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2007年9月14日 (金曜日)

メガネメガネ・・・。

最近、っつーか2~3年前から、悩んでいることがある。

私はメガネ女である。これから恋愛したり結婚したりするのに(←もうてっきり諦めてるかと思ったら)、メガネってのはどうかと。

そう、コンタクトレンズにしようかどうか、迷っているのである。

私の視力は右0.9、左0.2(昨年健康診断時)。
大変なガチャ目だが、一応メガネ無しでも外は歩けないでもないので会社の行き帰りは裸眼で歩いている。

しかし、やっぱり夕暮れになるとぼんやりする。いつぞやは電柱のところでおばあさんがうずくまっている、と思ったので慌てて「大丈夫ですか~??」と駆け寄ったら。

黒いゴミ袋だった。

知り合いかと思って手を振ったら、全く他人だったなんてことはしょっちゅう。

やっぱり、コンタクトにしたほうがいいんじゃないかなあ、みてくれからいうと。

と常々考えていたのだが。

最近、私の上司がコンタクトレンズをソフトからハードに変えた。

ソフトコンタクトレンズは緑内障になりやすいということなんで、医者にすすめられて買い変えたのだそうだが。ソフトからハードに変えるのはなかなか目が慣れないらしく、(細かいことはわからないのだが)とにかく昨日は恐ろしいことが起こった。

コンタクトの片方が黒目からはずれて、行方不明になった。

目の外におっこっちゃたのか、眼球のウラ(?)に行ってしまったのかわからない。

どうしようもないので眼科に行ったところ、眼球の上のほうに行って取れなくなってしまってたので、麻酔をかけて取り出したのだそうである。

ああ。麻酔なんて。

こんな不条理なものを、なんでつけなければならんのだろう。「コンタクトは便利よ」とか、「らくちんよ」とか、みな口々に言うが、私はメガネのほうがどう考えてもラクである。

不便はところは、ラーメンを食べるときとかに曇ることくらいである。結構マヌケである。
しかし、夏場に涼しい洞窟へ友人たちと探検に行ったとき、外に出たとたんにメガネが曇り、笑いを取れるのは意外と「オイシイ」と思った。

でまあ、メガネはカッコイイと思うのは、何と言っても作曲家マーラーの存在があってこそである。(私にとって)

過去記事にもありますが、マーラー写真集において、マーラーのオシャレさんぶりを見ることができる。結構色々なデザインのメガネを持っていたようで。

まあ中でも、すげえのはコレで。

P1000816

















さすが、ユダヤ人。鼻が高いせいか耳にひっかけなくともメガネはかけられるのである。それになんてゴージャスなデザインなのでしょう。ユーゲントシュティールっつーか。

でもやっぱり悩んじゃう。

女性のメガネっていうのは、今時どうなんだろう・・・。


※ところで、このマーラー写真集、今のところ絶版らしく英語版ユーズドで最安値でも56424円だそうです。7万円以上でも取引されてる。すごいね。私はウィーンで幾らで買ったんだか・・・。(2万はしなかったと思う)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0500974217/nifty0b5-nif1-22/ref=nosim

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コメント

音楽ネタだとROM(死語?)なのに、それ以外だと、コメントしたくなる小心者のレイネです。
はっきり、言いましょう。女性のメガネは、いまどき絶対かっこいい!
ええ、わたしもメガネ派です。
高校時代はソフトレンズでしたが、修学旅行中に角膜炎を起こしたことがトラウマで、いまでも、長崎のグラバー園とか大浦天主堂なんて思い出だしても、痛みに疼く。それで「蝶々夫人」が好きになれないのかも?
なんと言っても、メガネは楽です!
でも、かっこいいメガネ・フレームは値段がお高いので、たくさん持ってて毎日、気分やファッションによって取替えなんてできません。
今持ってるのは、アラン・ミクリが2つとミキタが1つ。ミクリのデザインは、フレームトレンドの先頭を行くので、1つ買えば2,3年はファッショナブルなまま。結局、お徳かも。
でも、クラシックの音楽家でかっこいいメガネ姿の人って、思い浮かびませんね。。。。その中で、やっぱりマーラーのメガネはダントツ!

投稿: レイネ | 2007年9月14日 (金曜日) 22時57分

私もめがね派です。コンタクトは怖いです。

両目とも0.1ないのでめがねがないと本も読めません。

めがねの作曲家と言えばマーラー先生ですよね。憧れますよ。
今の私はどっちかというとショスタコーヴィチみたいです。(ややちがうか)

投稿: ピースうさぎ | 2007年9月14日 (金曜日) 23時57分

naoping さんて、会社行ってたんですか!
それはともかく、私もメガネの女性はかっこいいと思います!

