« クライバー・ボエーム再び | トップページ | ディーリアス ・ シナラ »

2007年5月20日 (日曜日)

ミトプー&シゲティのベルク

Pa0_0112 ベルク:ヴァイオリン協奏曲
ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)ディミトリ・ミトロプーロス指揮/NBC交響楽団(1945年)

過去記事:ウェーベルン指揮のベルク・ヴァイオリン協奏曲





一昨日。
去年結婚した友人(女)と飲んでいたのであるが、すっかり結婚生活にも慣れた様子。まるっきりできなかった料理もそこそここなし、掃除・洗濯などの家事にも慣れたようである。

はー、よかったね。

しかし、彼女のいうことにゃ。

「もう一人でなんでもできるから、一人暮らしがしたくなった。だって私、ずっと親と住んでいて一人暮らししたことないのに結婚したじゃないですか。一人暮らし楽しそうだし」と。


へ。

ああ、そんな。そうなの?そんなこと思うの?新婚なのに?
あああああたしのほうが楽しそうなんて思うわけ?

女一人だと不便なことが多いぞ。蛍光灯を取り替えたり、クーラーのフィルターの掃除をしたりとか、天井にカビが生えたときとか。(背の高い)男がいたらどんなにいいかと思う。

(しかし脚立を買ったからこれは全て解消。ぜんぜんオッケー。)

でも一人暮らしもいいことはある。

昨日なんか、テレビで夜9時からシリアスな映画を見ていたんだけども、10時くらいになってウラ番組で「に~し~お~か~、すみこダヨ!」とか鞭を振り回している女や、 「♪ちゃらちゃんちゃんちゃらんちゃ~ん」とかムード歌謡をアカペラで歌う男が出演しているかと思ったら気になってしょうがない。でも、ま、一人なもんで、すかさずチャンネルを変えるということは可能だ。

が、結婚してたら、そういうわけにもいかない。そんなことをしたら張り倒されるだろう。

まあ、いいことなんてそのくらいだけれども。

さて、今日は「音楽の修道僧」と呼ばれ生涯不犯、清らかな独身を通したミトロプーロスである。 (三浦センセのご本によると)

まず、ジャケット写真(ピンボケでごめんなさい)。ミトプーが優男風シゲティと肩を組んでいかにも嬉しそう。でもなんだかシゲティは複雑な顔をしている。何かあったのか?

(どうもそんな風にしか見えない、今日この頃。き、気のせい?)

私は室内楽系に激しく疎いせいか(ごめんなさい)、ヴァイオリニストのことはあまり詳しくない。シゲティも有名だから名前はもちろん知っているが、一般的にどういう演奏をする人なのかこの演奏でしかわからない。

他にどういうCDを遺しているのかと調べていたら、バッハやモーツァルトも弾くが現代音楽(生きてた当時の)もよくする人・・・という印象。ちょいと昔のヴァイオリニストには珍しいタイプ。いかにも一般大衆が喜びそうな華やかな技巧派ではないようだ。

さてこの演奏。曲が曲だけに、ミトロプーロスとの組み合わせはかなりピッタリな感じがする。この指揮者から想像がつくように非常に求心的、求道的な演奏になっている。シゲティのヴァイオリンもぐいぐいと心に迫り、曲の本質を鋭くついていると私は思う。

1945年と録音が古く、しかもライブなので結構雑音が多いが、それが曲の雰囲気と合っているかも。この曲は大好きで、名盤も多いけれどこのCDはお気に入りの演奏の一つ。(あまり関係ないが、このCDでは次にバッハのハープシコード協奏曲の編曲版、モーツァルトの協奏曲3番がカップリングされている。全部続けて聴くとなぜかほっとする。心が癒される)

このCDは現役で今売ってるのかなあ?と思ったらARTONEというレーベルから出ている「ディミトリ・ミトロプーロス・ボックス」というのに入っているようです。4枚組だけど1689円てのはどうかと。やけに安いわ。

↓タワレコのHPを見ていたら、あ、これはちょっと聴いてみたいな、という感じがしましたす。有名な録音らしいけど。(バルトークとのライブ)



----

人気blogランキングへ

|

« クライバー・ボエーム再び | トップページ | ディーリアス ・ シナラ »

コメント

naopingさん、こんばんは! ご紹介のベルクは聞いたことはありませんが、バルトークとの録音は思いのほか録音状態も良く貴重な音源と思えます。

>「音楽の修道僧」と呼ばれ生涯不犯、清らかな独身を通したミトロプーロスである。 (三浦センセのご本によると)

それは女性とも同性ともということでしょうか…???

三浦センセとは故三浦淳史氏でしょうか? 20数年前に(サントリーホールがオープンした年だったかな?)サントリーホールのトイレで三浦氏を見たことがあります。一緒に行った友人が「この人が俺が一番尊敬している評論家なんだ…」とちょっぴり残念そうであった理由が今もって分かりません。

投稿: Niklaus Vogel | 2007年5月20日 (日曜日) 23時25分

>>Niklaus Vogelさん
まいどどうも!
バルトークとの録音、なんだかすごく歴史的に貴重な録音のようで、俄然欲しくなってきました。とっくにお持ちなのですね(さすがだわ)。

ミトロプーロスについては、子供の頃に三浦淳史先生の文章を読んでいたせいで、すっかりカンチガイ。そもそも家が代々ギリシャの聖職者ということで、勝手に音楽のみに生涯を捧げた清らかな人だと思ってました。
バーンスタインがよいお相手だったとか、一生独身だったコープランドもやっぱりバーンスタインが・・・ということも聞いたことあります。バーンスタインは世渡り上手ね。(良い意味で)

三浦先生については、色々な方から外見の印象を聞くので(全てが・・・良くない)、一生写真とかは見ないでおこうと思います。夢は壊さないでいるのが一番。・・・誰も写真など送ってきませんように。

投稿: naoping | 2007年5月21日 (月曜日) 20時35分

毎日自転車で20分かけて通勤・・・よく身体が持ってるなって思う今日この頃です^^;

シゲティの弾くベルクのヴァイオリン協奏曲、前に一度聴いたことあるけど、確かに曲の雰囲気にあった感じがしましたね。ベルクの作品だけでなく、新ウィーン楽派の作品の中でも録音運に恵まれた曲ですね。

投稿: Shamshyraq | 2007年5月22日 (火曜日) 21時08分

>>Shamshyraqさん 
こんばんは!
自転車通勤ですか、大変ですね。でも健康にはいいし、東京での大ラッシュ(何度か、本気で「私、圧死するもしれない」と思った)を思えば羨ましい感じもします。

ベルクのコンチェルトは、新ウィーン楽派でわかりにくそうに聴こえて、実はこんなに解り易い、理解しやすい曲はないんじゃないかなあと私は思います。曲の成り立ちもなんだかロマンティックだし。そんなわけで人気もあるせいか、録音は確かに多いですね。

投稿: naoping | 2007年5月22日 (火曜日) 22時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/108585/6491624

この記事へのトラックバック一覧です: ミトプー&シゲティのベルク:

« クライバー・ボエーム再び | トップページ | ディーリアス ・ シナラ »