ホームレス中学生
こんにちは。
昨日は浦和レッズの勝利に沸いた埼玉地方ですが、いかがお過ごしですか(←まるっきり東京都民)。
私は、レッズ・サポーターのはしくれとして、本当に嬉しい。浦和に応援にはいけなかったけど、冒頭の「威風堂々」は一緒に腕組んで歌ってましたよ(一人で)。ロイヤル・アルバート・ホールのプロムスとともに、世界中で最も参加したかった「威風堂々」でありました。
話変って。
大ベストセラー続行中の「ホームレス中学生」。私は前から麒麟のファン(ワグネリアンの川島クンのほう)でしたから、勿論購入。ま、田村クンのこの貧乏話はテレビではしょっちゅう聞いていたのですが、彼の半生をまとめて読むのは感慨深いものがあり・・・・ないよ。
各地感想などをちょっとみますと、「涙が止まらなかった」とか「すっごく感動した」とかあったのですが・・・私がドライな性格のせいか、そんなでもないです。(泣ける部分・・・強いて言えば死んだ母親への愛がえんえんと綴られているとこかな。)
一番面白かったなあと思ったのは、例の父親の「解散!」のあとのひとりぼっちの公園生活ですかねえ。悲惨ななかにも、なにか「ロビンソン・クルーソー」を読んだときみたいなワクワク感があります。しかし、ダンボールを水で湿らせて食ってたなんて、普通ありえないですな。
その後、生活保護を受けつつの兄弟3人生活の、苦しい食事の模様を描いたのは凄かったです(白いご飯を徹底的に噛みまくるといったウラ技)。戦時中かと思いました。彼はまだ28歳なのにこんな経験をしているのですね。経験したくないけど、貴重な体験でしょう。
ま、あとは小ネタかな?といった話が続きます。ま、ちょっと笑えます。
その後、どこかの番組で透視のできるFBI調査官?みたいな人が田村クンの行方不明のお父さんを探すっていう企画があり、ちょっと胡散臭いながらちゃんと発見され、兄姉とともに3人で会いに行った、というのをたまたまテレビで見ました。まさに感動の再会ですね。まあ、今時そういう家族もあんのかな~と思いました。
ま、音楽とは勿論関係ないのですが、ご興味のあるかたはどうぞ。
ホームレス中学生 著者:麒麟・田村裕 |
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