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2007年8月12日 (日曜日)

トゥーランドットを聴きながら、北京オリンピックの開催を心配する。

プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」
ビルギット・ニルソン(トゥーランドット)、レナータ・テバルディ(リュー)、ユッシ・ビョルリンク(カラフ)、ジョルジョ・トッツィ(ティムール)他
エーリヒ・ラインスドルフ指揮/ローマ歌劇場管弦楽団・合唱団

Popolo di Pekino!(北京の人たちよ!)

ああ、私は心配で心配でしょうがない。本当に大丈夫なんだろうか、オリンピック。北京でなんか。

かなり前に中国に旅行に行ったときの、順番守らない人々については以前、ちょこっと書いた。他にも心配なことはあるんだが・・・・。

過去記事: 第18回オリンピック東京大会のレコード

この中国旅行では、色々な発見があったよ。私の行ったのは桂林と上海だったんだけど。

まず、桂林の人と上海の人って同じ国の人なのに違う人種?って思うほどお顔が違う。桂林の人々はベトナム寄りだから南方系な、東南アジアな顔だけど、上海の方は目鼻立ちのはっきりしないお顔をしていた。(狭い日本でも秋田美人と沖縄美人はかなり違うのと似て)中国は広いねえ。

桂林の国立公園に行ったとき。中にしょぼい動物園があって一応パンダもいたんだけど(レッサーじゃないぜ、ジャイアントだぜ)、日本や他の国では考えられないことに3~4畳くらいの狭いオリに入れられて、しかもその中はきたなくて草ぼうぼう。一頭だけでしょんぼりしていました。もう中国の人たちはパンダは見飽きているのか見ているのは私達だけ、遠足の子供たちは言葉を話すオウムに夢中で、みんなで大声で「あー」とか「いー」とか何か言葉を発させようと大騒ぎだったす。カワイソウなパンダ。

そうそう、中国といえばトイレのことねえ。桂林の公園は観光地だったからトイレは綺麗だったよ。でも・・・唯一つ困ったのはドアがないってことだねえ。綺麗なの作るんだったらドアも作れよって感じだが。なぜか和式(?)トイレにまたがるようにご丁寧に足型が作ってあった。ここに足を置けと。しかし、欧米人の観光客のおばさんが「あらまあ、どうしましょう、ドアがなくてできないわ」などと困っていた。すいていたので私は用を足したけど。しょうがないからね。

日本に帰る上海の空港のトイレもドアがなかった。もっとも最初からないのではなく、こわれていてドアが外に立てかけてあった。しかも洋式だったから用を足していると、外で順番待ってる人と見つめあいながら・・・ということになりかねない。それは困る!ということで、友人とドアを担いで交代でドアを持って支えながら事なきを得た。一人だったらどうなってただろう。現地の人は普通にしてたけどね。

トイレというと、かなり前シャルル・ドゴール空港でトイレに入ったときに、日本ではまだ確立されてなかった「フォーク並び」がフランスでは普通になっていたのは感心。しかも、私よりあとからきた人が先に入ろうとしたので、私の横にいた小学生くらい?の女の子(多分フランス人)が私に「あなたのほうが先でしょ?どうぞ」と親切にしてくれたことが今も忘れられない。

「フォーク並び」が中国のトイレでも空港の出国審査などでも普通に行われる・・・ということはあと1年でどう考えてもないと思うんだけども。どうなんでしょうか。

何事もなければいいんだけど。日本人選手に空き缶投げられたりとかも心配。これって杞憂?


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で、まあ。今日のお題はトイレ・・・じゃなくて北京に因んで北京・紫禁城が舞台のこのオペラ。

今日は古式ゆかしいトゥーランドット。1959年だからずいぶん古いねえ。RCAの誇る?リビング・ステレオということだが、やっぱりややこじんまりとした感じの録音である。歌唱よりもオケの圧倒的な音響を求めるのであれば、もっと新しいものをお求めになったほうが。

SACDも出ているんですが、こっちは録音はどうだろう。



ラインスドルフの引き締まった(まあ、普通によくまとまっている)指揮ぶりは普段どおり。
そしてキャスト。ニルソン、テバルディ、ビョルリンクと並んだ豪華キャストをご覧なさい。まず、テバルディのリューが豪華。みずみずしい声が美しい。イタ・オペ歌手の鑑。
ニルソンとの対比も素晴らしい。現実問題、この力強いニルソンの歌唱を聴いて「なんて美しい女性!」などと一目ぼれするというのは想像できないが、まあ、あまり深く考えないでニルソンの響き渡る美声を堪能。

ビョルリンクも相変わらずの美声(ビョルリンクは好きなテノール歌手の一人。アリア集や北欧歌曲集は結構持ってます)ではあるが・・・惜しいのは2幕のあとのほうで「いやいや、恋に燃えるあなたが欲しいのです」と高らかに歌うところが・・・高らかになってないということ。低音に逃げないでムリでも高音出して欲しかった。ドミンゴみたいにつぎはぎが見え見えでもいいから。

しかし、やっぱりビョルリンクの声って本当に北欧の人!って感じで透明でなんともいえない。端正で、上品でしびれちゃうね。独特の発声は聴いているだけで北欧の涼しい風を感じる。コレルリの熱血鼻血ブー歌唱とはまた別のカラフ。「誰も寝てはならぬ」もお上品でグレイト。

っつーことで、なんだか北欧歌曲聴きたくなったなー。やっぱ夏は北欧ものだな。(ええ?)

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コメント

こんにちは。
そうですね、世界中で心配されている今の中国。試金石のような世界規模のイヴェントですな。
そういう意味では、ギリシアもいい加減だったですけど。

ラインスドルフのトゥーランドットは未聴なんです。
やっぱり酔っ払いビョルリンクが目玉ですかね。
聴いてみたいっす。
中国から北欧に飛んでしまうんすか?(笑)

投稿: yokochan | 2007年8月13日 (月曜日) 21時00分

>>yokochanさん
うーん。ギリシャとかヨーロッパの国のいい加減さはなんとなく受け入れられるんですけどね、まだカワイイというか。中国は、日本と近いのに人種が違うのでは・・・と思うほど考え方とか違います。

そうそう、書き忘れましたが、中国旅行のときに現地係員(日本語ペラペラの中国人)にモーニングコールをホテルに頼んでもらったら、指定時間より一時間早く電話かかってきました。こんな国です。

ビョルリンクはイタオペとしてはやや異質ですが、よい声でございます。

投稿: naoping | 2007年8月14日 (火曜日) 14時32分

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