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2007年8月16日 (木曜日)

ウェーバー/マーラー・3人のピント

ウェーバー(G・マーラー補筆完成版):歌劇「3人のピント」
フランツ・グルントヘーバー(ドン・パンタレオーネ)、ルチア・ポップ(クラリッサ)、ヴェルナー・ホルヴェーグ(ドン・ガストン)、ヘルマン・プライ(アンブロジオ)、クルト・モル(ドン・ピント)、ハインツ・クルーゼ(ドン・ゴメス)その他
ガリー・ベルティーニ指揮/ミュンヘン・フィルハーモニカー、ネーデルランド・ヴォーカル・アンサンブル

(1976年録音)

暑い。群馬は40度超えたっつーし。
群馬の皆さん、大丈夫ですか~?
40度って、ぬるま湯に頭から全身どっぷり浸かっている感じかしら?
(実は、休み中に遊ぶ約束をしていた群馬在住の友人は体調を崩して病院へ。アキバでオタクを見学に行く予定であったが、中止。涼しくなったらまた。)

私はというと、東北人の血統からか人一倍暑さに弱いもんで、ここ2~3日は夕方まで朝青龍ばりの引きこもりを実施中。日がなんとなく落ちてから隣町のスーパーに出かけて、テキトーに食材を仕入れて帰宅(残念ながら食欲はなくならない・・・泣)。遊びに行く予定の土日はなんとか曇りになってほしいもんだが。たのむよ。

・・・というわけで。これを機会にこのところサボリまくってたblogを更新。

今日はウェーバー。
この「3人のピント」は、マーラー・ファンならよくご存知だと思う・・・題名だけは。伝記には必ず書いてあるもんね。

どんな曲だか、ずっと頭にはあったのだが、こないだタワレコでたまたま安く売ってたのを見かけて購入。2枚組で1250円て。この豪華キャストをみてちょうだい。プライにモルにポップ・・・。魔笛できるぞ。
(いつも思うがRCAのこのオペラ・シリーズはキャストも演奏もなかなかなのになんてお安いんでしょ。録音もだいたい悪くないし。)

しかも指揮者はマーラーが大得意だったベルティーニというのもすごい。

おもなあらすじ。

舞台はスペイン。
<第1幕>野暮なイナカ紳士のドン・ピントが、ドン・パンタレオーネの娘クラリッサを花嫁として迎えるために、推薦状を携えながらマドリードへ赴く途中、ある村の旗亭で若い学生のガストンに会う。ガストンはピントの話を聞いて、自分が彼の代わりにマドリードへ行こうと決心し、眠っているピントの推薦状を盗んで行ってしまう。

<第2幕>パンタレオーネの家。ドン・ゴメスと愛し合っているクラリッサが、ピントと結婚することを父親から命ぜられて悲観しながらも、ゴメスおよび女中のラウラと共謀してこの難局を乗り越えようと試みる。

<第3幕>召使のアンブロジオを従えてピントになりすましたガストンが到着。が、事情を知ったガストンはピントから盗んだ推薦状をゴメスに与えるので、今度はゴメスがピントになる。そして彼を歓迎する祝宴の最中に本当のピントが現れてひと悶着あったあと、事情を知ったパンタレオーネは恋人たちを許して、娘とゴメスの結婚を承諾するのである。

・・・というふうに。ウェーバーというよりはなんとなくロッシーニのオペラのような雰囲気のある筋書きであります。

ところで、ウェーバーってどのくらいまでこの曲を完成してたのでしょう。そこのところがあまりよくわかりませんが・・・とにかく、ウェーバーの孫が1987年、マーラー(26~7歳)に補筆を依頼したということであります。(その夫人と恋に落ちて駆け落ち寸前までいったとゆー。こりゃまた。)

マーラーはその翌年、交響曲第1番を完成する。だもんで、このオペラはたぶん「巨人」を作曲しながら作業してたんだな、きっと。そういうことを踏まえて聴くと。

CD1枚目はまだそんなでもないんだけど。
CD2枚目は、第1幕の最後のオケ部分から始まるのですが、ここはもしかしてマーラーがかなり手を入れたんじゃないか~?と私は思う。マーラーの独特なスケルツォっぽいにほひが。・・・他にも、それっぽいなあって感じるとこはところどころある。ま、気のせいかもしれないが。

演奏はというと。このメンバーではどんなオペラでも大丈夫だ、多分。
クルト・モルはまるで「薔薇の騎士」のオックス男爵を思いだす。プライは裏声で女の声色を使って大活躍。役どころとしてはフィガロっぽいかも。また、ポップが出てくる第2幕からクライバー盤の「こうもり」を思い出すときもある。みんなそれぞれ芸達者。いい感じ。

ガリー・ベルティーニがオペラを指揮したのは私は聞いた事ないんですが、ベルティーニ自身がマーラーに深く共感している感じがするので、この演奏はまるでマーラーが指揮しているかのごとくぴたっとハマっています。

この曲はほかに、ナクソスにも全曲盤がありますが、このRCA盤より値段が高く、キャストも知らん人ばっかりです。
(ちなみにRCA盤は英語対訳なしでドイツ語台本のみ。)

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コメント

暑いですね~。
「3人のピント」は確かにマーラーの伝記には必ず出てきますね。
ストーリー読ませてもらいました。

投稿: ピースうさぎ | 2007年8月16日 (木曜日) 19時58分

>>ピースうさぎさん
こんばんは。名古屋もニュースで見たところ、今日は日本で何位かの暑さでしたね。お気をつけ下さいね。
小学生の頃から「3人のピント」のピントって何?とかナゾに思っていました。マーラー自身オペラは何曲か作ろうとしてたみたいだけど破棄してしまいましたね。

投稿: naoping | 2007年8月16日 (木曜日) 20時55分

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