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2007年12月20日 (木曜日)

ムター/ベルク・ヴァイオリン協奏曲

P1000869 ベルク:ヴァイオリン協奏曲
アンネ=ゾフィ・ムター(ヴァイオリン)
ジェームズ・レヴァイン指揮/シカゴ交響楽団








こんにちは。

今日もしつこく新ウィーン楽派でね。このところアクセス数多いのは、ここらへんが意外と人気あるからだって信じてる、私。

あの。

こないだ、実家に帰ったら、ベルクのヴァイオリン協奏曲のCDが3つも発見されたのね。

今住んでいる部屋にも何枚かあるので、全部で8~10枚くらいはあるかもしれない。CD所持少ない私にしては、多いね。

この曲は、本当にこの世で一番好きなヴァイオリン協奏曲だけれど、いろんなアプローチがあり本当にどの演奏を聴いても飽きない。

で、このところ。

「のだめカンタービレ」にこの曲が出てきたということで、あたしは相変わらず読んでないのでどんなふうに紹介されたのか知らないのだが・・・先日、のだめファンの方が「いつかこの曲聴いてみたい~」とブログに書いていたのを発見。

もしかしたら、そこらへんのお店にあったCDをテキトーに買ってしまうかもしれない。

それがブーレーズ指揮のだったり(それはないか)、ケーゲル指揮のだったり(それもないか)したら、ちょっとヒいてしまうかもしれない・・・と心配になった。私が一番好きな演奏はブーレーズ盤とウェーベルン盤だけれどね。

この曲は「ある天使の思い出のために」っつー題名だから、そういう超ロマンティックなイメージを抱きがちだが(ま、普段聴きなれている私には充分ロマンティックな楽曲だが)、実際はシェーンベルク門下のベルクがこさえた12音技法の音楽なの。
最初から刺激的・分析的な演奏では、マンガ読んだだけで(それこそマンガ読んだきっかけでベト7を聴いているような)聴こうと思った人には誤解を招きかねないか?え?そうは思わない?
せっかく、ベルクが人気出そうだってのに。これはもったいない。

・・・っつーことで。

私が比較的初心者向けかな~と思うのは、天才少女から今や大姐御? ムター演奏するところのレヴァイン盤である。こんなにソフトタッチでソフトフォーカスな演奏は、目からウロコが落ちる思いである。まさに天使の如く美しい少女がゆっくりとした前奏とともに頭の中に現れる。

レヴァイン盤は、まるでベルクの尊敬してたマーラーの交響曲を思い起こさせるくらいロマンティック。5番のアダージェットとか、9番の第1楽章とか・・・(?)。うっとりと、聴きやすい。(でも私はあくまでブーレーズ盤がすきなのよ)

・・・。

そうそう、ベルクはマーラーを尊敬していた・・・なんてもんではなく、熱狂的な大ファンだった。マーラーは神であった。ベルクの伝記には、指揮棒の写真とともにこんな一文が。

「ベルクが所持していたマーラーの指揮棒。マーラー『交響曲第4番』ヴィーン初演の後、熱狂した仲間とともに楽屋を襲い、作曲家から奪い取った。」

この指揮棒を、ベルクは生涯聖なる宝物として大切にしていた、という。まー、仲間と共謀して銅線ケーブルを盗んだゴ○キ弟と同じでこれって犯罪かもと思うけど、だいぶ志は違う。

マーラーって、「ヘンな曲ばっかりつくりやがって」と聴衆や批評家からけちょんけちょんに言われてたイメージがつきまとうが、生きている間に本当はこんなに熱狂的に若者に愛されてたのね~というちょっとウレシイ、ほっとするエピソードでありました。

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コメント

>今日もしつこく新ウィーン楽派でね。このところアクセス数多いのは、ここらへんが意外と人気あるからだって信じてる、私。

いよいよ新ウィーン楽派の中でも真打ち登場って感じですね、僕もこの曲を愛してるし、誰の演奏でも飽きませんよ。

>私が比較的初心者向けかな~と思うのは、天才少女から今や大姐御? ムター演奏するところのレヴァイン盤である。

ムター盤は10年ほど前に友達からCD借りて聴いたことがあります、本当に懐かしいですね。今よく聴くのは渡辺玲子/シノーポリ盤です。とにかく安心して聴いていられるし、シノーポリ指揮のオケ(シュターツカペレ・ドレスデン)の古風なサウンドがベルクの音楽に意外にマッチしていて最高です。

今は「月に憑かれたピエロ」を聴きながらPCに向かってるけど(これもシノーポリ盤)、wikiの新着記事によると、かつてビョークがケント・ナガノの指揮の下でこれを歌ってたって・・・ビョークのことはあまり好きになれなかったけど、何となく有り得る話だと感じました(結構目から鱗)。

投稿: Shamshyraq | 2007年12月21日 (金曜日) 00時10分

>>Shamshyraqさん
こんにちは。
シノポリ盤は何故か持ってないのですが、なかなか評判いいみたいですね。女性の弾くこの曲もなかなか。他にキョンファ・チョン/ショルティ盤持ってます。

ピエロ・リュネール、中学生のときに大好きで、新・旧ブーレーズ盤(レコード・・・爆)を聴いていました。
この曲はシェーンベルクの大発明と言っていいと思います。クラシック歌手以外でも歌う例はあったみたいですが・・・ビョークはナルホド的ですね。聴いてみたいです。

投稿: naoping | 2007年12月21日 (金曜日) 21時07分

この協奏曲を愛することでは、人語に落ちない者であります。
でもムター盤はもってないのですよ。
レヴァインの巨漢ぶりが不安なのと、ムターさまが、まだもっと美人になってないジャケットだったから・・・・。
あらら、音楽の内容に関係ない。
こんなこと書いたら怒られそうですが、デビュー当時の彼女は芋○○ちゃんでしたからね。
エアチェックですが、ムローヴァとアバド、アモイヤルとカラヤン、これらも素晴らしい美演です。

投稿: yokochan | 2007年12月23日 (日曜日) 00時35分

>>yokochanさん
こんにちは。おや、これはお持ちでないのですね。レヴァイン指揮のものってイマイチ心惹かれないですね・・・。私はこの曲に入れ込んでたころ、このCDが発売されたので勢いで買った記憶が。
ムターは最近のほうがイケてますね(何故?)。40を過ぎて女っぷりを上げたというか。ブサイクだった幼少の写真を見ると、不思議で仕方ないです。

ムターのオフィシャルウェブサイト
http://www.anne-sophie-mutter.de/md_index.php

投稿: naoping | 2007年12月23日 (日曜日) 12時26分

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