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2007年11月 6日 (火曜日)

オネゲル/パシフィック231と鉄ヲタについての考察

P1000844オネゲル:交響的運動No.1「パシフィック231」
ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ・キャピトル管弦楽団







こないだ。
実家でテレビを見ていたら、鉄道ヲタにしてアイドル歌手、といった位置づけの女の子が歌を歌っていた。

木村裕子ちゃんという。

彼女は、鉄道ヲタでありながら、自主制作でCDまで出して、歌って踊っていた。曲の題名は「鉄ヲタだって人間だあ!」だと。 そりゃ人間だろう

彼女のblog
鉄ヲタだって人間だあ!

いいなあ。私もあと○年若かったら、クラヲタ・アイドルとしてデビューしたのになあ。ミニスカートはいて、歌って踊ってさあ。(げげえ)

日本中のコンサート・ホールで、プロモーションビデオ撮ってな。クラヲタのアイドルとして君臨してやるぅ。

ところで。

ちょっと考えたんだけど。このblog始めるまで、私ってほんのちょっとクラシックが好きなだけの、ノーマルな人だと思っていた。でも、なんかこのところ違う気が

飲みに行ったり遊びに行ったりする友人は、男女ともみなクラヲタじゃないし。彼ら彼女らはホントに旅行だのスポーツだのノーマルな趣味を持っているし。

だから、私は友人といるときはクラシックの話は全くしない。それでも全然不都合はないし、それでも面白おかしく過ごせる。まあ、世の中のクラヲタの人はみんなそうだろうが

仕事も、全く音楽とは関係はないし、音楽関係の仕事に就こうとも思わない(今のところ。もしもそーゆー話があったらわからないけど)。

だから、私のクラヲタの部分は、全く異次元の世界にあって、必要なときに取り出せるようになっている。コンサートやオペラに行ったり、ごくごくたまに同じ趣味の人とお会いしたり、このblogを書いているときのみもう一つの自分が目を覚ます(って書くといかにもカッコイイが・・・いや別にたいしたことないのだ)。

なので。

最近、少しイヤだなあと思うときがある。この不治の病と一生付き合っていかなければならぬ私と付き合えるヒトがいるのだろうか。部屋に何百枚もあるCDを見て、ヒかない普通なヒトっているんだろうか・・・と今更思う。(いや、一万枚もありませんから、ホント。このくらいぜんぜん大丈夫ですか?)

鉄ヲタを逆手に取って生きている・・・というか、逆にチャームポイントとして仕事としている木村裕子さんが羨ましい。

ところで、私の周りには鉄ヲタって全然いないんですが。(ここの読者の方にはいると思うが)

しかし、この方向オンチ、乗り換えオンチのわたくしめにとったら、こんな便利なヲタは他にないんじゃないかと。愛読書は時刻表とかね。もうホームで迷わない、東京駅で端から端までウロウロとかしなくていい。クラヲタなんて別に何の役にも立たないが、電車の乗り換えに詳しい鉄ヲタはなんて便利なのだろう。美味しい駅弁にも詳しいだろうし。

えーと。

さて、本題に戻ると。
クラシックの作曲家で鉄道好きの人は、思いつく限りドヴォルザークとオネゲルくらいである、他にもいるのかな?

で、今日はこのオネゲルの曲で一番有名な、パシフィック231。語るまでもない有名な鉄モノの曲。

《パシフィック231》は、蒸気機関車パシフィック231を描写した作品であると解釈されており、オネゲル自身はそのような通説に抗ってきたが、オネゲルの機関車好きはつとに知られたところであった。「私は常に蒸気機関車を熱愛してきた。私にとって機関車は生き物なのであり、他人が女や馬を愛するように、私は機関車を愛するのだ」と語ったことでも有名である。(ウィキペディアより)

完全に鉄ヲタじゃないか、オネゲル。隠したってだめだ。
それにしても、この曲を聴いて、いったいどこが描写音楽ではないというんだろう。蒸気機関車のゆっくりとした出発からどんどん速度を上げていって、最後にブレーキをかけてゆっくり止まるまで、ものすごい迫力で迫ってくる。素敵だ。もわもわと蒸気を上げて走る情景が目に浮かぶ。短いのでつい何回も聴いてしまう。

鉄ヲタの(クラヲタでない)人は、この曲は知っているのだろうか。そんなの基本なのだろうか。タモリさんならきっとご存知だろうが・・・。



第2番「ラグビー」まで続く・・・・かな?

