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2007年11月28日 (水曜日)

今日は渋くクィルター歌曲集。

ロジャー・クィルター歌曲集
ジョン・マーク・エインズリー(T)、マルコム・マルティヌー(ピアノ)




鍋の季節だ。ラクなので連日、キムチ鍋。
ところが白菜がね。余っちゃって余っちゃって。
一人だから、3分の1買っても3日もつんだね。

なので、今日は白菜の中に豚肉を挟みこんで、ル・クルーゼで煮てみた。他に余った野菜も入れてね。
コンソメと粒胡椒と塩、ローリエの葉も入れて。

ま、なんてことはないが、とても美味しかった。お鍋の威力もあるかもしれない。それにしても地味な料理だな、写真載せると。

P1000852









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で、今日は地味に渋く渋く、英国歌曲。
何でか知らないけど、このところとてもアクセス数が多いのであります、このブログ。なのでたまには人気なさそうな作曲家のでもいいかな。

何故か検索数は多いんですけどね、クィルター。

クィルターは、英国歌曲の作曲家の中でも好きな人の一人。こんなナイーブな、美しい音楽を書けるなんて、きっとご本人もナイーブでセンシティブなんじゃないかなと勝手に想像してしまうんだが。フィンジみたいにな。

このところ参考にさせてもらっている「イギリス音楽の復興」という本に出ているクィルターの項をまとめてみると。

ロジャー・クィルター(1977~1953)
父は裕福な実業家で大地主で政治家であった。ロジャーはイートン校を卒業するとフランクフルトのホッホ音楽院へ進む。学友にはシリル・スコット、バルフォア・ガーディナー、パーシー・グレインジャー、ノーマン・オニールらがいた。ここらへんはフランクフルト・グループとかギャングとか言われた。

クィルターは家が資産家だったから音楽で生活費を稼ぐ必要がなかった。つまりプータローでニートだった。

当時はご家庭で楽譜を買って歌うことが流行しており(優雅だわ~)、彼の歌曲の作品は結構売れたみたいだったが、代表作は第1次大戦前に書いてしまっていて、大戦後はあまりぱっとしなくなった。みんな他の作曲家に目を向けてしまった。それでも作風を変えたりしなかった。

ということでなかず飛ばずになってしまい、晩年は悲惨でしかも同性愛者であったために周囲から圧迫があり、精神を病んで75歳になる直前に死んだ。




さすが同性愛者が多いな、イギリス。

さて、彼の歌曲での代表作は、
「愛の哲学」、「来たれ、死よ」(かまへん~かまへん~です)、「おお、僕の恋人」、「もう泣いてくれるな」、「今や真紅の花びらは眠り」、・・・・。

どれがいいかなあ、どれが好きかなあ・・・。どれも素敵だ。しいて言えば「今や真紅の花びらは眠り」が一番好きかな。あとは・・・原題でごめんなさい、「Music, When Soft Voices Die」とか、「Drink To Me Only With Thine Eyes」とか、「Take, O Take Those Lips Away」、「A last Year's Rose」などなど・・・えらべな~い。

まあ、聴いてもらうのが一番なんだけども。どれもしっとりと美しい、いかにもイギリス歌曲の王道である。比較的暗くないのがよい。

彼は、100曲を超える歌曲を書いたというが、本日のCDは39曲入っている。私は彼の歌曲全部聴いたわけではないので何とも言えないが、ここに収録されているのは選りすぐりの名品ばかり・・・というわけなのかな。

イギリスの名テノール、エインズリーはたまにトンでもない高音を響かせつつ、とても気分よさそーに歌っている。ピアノ伴奏ともども、心が癒されるというか。フォートナム&メイソンの紅茶を飲みながら、美味しいパウンドケーキとか頂きたい気分・・・いや、あたしは玄米茶と草加せんべいで充分ですわ。



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