シマノフスキ/ハルナシー
シマノフスキ:「ハルナシー」
Andrzej Bachleda(tenor) Wieslaw Kwasny(viorin)
クラコウ・ポーランド放送合唱団
アントニー・ヴィット指揮/ポーランド国立放送交響楽団
過去記事:シマノフスキ「夜の歌」
いやー、恐ええわ、餃子。おそるべし。
今時、何を信じたらいいのかわからない。JTなんてバリバリの日本大企業の冷凍食品なのに、あんなことに。加ト吉、味の素までそうですか。商品一覧見たら、結構食べたことありそうなのあったんだよね。味の素冷凍食品のCMやってた慎吾ちゃん大丈夫かなあ。
中国っていえば。
何年か前、私は大久保のアジアンな食料品屋でよく買い物をしていた。見るからに怪しそうな店構えである(すみとりの向かいにもそういう店あるね、以前書いたけど。コンサートの帰り必ず寄ります)。冷凍食品の餃子やシュウマイ、肉まん、ちまきなど。思いっきり中国の工場で製造していた。見まごうことなき中国製。パッケージだってめちゃめちゃ中国語だったしさー。たまにへんてこな日本語で調理法とか書いてあったっけ。
でも、食べたけどなんともなかったし、破格に安かったけどまーまー美味しかった。今考えると私、チャレンジャーだったなあ。もしかして小龍包にダンボール紙入ってたかもしんないのによー。
さて、時事ネタはこれくらいにして。
今日は、取り上げると意外と(反響にびっくりよ)隠れファンの多い作曲家シマノフスキの、パントマイム音楽。
シマノフスキの音楽の何がいいのか、何がそんなに心惹かれるのかな・・・と考えるのだが・・・何と言ったらいいのか。ノスタルジーとエキゾティシズムに溢れた漆黒の音楽といっていいのか。おそらく一度その音楽に触れたら「何か、他の作曲家と違う」と強い印象を受けるだろう。
この「ハルナシー」(ハルナシェ?)という音楽も、一度聴いたら絶対もう一回聴きたくなる(と思う)。舞踊音楽ながら心に深く食い込む感じ。
あらすじは実はよくわからないが。曲目はこんな感じ。
(自分で訳したので大丈夫かしらー。違ったら教えてちょ)
第一場
1.プレリュードといなかのシーン
2.パントマイムのシーン
3.泥棒のマーチ
4.パントマイムのシーン
5.泥棒のダンス
第二場
6a.婚礼
6b.花嫁の入場
6c.よっぱらいの歌
7.高地の住人によるダンス
8.高地の泥棒による入場とダンス
第三場
9.山の牧草地
愛国者の農夫を主人公にした3幕のバレエ-パントマイムへの付随音楽で作曲者とジェルジ・ミチスラフ・リタード(Jerzy Mieczyslaw Rytard)の台本による。テノール独唱と混声合唱がオーケストラに加わる。タトラ地方の民俗音楽が盛り込まれた創作第3期に属する作品。 (ウィキペディアより)
あまり参考にする文献がウチにないので、ウィキを参考にしますと、シマノフスキは1921年にストラヴィンスキーに再会したときに彼がピアノで演奏した「結婚」に衝撃を受けた、とある。
なんとなく、上の題名とかもストラヴィンスキーっぽいなあ(ペトルーシュカとかに似てる)とか思ったが、やっぱりストラヴィンスキーの影響を受けているかと思う。民俗音楽をふんだんに取り入れたやや土着的な雰囲気が「結婚」にも似てるかも。実際に舞台上演するんだとどうなのかなあと思うくらい(踊るのにうるさくねー?)、音楽が充実している。また、ポーランド語のテノール独唱や合唱も心惹かれるものがある。
シマノフスキ、深めてみたいなあと思いつつ、結構上記の2枚組で満足してしまうのだが、どうでしょう。交響曲が3曲入り、このお値段でかなりクォリティ高いと思います。お気に入りのセットです。
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