ショルティ「ベルシャザール王の饗宴」
ウォルトン:オラトリオ「ベルシャザール王の饗宴」
(「戴冠式テ・デウム」)
ベンジャミン・ラクソン(バリトン)
サー・ゲオルグ・ショルティ指揮/
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団・合唱団
(ポリドール国内盤 LONDON F25L-20575)(1977年録音・キングスウェイ・ホール)
このところすっかり秋らしくなってきました。皆さんお元気ですか?(←誰?)
秋といえば、スポーツの秋(あたしにゃ関係ねー)。
今日は私の家の近くの高校の体育祭でした。その高校は公立高校なのですが、吹奏楽部がすごーくうまいのですわ。
(アンサンブル・コンテストかなんかで入賞したんだかなんだか。)
去年は、私の大好きな「ワシントン・ポスト」を行進曲として演奏。(いやあ、ほんとこの曲いいですわ)
今年も、やっぱり有名どころの行進曲を演奏。や、スーザとかの誰でも知ってる曲なんだけど、題名を忘れてしまった。多分私も演奏したことあるんだけどね。
で、その前に開会しょっぱなから演奏された金管楽器だけのファンファーレもかっこよかった。誰の曲かしらんけど、なんだかごっつうウォルトンぽくてかっこよかったな。
(実は行進曲をよく聴くために、学校の柵から見ていたのですが、みちゆくキタナイ身なりのオニイサンに「何みてんのぅ?」とちょっとからまれてしまったので、速攻逃げた。)
で、思い出したように今日はウォルトン。ショルティ指揮のデッカ盤てのが珍しいね。・・・といっても以前この盤は取り上げたす、「戴冠式テ・デウム」のほうでね。
今日はメインの「ベルシャザール王の饗宴」。
ショルティはハンガリー人だが、ご存知のとおり後年は英国籍を取得したし「サー」の称号も得ている。シカゴ響の音楽監督としての活動が主に知られているが、ロンドン・フィルの首席指揮者を1979年から83年までつとめているので、少なからず英国ものも指揮したのであろう。(タワレコHPではエルガー1番が発見されたが、他にあんのかな?)
で。この若きウォルトンの曲のダイナミックで直情的な感じはショルティの資質にあっていると思う。とにかく、演奏はどこまでもダイナミック。しかも、録音エンジニアはあのケネス・ウィルキンソン(ウィルキー)だ! キラキラ輝く音質はここでも素晴らしい。そして合唱、オケ、独唱者はオール・イングリッシュ。
さて、全く手短に曲の解説(ほぼ三浦センセイの解説から。国内盤っていいねえ。)
ウォルトンの選んだ物語は、旧約聖書に出ている栄華を誇り悪徳の栄えたユーフラテス河畔の大都会バビロンの崩壊である。
曲の編成はバリトン独唱、二重混声合唱と膨大な編成のオーケストラにサキソフォーンやあらゆる打楽器(スラップスティック、かなとこ、など)が加わり、これらのオケのほかに2つのブラスバンドが指揮者の左右に配される。
(一度だけ実演で聴いたことがある。)
いやー、いかにもショルティが好きそう、デッカが好きそうな曲。廃盤なのがもったいないべ。とにかく(何も考えず)聴いててスカッとするディスクである。
-----
| 固定リンク
コメント
こんにちは。明日は、子供の運動会でして、5時起きして開門を待ち、席取り競争でダッシュしなくてはならんのです。
こんなことを、もう10年もやってますわ。若いお父さんには負けられまへん・・・・。
ショルティ閣下のウォルトンは、未聴ですがカッコよさそうですね。
オケがシカゴだったら、もっとすごかったでしょうね。
閣下はエルガーの交響曲2曲とエニグマ、行進曲、V協奏曲などを録音してます。いずれも元気いい演奏ですよ。
投稿: yokochan | 2007年9月15日 (土曜日) 01時25分
>>yokochanさん
お待ちしておりました。ほう、運動会ですか。
では、今頃ヴィデオキャメラ片手に走り回っておられることでしょう。勇姿が目に浮かぶ・・・(う、浮かばない)。
ショルティ閣下はこーゆー勇壮な曲だと強いです。ワーグナーとかだとやや一本調子かなあと思うけれども。このところショルティの珍しいのを再発してたようなので、もしかしてこのCDも出るかなあと思ってたのですが・・・やっぱりイギリスものは不憫です。
投稿: naoping | 2007年9月15日 (土曜日) 10時13分