あ、血が。
(て、書いておくとのちのち便利なんだ。)
昨年、書いたように思うんだけど、私は健康診断が好きではない。それには色々理由はあるが、ごくごく一般的に「フジンカケンシン」がイヤということの他に。
血液検査ってやるでしょう。その時試験管に2~3本血液を取るじゃないですか、腕の内側から、針刺して。
私は、人並みはずれて血管が細いらしく、いつも採血を担当した看護士さんを悩ませる。
(以前、2週間ほど病気で入院してたときにはしょっちゅう採血をされてたが、あまりに採血し辛いので新人の看護士さん・・・加護ちゃんか辻ちゃん似で可愛かったなあ・・・はどうしてもできなくて、平野レミ似のベテラン看護士さんにSOSを出し、しかしやっぱりどうしても取れなくて手首に針さされたこともあった・・・イタイんだよねあれ。涙出るくらい。)
で。
毎年の健康診断の採血の前に看護士さんが必ず言うセリフ、「今まで採血して気分が悪くなったりしたことありませんか?」
その答えに私はいつも「ありません。でも、私すごく血が取り辛い人なので・・・」といたずらっぽく笑って言う。
それを聞いて、「よっしゃ!」と闘志に燃える看護士さんと、「え、そうなの?どうしよう・・・」とビビル看護士さんといて。
昨年の看護士さんは前者のタイプで「あ、そうですか、やってみましょう!」とばかり、一発で血管をさぐりあて、採血してくれた。心の中で、「あっぱれ!」と思った。
なのに。
今年は後者のビビリ系の看護士さんであった。若くて可愛い看護士さんであったけれど。そんなの関係ねー。
さて、私の血管はどこへ。
手をグーパーグーパーしたり、看護士さんがいくら私の腕をぱしぱしひっぱたいても、血管はどこにも見当たらない。出て来いシャザーン、じゃなくて血管。うう、何とかしてくれい。
悩む看護士さん。
「うーん、ここらへんかな?」とテキトーな位置に特別に用意された細い針をぷちっと突き刺した。
しかし。「ん?」
うんともすんとも血は出てこない。私の血はどこに行った?青くなったり赤くなったり、ビビリまくる看護士。
「あの、もーちょっとずらしてみましょう」と、震える手で針を抜いて、一ミリほどずらして刺してみる。しかし、やっぱり血は出ず。
また引っこ抜いてもう一回ちょっと離れた場所に刺してみても、やっぱり血は出ない。
だんだん、イヤな空気が。
「あ、あの(汗)、とりあえずあっちのベッドで横になってみてください」
いつもと違う展開だ。採血で気分悪くなった人用のベッドに寝かされた。ピンピンしてるのに、私。
どっちかっつーと、看護士さんのほうが気が動転して横になってしまいそうな感じだった。
「うーん・・・反対の腕にしたほうがいのかな・・・(左腕を見る)あら、こっちの腕も全然血管見えないですね・・・やっぱり右ですね・・・。」
だんだん、自分、もしかしてゴム人形かしら~みたいな感じに思えてくる。ベッドの横から見える、後からきた健康診断に来た人たちは、どんどんスムーズに血を採られて横の椅子に座ってる。
私の番になってから、10分くらい過ぎたか?
意を決して、看護士さん「さあ、やってみましょう!」とばかり、ぶるぶる震える手で(こ、こわいよ)針を突き刺した。
そ、そのとき。
「で、出た~~~!!」
血、血が。出た(喜)。
看護士さんと私は手を取り合って喜ん・・・じゃなくて針をぶっ刺した状態だったから手は取り合えなかったが、そのくらい大喜びだった。
看護士さんいわく、「私、こんなに採血のし辛い人、久しぶりでした」だと。
ああ、やれやれ。
来年は、ベテランの看護士さんに当たるといいなあ。別に全然かわいくなくていいからさあ。
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コメント
私も血管細いので、点滴や血液検査の時には苦戦させています。正直、イヤですね。
ナースが苦労しているのを見るにつけ、申し訳ないと思ってしまいます。
前はそんなことなかったので、知らないうちに血管が細くなっていまったのだろうかと不思議に思います。
投稿: ピースうさぎ | 2007年11月26日 (月曜日) 18時13分
>>ピースうさぎさん
おお、同じ悩みをお持ちですね。
しかし、私は血液検査をするようになってからずっとなので、生まれつきのような気がします。腕がぷよぷよしてるので、血管が見えにくいのかなあ?とか勝手に思ってたんですが、そんな問題でもなさそうです。
投稿: naoping | 2007年11月26日 (月曜日) 20時16分