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2007年12月 7日 (金曜日)

マタチッチ&ウィントガッセン/リエンツィ

P1000860 ワーグナー:歌劇「リエンツィ」(最後の護民官リエンツィ)
ヴォルフガング・ウィントガッセン(リエンツィ)、Paula Brivkalne(イレーネ)、ヨゼフ・トラクセル(アドリアーノ)、グスタフ・ナイトリンガー(ステファノ・コロンナ)、ハンス・ギュンター・ネッカー(パウロ・オルシーニ)、Otto von Rohr(ライモンド)
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮/シュトゥットガルト歌劇場管弦楽団・合唱団(1957年ライブ)





そーそー。明日は待ちに待った飯守さんのワーグナー・コンサートなのよ。ということで、今日はワーグナーよ。

しかも、序曲しか聴いたことなかったリエンツィ。今まで「オランダ人」以前の曲は手が出なかった。

なぜかって言うと。

多分つまんねーと思ったから。

だから、「妖精」日本初演もどうかな~と思っているわけなんだが。

しかし、このマタチッチ盤を入手。いや、前から存在は知ってたのではあるが、今回満を持して購入したのにはわけがある。

その恐ろしい安さ。

1090円だなんて。この値段でリエンツィが聴けるなんて。

2枚組だからおそらくだいぶカットされているに違いないが、まあ、そのほうが有難いくらい。(完全全曲盤だったらCD4枚はかかるようだ。作曲者による初演は夕方6時から夜中までかかったらしい。でも聴衆の熱狂は上演中ずっと続いたそうで、のどかな時代だ。)

この素晴らしいキャスト。ウイントガッセンにナイトリンガー、その他の人も知ってる名前が多いし。(名前読めない人もいるが)

他に惹かれた点は、ジャケットの一番最後に書かれた
「Thrilling Performances」の文字。おお、スリリング!なのか。これで凡演だったら訴えてやる。

それからジャケット裏の「Good Sound Mono Recording」ってのもなんだか。モノラルでもいい音ですって意味か。

そんなこんなで、ま、聴いてみているんだけどね。

いや、これはスゴイね。看板に偽りなし。確かに序曲からスリリングだ。指揮者がんばってる。この日はかなり盛り上がった上演だったのではという想像がつく。録音があんまり良くないせいも手伝ってか、なんだか物々しい雰囲気。

指揮は日本で人気の高かったロヴロ・フォン・マタチッチ。日本ではブルックナーを演奏して人気を博していたが、ヨーロッパではオペラ指揮者としても活躍。ワーグナーは得意だったというし、バイロイトにも登場している。

第1幕のえんえんと続くチャンチャンバラバラの音もとっても楽しい。妙にテンション高い合唱団もとてもいい。たまに出てくるオルガンや鐘の音も素敵。いや~スリリングだ。すごくイイ曲に聴こえるよ。

本日のオペラの主役のリエンツィはウィントガッセン。この人が出てくるだけでタイヘン有難い気がする。かなりこの日は調子がいい日だったみたいで、立派立派。気持ちよさそうに歌っている。
また、ナイトリンガーが出てくるってことで、この二人の声を聴いただけで私の耳は「ワーグナーでしょ、本物のワーグナーでしょ」と反応してしまう。なんかもう、ワーグナーの初期の作品ってこともすっかり忘れて引き込まれてしまう。これがどーでもいい歌手だったらそんなわけにはいかんねえ、多分。

音は~。音質もスリリングだな~、ある意味。序曲とかは色んなふうに途中で音がブチブチ変わる。オペラの途中でも音がグニャグニャするときもあるし。ま、そこをガマンすればなんとか。そんなガマンはイヤだわ、という人はこのCDとは無縁。高い金出してホルライザー盤とかサヴァリッシュ盤があるからそっちをお聴き。聴いたことないけどどっちもルネ・コロが歌っている。

ま、このマタチッチ盤はためしに曲を聴いてみるってだけでも充分もと取れるし、それ以上の歌唱や演奏が期待できる。曲の最後もかなりスリリングだし(←しつこい)。このお値段のうちにお買いになることをオススメする・・・ヒストリカルがおイヤでなければ。

(リエンツィのあらすじもがんばって載せようと思ったんだけど、あまりに長いし、ある意味「はー、そうですか」というような内容なので、他で検索してみてください。ずいぶん載せているとこありますんで。)

あ、明日のコンサートも楽しみだね!本物のワーグナーが聴けるよ!

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コメント

こんばんは。リエンツィ全曲はかなり長いです。
幕や場も細かく分かれていて、筋もくどいので忍耐が必要です。
指揮者と主役テナーに人を得ないとしんどいオペラであります。
マタチッチ盤は未聴ですが、ヴィントガッセンゆえよさそうですね!
私はホルライザー盤とサヴァリッシュ自家製CDRです。
いずれもR・コロのすさまじい気迫の歌唱があってこそのリエンツィであります。でも何度も聴ける音楽じゃないですね~。

投稿: yokochan | 2007年12月 8日 (土曜日) 01時04分

>>yokochanさん
こんにちは。
リエンツィはもっとノンベンタラリとした曲かと思ってたので、案外なかなか良かったです。かなり大胆なカットが施されていたのと、指揮者と歌手が巧いせいかと思います。普通に全部聴いたらもういやんなってしまうのではないかと思いますが。主役がうまくないと持ちませんから、この曲はやはり我らがヘルデン・テナーのコロが大活躍ですね。聴いたことないけど。ホルライザーはまだしも、オルフェオ盤は高いであります。


投稿: naoping | 2007年12月 8日 (土曜日) 10時07分

師匠、こんばんは! ご無沙汰いたしておりますm(_ _)m
「リエンツィ」、完全全曲盤が少ないことも残念ですが、このマタチッチ盤はカットがあるにせよ(かつ、本当は音質が悪いにせよ)貴重な音源ですね。

ところで、Xデーが近づいておりますが、今冬の活動はないのでしょうか?(爆)

私は状況がだいぶかわりまして、ウキウキXデーとなります。

と言ってみたかったです(笑)。

投稿: Niklaus Vogel | 2007年12月 9日 (日曜日) 23時15分

>>Niklaus Vogelさん
おお、お元気でしたか~~~~???!!
あまりにお久しぶりなもんで、アルゼンチンにでも亡命してしまったのかと思いました。

このリエンツィ、ホントお宝音源ですね。後年色々なことをいわれ勝ちなウィントガッセンですが、やっぱり彼は偉大なヘルデン・テナーですよ。

シネシネ団、忘れてたわけではないのですが、今年は心なしか渋谷やサントリーの飾りつけが地味なので、どうしようか考えてたのですが・・・ Niklaus Vogel さんの登場により、再開いたすことにしました。

とはいうものの、私は今年はウキウキXデーなんですが・・・

と言ってみたい(泣)。

投稿: naoping | 2007年12月10日 (月曜日) 19時48分

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