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コメント

私、小学4年の頃「時刻表クラブ」でした。
1時間ずーっと時刻表をみて「長崎までどうやって行くか?」とか「ここはブルトレに乗って・・・」とか結構熱心に話していました。
大人になったら全然興味なくなりましたが。

子供の頃、大人になったらブルトレで日本一周をすると固く誓っていたのを今思い出しました。
naopingさん、ありがとう。

ミニスカ楽しみにしています。

投稿: ピースうさぎ | 2007年11月 7日 (水曜日) 21時09分

鉄オタ、私の身の回りにいるのですよ。同僚にはもと国鉄職員もいるし・・・。
まあ、オタといっても人間には変わりがないわけで、自分だってクラオタってえのは、周りには明かしておりません。休みをとるときに「オペラ、観にいってくるので・・・」程度はいいますけどね。
クラシックで鉄ちゃんといったらふとドヴォルザークなんてのはそうですね。渡米していたとき、休みになったら(チェコ人の住んでいたところへいったり)、汽車ポッポ観にいって、一日ぼけーっとしていたそうであります。

投稿: IANIS | 2007年11月 8日 (木曜日) 00時21分

僕も子供時代は完全な鉄ヲタでした・・・今でも汽車での小旅行が癒しタイムです(^_^;)

実は図書館でオネゲルのCDを借りてきたけど(デュトワ指揮による交響曲全集)、何度聴いてもどうもしっくり来ないです・・・オネゲルとかルーセルとか何度もトライしているけど・・・

>日本中のコンサート・ホールで、プロモーションビデオ撮ってな。クラヲタのアイドルとして君臨してやるぅ。

待ってます(^_-)

投稿: Shamshyraq | 2007年11月 8日 (木曜日) 02時02分

>>ピースうさぎさん
「時刻表クラブ」・・・すごいピンポイントなクラブですね。「鉄道同好会」でもなく。
ブルトレで日本一周、ぜひぜひやってみて下さい。私は日本中の美味しい駅弁が食べたいです(←あくまで興味はそっちです)。

ミニスカは、あと○○年若かったら・・・。


>>IANISさん
鉄ヲタ、いらっしゃるのですか。休日に鉄道の写真を撮りに行ったりするのでしょうかね。私はクラヲタだってことは周囲に明かしてはいますが、あまり重要にはみんな思っていないようで(どんなに重篤か知らないだけ?)、普通に接してくれます・・・っつーか、人間だもの、by相田みつを。

ドヴォルザークが、いつも乗ってる鉄道の音が「今日はちょっとヘンな音だ」と通報したおかげで故障を発見、事故を未然に防ぐことができた・・・という話を読んだのはどこだったかしらん。


>>Shamshyraqさん
鉄ヲタ、すごくいい趣味だと思います。単に鉄道での旅行が好きだってことになるじゃないですか、表向きには。

オネゲル、紹介のプラッソンのCDは特にわかりやすい表題音楽が集められているのでまだ入りやすいのですが、私も交響曲はあんまり・・・よくわかりません。やっぱり聴くのは声楽曲ばっかりです。

クラヲタのアイドル・・・あと○○○年若かったら・・・。

投稿: naoping | 2007年11月 8日 (木曜日) 19時08分

 ちょっとご無沙汰しております。
   
 鉄ヲタはおそらく永遠でしょうね。ただ、ガソリン価格高騰によるアウトドアライフ抑制、電磁調理器の家庭普及、都市再開発などがどういうプラス要因・マイナス要因となるか・・・。
   
 ところで、別稿のミトロプーロスの「浄夜」・・・一番最初に聴いた「浄夜」がこれでした。長いこと聴かなくなってしまった演奏ですが、いま聴くと音質的にどうでしょうか。しかし、久しぶりに聴いてみたくなりました。この指揮者のものでは長いこと大事に扱われてきた録音でもありますね。


 あ・・・   
 わたくし、上で勘違いしていますかねえ?
   
