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2008年1月12日 (土曜日)

ポポフ/室内交響曲

P1000878ポポフ:室内交響曲ハ長調
モソロフ:4つの新聞記事、3つの子供の歌/他
アレクサンデル・ラザレフ指揮/ボリショイ劇場ソロイスツ・アンサンブル ネリー・リー(ソプラノ)他





昨日は、友人と前から気になっていた水道橋の鉄板料理屋「オキドキ」に行きました。

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昭和レトロっぽい内装で、ネットで見て惹かれたのですが、想像していた感じと違い、店員さんたちが物凄く明るくて元気よくてすごく親切で正直ちょっとヒクものがありました。ま、しっとりと語り合いたい人はちょっと違うかもと思う。元気なのはいいこと・・・か。

まあ、私はお酒が飲めておいしい料理が食べられれば何でもいいのですが。何でもおいしかったけどとくにイベリコ豚のカルビが美味しかったです。金曜だったので8時ごろにはかなり混みあっていました。また行きたいです。友人もとても楽しかったと言ってた。


さて。


今日は(も)、オリンピア(メロディア)で以前出ていてとても安く入手したCDのシリーズ。

ポポフって作曲家、他の曲はたぶん聴いたことないんだけど。交響曲第1番が輸入で出ているようだよ。タワレコの記事はかなり気合入っている。

←ボッツスタイン盤

ガヴリイル・ニコラエヴィチ・ポポフ(1904–1972)ソ連のロシア人作曲家。

1922年から1930年までレニングラード音楽院でニコラーエフ、シテインベルク、シチェルバコフらに師事。ピアノ曲《表現》作品1がアルノルト・シェーンベルクに献呈されているように、ブゾーニや新ウィーン楽派の影響のもとに作曲家として活動に入る。大胆な才気においてショスタコーヴィチにも匹敵すると認められ、《室内交響曲(またはフルート、トランペット、クラリネット、ファゴット、ヴァイオリン、チェロとコントラバスのための七重奏曲)ハ長調》や無調の《交響曲 第1番》は、進歩的な作品としてセンセーショナルな成功を収めた。

やがてショスタコーヴィチのように当局と衝突して、より伝統的な音楽語法で作曲するに至った。(ウィキペディアより)

で、この室内交響曲。いやこれはとてもいいぜえ。まあ、時代的に普通にショスタコーヴィチっぽくもあるが、シェーンベルクなんかのドイツ・オーストリア系の感じにも近いかも。前衛的だけどちゃんとメロディもある。もしかしてシェーンベルクの同名の「室内交響曲」に影響を受けているかもな。腕のよいソリスト級の楽団員がバリバリ演奏したらすごくカッコイイと思う。(よくわからんが日本のSFアニメとかに使われてもいいかんじだ)

第1楽章 モデラート・カンタービレ
フルートなどでやや不安な朝の目覚めみたいな感じで始まるが、だんだんと希望が感じられる。で、また少し不安になる。

第2楽章 スケルツォ-アレグロ
トランペットとクラリネットの鋭い旋律で始まる。ちょっとマーラーのスケルツォを思い出す軽快さ。途中ゆっくりとなり、温かみのあるメロディが登場する。心に深く食い込むような感じでここは印象に残る。またスケルツォに戻る。

第3楽章 ラルゴ 
ゆっくりと弦ではじまり最初ちょっとバッハの曲っぽい。・・・正直、ここは長くて退屈。

第4楽章 フィナーレ-アレグロ・エネルジコ
また、曲に快活さが戻ってくる。第2楽章のきれいなメロディの再現。曲はどんどん急速さを増して、最後はワクワク感を残して終わる。演奏する人もなんだか楽しそうだ。

全体で35分くらい。このポポフって人は、このまま自己の作風を貫き通してたらかなり傑作を残せたのではないかと思う。ああ、なんと惜しい。きっとこういう作曲家がいっぱいいたんだな、ロシアは。

ついでに。このCDに収録されている、「鉄工場」でおなじみのモソロフの大変可愛らしい歌曲集が収録されている。

新聞記事の広告を歌詞にした歌曲・・・といっても短い3行広告を歌詞にしたらしく(医薬材料を売る店、戸籍役場、行方不明の犬を探す人、ネズミ退治の業者の広告・・・らしい。)、そのマジメなヒョウキンさに笑う。対訳なくて残念。

