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2007年9月21日 (金曜日)

カリンニコフ・交響曲1&2番/東京ニューシティ管

T_52カリンニコフ:交響曲第1番ト短調
同上:交響曲第2番イ長調

曽我大介指揮/東京ニューシティ管弦楽団
(2007年9月21日・東京芸術劇場)







ない。探したけどない。ウチにあったはずのカリンニコフ。絶対持ってたんだけどなあ、ナクソス盤。一回聴いて「噂ほど(隠れた名曲?)じゃないなあ。」と思ってそのままになっていたのだった。

でも。こんな潔いプログラムを見て、コンサート行かないわけにはいかないと思ったのだわ。プロのオケで。これ、もしカリンニコフが一曲で、後半シベリウスとかブルックナーとかベートヴェンとかだったら、私きっと行ってない。

でまー、電話したら(当然)当日券は残ってるということなので、さっそく会社帰りに池袋へ。

池袋と言えば、普通にラーメン激戦区。そんなわけで、最初はゲイゲキに一番近い「中本」って有名店に行ってみた。が、そこそこ並んでおり。しかも、なんだか全体的に親しみにくい感じ(お客も店員も)。ラーメンも見るからにギトギト系で、コンサート前にはクドそうなので却下。

Pa0_0166 以前、ミューザ川崎に行ったときに行った「えるびす」の池袋西口店へ。まーまー空いていたしまだ全然入りやすい感じ。急いでたし。

前回はとんこつ醤油ラーメンだったが、今回は王道でしょうゆラーメンの味玉入り。ま、ごく普通のさっぱりとしたラーメンだったがおいしかった。玉子もちゃんと半熟で丁度良い。あとにクドさが残らず、コンサート前にはぴったり。今度またコンサート前に行こうっと。

さて、コンサート。
本当に、こんなマイナーな曲目でコンサートをやったこの指揮者とオケの人々にまず拍手を送りたい。
もう、最近のオケはヘタレなプログラムが多すぎる。このところ好きな指揮者の来日公演は大抵破綻をきたさない曲目ばっかり(誰とは言わないが)なので行ってない。私は演奏家より曲目重視なのでね。

今日のオケ、東京ニューシティ管弦楽団は多分聴くの初めてだ。新しいオケのためかちょっとベンチャー企業的な、隙間産業的な匂いがしてよい。

指揮者の曽我大介さんも全く初めて聴く指揮者で、外見はなんだか三谷幸喜の舞台とかに登場しそうな人のよさそうな感じだが、外見とは違って大変情熱的な指揮をされる方だと感じた。(・・・というか今日はA席なのに一階席前から3番目なんて席だったので迫力からそんな感じがしたのかもしれない。)

で、まーはじめにカリンニコフの紹介。

ヴァシーリー・カリンニコフ(1866~1900)
ロシアの現ムツェンスク郡オリョル県ヴォイナ生まれ。才能を認められモスクワ音楽院に入学したものの、お家が貧乏で学費が払えず退学。まーかわいそうに。その後ロシア音楽協会の音楽学校で作曲とファゴットなどを学ぶ。

その後チャイコフスキーの推薦でモスクワのマールイ劇場の指揮者に就任したりもしたが、幼少からの虚弱体質のため、20代で体調不良をうったえる。27歳で指揮活動を断念、温暖な気候のヤルタに移住・療養。その頃書かれたのが交響曲第1番と2番。しかし、やはり病魔には勝てず、34歳の若さで結核のためこの世を去る。



・・・と、悲惨な運命だったが、今日聴いた2つの交響曲を聴く限りどんよりとした暗さはあまり感じられない。2曲とも愛くるしい、可愛いとさえ思える交響曲である。

どちらも第2楽章のアンダンテな楽章がよい。第1番のほうなど、あまりのカワイさに色々妄想が働いてしまった。・・・ロシアのある村にやってきたサーカス団。花形のアクロバットの美少女と地元の若者が恋に落ちる。彼女の得意技は綱渡りと玉乗り。しかし運命は二人を引き裂き別れる結末に。・・・というような(←あくまで妄想)メルヘンチックでもあり物悲しくもあるそんな感じの曲。まあ、フィナーレは騒々しく壮大に終わる。

2番のほうは、まあまあ無難にまとまっている1番よりももっと色々と全体的に冒険はしているようである。まとまりには欠けるかもしれないけど、2番のほうが色々やっていて面白いかも。アンダンテ・カンタービレの第2楽章はやはりロシア風にロマンティックで物悲しい。薄幸・短命な可愛い少女のようである。(「火垂るの墓」の節子を思い出した。今日テレビでやってたね。セツコー!!)

2番はまたムリヤリ盛り上げて(・・・指揮がというよりは、曲がそもそもムリヤリ臭い)華々しく終わっているのだけれど、これはこれで良い感じでした。

・・・というわけで、今夜はなかなか素晴らしいものを聴かせて頂きました。アマオケでは比較的取り上げられる(らしい)カリンニコフの1番ですが、2番はなかなかナマでは聴けず、しかもプロのオケではカリンニコフ自体取り上げることは珍しい。いや、今日は行ってよかったでした。CD探してみよう・・・アレ?実家においてきちゃったのかな?


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あまり気にはしてないです。でも。
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コメント

カリンニコフの交響曲は僕も大好きです、確かに2番はちょっと無理あるかな?って思うところがあるけど(まあ1番と比較したら目立つだけで、普通に聴けばそうでもないですけどね)、どちらも伸びやかな音楽だと思います。

もう昨日になるけど、こっちも九響のコンサートに行ってきました→(http://orchestra.musicinfo.co.jp/~kyukyo/kyukyoFiles/Concert/2007teiki/279teiki.html)。

投稿: Shamshyraq | 2007年9月22日 (土曜日) 00時11分

あっ、今日でしたか。
以前、芸劇に広告が掲示してあったので、携帯写メして行こうと思ってたんです。忘れちゃいました。
ものすごい大胆な試みですね。
カリンコフは全編青春してるような音楽ですね。
私もクチャルのナクソス盤もってます。あとはヤルヴィ盤とN響来演のスヴェトラさんのビデオです。
2曲ともエエ曲ですね。

投稿: yokochan | 2007年9月22日 (土曜日) 01時46分

>>Shamshyraqさん
こんにちは!
カリンニコフ・・・ときいてどのくらい客入るのかな?と思ったら7割くらい。そこそこ人気があるみたいです。そして各地で男性が連れの女性にシタリ顔で「このカリンニコフはね、短命で・・・」とかウンチクをかたむけてる所に出っくわしました。どんだけ。
(うううう、ブラームスはコメント不可能。)

>>yokochanさん
おおお忘れていたのですか。残念です。私はあまり聴き込んでいない曲なので細かい演奏評とかはできないのですが、なかなか熱のこもった演奏でとても良かったです。余韻がじいいいんと残りました。曲そのものを聴く以外は正直期待してなかったのですが、意外と(失礼!)いいオケだったす。

投稿: naoping | 2007年9月22日 (土曜日) 09時43分

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