 てっきり、鉄ヲタ = 鉄板焼きヲタ、バーベキューヲタ、もんじゃ焼きヲタの話かと・・・。
   
 鉄ヲタの知人もいますが、ま、普通の人ですねえ。
 趣味はいろいろ、出会いもいろいろ。ただ「一人放浪旅ヲタ」だと、これは寂しい思いをさせられそうですが・・・素敵な人が現れますように。

投稿: クラシカルな某 | 2007年11月 9日 (金曜日) 07時46分

>>クラシカルな某さん
お久しぶりです。
鉄板焼きヲタ、バーベキューヲタ(のようなもの)は、以前いた会社にいました。よくそういうヒトの集まりで川べりでちゃんちゃん焼きとかしたなあ。「アウトドア・オタク」とかいって、いったい外交的なんだか引きこもりなんだかわかんない人々でした。

ミトプーの浄夜は、1958年でステレオ録音、音質的にはそんなに悪くないですが、「トラック1 3:13前後に一箇所音飛びがありますが、マスターテープに由来するためそのままCD化いたしました」とあります。そんなCD他にあるんでしょうか?ヒストリカルじゃあるまいし~~。珍しいです。

素敵な人が現れますように・・・(泣)。

投稿: naoping | 2007年11月 9日 (金曜日) 20時52分

 初めまして。TBありがとうございます。
 TBを受けた時には、たまたまドヴォルザークのシンフォニーに関してブログに書いている途中でしたので・・・


 私自身も鉄道好きの一人ですが、「ヲタ」とまではいかないほうですね。

 とはいえ、「鉄ヲタ」の女性タレントの出現には私も腰を抜かすほど驚きました《大袈裟と言われるかも知れませんが、心身の変調をきたしそうなほどの衝撃でしたよ》。

 ま、ある意味歓迎すべきことかも知れませんがね《私も、そう若くはないが、見習わなければ》・・・


 あと、音楽家で鉄道ファンと言えばパウル・ヒンデミットもひそかに鉄道のおもちゃ(鉄道模型?)で遊んでいたとの話もあるみたいですよ。

 とはいえ、ヒンデミットにしてもオネゲルにしても、私はあまり聴かないほうですね・・・

 また、機会を作ってオネゲルやヒンデミットの作品にも向き合いたいと思います。


 今後ともよろしくお願いします!

投稿: 南八尾電車区 | 2008年2月 1日 (金曜日) 13時10分

>>南八尾電車区さん
はじめまして!TBさせて頂いたうえに、コメントまで頂いてありがとうございます。

そちらのblogをたまたま「音楽鑑賞ランキング」から拝見してたら、木村裕子ちゃんの記事を買いていらしたのでちょっと嬉しくなってしまいました。(とくに彼女のファンでもありませんが)

鉄ヲタだって人間だあ!の木村裕子ちゃん(ゆゆ)は、あれから一度もテレビで見たことないのですが、blogは更新されてるようなのでお元気で頑張ってるのでしょう・・・。

ヒンデミットも鉄ヲタ疑惑・・・それは初めて聞きました。ヒンデミットは意外とウチのレパートリーにないのですが・・・ありそで。
あ、オネゲルのパシフィック231は鉄道好きの方は要チェックですね。ゆゆさんにも聴いもらいたいところです。

こちらこそ宜しくおねがいします。

投稿: naoping | 2008年2月 2日 (土曜日) 12時35分

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