子供の歌・・・ネコに向かってニャーニャー言ってる女の子、ズーズーズーズー言いつつおもちゃを壊して困ってる男の子、「アッアー、バブシュカ~」と、おばあちゃんをせかす男の子・・・という詩(らしい?)。ともかくどれもすぐ終わってしまう。

このCD、他にZhivotovという人のちょっと魅力的な小曲やチャイコフスキーっぽく心に染みるミヤスコフスキーの弦楽オケの曲もアリというかなり魅惑のCDなのだが、ちょっと長くなっちゃうので、残念今日はこのへんで。

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順位~あがってきた~!有難うございます。
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コメント

こんにちは。
ポポフの交響曲第1番は、ロシアン・アヴァンギャルドが生んだ大傑作ですね。
まさに化け物のような交響曲(←褒めとるのか?)、
ショスタコの4番より破壊力は上だと思います(破壊力って?)。
ポポフさん、30年代以降はスターリン政権ににらまれて、
いやおうなく社会主義リアリズム路線に転向しちゃいましたが。
「室内交響曲」は「第1交響曲」ほどではないけど、
けっこうトンガッた良い曲ですね。
22歳でこれだけの曲を書いちゃうんですから、
ショスタコと比べても遜色ないほどの才能では?

同世代ではロスラヴェツ、シェバリン、モソロフなどもいいですねえ。

投稿: 木曽のあばら屋 | 2008年1月12日 (土曜日) 14時38分

こちら系に興味あるならロスラベッツの室内交響曲
(Ilan Volkov 指揮 BBC Scottish Sym.Orch. Hyperion)
はお薦めです。
 ポポフのCDは恐ろしく低音がぶんぶん鳴りすぎるので
マンション住まいのクマ雄は、安いスピーカーに
買い替えました。

投稿: シロクマ雄 | 2008年1月12日 (土曜日) 15時14分

>>木曽さん
絶対登場してくださると信じていました。
ポポフ、コレで22歳・・・力強いだけでなくウィットに富んでいるし、骨のあるいい作品書くヤツだなあと思います。ってなると、これ以上の作品と思われる交響曲第1番もおおいに気になる存在です。ま、現在は第1番のほうが入手はまだラクなようですが(室内交響曲のCD、amazonで見たら中古で3万円くらい。演奏者違うけど)
ロスラヴェッツは初耳でございます。

>>シロクマ雄さん
こんにちは。
ロスラヴェッツはハイペリから出てるのですね、覚えておかないとです(作曲家の名前、最近すぐ忘れるので)。手に入るかどうか・・・。

ロシア大音響モノは近所迷惑になります。ウチのマンションはウラが飲み屋街なので夜に大音響で歌謡曲(←死語)を聴いても絶対に怒られませんが、クラシックはどうかな~。今度「鉄工場」で試してみようっと。


投稿: naoping | 2008年1月13日 (日曜日) 08時48分

ロスラヴェッツやらヴィシュネグラツキやら
ウストヴォリスカヤやらにはワケもなくそそられるのに
ポポフは名前がアレでいつも何となく素通りしておりました。
勉強になりました。
反省します。

投稿: 白夜 | 2008年1月13日 (日曜日) 20時54分

ロスラヴェッツならNAXOSのヴァイリンソナタ集も
入門用のお手頃。
モソロフ、ロスラベッツの作品と、ポポフの交響曲1番
と並べると作曲家としての能力はポポフが一番上
かと思ってしまうのですが、如何でしょう?

投稿: シロクマ雄 | 2008年1月13日 (日曜日) 21時42分

>>白夜さん
やっぱりポポフはアンドレアノフ!みたいな先入観がありますね(←ないない)。それにしても、ロシア・アバンギャルドは深みにはまるとヤバイですね。そもそもここらへんの絵画・彫刻関係にもハマってたものですから。タトリンとか神です。

>>シロクマ雄さん
ポポフ、イチオシですな。
今年はポポフ革命が起こるかもしれませんね(←ないない)。ま、とりあえず交響曲第1番を入手しないと話になりません。今度タワレコで探してみようっと。ロスラヴェッツも。

投稿: naoping | 2008年1月13日 (日曜日) 23時04分

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