投稿: にけ | 2007年9月15日 (土曜日) 00時03分

こんにちは。
ソフトレンズが緑内障を起こしやすいってことはないですよ。
角膜炎はありえますが。

私もド近眼ですがメガネ派です。
でも中一の娘はソフトコンタクトのワンデイタイプ(高い!)、
毎晩目の中に指突っ込んで「むにゅ」と取り出してます。

投稿: 木曽のあばら屋 | 2007年9月15日 (土曜日) 08時17分

(いつもながら、いっぺんにコメント返しをお許しください。)


>>レイネさん
こんにちは! レイネさんもメガネ派なのですね。
修学旅行中に角膜炎はつらいですねえ。蝶々夫人も一人のファンを逃してとんだとばっちりを。

実はメガネは(使えるのは)一個しかもってないのです。メガネ歴が結構浅いので今のは二個めです。そろそろアラン・ミクリもいいかなあと思ってたところです(←知らないし)。あ、でもちょっとネットで見てみたら確かにカッコイイですね。しかし私はガチャ目でレンズが片方だけ物凄く厚くなってしまうので、HOYAの高いレンズにして薄く作ってもらっています。(でないと左右のバランスが悪くなってしまう)
だからフレームが安くても合計5万円以上してしまいます(メガネ○ー○ーでも)。フレームをブランドものにしたらいくらになってしまうんだろう・・・。オペラ2回分くらいになっちゃうのかな。(悩)

>>ピースうさぎさん
おお、ピースうさぎさんもメガネなのですね。ショスタコーヴィチ先生のメガネは黒ぶちですね。あれもナカナカいいですね。
私は1970年代くらいのウィーン・フィルの楽員さんがしているようなメガネがカッコイイと思います。(あまりよくわからない)


>>にけさん
いやぁ、私は勤め人ですよ~前から。働かざる者は食うべからず。働かざる者は引越し公演オペラ見るべからずです。それにしても私の周りにメガネ・フェチがあまりいないのが残念です。


>>木曽さん
私もソフトコンタクトが緑内障を起こしやすいからハードにするっていうのが今ひとつ理解しかねます。「そんなに心配なら、医者は何故メガネをすすめないのか?」と思います。
ワンデイは一番高くつきますね。一番清潔かもしれないけれども。スポンサーのお父さんのためにもせめて2ウィークにしてもらえないでしょうかね。

投稿: naoping | 2007年9月15日 (土曜日) 09時58分

 こんにちは。

 このマーラーの写真・・・レンズの上向き/下向きの具合が左右で相違するように見えますが、気のせいでしょうか。

 さて、今回、オッサン(わたくし)は次のように思いました。

>これから恋愛したり
 羨ましい。当方、モーツァルトも想定しなかったであろう「恋とはどんなもの“だった”かしら」的な疲れた中年に近づいているため羨ましい。

>コンタクトレンズにしようかどうか
 「老眼鏡を掛けるようになったらどういうフレームがいいかな」と、次元の違うことを思うことがたまにあります。(若い頃は「書類を1ページに収めろ」と注意を受けたものですが、今や高齢の上役からは逆に「書類が増えてもよいから字を大きくしてくれ」と注文つけられます。老眼は不便なのでしょう、別稿の「リング・リザウンディング」みたいなものです・・・けど、ワーグナー・ファンは持ち重りもする大部なものを喜ぶ気質があるのではないか、そのウケも意識した造本なのではあるまいかと・・・。)

 カラーコンタクトがあるようで「あれを利用して何か宴会芸が出来ないか?」と考えたことはあるんですが、よほど抜群のカラーセンスなどなど発揮しないと「キモいだけの芸」になりそうなのが難点であります。

 いや、話題がズレてしまいましたが、周囲を見ていると「酔ってコンタクト装着のまま寝込む人」「OA環境などのせいで目が乾燥しやすい人」「出張・旅行のため飛行機の中の乾燥した空気の中で過ごすこともある人」「花粉症の影響が鼻だけでなく目にも及ぶ人」などは、どうもコンタクトでのトラブル経験があるようで、いろいろ見越した選択が良さそうですね。

投稿: クラシカルな某 | 2007年9月16日 (日曜日) 14時07分

>>クラシカルな某さん
こんにちは!

いやー、私も今や「恋とはどんなものかしら」というよりは「鯉とはどんな魚かしら」といった感が強いです(出典「音楽鑑賞雑記帳」)。イメージトレーニング中。

>ワーグナー・ファンは持ち重りもする大部なものを喜ぶ気質があるのではないか

そうかもしれません。・・・というのも、私はCDショップ「Wの項」に並ぶ14枚組の一団を見ますと「どこからやっつけてやろうか」というような攻めの気持ちになります。しかしすぐに「もうウチに何個あると思ってるのよ」と自分を戒めております。しかし、カルショーの本が「ヒマなときにちょっと読み返したいな」的な内容であるため(←私にとっては)、もうちょっと新書版くらいに軽くなってもらうとありがたいです。

カラーコンタクトによる宴会芸・・・金髪巻き毛のかつらを被り付け鼻もしてヘタなダジャレを連発・・・デーブ・スペクターのまねとか。宴会で重い空気が流れること間違いなし。

コンタクトの件で、私が迷っているポイントはまず「自分がズボラなこと」です。1枚限りのソフトやハードだったらすぐに無くしてしまうでしょう。そこらへんの鯛や鯵のうろこを間違えて装着してしまうかもしれません。やっぱりメガネがいいのかも・・・。

投稿: naoping | 2007年9月17日 (月曜日) 08時58分

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