶で東欧系の美形だったんじゃないかと(勝手に)思ってたが、YouTubeで(動いてない)写真が見れた。曲はモニューシコのハルカ。まーまーのおっさんの写真だったがもっと若い写真が見れるとイメージどおりかなと・・・あご割れ系。後年はハゲてたぽい。ベームの「サロメ」映像版にもナラボートで出てたっけ(あまり覚えてないが)。
http://www.youtube.com/watch?v=JhJp2AxR6Z8
声だけ聴くと、顔は東欧の優しい系の美青年だが、実は体はマッチョで脱いだらすごいんです系な感じだ。できればお腹の筋肉とかちょっと割れててほしい(←勝手なあたしの想像。ごめんなさい~やだー鼻血)。
羊飼いって感じはあんまししねーけど。
でも、他のポーランドの歌手の方々もなかなかよいと思う。とくにロクサーナ役のザゴーザンカというソプラノは、ラトル盤のシュミトカが清らか系な声に対し、ちょっと官能的。ま、どっちでもいいんだけど。
というわけで、ナクソス盤もなかなかよいうというわけで。ふふ、オフマン・マニアにはもちろんおすすめよ。そんなにいないと思うが。
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コメント
ラトル盤を未聴ですが、このストリージャ盤、けっこう気に入りましたっ
妖しげな官能性があって、よいですね、シマノフスキの声楽曲。
投稿: tyo | 2008年3月 9日 (日曜日) 13時31分
>>tyoさん
シマノフスキはほんっとーに素敵です(←激列にハマっている)。ラトル盤はもっと録音がよくて壮大な感じがします。ナクソス盤はお国ものの良さがありますね。
投稿: naoping | 2008年3月10日 (月曜日) 21時06分